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花はなの慶けい次じ

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一いち夢ゆめ庵あん風流ふうりゅう記き > 花はなの慶けい次じ
花はなの慶けい次じ -雲くものかなたに-
ジャンル 少年しょうねん漫画まんが、歴史れきし漫画まんが
漫画まんが
原作げんさく・原案げんあんなど 隆りゅう慶一郎けいいちろう
作画さくが 原はら哲夫てつお
出版しゅっぱん社しゃ 集英社しゅうえいしゃ
掲載けいさい誌し 週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ
レーベル ジャンプ・コミックス
発表はっぴょう号ごう 1990年ねん13号ごう - 1993年ねん33号ごう
発表はっぴょう期間きかん 1990年ねん2月がつ27日にち - 1993年ねん7月がつ20日はつか
巻数かんすう 全ぜん18巻かん
全ぜん10巻かん（文庫ぶんこ）
話はなし数すう 全ぜん166話わ（読切よみき版ばんを含ふくむ）
テンプレート - ノート

『花はなの慶けい次じ -雲くものかなたに-』（はなのけいじ くものかなたに）は、原はら哲夫てつおによる日本にっぽんの漫画まんが。隆りゅう慶一郎けいいちろう作さくの歴史れきし小説しょうせつ『一いち夢ゆめ庵あん風流ふうりゅう記き』を原作げんさくとしている。

戦国せんごくの世よを、当代とうだいきっての傾かたぶけ奇き者しゃとして生いきた漢かん・前田まえだ慶けい次じの奔放ほんぽうな生せいきかたを描えがいた作品さくひんである。『花はなの慶けい次じ -雲くもの彼方かなたに-』と題だいを変かえて再版さいはんもされた。

概説がいせつ

『週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプ』（集英社しゅうえいしゃ）1989年ねん50号ごうに読切よみき版ばんが掲載けいさいされ、翌よく1990年ねん13号ごうから1993年ねん33号ごうに渡わたって連載れんさいされた。タイトルの発案はつあんおよび、題字だいじは、隆りゅう慶一郎けいいちろうの手てによる。1993年ねんにはカセットブックが発売はつばいされている。コミックスは、ジャンプ・コミックス全ぜん18巻かん（集英社しゅうえいしゃ）、1999年ねんに集英社しゅうえいしゃ文庫ぶんこ版はん（集英社しゅうえいしゃ、全ぜん10巻かん）、2001年ねんから2002年ねんにかけてコンビニコミック版はん（新潮社しんちょうしゃ、全ぜん21巻かん）、2004年ねんから2005年ねんにかけて完全かんぜん版ばん（徳間書店とくましょてん、全ぜん15巻かん）、2007年ねんにコンビニコミックワイド版ばん（徳間書店とくましょてん、全ぜん8巻かん）、2008年ねんから2009年ねんにかけてバンチコミックスデラックス版ばん（新潮社しんちょうしゃ、全ぜん12巻かん）、2009年ねんに新装しんそう文庫ぶんこ版ばん（徳間書店とくましょてん、全ぜん10巻かん）、2011年ねんにゼノンコミックスデラックス版ばん（徳間書店とくましょてん、全ぜん12巻かん）がある。

スピンオフ作品さくひん『義よし風かぜ堂どう々 直江なおえ兼けん続ぞく -前田まえだ慶けい次月しづき語かたり-』（原作げんさく：原はら哲夫てつお・堀江ほりえ信彦のぶひこ、作画さくが：武村たけむら勇治ゆうじ）が『週刊しゅうかんコミックバンチ』（新潮社しんちょうしゃ）において、2008年ねん50号ごうから2010年ねん38号ごうまで連載れんさいされた。

その後ご、同誌どうしの後継こうけい誌しの一ひとつである『月刊げっかんコミックゼノン』（徳間書店とくましょてん）創刊そうかん号ごう（2010年ねん12月がつ号ごう）より、続編ぞくへんとなる『義ぎ風ふう堂々どうどう!!直江なおえ兼けん続ぞく -前田まえだ慶けい次じ酒しゅ語かたり-』と『義ぎ風ふう堂々どうどう!!直江なおえ兼けん続ぞく -前田まえだ慶けい次じ花はな語かたり-』（作画さくが：出口いでぐち真人まさとに替かわる）が連載れんさい。また、関ヶ原せきがはら後ごの慶けい次じが、立花たちばな・加藤かとうら鎮西ちんぜい（九州きゅうしゅう）の豪傑ごうけつを訪たずねる趣向しゅこうの『前田まえだ慶けい次じ かぶき旅たび』（原作げんさく：原はら哲夫てつお・堀江ほりえ信彦のぶひこ、作画さくが：出口いでぐち真人まさと）が101号ごう（2019年ねん4月がつ号ごう）から連載れんさいされている。

2020年ねん2月がつ時点じてんで累計るいけい発行はっこう部数ぶすうは1800万まん部ぶを突破とっぱしている[1]。

作画さくがの変遷へんせん

作画さくがの原はら哲夫てつおの前作ぜんさく『CYBERブルー』や『北斗ほくとの拳こぶし』とは異ことなり、絵えの描えがき込こみが簡略かんりゃく化かされ線せんが少すくなくなっている。原はらがあまりに多忙たぼうなためやむ無なく効率こうりつ化かを図はかったものとされているが、その結果けっか読者どくしゃや関係かんけい者しゃから「絵えが見みやすくなった」と絶賛ぜっさんされ、以後いごこのスタイルを保たもつようになったという。原本げんぽん人じんはこの評価ひょうかを受うけて「今いままでの苦労くろうは何なにだったんだろう」と語かたっている。

ただし簡略かんりゃく化かされたとはいえ人物じんぶつのアップなどで見みせる重厚じゅうこうな描えがき込こみは健在けんざいであり、鎧よろいなど武具ぶぐのディテール、並ならびにバリエーションの多おおさには原はらの並々なみなみならぬこだわりがうかがえる。連載れんさいでの千利休せんのりきゅう・豊臣とよとみ秀吉ひでよし・石田いしだ三成みつなり・茶々ちゃちゃらの人物じんぶつ像ぞうとそのファッションは、1989年ねん（平成へいせい元年がんねん）に公開こうかいされた日本にっぽん映画えいが『利休りきゅう』がベースとなっている。

主おもな登場とうじょう人物じんぶつ

ここでは簡単かんたんな説明せつめいに留とめる。詳細しょうさいは花はなの慶けい次じの登場とうじょう人物じんぶつを参照さんしょう。

前田まえだ慶けい次じ
天下一てんかいちの傾かたぶけ奇き者しゃで、身みの丈たけは六ろく尺しゃく五ご寸すん（197cm）以上いじょうある大柄おおがらの武将ぶしょう。滝川たきがわ一益かずますの従弟じゅうてい・益えき氏しの次男じなんで、前田まえだ利家としいえの兄あに・利久としひさの養子ようしとなったが、利家としいえとは不仲ふなかである。自みずからの道理どうりで生いき、自由じゆうを貫つらぬき通とおす奔放ほんぽうな男おとこ。愛馬あいばは松風まつかぜ。
捨丸
かつては四よん井い主ぬし馬ばの家来けらいだった小柄こがらな忍しのび。弟おとうとを松風まつかぜに蹴けり殺ころされ慶けい次じを付つけ狙ねらっていたが、その一方いっぽうで惚ほれ込こんでもおり、仲間なかま7人にんを殺ころして慶けい次じに仕つかえる。
慶けい次じを殺ころした手柄てがらで侍さむらいになることが夢ゆめだったが、主しゅ馬うまとの再会さいかいでその機会きかいを得えた際さい、慶けい次じの人柄ひとがらを改あらためて知しり「正々堂々せいせいどうどうと戦たたかって殺やらなきゃ罰ばっがあたる」と殺ころすことを思おもいとどまった。
岩いわ兵衛ひょうえ
本ほん作さくオリジナルキャラクター。隆りゅう慶一郎けいいちろうの『花はなと火ひの帝みかど』のキャラクターを変形へんけいさせ、流用りゅうようした。鬼おにのような顔かおをした七なな霧きりの里さとの住人じゅうにん。おふうの育そだての親おやでおふうを連つれ戻もどそうと慶けい次じの命いのちを狙ねらっていたが、慶けい次じの人柄ひとがらに惚ほれ、その後ご家来けらいとなる。高たかい身体しんたい能力のうりょくを持もち、人ひとの心しんも読よめる。
おふう
本ほん作さくオリジナルキャラクター。耳みみそぎ願ねがい鬼おに坊ぼうにさらわれ、耳みみそぎと耳みみ持もちをやらされていた少女しょうじょ。外見がいけんは7〜8歳さい前後ぜんこうの子供こどもに見みえる。当初とうしょは表情ひょうじょうも暗くらく喜怒哀楽きどあいらくを表ひょうに出ださなかったが、やがて感情かんじょうを取とり戻もどし、合戦かっせん以外いがいでは慶けい次じらと行動こうどうを共ともにするようになる。
まつ
利家としいえの正室せいしつ。母性ぼせい的てきでいて尚なお且かつ少女しょうじょのような可憐かれんさを持もつ美女びじょ。慶けい次じが心底しんそこ惚ほれている女性じょせいであり、何なにかと気きの弱よわいところがある利り家かを支ささえる女丈夫じょじょうふである。その奔放ほんぽうで天真爛漫てんしんらんまんな性格せいかくは、利家としいえおよび配下はいかの者ものたちの心配しんぱいの種たねになっている。
前田まえだ利家としいえ
前田まえだ家かを治おさめる大名だいみょう。かつては「槍やりの又また左ひだり」と称しょうされるほどの猛もう将しょうだったが、作中さくちゅう（1580年代ねんだい中盤ちゅうばん以降いこう）ではプライドばかり高たかく周囲しゅういを気きにする小心者しょうしんものであり、慶けい次じと対比たいひして器量きりょうの狭せまい人物じんぶつとして描えがかれている。そろばんがトレードマークであり、それは別べつのゲームなどにも流用りゅうようされた。「俺おれは今いままで誰だれからも好すかれた事ことがない」と自認じにんしており、万まん人にんから愛あいされる慶けい次じに嫉妬しっとすると同時どうじに自身じしんの地位ちいを脅おびやかす最大さいだいの内うち敵てきと恐おそれている。

技わざ

流派りゅうは

穀こく蔵ぞう院いん一刀いっとう流りゅう（こくぞういん・いっとうりゅう）
前田まえだ慶けい次じ（前田まえだ利益りえき）が開ひらいた実在じつざいした剣術けんじゅつの流派りゅうはだが、本ほん作中さくちゅうでは、慶けい次じの諧謔かいぎゃくに過すぎず、獣しし並なみの速はやさと力ちからで相手あいてを圧倒あっとうする戦場せんじょうの剣けんであり、修得しゅうとくすべきいかなる型かたや技わざも存在そんざいしないというように描えがかれた。
手て（てい）
与四郎よしろう、カルロスが使つかっていた体からだ術じゅつ。後ごの空手からての源流げんりゅう。
甲きのえ陽よう流りゅう忍術にんじゅつ
真田さなだ幸村ゆきむらと猿飛佐助さるとびさすけが習ならっていた体からだ術じゅつがこの流派りゅうはの流ながれを汲くむ。
天下てんか一いち夢想むそう流りゅう
荒井あらい願ねがい鬼おに坊ぼうの流派りゅうは。とてつもなく素早すばやい居合いあいで相手あいてを攻撃こうげきさせず、あっという間まに斬きってしまう。だが、慶けい次じにはまったく通つうじず、逆ぎゃくに大上段だいじょうだんからの唐竹割からたけわりで盛大せいだいに体からだを両断りょうだんされた。
二刀流にとうりゅう
竜りゅう嶽だけは唐から剣けんの二刀流にとうりゅうを使つかう。これも原作げんさくの庄司しょうじ甚内からとみられる。

奥義おうぎ

靭うつぼ猿ざる（うつぼざる）
加賀かが忍しのぶ軍ぐんの秘術ひじゅつだったが、使つかう前まえに慶けい次じに葬ほうむられた。
火ひ術じゅつ不知火しらぬい
加賀かが忍しのぶ軍ぐんの技わざ。火薬かやくを体からだに巻まいて相手あいてとともに自爆じばくする。
影かげ象ぞう青あお撹
毛もう虎とら親方おやかた五ご人にん衆しゅの錦にしきが宝山たからやまと対峙たいじした時ときに使つかった技わざ。背景はいけいに溶とけ込こみ姿すがたを消けす。
水みず蓮はちす波は
毛もう虎とら親方おやかた五ご人にん衆しゅが海うみにまで追おってきた慶けい次じに対たいして使つかった技わざ。高波たかなみを起おこして相手あいての進行しんこうを阻はばむ。

武器ぶきなど

千せん子し村むら正ただし（せんじむらまさ）
別名べつめい「千せん手て（住じゅう）院いん村むら正ただし」（せんじゅいんむらまさ）。慶けい次じの戦友せんゆう・山上さんじょう道どう及が最上さいじょうとの戦たたかい（慶長けいちょう出羽いずは合戦かっせん）で重傷じゅうしょうを負おった際さい、治療ちりょうの返礼へんれいとして（本人ほんにんは形見かたみのつもりで）慶けい次じに譲ゆずり渡わたした。
朱しゅ槍やり
慶けい次じが好このんで使つかう赤あかい槍やり。鉄筋てっきんを幾重いくえにも束たばねているので普通ふつうの人間にんげんには持もつことも出来できない重量じゅうりょうになっており、慶けい次じの「槍やりは殴なぐる物もの」という持論じろん通どおりに柄えの一いち撃げきすら人間にんげんを殺傷さっしょうしうる一いち撃げきとなる。
当時とうじ、柄えが全すべて赤あかい「皆朱かいしゅの槍やり」は、家中いえじゅうにおいて最もっとも武勇ぶゆうに秀ひいでた者ものだけが持もつ物ものとされ（後のちに会津あいづの陣じんの際さいに宇佐美うさみや水野みずのが異ことを唱となえたのはこのためである）、慶けい次じは魚津うおづの戦たたかいの功績こうせきで前田まえだ家かからこれを許ゆるされていた。
唐から剣けん
風ふう魔まの飛とび加藤かとうが使つかっていた刀かたな。先端せんたんが柔やわらかく、防御ぼうぎょされても先端せんたんがよく曲まがり相手あいてを斬きる。
短刀たんとう
慶けい次じが秀吉ひでよしとのお目見得めみえに赴おもむく際さい、秀吉ひでよしを殺ころすために隠かくし持もった物もの。関せき（岐阜ぎふ）の刀工とうこうが鍛きたえた厚あつし重かさね南蛮なんばん鉄てつの短刀たんとうで、奇き染屋そめやの岩熊いわくまを通つうじて入手にゅうしゅした。普通ふつうの刀かたなと比くらべて刀身とうしんが3倍ばいは厚あつく、捨丸に鉈（なた）を連想れんそうさせた。重量じゅうりょうも相当そうとうなもので、岩熊いわくまによると持もち上あげるには「普通ふつうの人間にんげんなら3人にんがかり」らしい。
大だい脇差わきざし
紫むらさきや金かねなどの派手はでな褌ふんどし（ふんどし）を締しめた傾かたぶけ奇き者しゃ達たちに対たいして一泡ひとあわ吹ふかせるために慶けい次じが風呂ふろ屋やへ持もち込こんだ竹光たけみつ（「褌ふんどしは白しろ」というこだわりを持もつ慶けい次じにとって、彼等かれらの褌ふんどしは気きに入いらないものであった）。
鬼おに包丁ぼうちょう
慶けい次じが上杉うえすぎの佐渡さど平定へいていに参加さんかした際さい、本ほん間あいだの兵へいが使つかっていた剛つよし刀がたな。
超ちょう巨きょ大刀たち
佐渡さど平定へいていの際さいに使用しよう。峰みねを左腕さわんの甲冑かっちゅうにこすりつけながら刀身とうしんを横向よこむきに保持ほじし、体からだごと回転かいてんして周囲しゅういの敵てきを薙なぎ払はらった。
鉄砲てっぽう
作中さくちゅうでもよく登場とうじょうする種子島たねがしま火縄銃ひなわじゅう。慶けい次じといえども生身なまみの人間にんげんなので鉄砲てっぽうだけは警戒けいかいしている。また、非力ひりきな者ものでも扱あつかえるので前田まえだ利久としひさも心得こころえがある。慶けい次じの実父じっぷが属ぞくする滝川たきかわ一族いちぞくも鉄砲てっぽうの扱あつかいに長たけている。
鉄砲てっぽうの実戦じっせんでの威力いりょくには様々さまざまな説せつがあるが、本ほん作さくでは通説つうせつ通どおりの画期的かっきてき・致命ちめい的てきな武器ぶきとして扱あつかわれている。
黒部くろべ三さん左ひだりのものは、鉄砲てっぽうというよりむしろ忍者にんじゃなどが用もちいたとされる「抱かかえ大筒おおづつ」と呼よばれる携帯けいたい用ようの大砲たいほうに近ちかい。
原作げんさくには長ながさ3mにも及およぶ遠距離えんきょり狙撃そげき用ようの長ちょう鉄砲てっぽう「遠とお町まち筒とう」も登場とうじょうし、金きむ悟さとる洞ほらが使用しようする。
烏帽子えぼし型がた頭巾ずきん
慶けい次じと上杉うえすぎ家か小姓こしょう達たちとの果はたし合あいの後のち、登場とうじょうした上杉うえすぎ景勝かげかつが被こうむっていた頭巾ずきん。その姿すがたを見みた老臣ろうしん達たちが、上杉うえすぎ謙信けんしんと見み間違まちがう場面ばめんがある。上杉うえすぎ謙信けんしんといえば、僧兵そうへいのような頭巾ずきん姿すがたが有名ゆうめいだが、上杉うえすぎ家かの伝承でんしょうによれば、武田たけだ信玄しんげんとの川中島かわなかじまの戦たたかいで謙信けんしんが被こうむっていたのがこの烏帽子えぼし型がた頭巾ずきんで、実物じつぶつは米沢よねざわ市しの上杉うえすぎ神社じんじゃに現存げんそんしている。
“上杉うえすぎの魂たましい”
佐渡さど攻ぜめの際さい、上杉うえすぎ家かの老臣ろうしん犬飼いぬかいが「老兵ろうへい」治ち作さくに手渡てわたした愛あい刀がたな。かなりの業物わざものである。
執と金剛こんごう杵きね握にぎ形かたち兜かぶと（しつこんごうしょにぎりなりかぶと）
物語ものがたりのラスト、慶長けいちょう出羽いずは合戦かっせんでの最上もがみ義光よしみつ軍ぐんとの戦たたかいで慶けい次じが着用ちゃくようした兜かぶとで、握にぎり拳こぶしを天てんに向むけた奇抜きばつな形かたち。靖国神社やすくにじんじゃに所蔵しょぞうされる実在じつざいの兜かぶとだが、史実しじつの前田まえだ利益りえきが使用しようしたという記録きろくはない。このような奇抜きばつなデザインの兜かぶと（変かわり兜かぶと）は、史実しじつでも当時とうじは流行りゅうこうしている。
織田おだ信長のぶながの鎧よろい
利家としいえに預あづけられていた信長のぶながの鎧よろい。南蛮なんばん胴どうと南蛮なんばん兜かぶとを用もちいた当世とうせい具足ぐそく。村井むらい若水じゃくすいが左ひだりの立だて物ぶつを折おってしまいしまい切腹せっぷくを命めいじられるが、「生涯しょうがいを賭かけて殿しんがりを守まもり通とおした忠義ちゅうぎの甲冑かっちゅう」若水わかみずを殺ころさせまいとする慶けい次じによって「殿しんがりの大事だいじな甲冑かっちゅうを傷きずつけた者もの」として成敗せいばい、真まっ二ぷたつにされる。その後ご修復しゅうふくされるが、慶けい次じによって持もち出だされ、末森すえのもりの合戦かっせんにて慶けい次じが使用しようした。最後さいごは鎧よろいを捨すててしまった佐々ささ成しげる政せいに贈おくってしまう。
西洋せいよう甲冑かっちゅう
佐渡さど攻ぜめ（史実しじつでは1589年ねん（天正てんしょう17年ねん））に馳はせ参さんじた時ときに慶けい次じが着用ちゃくよう。漫画まんがでは特とくに説明せつめいはないが、原作げんさく小説しょうせつでは出立しゅったつ直前ちょくぜんに京きょうで購入こうにゅうした。捨丸がわずか2日にちで用意よういしたもので特注とくちゅう品ひんではないらしい。鉄砲てっぽうの弾たまも跳はね返かえす強靭きょうじんな鎧よろいで、佐渡さどの武士ぶしたちに対たいする心理しんり的てき威圧いあつ感かんも高たかく、「死神しにがみ」と恐おそれられた。慶けい次じもかなり気きに入いっていたようで、捨丸に命めいじて高々たかだかと兜かぶとを掲かかげさせて誇示こじしていた。ただし、河原田かわらだ城しろ攻略こうりゃくの際さいには、南蛮なんばん胴どうだけを流用りゅうようした当時とうじの日本にっぽんの当世とうせい具足ぐそくの一般いっぱん的てきスタイルになっていた（厳密げんみつには胴どうのデザインも微妙びみょうに異ことなっている）。原作げんさくでは河原田かわらだ城しろ攻ぜめも西洋せいよう甲冑かっちゅう姿すがたのまま参戦さんせんしている。
この後のちしばらくは自前じまえの鎧よろいを着きる機会きかいがなく、次つぎの合戦かっせんである最上さいじょうの戦たたかい（史実しじつでは1600年ねん（慶長けいちょう5年ねん））においては違ちがう意匠いしょうの鎧よろいを使用しようしている。原作げんさくにも「例れいの南蛮なんばんの鎧よろいはとうに捨すてられ、新あたらしい鎧よろいが鎧よろい櫃ひつに入いれて替かえ馬ばの背せにある」という記述きじゅつがあり、新あらたな合戦かっせんに臨のぞんで新調しんちょうしたようである。ただしこちらは「黒くろ具足ぐそく」というだけで具体ぐたい的てきなデザインは不明ふめいである。
胴丸どうまる
佐渡さど攻ぜめの際さいに本ほん間あいだ左ひだり馬ば助すけが着用ちゃくようした、南北なんぼく朝あさ時代じだい以来いらいの古式こしきの鎧よろい。慶けい次じの西洋せいよう甲冑かっちゅうに対たいして、佐渡さどの田舎いなか侍さむらいぶりを示しめすアイテムになっている。
焙烙ほうろく玉だま（ほうろくだま）
手て投なげ式しきの炸裂さくれつ弾だん。導火どうか線せんに火ひをつけて投なげる。火薬かやくの他ほかに鉛なまり弾だん20 - 30個こが仕込しこまれており、爆発ばくはつと共ともに飛とび散ちって多人数たにんずうを殺傷さっしょうする。球形きゅうけいのものや円筒えんとう状じょうのものがあり、捨丸や骨ほねがよく用もちいる。原作げんさくでは捨丸が煙硝えんしょうを買かい込こんでこれを自作じさくする場面ばめんが度々たびたび見みられる。

書誌しょし情報じょうほう

全すべて原作げんさくは隆りゅう慶一郎けいいちろう、作画さくがは原はら哲夫てつお。

コミックス

  • 『花はなの慶けい次じ -雲くものかなたに-』集英社しゅうえいしゃ〈ジャンプコミックス〉、全ぜん18巻かん
    1. 1990年ねん7月がつ15日にち第だい1刷さつ発行はっこう、ISBN 4-08-871421-0
    2. 1990年ねん11月15日にち第だい1刷さつ発行はっこう、ISBN 4-08-871422-9
    3. 1991年ねん1月がつ15日にち第だい1刷さつ発行はっこう、ISBN 4-08-871423-7
    4. 1991年ねん3月がつ15日にち第だい1刷さつ発行はっこう、ISBN 4-08-871424-5
    5. 1991年ねん6月がつ15日にち第だい1刷さつ発行はっこう、ISBN 4-08-871425-3
    6. 1991年ねん8月がつ12日にち第だい1刷さつ発行はっこう、ISBN 4-08-871426-1
    7. 1991年ねん10月がつ15日にち第だい1刷さつ発行はっこう、ISBN 4-08-871427-X
    8. 1991年ねん12月8日にち第だい1刷さつ発行はっこう、ISBN 4-08-871428-8
    9. 1992年ねん2月がつ15日にち第だい1刷さつ発行はっこう、ISBN 4-08-871429-6
    10. 1992年ねん4月がつ15日にち第だい1刷さつ発行はっこう、ISBN 4-08-871430-X
    11. 1992年ねん6月がつ15日にち第だい1刷さつ発行はっこう、ISBN 4-08-871721-X
    12. 1992年ねん9月がつ9日にち第だい1刷さつ発行はっこう、ISBN 4-08-871722-8
    13. 1992年ねん12月7日にち第だい1刷さつ発行はっこう、ISBN 4-08-871723-6
    14. 1993年ねん3月がつ9日にち第だい1刷さつ発行はっこう、ISBN 4-08-871724-4
    15. 1993年ねん5月がつ15日にち第だい1刷さつ発行はっこう、ISBN 4-08-871725-2
    16. 1993年ねん7月がつ7日にち第だい1刷さつ発行はっこう、ISBN 4-08-871726-0
    17. 1993年ねん9月がつ8日にち第だい1刷さつ発行はっこう、ISBN 4-08-871727-9
    18. 1993年ねん11月9日にち第だい1刷さつ発行はっこう、ISBN 4-08-871728-7
  • 『花はなの慶けい次じ -雲くものかなたに-』新潮社しんちょうしゃ〈BUNCH WORLD〉、全ぜん21巻かん
    1. 2001年ねん4月がつ発売はつばい、ISBN 4-10-770014-3
    2. 2001年ねん4月がつ発売はつばい、ISBN 4-10-770018-6
    3. 2001年ねん5月がつ発売はつばい、ISBN 4-10-770022-4
    4. 2001年ねん5月がつ発売はつばい、ISBN 4-10-770026-7
    5. 2001年ねん6月がつ発売はつばい、ISBN 4-10-770030-5
    6. 2001年ねん6月がつ発売はつばい、ISBN 4-10-770034-8
    7. 2001年ねん7月がつ発売はつばい、ISBN 4-10-770038-0
    8. 2001年ねん7月がつ発売はつばい、ISBN 4-10-770042-9
    9. 2001年ねん8月がつ発売はつばい、ISBN 4-10-770046-1
    10. 2001年ねん8月がつ発売はつばい、ISBN 4-10-770050-X
    11. 2001年ねん9月がつ発売はつばい、ISBN 4-10-770054-2
    12. 2001年ねん9月がつ発売はつばい、ISBN 4-10-770058-5
    13. 2001年ねん10月がつ発売はつばい、ISBN 4-10-770062-3
    14. 2001年ねん10月がつ発売はつばい、ISBN 4-10-770066-6
    15. 2001年ねん10月がつ発売はつばい、ISBN 4-10-770070-4
    16. 2001年ねん11月発売はつばい、ISBN 4-10-770074-7
    17. 2001年ねん11月発売はつばい、ISBN 4-10-770078-X
    18. 2001年ねん12月発売はつばい、ISBN 4-10-770082-8
    19. 2002年ねん1月がつ発売はつばい、ISBN 4-10-770086-0
    20. 2002年ねん1月がつ発売はつばい、ISBN 4-10-770090-9
    21. 2002年ねん2月がつ発売はつばい、ISBN 4-10-770094-1
  • 『完全かんぜん版ばん 花はなの慶けい次じ -雲くものかなたに-』徳間書店とくましょてん〈トクマコミックス〉、全ぜん15巻かん
    1. 2004年ねん9月がつ30日にち発売はつばい、ISBN 4-19-780265-X
    2. 2004年ねん9月がつ30日にち発売はつばい、ISBN 4-19-780266-8
    3. 2004年ねん10月がつ30日にち発売はつばい、ISBN 4-19-780271-4
    4. 2004年ねん11月30日にち発売はつばい、ISBN 4-19-780276-5
    5. 2004年ねん12月25日にち発売はつばい、ISBN 4-19-780281-1
    6. 2005年ねん1月がつ29日にち発売はつばい、ISBN 4-19-780286-2
    7. 2005年ねん2月がつ28日にち発売はつばい、ISBN 4-19-780289-7
    8. 2005年ねん3月がつ30日にち発売はつばい、ISBN 4-19-780296-X
    9. 2005年ねん4月がつ30日にち発売はつばい、ISBN 4-19-780300-1
    10. 2005年ねん5月がつ30日にち発売はつばい、ISBN 4-19-780304-4
    11. 2005年ねん6月がつ30日にち発売はつばい、ISBN 4-19-780308-7
    12. 2005年ねん7月がつ30日にち発売はつばい、ISBN 4-19-780310-9
    13. 2005年ねん8月がつ30日にち発売はつばい、ISBN 4-19-780314-1
    14. 2005年ねん9月がつ30日にち発売はつばい、ISBN 4-19-780316-8
    15. 2005年ねん10月がつ29日にち発売はつばい、ISBN 4-19-780320-6
  • 『花はなの慶けい次じ -雲くものかなたに-』徳間書店とくましょてん〈TOKUMA FAVORITE COMICS〉、全ぜん8巻かん
    1. 2007年ねん1月がつ11日にち発売はつばい、ISBN 978-4-19-780380-4
    2. 2007年ねん1月がつ25日にち発売はつばい、ISBN 978-4-19-780382-8
    3. 2007年ねん2月がつ8日にち発売はつばい、ISBN 978-4-19-780384-2
    4. 2007年ねん2月がつ22日にち発売はつばい、ISBN 978-4-19-780386-6
    5. 2007年ねん3月がつ8日にち発売はつばい、ISBN 978-4-19-780388-0
    6. 2007年ねん3月がつ22日にち発売はつばい、ISBN 978-4-19-780390-3
    7. 2007年ねん4月がつ12日にち発売はつばい、ISBN 978-4-19-780396-5
    8. 2007年ねん4月がつ26日にち発売はつばい、ISBN 978-4-19-780397-2
  • 『花はなの慶けい次じ -雲くものかなたに-』新潮社しんちょうしゃ〈BUNCH COMICS DELUXE〉、全ぜん12巻かん
    1. 2008年ねん11月25日にち発売はつばい、ISBN 978-4-10-771435-0
    2. 2008年ねん11月25日にち発売はつばい、ISBN 978-4-10-771436-7
    3. 2008年ねん11月25日にち発売はつばい、ISBN 978-4-10-771437-4
    4. 2008年ねん11月25日にち発売はつばい、ISBN 978-4-10-771438-1
    5. 2008年ねん12月15日にち発売はつばい、ISBN 978-4-10-771445-9
    6. 2008年ねん12月15日にち発売はつばい、ISBN 978-4-10-771446-6
    7. 2009年ねん1月がつ15日にち発売はつばい、ISBN 978-4-10-771454-1
    8. 2009年ねん1月がつ15日にち発売はつばい、ISBN 978-4-10-771455-8
    9. 2009年ねん2月がつ15日にち発売はつばい、ISBN 978-4-10-771461-9
    10. 2009年ねん2月がつ15日にち発売はつばい、ISBN 978-4-10-771462-6
    11. 2009年ねん3月がつ15日にち発売はつばい、ISBN 978-4-10-771469-5
    12. 2009年ねん3月がつ15日にち発売はつばい、ISBN 978-4-10-771470-1
  • 『花はなの慶けい次じ -雲くものかなたに-』新潮社しんちょうしゃ〈ゼノンコミックスDX〉、全ぜん12巻かん
    1. 2011年ねん5月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-19-980019-1
    2. 2011年ねん5月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-19-980020-7
    3. 2011年ねん6月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-19-980023-8
    4. 2011年ねん6月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-19-980024-5
    5. 2011年ねん7月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-19-980025-2
    6. 2011年ねん7月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-19-980026-9
    7. 2011年ねん8月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-19-980030-6
    8. 2011年ねん8月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-19-980031-3
    9. 2011年ねん9月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-19-980037-5
    10. 2011年ねん9月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-19-980038-2
    11. 2011年ねん10月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-19-980043-6
    12. 2011年ねん10月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-19-980044-3
  • 『新装しんそう版ばん 花はなの慶けい次じ -雲くものかなたに-』コアミックス〈ゼノンコミックスDX〉、全ぜん18巻かん
    1. 2020年ねん10月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-86720-208-1
    2. 2020年ねん10月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-86720-209-8
    3. 2020年ねん10月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-86720-210-4
    4. 2020年ねん11月19日にち発売はつばい、ISBN 978-4-86720-211-1
    5. 2020年ねん11月19日にち発売はつばい、ISBN 978-4-86720-212-8
    6. 2020年ねん11月19日にち発売はつばい、ISBN 978-4-86720-213-5
    7. 2020年ねん12月19日にち発売はつばい、ISBN 978-4-86720-214-2
    8. 2020年ねん12月19日にち発売はつばい、ISBN 978-4-86720-215-9
    9. 2020年ねん12月19日にち発売はつばい、ISBN 978-4-86720-216-6
    10. 2021年ねん1月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-86720-217-3
    11. 2021年ねん1月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-86720-218-0
    12. 2021年ねん1月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-86720-219-7
    13. 2021年ねん2月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-86720-220-3
    14. 2021年ねん2月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-86720-221-0
    15. 2021年ねん2月がつ20日はつか発売はつばい、ISBN 978-4-86720-222-7
    16. 2021年ねん3月がつ18日にち発売はつばい、ISBN 978-4-86720-223-4
    17. 2021年ねん3月がつ18日にち発売はつばい、ISBN 978-4-86720-224-1
    18. 2021年ねん3月がつ18日にち発売はつばい、ISBN 978-4-86720-225-8

文庫ぶんこ版ばん

ゲーム

花はなの慶けい次じ -雲くものかなたに-
ジャンル 格闘かくとう
対応たいおう機種きしゅ スーパーファミコン
発売はつばい元もと 四よん次元じげん
人数にんずう 1人ひとり、2人ふたり（対戦たいせん）
メディア ロムカセット
発売はつばい日び 1994年ねん11月18日にち
テンプレートを表示ひょうじ

スーパーファミコン

四よん次元じげんから発売はつばいのスーパーファミコン用ようゲーム。ストーリーは風ふう魔ま小太郎こたろう編へんまで再現さいげん。紙芝居かみしばい方式ほうしきでストーリーを進すすめ、所々しょしょで戦たたかうという形式けいしきの格闘かくとうゲーム。対戦たいせんモードで使用しようできるキャラクターは、慶けい次じ、古屋こや七郎しちろう兵衛ひょうえ、主しゅ馬うま、蛍ぼたる、蝙蝠かわほり、捨丸、岩いわ兵衛ひょうえ、風ふう魔ま小太郎こたろうの8人にん。「涼風すずかぜ度ど」を上あげないと大量たいりょうの技わざが使つかえなかったり、武器ぶきを弾ひかれると拾ひろわない限かぎり武器ぶきが使つかえなくなったりするので、格闘かくとうゲームとしての完成かんせい度どは低ひくい[2]。

ソーシャルゲーム

ネイティブアプリ

この他ほかにパチンコ・パチスロの携帯けいたい電話でんわ向むけのアプリがnewginエキサイトランドより配信はいしんされている。

  • 花はなの慶けい次じ 傾かたぶけ奇き花札はなふだ - 2008年ねん8月がつ18日にち開始かいし。mobGame。5人にんの武将ぶしょうとの花札はなふだ対決たいけつ。
  • ニューギンコレクション 〜絵合えあわせマスター〜 - 配信はいしんの開始かいし日び不明ふめい。newginエキサイトランド。アクションパズル。
  • 慶けい次じの一いち騎き駆かけ 〜陣取じんとりゲーム〜 - 配信はいしんの開始かいし日び不明ふめい。newginエキサイトランド。アクションパズル第だい2弾だん。
  • 慶けい次じ危機一髪ききいっぱつ - 配信はいしんの開始かいし日び不明ふめい。newginエキサイトランド。『花はなの慶けい次じ〜斬き』をモチーフにしたFLASHゲーム。
  • 箱入はこいり慶けい次じ - 配信はいしんの開始かいし日び不明ふめい。newginエキサイトランド。
  • 花はなの慶けい次じ 〜愛あいのくるくる保留ほりゅう玉だま - 配信はいしんの開始かいし日び不明ふめい。newginエキサイトランド。FLASHパズルゲーム。

ラジオドラマ

TBSラジオのニューギンによるパチンコ、パチスロのプロモーションの番組ばんぐみのコーナー等とうで放送ほうそう。その後ごドラマコーナーは無ないがラジオ日本にっぽんにて「ニューギンプレゼンツ 今夜こんやの傾かたぶけ奇き者しゃちょっといい話はなし」を不定期ふていきに放送ほうそう。

パチンコ・パチスロ

2007年ねん6月がつ、ニューギンよりパチンコ台だい『CR花はなの慶けい次じ』のリリースが発表はっぴょうされ、同年どうねん7月がつより全国ぜんこくのパチンコ店てんに導入どうにゅうされた。この作品さくひんは大だいヒット作さくとなり、その後ご多数たすうの後継こうけい機種きしゅが制作せいさくされるなど、シリーズ化かされている。2012年ねん11月には同おなじくニューギンよりパチスロ（『戦国せんごくパチスロ 花はなの慶けい次じ 〜天てんに愛あいされし漢かん〜』）もリリースされた。また、モバイルサイト「newginエキサイトランド」ではアプリが配信はいしんされている。

主題歌しゅだいか

CR花はなの慶けい次じ
15R大当おおあたり中ちゅう（百ひゃく万まん石せきの酒さけ演出えんしゅつを除のぞく）は角田つのだ信しん朗ろうによるオリジナル曲きょく『傾かたぶけ奇き者しゃ恋歌こいうた（かぶきものこいうた）』が、戦せんモード（確変かくへん）中ちゅうは同おなじく角田つのだによる『漢かん花はな（おとこばな）』が流ながれる。2007年ねん8月がつ22日にちにはキングレコードより、『傾かたぶけ奇き者しゃ恋歌こいうた』としてシングルCDが発売はつばいされた。
デジタル・ダウンロードでは50万まん件けんを記録きろくしている[6]。
CR花はなの慶けい次じ〜斬き
真しん戦せんモード（確変かくへん）中ちゅうは角田つのだ信しん朗ろうによるオリジナル曲きょく『よっしゃあ漢かん唄うた（おとこうた）』および『漢かん花はな（おとこばな）』が、15R大当おおあたり中ちゅうは『傾かたぶけ奇き者しゃ恋歌こいうた』が前作ぜんさくに続つづき流ながれる。またプレミアム大当おおあたり時じには日野ひのあずきによる『ひとひらの花はな』（もののふリーチからの大当おおあたり時じ）と『煌き』（4種しゅあるプレミアムラウンド大当おおあたり時じ）が流ながれる。
2008年ねん12月24日にちにオリジナル盤ばんCDの先行せんこう発売はつばいとプロモーションビデオの公開こうかいが行おこなわれ、翌よく2009年ねん3月4日にちにはシングルCD「よっしゃあ漢かん唄うた」が正式せいしきリリースされた。
CR花はなの慶けい次じ〜愛あい
大戦たいせんモード（確変かくへん）中ちゅうは角田つのだ信しん朗ろうによる「修羅しゅらの果はてまでも」（特定とくてい条件下じょうけんかで「よっしゃあ漢かん唄うた」および「漢かん花はな」）が、15R大当おおあたり中ちゅうは角田つのだによる「義ぎ風ふう堂々どうどう!!」、リミックスバージョンとしてアレンジされた「傾かたぶけ奇き者しゃ恋歌こいうた〜DIGI-KABUKI ver.〜」、同おなじくリミックスで前回ぜんかいコーラス担当たんとうだったklammyが歌うたう「ひとひらの花はな〜SAKURA ver.〜」のいずれかが流ながれる。またプレミアム大当おおあたり時じには信岡のぶおか愛あいによる「最後さいごの戦士せんし〜DARING WARRIOR〜」（もののふリーチからの大当おおあたり時じ）が流ながれる。
なお、リミックスアレンジされた「傾かたぶけ奇き者しゃ恋歌こいうた〜DIGI-KABUKI ver.〜」を歌うたっているのは、「角田つのだ信しん朗ろう with 傾かたぶけ奇きエンジェルス」である。
2010年ねん3月24日にちに両りょうA面めんシングルCD「修羅しゅらの果はてまでも/義ぎ風ふう堂々どうどう!!」としてリリースされた。

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ “花はなの慶けい次じ：連載れんさい開始かいし30周年しゅうねんでコラボキャンペーン”. MANTANWEB (2020年ねん2月がつ28日にち). 2020年ねん9月がつ23日にち閲覧えつらん。
  2. ^ 株式会社かぶしきがいしゃQBQ編へん『スーパーファミコンクソゲー番付ばんづけ』マイウェイ出版しゅっぱん発行はっこう、2017年ねん。ISBN 978-4-86511-709-7 p60
  3. ^ TＢＳラジオ＆コミュニケーションズReport vol.13（TBSラジオ&コミュニケーションズ）
  4. ^ @ennen_7 (2013年ねん10月がつ8日にち). "TBSラジオ秋あきの特別とくべつ番組ばんぐみ「ニューギンpresents ラジオドラマ『花はなの慶けい次じ』－琉球りゅうきゅう編へん－」". X（旧きゅうTwitter）より2024年ねん10月がつ21日にち閲覧えつらん。
  5. ^ TＢＳラジオ＆コミュニケーションズReport vol.13（TBSラジオ&コミュニケーションズ）
  6. ^ 角田つのだ、大おおみそかは格闘かくとうと紅白こうはくを掛かけ持もち?、デイリースポーツ、2009年ねん2月がつ11日にち。

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