『週刊真木よう子』(しゅうかんまきようこ)は、2008年4月2日から6月25日まで、テレビ東京系列で放送されていた、真木よう子主演のテレビドラマ。
全話を通じて真木よう子が主演を務め、毎回異なった演出家・脚本家・共演者によって制作されたオムニバスドラマ。テレビ東京系の深夜ドラマだが、系列以外のネット局でも放送された。DVD化され好セールスを記録した。
ドラマの内容はラブストーリー、コメディ、ナンセンス、シリアスなど幅広い。
当初は全13話の予定だったが、全12話+特別編という構成になった。
ある日、主婦のよう子の元に、山崎という男からよう子を探すように依頼された、と私立探偵の男がやって来る。山崎は数年前に出会い系サイトで出会い肉体関係を持ったよう子を忘れられずにおり、もう一度会いたいと言っているらしい。
雪原の中、「白い」落し物を探すヨーコ。そこへ地元の少年が通りかかり、ヨーコに頼まれ探し物を手伝う。森を隔てた別の場所では、ヨーコに射殺された男たちの死体が転がっており、生き延びた一人の男がヨーコを追う。
第3話「おんな任侠筋子肌」
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ヤクザの後藤田の情婦だったよう子は、ある夜、後藤田に裏切られ逮捕された。網走刑務所に収容されたよう子は、毎日出される筋子丼を食べながら、筋子アレルギーの後藤田への恨みを募らせていた。そして、恨みを晴らそうと脱獄したよう子は筋子肌女となり、復讐を開始する。
2度目の公務員試験に落ち、再びバイト生活に戻った岡田。バイト先ではつり銭泥棒に決め付けられ、役立たず扱いされる日々。そんな岡田は毎日バイト後に中野にあるゲームセンターのピンボールゲームでハイスコアを出すことに熱中していた。人気のないこのゲームだが、ある日一人の女がハイスコアを更新する。一方的にライバル心を燃やす岡田は、この女の忘れ物を拾い、親近感を覚えていく。
今日もまた、仕事帰りにスポーツジムで汗を流した後、ビールを飲みながらくだらない話で盛り上がる4人のOL。仲間の一人・ミーナのある事情を聞き憤ったナナたちはある場所へ殴り込みをかける。4人の名前及びタイトルなどは元メンバー・AKIが加入する前のMAXに由来すると思われる。
奇妙な占い師に「世の中のためになることをしろ」と言われた陽子。そんな時、目の前で男が女を刺した。咄嗟に犯人を追う陽子、逃げる犯人。やがて犯人は力尽きる。妻に不倫された男、彼氏に振られた陽子、そんな共通点から2人は打ち解けていく……。
交番巡査の松田はキャバクラ嬢のさやかに入れ込んでいた。一方的に思いを寄せる松田の行動は次第にエスカレートしていき、ストーカーへと成り下がっていく。
時給500円の喫茶店で働くウェイトレスのヨーコ。しかしそれは世を忍ぶ仮の姿。本当のヨーコは恋泥棒。店を訪れる男性客のハートを次々と射止める、それが仕事。今日もまた、ヨーコの手練手管で男が落ちていく。
真面目に地味に生きてきたよう子は、人生で初めて男性から告白され舞い上がる。彼、慎一に捨てられたくないがために、言われるままに会社の金を横領してしまったよう子。遂に別れる決心をしたよう子は、残った金で整形手術を受け美人で巨乳に生まれ変わる。整形したらしたで煩わしいことが増え、キャベツ農家でアルバイトをすることにしたよう子は、そこの一人息子・ヒロシと恋仲になるが……。
同棲していた健二に突如別れを切り出されたよう子。フリーターを辞めて東京で建築士を目指したいから、という理由だった。自分の荷物を運び出し、部屋には健二がよう子が日中一人で寂しくないように、と買ってくれた金魚だけが残っていた。
ある朝、車で人をはねてしまい事故を起こしてしまった真澄と渉。被害者は渉の祖母・タエだった。後日、真澄は突然訪ねてきた渉に車椅子姿のタエの世話を強引に押し付けられてしまい、タエとの気まずい生活が始まってしまう。
スーパーで万引きをするチー子。が、あっさり見つかってしまい、逮捕された。が、間一髪のところを昔働いていたキャバレーの先輩・カモメに助けられ逮捕を免れる。2人は同時期に愛人を解雇されていた。だが、チー子はどうしても納得できず、クワタに会いに行きたいと言い、カモメと共に奇妙な旅をする。
第12話までの各話のダイジェスト映像及びメイキング映像、共演者のインタビューと主演の真木よう子のインタビュー映像を中心として放送された。
各話 |
放送日 |
サブタイトル |
脚本 |
演出・監督 |
原作 |
作者
|
第1話
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2008年4月2日 |
ねぎぼうず |
三浦大輔 大根仁 |
大根仁 |
『ねぎぼうず』[1] |
リリー・フランキー
|
第2話
|
2008年4月9日 |
スノウブラインド |
大根仁 |
『スノウブラインド』[2] |
すぎむらしんいち
|
第3話
|
2008年4月16日 |
おんな任侠筋子肌 |
井口昇 |
山口雄大 |
オリジナルストーリー
|
第4話
|
2008年4月23日 |
中野の友人 |
赤堀雅秋 |
山下敦弘 |
『中野の友人』[3] |
いましろたかし
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第5話
|
2008年4月30日 |
トラ トラ トラ |
宮崎吐夢 |
大根仁 |
オリジナルストーリー
|
第6話
|
2008年5月7日 |
景色のキレイなトコに行こう |
及川章太郎 |
豊島圭介 |
『景色のキレイなトコに行こう』[4] |
福満しげゆき
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第7話
|
2008年5月14日 |
立川ドライブ |
赤堀雅秋 |
大根仁 |
オリジナルストーリー
|
第8話
|
2008年5月21日 |
恋泥棒ヨーコ |
せきしろ×からしま[5]
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第9話
|
2008年5月28日 |
蝶々のままで♥ |
タナダユキ
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第10話
|
2008年6月4日 |
ひなかの金魚 |
黒木久勝 |
神徳幸治
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第11話
|
2008年6月11日 |
魔女がアタシを |
長塚圭史 |
大根仁
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第12話
|
2008年6月18日 |
チー子とカモメ |
三木聡
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第13話 (最終回)
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2008年6月25日 |
特別編 |
|
- 備考
テレビ東京系列のBSデジタル放送局BSジャパンでは当時、音楽制作者連盟と著作権・肖像権の問題で折り合いが付かず、放送されていない。
- ^ 『ボロボロになった人へ』(幻冬舎、ISBN 9784344410039)
- ^ 『スノウブラインド』(講談社、モーニングKC、ISBN 4063725596)
- ^ 『初期のいましろたかし』(小学館、ビッグコミックスIKKI、ISBN 4091794416)
- ^ 『カワイコちゃんを2度見る』(青林工藝舎、ISBN 4883791467)
- ^ 本編中では「せきしろ×からしま+おおね」とクレジットされている。