自由じゆう法学ほうがく

自由じゆう法学ほうがく（じゆうほうがく）とは法学ほうがく用語ようごの一ひとつ。これは18世紀せいきから19世紀せいきのドイツで唱となえられていた事柄ことがらであり、当時とうじに広ひろく行いき渡わたっていた概念がいねん法学ほうがくに対たいする批判ひはんが目的もくてきとされていた。概念がいねん法学ほうがくにおいては法ほう源げんというものは成文法せいぶんほうに限かぎられており、これを形式けいしき論理ろんり的てきに解釈かいしゃくされていたわけであるが、この事ことが批判ひはんされていたというわけである。自由じゆう法学ほうがくにおいては法ほう源げんというものは成文法せいぶんほうのみに限かぎらず、社会しゃかい慣習かんしゅうや文化ぶんか規範きはんからも求もとめ、社会しゃかいの実情じつじょうに合致がっちした裁判さいばんを行おこなっていこうということが論ろんじられていた。

外部がいぶリンク

• 石川いしかわ真人まさと「エールリッヒ「自由じゆうな法ほう発見はっけんと自由じゆう法学ほうがく」」『北大ほくだい法学ほうがく論集ろんしゅう』第だい39巻かん第だい1号ごう、北海道大学ほっかいどうだいがく法学部ほうがくぶ、1988年ねん8月がつ、153-191頁ぺーじ、ISSN 0385-5953、NAID 120000960480。 
• 『自由じゆう法学ほうがく』 - コトバンク