AIGエジソン生命せいめい保険ほけん

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AIGエジソン生命せいめい保険ほけん株式会社かぶしきがいしゃのデータ
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
本社ほんしゃ所在地しょざいち 130-8625
東京とうきょう墨田すみだ太平たいへい4-1-3 オリナスタワー
創業そうぎょう 1898ねん5月1にち
設立せつりつ 1998ねん4がつ1にち
代表だいひょうしゃ 松澤まつざわ やすし(代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょうけん最高さいこう経営けいえい責任せきにんしゃ)
保険ほけんりょうとう収入しゅうにゅう 3,103おくえん(2009年度ねんど
そう資産しさん 2ちょう4,302おくえん(2010ねん9がつ30にち現在げんざい
従業じゅうぎょう員数いんずう 営業えいぎょう社員しゃいん3,309めい 内務ないむ社員しゃいん1,582めい(2010ねん9がつ30にち現在げんざい
主要しゅよう株主かぶぬし プルデンシャル・ファイナンシャル (100.0%)
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AIGエジソン生命せいめい保険ほけん株式会社かぶしきがいしゃ(エイアイジーエジソンせいめいほけん)は、かつて存在そんざいしていた日本にっぽん生命せいめい保険ほけん会社かいしゃである。

概説がいせつ[編集へんしゅう]

GEグループの生保せいほ会社かいしゃとして発足ほっそく[編集へんしゅう]

1998ねん平成へいせい10ねん)2がつに、東邦生命保険とうほうせいめいほけん相互そうご会社かいしゃ業績ぎょうせき悪化あっかしたことから、GEキャピタルサービスの子会社こがいしゃ・GEファイナンシャルアシュアランスホールディングしゃ東邦生命保険とうほうせいめいほけん相互そうご会社かいしゃ業務ぎょうむ提携ていけいむすんで、既存きそん保険ほけん契約けいやくのぞ同社どうしゃ営業えいぎょう承継しょうけいする目的もくてきで、GEキャピタル・エジソン生命せいめい株式会社かぶしきがいしゃ設立せつりつ東邦とうほう生命せいめい営業えいぎょうけんゆずけ、同年どうねん4がつ1にちから営業えいぎょう開始かいしした。この業務ぎょうむ提携ていけい時点じてんでは、米国べいこくなど海外かいがいのGEのグループ会社かいしゃに、GE創設そうせつしゃのひとりトーマス・エジソン(Thomas Edison)の社名しゃめいふく会社かいしゃながらくかったが、東邦とうほう生命せいめい業務ぎょうむ提携ていけいさいして日本人にっぽんじん発明はつめいとして馴染なじみのあるエジソンのをあえて社名しゃめいとしてけた。

その既存きそん保険ほけん契約けいやくのみの業務ぎょうむおこなっていた東邦とうほう生命せいめいが、1999ねん平成へいせい11ねん)6がつ4にち金融きんゆう監督かんとくちょうから業務ぎょうむ停止ていし命令めいれいけて経営けいえい破綻はたんしたため、2000ねん平成へいせい12ねん)3がつ東邦とうほう生命せいめい既存きそん保険ほけん契約けいやくを、生命せいめい保険ほけん契約けいやくしゃ保護ほご機構きこうから3750おくえん拠出きょしゅつきんけることで、GEエジソン生命せいめい包括ほうかつてき移転いてんした。

2002ねん平成へいせい14ねん)には、2がつセゾングループセゾン生命保険せぞんせいめいほけん株式かぶしき取得しゅとく子会社こがいしゃし、4がつ同社どうしゃ吸収きゅうしゅう合併がっぺいして経営けいえい統合とうごうした。

AIGグループの生保せいほ会社かいしゃ[編集へんしゅう]

2003ねん平成へいせい15ねん)に、GEがGEキャピタル・エジソン生命せいめい売却ばいきゃくめたことから、同年どうねん8がつにAIGが同社どうしゃぜん株式かぶしきけて子会社こがいしゃ2004ねん平成へいせい16ねん)1がつに、商号しょうごう社名しゃめい)がAIGエジソン生命せいめい保険ほけん株式会社かぶしきがいしゃ変更へんこうされた。

2006ねん平成へいせい18ねん)5がつおなじAIGグループの日本にっぽん法人ほうじんであるAIGスター生命せいめい保険ほけんとの経営けいえい統合とうごう合意ごういし、2008ねん平成へいせい20ねん)8がつ29にち合併がっぺい契約けいやくしょ締結ていけつ同年どうねん9がつ16にち両社りょうしゃ臨時りんじ株主かぶぬし総会そうかいでの特別とくべつ決議けつぎて、2009ねん平成へいせい21ねん)1がつ1にち両社りょうしゃ合併がっぺいしてAIG生命せいめい保険ほけん株式会社かぶしきがいしゃとなることとなった(手続てつづきじょうはAIGエジソン生命せいめい存続そんぞく会社かいしゃ)。

しかし、合併がっぺい目前もくぜんひかえた2008ねん平成へいせい20ねん)9がつに、親会社おやがいしゃであるべい・AIGがサブプライムローン問題もんだい影響えいきょうけ、経営けいえい危機ききいたる(AIGショック)。そのため、AIGの経営けいえい再建さいけんさくの1つとして、業績ぎょうせき高値たかね売却ばいきゃく見込みこめる日本にっぽん生命せいめい保険ほけん事業じぎょう3しゃ当社とうしゃ、AIGスター生命せいめい保険ほけん、アリコジャパン(げんメットライフ生命せいめい保険ほけん))を売却ばいきゃくすることが、同年どうねん10がつ3にち発表はっぴょうされた。エジソン生命せいめいはAIGかぶ取得しゅとくしていないこと財務ざいむ健全けんぜんせいたもたれていることから、売却ばいきゃくされても保険ほけん契約けいやくしゃ影響えいきょうはないとされている。

このけんによって、合併がっぺい計画けいかく延期えんきさせざるをなくなったことから、2009ねん平成へいせい21ねん)1がつ予定よていされていた合併がっぺい先送さきおくりされた。その株式かぶしき譲渡じょうと交渉こうしょう2009ねん平成へいせい21ねん)10がつまつ中止ちゅうし発表はっぴょうされ、AIGグループの傘下さんか成長せいちょうはかることとしていた。

べいプルデンシャルによる買収ばいしゅう・そして合併がっぺい[編集へんしゅう]

2011ねん2がつ1にちアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくプルデンシャル・ファイナンシャルグループがAIGエジソン生命せいめいとAIGスター生命せいめい買収ばいしゅうした。プルデンシャル・ファイナンシャル傘下さんか移行いこうもAIGがわ許可きょかにより商号しょうごう維持いじされたが、2012ねん1がつ1にち当社とうしゃジブラルタ生命せいめい保険ほけんきゅう協栄生命保険きょうえいせいめいほけん)・AIGスター生命せいめい保険ほけんきゅう千代田生命保険ちよだせいめいほけん)の3しゃ合併がっぺいし、ジブラルタ生命せいめい保険ほけん商号しょうごう変更へんこうされた[1]一方いっぽう銀行ぎんこうまど販チャネルについてはジブラルタ生命せいめい子会社こがいしゃであるプルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命せいめい保険ほけんきゅう大和生命保険やまとせいめいほけん)へ移管いかん統合とうごうされた[2]

参考さんこう[編集へんしゅう]

正確せいかくには、エジソンは自身じしん電気でんき照明しょうめい会社かいしゃ高額こうがく事実じじつ上新かみしん会社かいしゃGEに譲渡じょうとしたものであり、合併がっぺいのGEには興味きょうみがなく重役じゅうやく会議かいぎに3ただけであるとされている。また、当然とうぜんのことながらAIGとエジソンとのあいだにはなん関係かんけいせいもない。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ しん「ジブラルタ生命せいめい」の発足ほっそくについて (PDF) - ジブラルタ生命せいめい保険ほけん ニュースリリース 2012ねん1がつ4にち(2012ねん1がつ10日とおか閲覧えつらん
  2. ^ プルデンシャル・ファイナンシャル、スター生命せいめいとエジソン生命せいめい株式かぶしき取得しゅとく完了かんりょう (PDF) - ジブラルタ生命せいめい保険ほけん ニュースリリース 2011ねん2がつ1にち(2012ねん1がつ10日とおか閲覧えつらん

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

  • 契約けいやくしゃさま|ジブラルタ生命せいめい - ジブラルタ生命せいめい運営うんえいするきゅうAIGエジソン生命せいめいにて契約けいやくされたほうきゅうセゾン生命せいめいにて契約けいやくされたほうきゅう東邦とうほう生命せいめいから契約けいやく移転いてんされたほうふくむ)を対象たいしょうとしたページ