馬引沢うまひきざわ (多摩たま市し)

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馬引沢うまひきざわ
町まち丁ひのと
馬引沢うまひきざわ 馬引沢うまひきざわの位置いち
北緯ほくい35度ど38分ふん2.97秒びょう 東経とうけい139度ど27分ふん8.49秒びょう
国くに	日本にっぽん
都道府県とどうふけん	東京とうきょう都と
市町村しちょうそん	多摩たま市し
人口じんこう （2018年ねん（平成へいせい30年ねん）1月がつ1日にち現在げんざい）
• 合計ごうけい	4,066人にん
等ひとし時とき帯おび	UTC+9 (日本にっぽん標準時ひょうじゅんじ)
郵便ゆうびん番号ばんごう	206-0023
市外しがい局番きょくばん	042
ナンバープレート	多摩たま

馬引沢うまひきざわ（まひきざわ）は、東京とうきょう都と多摩たま市しの地名ちめい。現行げんこうの行政ぎょうせい地名ちめいは馬引沢うまひきざわ1丁目ちょうめおよび2丁目ちょうめ。郵便ゆうびん番号ばんごうは206-0023。多摩たまニュータウン開発かいはつ区域くいき内ないに位置いちし、聖せいヶ丘おか・諏訪すわ・乞田こった川がわに囲かこまれた細長ほそながい形状けいじょうをしている。最寄もより駅えきは永山ながやま駅えき（京王けいおう相模原さがみはら線せん・小田急おだきゅう多摩線たません）。

歴史れきし

この地域ちいきは、元もとは大字だいじ連光寺れんこうじの一部いちぶで、町名ちょうめいを付つける際さいに連光寺れんこうじの小字こあざから採とられた。旧来きゅうらいからの住民じゅうみんなどには「まびきさわ」あるいは「まびきざわ」と呼よぶ者ものもいる。

馬引沢うまひきざわの地名ちめいの由来ゆらいは、小字こあざ沖おき谷戸たにと（おきのやと）から乞田こった川がわへ流ながれ込こむ沢さわ（沖おきノ谷戸たにとから馬引沢うまひきざわ、諏訪坂すわざかを経へて乞田こった川がわへ注そそぐ）がこの地域ちいき（小字こあざ馬引沢うまひきざわ）のほぼ中央ちゅうおうを南北なんぼくに貫つらぬいており、沢さわ沿ぞいに黒川くろかわ方面ほうめんへ抜ぬける道みちがあったといわれ、この道みちが馬うまを降ふり引びいて歩あるかねばならないほど険けわしい道みちであったことが由来ゆらいと言いわれている。

また伝承でんしょうでは、馬引沢うまひきざわへ通つうじる道みちが連光寺れんこうじ小字こあざ本村もとむら（ほんむら）からの一本いっぽんだけであった頃ころ、この道みちの途中とちゅうに金色きんいろの薬師やくし如来にょらいが祭まつられており、その薬師如来やくしにょらいのそばまで来くると馬うまから降おりて馬うまを引ひいて通とおった沢さわであったことが由来ゆらいという（馬うまから降おりた理由りゆうについては複数ふくすうのパターンがある）。なお、この薬師如来像やくしにょらいぞうがあったと思おもわれる薬王寺やくおうじは1966年ねんに火災かさいのため焼失しょうしつしている。

現在げんざいの町名ちょうめいとしての馬引沢うまひきざわと、かつての小字こあざ馬引沢うまひきざわは完全かんぜんに一致いっちするわけではない。小字こあざ馬引沢うまひきざわは現在げんざいの馬引沢うまひきざわの大だい部分ぶぶんと、諏訪すわ1丁目ちょうめ・3丁目ちょうめ・4丁目ちょうめ、聖せいヶ丘おか2丁目ちょうめ〜4丁目ちょうめのそれぞれ一部いちぶである。

小字こあざ馬引沢うまひきざわのうち多摩たまニュータウン第だい5住じゅう区くに含ふくまれる場所ばしょは早はやくに区画くかく整理せいりが行おこなわれ、諏訪すわ1丁目ちょうめ〜4丁目ちょうめの一部いちぶとなっていた。残のこりの土地とちについても、多摩たまニュータウン第だい4住じゅう区くおよび区画くかく整理せいり事業じぎょう第だい2工こう区くに設定せっていされ、小字こあざ諏訪坂すわざか（すわのさか）および小字こあざ諏訪すわ越えつ（すわのこし）などとともに区画くかく整理せいりが行おこなわれた。区画くかく整理せいり事業じぎょう区域くいきのうち、諏訪すわへ編入へんにゅうされる部分ぶぶんを除のぞいた地域ちいきと、ニュータウン第だい4住じゅう区く （すなわち現在げんざいの馬引沢うまひきざわ地区ちくおよび聖せいヶ丘おか地区ちく）の町名ちょうめいは、当初とうしょは「連れん光台ひかりだい」とする計画けいかくであった。そして1977年ねんに町名ちょうめいについての協議きょうぎが開始かいしされたが地元じもとの意見いけんはまとまらず、結局けっきょく1979年ねん11月、第だい4住じゅう区く部分ぶぶんは「聖せいヶ丘おか」とし、馬引沢うまひきざわ地区ちくは諏訪すわへ編入へんにゅうすることが計画けいかくされた。

諏訪すわへの編入へんにゅうにより馬引沢うまひきざわ地域ちいきは「諏訪すわ7丁目ちょうめ」となることが明あきらかになると、地元じもとでは「7丁目ちょうめ」では問題もんだいがある（例たとえば、諏訪すわ6丁目ちょうめに隣接りんせつしておらず、飛とび地ちのようになってしまうため訪問ほうもん者しゃなどに分わかりにくいなど）として、1986年ねん10月に同地どうちを「諏訪すわ元町もとまち」とするよう要望ようぼうした。しかし諏訪すわ元町もとまちではすでにある諏訪すわ地区ちくと紛まぎらわしいことから、同地どうちの小字こあざ馬引沢うまひきざわから地名ちめいをとることになった。

こうして1990年ねん1月がつ27日にち、馬引沢うまひきざわ1丁目ちょうめ（連光寺れんこうじ小字こあざ諏訪坂すわざか、諏訪すわ越えつ、馬引沢うまひきざわ）および2丁目ちょうめ（連光寺れんこうじ小字こあざ諏訪坂すわざか、馬引沢うまひきざわ）が新設しんせつされた。なお同日どうじつに、小字こあざ諏訪すわ越えつの一部いちぶが諏訪すわ1丁目ちょうめに、小字こあざ馬引沢うまひきざわの一部いちぶが諏訪すわ1丁目ちょうめ・3丁目ちょうめ・4丁目ちょうめにそれぞれ編入へんにゅうされている。

沿革えんかく

※ 小字こあざ馬引沢うまひきざわは単たんに「馬引沢うまひきざわ」と記しるす。

• 1970年ねん10月1日にち　馬引沢うまひきざわの一部いちぶを含ふくむ地域ちいきから、諏訪すわ二に丁目ちょうめ、四よん丁目ちょうめを新設しんせつ。
• 1975年ねん1月がつ1日にち　馬引沢うまひきざわの一部いちぶを諏訪すわ一いち丁目ちょうめ、三さん丁目ちょうめ、四よん丁目ちょうめに編入へんにゅう。
• 1977年ねん9月1日にち　馬引沢うまひきざわの一部いちぶを諏訪すわ三さん丁目ちょうめに編入へんにゅう。
• 1981年ねん11月1日にち　馬引沢うまひきざわの一部いちぶ（馬引沢うまひきざわ団地だんちを含ふくむ区域くいき）を諏訪すわ一いち丁目ちょうめに編入へんにゅう。
• 1983年ねん2月がつ1日にち　馬引沢うまひきざわの一部いちぶを諏訪すわ四よん丁目ちょうめ、聖せいヶ丘おか三さん丁目ちょうめに編入へんにゅう。
• 1983年ねん2月がつ1日にち　馬引沢うまひきざわの一部いちぶを含ふくむ区域くいきから、聖せいヶ丘おか二に丁目ちょうめ、四よん丁目ちょうめを新設しんせつ。
• 1990年ねん1月がつ27日にち　馬引沢うまひきざわの一部いちぶが諏訪すわ一いち丁目ちょうめ、三さん丁目ちょうめ、四よん丁目ちょうめに編入へんにゅうされる。
• 1990年ねん1月がつ27日にち　諏訪坂すわざか、諏訪すわ越えつ、馬引沢うまひきざわのそれぞれ一部いちぶから馬引沢うまひきざわ一いち丁目ちょうめを新設しんせつ。また、諏訪坂すわざか、馬引沢うまひきざわのそれぞれ一部いちぶから馬引沢うまひきざわ二に丁目ちょうめを新設しんせつ。

世帯せたい数すうと人口じんこう

2018年ねん（平成へいせい30年ねん）1月がつ1日にち現在げんざいの世帯せたい数すうと人口じんこうは以下いかの通とおりである。

丁ひのと目め	世帯せたい数すう	人口じんこう
馬引沢うまひきざわ一いち丁目ちょうめ	880世帯せたい	1,699人にん
馬引沢うまひきざわ二に丁目ちょうめ	1,206世帯せたい	2,367人にん
計けい	2,086世帯せたい	4,066人にん

小・中学校しょうちゅうがっこうの学区がっく

市立しりつ小・中学校しょうちゅうがっこうに通かよう場合ばあい、学区がっくは以下いかの通とおりとなる。

丁ひのと目め	番地ばんち	小学校しょうがっこう	中学校ちゅうがっこう
馬引沢うまひきざわ一いち丁目ちょうめ	全域ぜんいき	多摩たま市立しりつ北きた諏訪すわ小学校しょうがっこう	多摩たま市立しりつ諏訪すわ中学校ちゅうがっこう
馬引沢うまひきざわ二に丁目ちょうめ	全域ぜんいき

地価ちか

住宅じゅうたく地ちの地価ちかは、2014年ねん（平成へいせい26年ねん）1月がつ1日にちの公示こうじ地価ちかによれば、馬引沢うまひきざわ2丁目ちょうめ13番ばん15の地点ちてんで18万まん6000円えん/m²となっている。

施設しせつ

• 馬引沢うまひきざわ第だい一いち公園こうえん
• 馬引沢うまひきざわ自治じち会館かいかん

関連かんれん項目こうもく

• 多摩たまニュータウン
• 永山ながやま駅えき (東京とうきょう都と)
• 馬引沢うまひきざわ (曖昧あいまいさ回避かいひ)

参考さんこう文献ぶんけん

• 多摩たま市しの町名ちょうめい（市制しせい施行しこう20周年しゅうねん記念きねん），多摩たま市し
• 歴史れきしのさんぽみち，多摩たま市し
• 馬引沢うまひきざわ昭和しょうわ史し，馬引沢うまひきざわ区画くかく整理せいり竣工しゅんこう記念きねん事業じぎょう推進すいしん委員いいん会かい