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鹿野かの勇いさむ之これ進しん

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鹿野かの 勇いさむ之これ進しん（かの ゆうのしん、1851年ねん10月8日にち（嘉よしみ永ひさし4年ねん9月14日にち） - 1914年ねん（大正たいしょう3年ねん）4月がつ7日にち[1]）は、日本にっぽんの海軍かいぐん軍人ぐんじん、政治せいじ家か、華族かぞく。海軍かいぐん中将ちゅうじょう正せい四よん位い勲くん二に等とう功こう三さん級きゅう男爵だんしゃく。貴族きぞく院いん議員ぎいん。

経歴けいれき[編集へんしゅう]

信濃しなの国こく松代まつだい藩はん士し鹿野かの外がい守泰もりやす敬けいの子こ[2]。明治めいじ4年ねん（1871年ねん）9月がつ、海軍かいぐん兵へい学寮がくりょう（5期き）に入学にゅうがく。1879年ねん（明治めいじ12年ねん）9月がつ、海軍かいぐん少尉しょうい任官にんかん。1885年ねん（明治めいじ18年ねん）9月がつ、「筑波つくば」分隊ぶんたい長ちょうとなり、海軍兵学校かいぐんへいがっこう教授きょうじゅ兼けん生徒せいと分隊ぶんたい長ちょう、「扶桑ふそう」分隊ぶんたい長ちょう、海軍かいぐん大だい学校がっこう副官ふっかん、海軍かいぐん参謀さんぼう部ぶ第だい1課か員いんなどを経へて、1890年ねん（明治めいじ23年ねん）10月がつ、海軍かいぐん少佐しょうさに昇進しょうしん。

1891年ねん（明治めいじ24年ねん）4月がつ、「松島まつしま」回航かいこう事務じむ取扱とりあつかい委員いいん、同どう副長ふくちょう、練習れんしゅう船せん「干ひ珠たま」艦長かんちょう、横須賀よこすか水雷すいらい隊たい攻撃こうげき部ぶ司令しれいなどを歴任れきにんし、日にち清しん戦争せんそうでは「西にし京丸きょうまる」艦長かんちょうとして出征しゅっせいした。1895年ねん（明治めいじ28年ねん）1月がつ、海軍かいぐん大佐たいさに進級しんきゅう。同年どうねん6月がつ、「武蔵むさし」艦長かんちょうに就任しゅうにんし、「八重山やえやま」「須磨すま」「浪速なにわ」「富士ふじ」の各かく艦長かんちょう、横須賀よこすか鎮守ちんじゅ府ふ参謀さんぼう長ちょう、横須賀よこすか海兵かいへい団だん長ちょうなどを経へて、1903年ねん（明治めいじ36年ねん）7月がつ、海軍かいぐん少将しょうしょうに進すすみ佐世保させぼ港こう務つとむ部長ぶちょう兼けん佐世保させぼ予備よび艦かん部長ぶちょうに就任しゅうにんし日にち露ろ戦争せんそうを迎むかえた。

1906年ねん（明治めいじ39年ねん）5月がつ、横須賀よこすか港こう務つとむ部長ぶちょう兼けん横須賀よこすか予備よび艦かん部長ぶちょうに異動いどう。1907年ねん（明治めいじ40年ねん）3月がつ、海軍かいぐん中将ちゅうじょうとなり馬うま公こう要港ようこう部ぶ司令しれい官かんを勤つとめた。同年どうねん9月がつ、男爵だんしゃくの爵位しゃくいを授爵じゅしゃくし華族かぞくとなる。1909年ねん（明治めいじ42年ねん）12月に待命たいめいとなり、1911年ねん（明治めいじ44年ねん）4月がつ17日にち、予備よび役やくに編入へんにゅう[3]。1914年ねん（大正たいしょう3年ねん）3月がつ1日にちに後備こうび役やくとなる[4]。

1912年ねん（明治めいじ45年ねん）3月がつ30日にち、補欠ほけつ選挙せんきょで貴族きぞく院いん男爵だんしゃく議員ぎいんに選出せんしゅつされ[5]、死去しきょするまで在任ざいにんした[1][5]。

栄典えいてん[編集へんしゅう]

位階いかい
勲章くんしょう等とう

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ a b 『議会ぎかい制度せいど百ひゃく年ねん史し - 貴族きぞく院いん・参議院さんぎいん議員ぎいん名鑑めいかん』67-68頁ぺーじ。
  2. ^ 『更級さらしな郡ぐん埴科はにしな郡ぐん人名じんめい辞書じしょ』
  3. ^ 『官報かんぽう』第だい8343号ごう、明治めいじ44年ねん4月がつ18日にち。
  4. ^ 『官報かんぽう』第だい476号ごう、大正たいしょう3年ねん3月がつ3日にち。
  5. ^ a b 『貴族きぞく院いん要覧ようらん（丙へい）』昭和しょうわ21年ねん12月がつ増ぞう訂てい、22頁ぺーじ。
  6. ^ 『官報かんぽう』第だい701号ごう「叙任じょにん」1885年ねん10月がつ30日にち。
  7. ^ 『官報かんぽう』第だい2541号ごう「叙任じょにん及辞令れい」1891年ねん12月17日にち。
  8. ^ 『官報かんぽう』第だい3510号ごう「叙任じょにん及辞令れい」1895年ねん3月がつ15日にち。
  9. ^ 『官報かんぽう』第だい4402号ごう「叙任じょにん及辞令れい」1898年ねん3月がつ9日にち。
  10. ^ 『官報かんぽう』第だい5937号ごう「叙任じょにん及辞令れい」1903年ねん4月がつ21日にち。
  11. ^ 『官報かんぽう』第だい7157号ごう「叙任じょにん及辞令れい」1907年ねん5月がつ11日にち。
  12. ^ 『官報かんぽう』第だい3430号ごう「叙任じょにん及辞令れい」1894年ねん12月3日にち。
  13. ^ 『官報かんぽう』第だい3676号ごう「叙任じょにん及辞令れい」1895年ねん9月がつ28日にち。
  14. ^ 『官報かんぽう』第だい5072号ごう「叙任じょにん及辞令れい」1900年ねん6月がつ1日にち。
  15. ^ 『官報かんぽう』第だい6426号ごう「敍任じょにん及辞令れい」1904年ねん11月30日にち。
  16. ^ 『官報かんぽう』号外ごうがい「叙任じょにん及辞令れい」1907年ねん1月がつ28日にち。
  17. ^ 『官報かんぽう』第だい7272号ごう「授爵じゅしゃく敍任じょにん及辞令れい」1907年ねん9月がつ23日にち。

参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

  • 『貴族きぞく院いん要覧ようらん（丙へい）』昭和しょうわ21年ねん12月がつ増ぞう訂てい、貴族きぞく院いん事務じむ局きょく、1947年ねん。
  • 衆議院しゅうぎいん・参議院さんぎいん編へん『議会ぎかい制度せいど百ひゃく年ねん史し - 貴族きぞく院いん・参議院さんぎいん議員ぎいん名鑑めいかん』大蔵省おおくらしょう印刷いんさつ局きょく、1990年ねん。
  • 外山とやま操みさお編へん『陸海りくかい軍ぐん将官しょうかん人事じんじ総覧そうらん 海軍かいぐん篇へん』芙蓉ふよう書房しょぼう出版しゅっぱん、1981年ねん。
  • 福川ふくかわ秀樹ひでき『日本にっぽん海軍かいぐん将官しょうかん辞典じてん』芙蓉ふよう書房しょぼう出版しゅっぱん、2000年ねん。
  • 海軍かいぐん歴史れきし保存ほぞん会かい編へん『日本にっぽん海軍かいぐん史し』第だい9巻かん、発売はつばい:第一法規出版だいいちほうきしゅっぱん、1995年ねん。


日本にっぽんの爵位しゃくい
先代せんだい
叙爵じょしゃく 		男爵だんしゃく
鹿野かの（勇いさむ之これ進しん）家か初代しょだい
1907年ねん - 1914年ねん 		次代じだい
鹿野かの真夫まさお
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