お座敷 遊 び
(芸者 遊 びから転送 )
お
概要
[現代
[また、
例
[このセクションではお
虎 拳 (とらけん)- 「
虎 拳 」も参照 和 藤 内 は虎 には強 いが、母 (老婆 )には弱 い。虎 は老婆 には強 いが、和 藤 内 には弱 い。老婆 は和 藤 内 には強 いが、虎 には弱 い。といった三 すくみのお座敷 遊 びとなっている。花街 では和 藤 内 が加藤 清正 になり、老婆 は妻 になっている[2]。当初 は襖 に加 え武将 の衣装 、虎 の毛皮 、女物 の衣装 のセットが2つあり大 規模 な遊 びであったとされる[2]。現在 では襖 のみで、和 藤 内 を出 すときは鉄砲 を持 つジェスチャーを、虎 を出 すときは四 つん這 いで、老婆 を出 すときは杖 をつくジェスチャーをして襖 から出 ていく[3]。遊 びの開始 前 にはとらとらの囃子 唄 を踊 り、唄 の名前 から遊 び自体 がとらとらと称 されることがある。- おまわりさん
- 「おまわりさん」の
掛 け声 で太鼓 を2回 叩 きじゃんけんをする遊 び。負 けた方 は回 り、勝 った方 は太鼓 を2,3回 叩 く。これを続 け、先 に2,3回 連続 で負 けた方 が酒 を飲 む[3][4]。太鼓 を叩 く回数 や敗北 条件 などは場所 や文献 によって異 なる。おまわりヨイヤサとも言 う[5]。 金毘羅 船 々- 「
金毘羅 船 々」も参照 香川 県 の民謡 である金毘羅 船 々に合 わせて台 に手 を置 いていく遊 び。台 の上 には袴 を置 いておき、それを取 って持 って帰 るかそのまま残 しておく。台 の上 に袴 がある場合 は手 を広 げて置 き、台 の上 に袴 がない場合 は手 を丸 めて置 いていく。手 を間違 えた方 の負 け[3][4]。唄 はだんだんと早 くなっていき、間違 えやすくなっていく。3回 連続 で袴 を取 ってはいけないとするルールもある。現代 ではライターなどの手 のひらで隠 れるサイズならなんでもいいともされている。- さんざい
- お
座敷 で酒 を飲 んだ後 、一 条 戻 り橋 など京都 の通 り唄 で芸妓 や舞妓 と一緒 に唄 って踊 る。「さんざいしまひょか」と声 をかけられて始 める。意味 は「唄 や踊 りで騒 ぎましょう」という意味 。[5] 野球 拳 - 「
野球 拳 」も参照 - 「
野球 をするなら~」という歌 で踊 り、「ランナになったらえっさっさ」という歌詞 で相手 と場所 を交換 する。「よよいのよい」でグーを出 し、そのあと「よよいのよい」でじゃんけんをする。「じゃんけんぽん」でじゃんけんをするところもある。負 けたら酒 を飲 む[3][6]。 夫婦 拳 (めおとけん)芸者 と客 がペアになり、2組 4人 で行 う。ペアは相手 に見 えないようにじゃんけんの手 の出 す順番 を決 める。その後 、じゃんけんを行 い、じゃんけんで負 けたり、決 めた手 と違 う手 を出 したりしたら負 け[5]。迷惑 拳 - この
遊 びには2つの遊 び方 がある。
五重塔 - 5
段 に重 ねたお猪口 を手 を使 わずに口 だけで飲 んでいき、空 のお猪口 の五重塔 を作 れば勝 ち。途中 でこぼしたり倒 したりしたら負 け。[1] 陣取 り男女 がペアを2組 作 り、それぞれが1枚 の新聞紙 の上 に乗 る。互 いがじゃんけんをして、負 けた方 が新聞紙 を半分 に折 りたたむ。新聞紙 が小 さくなってきたらおんぶや肩車 もありで、新聞紙 から足 などが出 たら負 け[3][4]。投 扇 興 - 「
投 扇 興 」も参照 - イチョウの
形 をした的 (蝶 )、土台 の役割 をする枕 、投 扇 興 のための扇子 の3つの道具 を使用 する。 流派 によって異 なるものの、多 くの場合 投 者 が向 かい合 って交互 に10回 程度 投 げ合 い合計 得点 の高 い者 が勝者 となる。得点 の求 め方 は流派 によって異 なり、百人一首 に因 んだ名前 が付 けられていたり、源氏物語 の54帖 の名前 が付 けられているものがある。これらを銘 という。銘 の中 には過料 といって減点 となるものもある[8]- おひらきさん
舞妓 や芸妓 と向 かい合 って立 ち合 いじゃんけんをし、負 けた方 が足 を少 し開 く。これを繰 り返 し、倒 れたりこれ以上 開 けなくなったら負 けになり、酒 を飲 む[4]。可 杯 (べくはい)、可 盃 (べくさかずき)- 「
可 杯 」も参照 土佐 のお座敷 遊 び。漢文 で「~すべし」と書 くときの可 は必 ず上 に置 くことから、飲 みきるまでは下 に置 けない盃 のことで、天狗 、おかめ、ひょっとこが描 かれた六角形 のコマで絵 が自分 に向 いた人 がその絵 の杯 で酒 を飲 む。[9][10][11]。ベロベロの神様 とも言 う[12]。
菊 の花 土佐 のお座敷 遊 び。参加 人数 分 の逆 さにしたお猪口 のどれかに1つの菊 の花 を隠 し、「誰 が取 るか菊 の花 」という唄 で順番 にお猪口 を開 けていく。菊 の花 のお猪口 を開 けてしまった人 が開 いているお猪口 の数 だけ酒 を飲 む[9][10]。箸 拳 - 「
箸 拳 」も参照 宿毛 発祥 の土佐 のお座敷 遊 び。使 うものは短 めの赤 箸 6本 。最初 にじゃんけんで先攻 後 攻 を決 める。先攻 は受 け、後 攻 は打 ち込 みとそれぞれ呼 ばれ、勝 った方 が打 ち込 みになる。受 けが0~3本 の箸 を相手 に見 えないように先 に出 し、打 ち込 みは受 けと打 ち込 みの合計 本数 が3本 になるように箸 を相手 に見 えないように出 す。このとき、打 ち込 みは「3本 」と宣言 する。その後 、受 けが0~1本 持 っているなら受 けは「1本 」と、2~3本 持 っていたら「5本 」と宣言 する。最後 にお互 いの箸 を見 せ合 い、1本 もしくは5本 なら受 けの、3本 だったら打 ち込 みの勝 ちとなる。偶数 ならあいこになる。これを3回 行 い、負 けた方 が酒 を飲 む。偶数 を宣言 できずあいこになるのは日本人 が半分 に折 れるなどの演技 の悪 いことを嫌 うためだと言 われている[9][13][14]。- しばてん
踊 り - 「シバテン」も
参照 芝 天狗 を省略 して呼 ばれるしばてんという名前 の土佐 の妖怪 になったつもりで踊 るというお座敷 遊 び。頭 にしばてんの手 ぬぐいを巻 いて踊 る[9][15][16]。
これ
現代 では遊 ばれないお座敷 遊 び
[脚注
[- ^ a b “
一見 さんOK!お座敷 遊 びができるお店 と遊 び方 ”.粋 . 2023年 12月29日 閲覧 。 - ^ a b “
虎 拳 ”.京都 通 百科 事典 . 2023年 12月29日 閲覧 。 - ^ a b c d e “
舞妓 遊 びって何 するの?お座敷 遊 びを徹底 解説 !”. お座敷 宴 . 2023年 12月29日 閲覧 。 - ^ a b c d “
粋 なお座敷 遊 び”.静岡 伝統 芸能 復興 会 . 2023年 12月29日 閲覧 。 - ^ a b c d 「お
座敷 遊 びの種類 と遊 び方 について知 りたい。」(京都 市 図書館 ) - レファレンス協同 データベース - ^ 『
芸者 さんの野球 拳 』2009年 9月 25日 。2023年 12月29日 閲覧 。「じゃんけんぽん」で行 っている例 。 - ^ “
芸妓 について/お座敷 遊 び”. ゆがわら石 亭 . 2023年 1月 3日 閲覧 。 - ^ “
投 扇 興 (とうせんきょう)とは?基本 的 な遊 び方 、投 げ方 のコツ”.伊 場 仙 . 2023年 12月29日 閲覧 。 - ^ a b c d “お
座敷 あそび”.高知 銀行 . 2023年 12月31日 閲覧 。 - ^ a b “お
座敷 遊 びのルールについて”.向島 の料亭 月 笛 . 2023年 12月31日 閲覧 。 - ^ “
可 杯 (べくはい) -司 牡丹 ”. 2023年 12月31日 閲覧 。 - ^ “
得 月 楼 のお座敷 遊 び”.得 月 楼 . 2023年 1月 3日 閲覧 。 - ^ “
宿毛 のはし拳 ”.一般 社会 法人 宿毛 市 観光 協会 . 2023年 12月31日 閲覧 。 - ^ “
土佐 はし拳 全日本 選手権 大会 南国 場所 ”.南国 市 観光 協会 . 2023年 12月31日 閲覧 。 - ^ “
土佐 のお座敷 遊 び【しばてん踊 り】”.料亭 濱 長 . 2023年 12月31日 閲覧 。 - ^ “
昔 々にあったとさ「しばてん」”. とさぶし. 2023年 12月31日 閲覧 。