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ALWAYS 続ぞく・三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ

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出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』

ALWAYS
続ぞく・三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ
監督かんとく 山崎やまざき貴たか
脚本きゃくほん 山崎やまざき貴たか
古沢ふるさわ良太りょうた
原作げんさく 西岸せいがん良平りょうへい
『三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ』
製作せいさく 安藤あんどう親ちかし広ひろ
山際やまぎわ新平しんぺい
高橋たかはし望のぞむ
倉田くらた貴たか也
製作せいさく総そう指揮しき 阿部あべ秀司しゅうじ
奥田おくだ誠治せいじ
出演しゅつえん者しゃ 吉岡よしおか秀隆ひでたか
堤つつみ真一しんいち
薬師丸やくしまるひろ子こ
小雪こゆき
堀ほり北きた真希まき
音楽おんがく 佐藤さとう直紀なおき
主題歌しゅだいか BUMP OF CHICKEN
「花はなの名な」
撮影さつえい 柴崎しばざき幸三こうぞう
編集へんしゅう 宮島みやじま竜治りゅうじ
制作せいさく会社かいしゃ ROBOT
製作せいさく会社かいしゃ 『ALWAYS 続ぞく・三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ』製作せいさく委員いいん会かい
配給はいきゅう 東宝とうほう
公開こうかい 日本の旗 2007年ねん11月3日にち
上映じょうえい時間じかん 146分ふん
製作せいさく国こく 日本の旗 日本にっぽん
言語げんご 日本語にほんご
興行こうぎょう収入しゅうにゅう 45.6億おく円えん[1]
前作ぜんさく ALWAYS 三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ
次つぎ作さく ALWAYS 三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ'64
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ポータル 映画えいが
プロジェクト 映画えいが

『ALWAYS 続ぞく・三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ』（オールウェイズ ぞく・さんちょうめのゆうひ）は、漫画まんが『三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ』を題材だいざいにした、2007年ねん11月3日にち公開こうかいの日本にっぽん映画えいが。主演しゅえんは吉岡よしおか秀隆ひでたか。配給はいきゅうは東宝とうほう。

概要がいよう

2005年ねん11月5日にちに公開こうかいされた『ALWAYS 三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ』の続編ぞくへん。2006年ねん11月に監督かんとくの山崎やまざき貴たか、エグゼクティブプロデューサーの阿部あべ秀司しゅうじ、奥田おくだ誠治せいじの3氏しが続編ぞくへんの製作せいさくを発表はっぴょう。

前作ぜんさくでは建設けんせつ中ちゅうの東京とうきょうタワーや上野うえの駅えき、蒸気じょうき機関きかん車しゃC62、東京とうきょう都電とでんなど当時とうじの東京とうきょうの街並まちなみをミニチュアとCG（いわゆるVFX）で再現さいげんし話題わだいを呼よんだが、今いま作さくでも完成かんせい後ごの東京とうきょうタワー、東京とうきょう駅えき、羽田空港はねだくうこう、日本橋にほんばし、当時とうじ国鉄こくてつが運転うんてんを開始かいししたばかりの、20（→151）系けい新型しんがた特急とっきゅう電車でんしゃこだまなどが再現さいげんされる。また映画えいが序盤じょばんには、1954年ねんに公開こうかいされた『ゴジラ』のゴジラ[注釈ちゅうしゃく 1][注釈ちゅうしゃく 2]がフルCGで登場とうじょうしている[2]。また、当時とうじ活況かっきょうを呈ていしていた映画えいが館かんや、庶民しょみんの社交しゃこう場じょうであった銭湯せんとうなども再現さいげんされる。また、当時とうじヒーローだった日活にっかつの映画えいがスターである石原いしはら裕次郎ゆうじろうも登場とうじょうする。

前作ぜんさくの終了しゅうりょう時点じてんから4ヵ月かげつ後ごの、昭和しょうわ34年ねん（1959年ねん）春はるの夕日ゆうひ町まち三さん丁目ちょうめに住すむ人々ひとびとの姿すがたを描えがく。出演しゅつえん者しゃは前作ぜんさくから引ひき続つづき出演しゅつえんし、2007年ねん1月がつにクランクイン。

今いま作さくでは、竜之介りゅうのすけやヒロミ、淳之介じゅんのすけのその後ごの展開てんかいがメインとなる。また、鈴木すずき家かの親戚しんせきの娘むすめの鈴木すずき美加みかや、六ろく子しの幼馴染おさななじみの中山なかやま武雄たけおという人物じんぶつが登場とうじょうする。

その後ご、今いま作さくの続編ぞくへんとして『ALWAYS 三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ'64』の制作せいさくが発表はっぴょうされ、2012年ねん1月がつ21日にちに公開こうかいされた。

2008年ねん11月21日にちに、日本にほんテレビの『金曜きんようロードショー』でテレビ初はつ放送ほうそう（45分ふん拡大かくだい）され、視聴しちょう率りつは18.5%を記録きろくした。続編ぞくへんの、『ALWAYS 三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ'64』全国ぜんこくロードショー初日しょにち前日ぜんじつである2012年ねん1月がつ20日はつかに同どう枠わくで2回かい目めの放送ほうそう（30分ふん拡大かくだい）を行おこない、視聴しちょう率りつは17.0%を記録きろくした。2012年ねん2月がつ11日にちには、日にっテレプラスで専門せんもんチャンネル初はつ放送ほうそう（完全かんぜんノーカット版ばんとしては初はつ放送ほうそう）した。

本ほん作さくのキャッチコピーは『昭和しょうわ34年ねん、日本にっぽんの空そらは広ひろかった。』であり[3]、DVDのパッケージに書かかれていた『会あいたい人ひとがいる。待まっている人ひとがいる。』は、本ほん作さくの主題歌しゅだいかであるBUMP OF CHICKENの『花はなの名な』の歌詞かしを引用いんようしたものである。

受賞じゅしょう記録きろく

  • 第だい31回かい日本にっぽんアカデミー賞しょう
    • 優秀ゆうしゅう作品さくひん賞しょう：「ALWAYS 続ぞく・三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ」
    • 優秀ゆうしゅう監督かんとく賞しょう：山崎やまざき貴たか
    • 優秀ゆうしゅう脚本きゃくほん賞しょう：山崎やまざき貴たか・古沢ふるさわ良太りょうた
    • 最優秀さいゆうしゅう主演しゅえん男優だんゆう賞しょう：吉岡よしおか秀隆ひでたか
    • 優秀ゆうしゅう助演じょえん男優だんゆう賞しょう：堤つつみ真一しんいち
    • 優秀ゆうしゅう助演じょえん女優じょゆう賞しょう：薬師丸やくしまるひろ子こ
    • 優秀ゆうしゅう助演じょえん女優じょゆう賞しょう：堀ほり北きた真希まき
    • 優秀ゆうしゅう音楽おんがく賞しょう：佐藤さとう直紀なおき
    • 優秀ゆうしゅう撮影さつえい賞しょう：柴崎しばざき幸三こうぞう
    • 優秀ゆうしゅう照明しょうめい賞しょう：水野みずの研一けんいち
    • 優秀ゆうしゅう美術びじゅつ賞しょう：上條かみじょう安里あんり
    • 最優秀さいゆうしゅう録音ろくおん賞しょう：鶴巻つるまき仁ひとし
    • 優秀ゆうしゅう編集へんしゅう賞しょう：宮島みやじま竜治りゅうじ

ストーリー

東京とうきょう下町したまちの夕日ゆうひ町まち三さん丁目ちょうめ、自動車じどうしゃ修理しゅうり工場こうじょうを営いとなむ鈴木すずき家かに親戚しんせきの女おんなの子こ・美加みかが預あづけられることになった。父親ちちおやが事業じぎょうに失敗しっぱいし、出稼でかせぎに行いくのだ。しかし、お嬢様じょうさま育そだちの美加みかはなかなか鈴木すずき一家かずやや夕日ゆうひ町まちの人々ひとびとになじめないでいた。

一方いっぽう駄菓子だがし屋やの茶ちゃ川がわは、黙だまって去さって行いったヒロミを想おもい続つづけながら淳之介じゅんのすけと暮くらしていた。そんなある日ひ、淳之介じゅんのすけの実父じっぷとみられる川渕かわぶちが再ふたたび息子むすこを連つれ戻もどしにやって来きた。

そこで茶ちゃ川がわは、人並ひとなみの暮くらしをさせられる証あかしを必かならず見みせるからと頼たのみ込こみ、改あらためて淳之介じゅんのすけを預あずかった。

大おおきな事ことを言いったはいいが、どうやって安定あんていした生活せいかつを見みせられるのか。やけ酒ざけに酔よいつぶれる茶ちゃ川がわではあったが、翌朝よくあさ、一いち度どはあきらめていた“芥川賞あくたがわしょう受賞じゅしょう”の夢ゆめに向むかって、黙々もくもくと執筆しっぴつを始はじめる茶ちゃ川がわの姿すがたがあった。

それを見みた鈴木すずきオートやまわりの皆みなは、心しんから応援おうえんし始はじめるのだった。

茶ちゃ川がわが芥川賞あくたがわしょうへ向むけて全力ぜんりょくで書かき上あげた内容ないようとは、それはなんとも川かわのせせらぎのように純粋じゅんすいな物語ものがたりであった。鈴木すずきオートや商店しょうてん街がいの人ひとたちは、殆ほとんどの人ひとが茶ちゃ川がわの書かき上あげた本ほんを買かい何なん度ども読よみ、泣なく人ひと、感動かんどうする人ひと、あのころを思おもい出だす人ひとなど、人ひとそれぞれが違ちがった観点かんてんをもち茶ちゃ川がわを支ささえていくのである。はたして黙だまって去さっていったヒロミとの運命うんめいはいかに。

キャスト

スタッフ

主題歌しゅだいか

協賛きょうさん

ソフト化か

発売はつばい元もとは小学館しょうがくかん、販売元はんばいもとはバップ。

  • -ALWAYS 続ぞく・三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ- 続ぞく・夕日ゆうひ町まちのひみつ（DVD1枚まい組ぐみ、2007年ねん12月24日にち発売はつばい）
    • 映画えいが公開こうかいに先駆さきがけて発売はつばいされたナビゲートDVD。
    • 封入ふうにゅう特典とくてん
      • メンコセット（5枚まい組ぐみ）
  • ALWAYS 続ぞく・三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ DVD通常つうじょう版ばん（1枚まい組ぐみ、2008年ねん5月がつ21日にち発売はつばい）
    • 映像えいぞう特典とくてん
      • 特報とくほう・劇場げきじょう予告編よこくへん・TVスポット集しゅう
      • キャスト・スタッフプロフィール
    • 音声おんせい特典とくてん
      • オーディオコメンタリー（監督かんとく：山崎やまざき貴たかインタビューバージョン）
  • ALWAYS 続ぞく・三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ DVD豪華ごうか版ばん（2枚まい組ぐみ、2008年ねん5月がつ21日にち発売はつばい・初回しょかい限定げんてい生産せいさん）
    • ディスク1：本編ほんぺんDVD（通常つうじょう版ばんと同様どうよう）
    • ディスク2：特典とくてんDVD
      • 『ALWAYS 続ぞく・三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ』の舞台裏ぶたいうら
      • 未み公開こうかい映像えいぞう
      • NGシーン
      • 「三さん丁目ちょうめの風景ふうけい〜VFXで描えがかれた昭和しょうわ〜」
      • 「続ぞく・VFXの秘密ひみつ」
      • 続ぞく・BEFORE AFTER
      • ジオラマで楽たのしむ三さん丁目ちょうめの町並まちなみ
      • 「花はなの名な」〜三さん丁目ちょうめに咲さく花はな達たち〜
      • 三さん丁目ちょうめを支ささえた名めい脇役わきやく
    • 封入ふうにゅう特典とくてん
      • ブックレット「記録きろく ALWAYS 続ぞく・三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ〜もういちど"昭和しょうわ"の町まち角かくへ〜」（128P）
      • 「ALWAYS 続ぞく・三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ」続ぞく・昭和しょうわ玉手箱たまてばこ
        • 特製とくせい24色しょくトンボ色鉛筆いろえんぴつ&ぬり絵えセット
        • 卓上たくじょう再現さいげん!「鈴木すずきオート」フォトモ（写真しゃしんを使用しようした立体りったいペーパークラフト）
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    • 特製とくせいアウターケース付つきデジパック仕様しよう
  • ALWAYS 三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ / ALWAYS 続ぞく・三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ 二に作品さくひん収納しゅうのう版ばん（DVD2枚まい組ぐみ、2008年ねん5月がつ21日にち発売はつばい・初回しょかい限定げんてい生産せいさん）
    • ディスク1：「ALWAYS 三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ」本編ほんぺんDVD（通常つうじょう版ばんと同様どうよう）
    • ディスク2：「ALWAYS 続ぞく・三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ」本編ほんぺんDVD（通常つうじょう版ばんと同様どうよう）
    • 特製とくせいアウターケース付つき
  • ALWAYS 続ぞく・三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ ブルーレイ（1枚まい組ぐみ、2011年ねん12月21日にち発売はつばい）
    • 映像えいぞう特典とくてん
      • 特報とくほう・劇場げきじょう予告編よこくへん・TVスポット集しゅう
      • キャスト・スタッフプロフィール
      • 「ALWAYS 三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ'64」特報とくほう・劇場げきじょう予告編よこくへん
    • 音声おんせい特典とくてん
      • オーディオコメンタリー（監督かんとく：山崎やまざき貴たかインタビューバージョン）

関連かんれん項目こうもく

脚注きゃくちゅう

[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

注釈ちゅうしゃく

  1. ^ ゴジラ主演しゅえん映画えいがそのままではなく、山崎やまざき貴たか監督かんとく自身じしんによって多少たしょうアレンジされている。また、『ALWAYS 続ぞく・三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ』の時代じだい設定せってい昭和しょうわ34年ねん（1959年ねん）及および、『ALWAYS 続ぞく・三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ』が公開こうかいされた2007年ねんは、共ともに『ゴジラ』シリーズはストップしていた[2]。
  2. ^ 劇げき中ちゅうではゴジラが東京とうきょうタワーを熱線ねっせんで破壊はかいしているが、『ゴジラ』シリーズの映画えいがでゴジラが東京とうきょうタワーを破壊はかいするのは2003年ねんに公開こうかいされた、『ゴジラ×モスラ×メカゴジラ 東京とうきょうSOS』が初はつである。本ほん作さくの設定せっていに近ちかい年代ねんだいでは、1961年ねん公開こうかいの『モスラ』で幼虫ようちゅうモスラが繭まゆを作つくるために、東京とうきょうタワーを破壊はかいしている。一方いっぽうのゴジラは、1964年ねん公開こうかいの『モスラ対たいゴジラ』で名古屋なごやテレビ塔てれびとうを破壊はかいしている。

出典しゅってん

  1. ^ 2007年ねん興行こうぎょう収入しゅうにゅう10億おく円えん以上いじょう番組ばんぐみ (PDF) - 日本にっぽん映画えいが製作せいさく者しゃ連盟れんめい
  2. ^ a b 野村のむら宏ひろし平ひら 編著へんちょ 編へん「COLUMN20 空白くうはくの10年ねんと『ALWAYS 続ぞく・三さん丁目ちょうめの夕日ゆうひ』」『ゴジラ大だい辞典じてん【新装しんそう版ばん】』笠倉出版社かさくらしゅっぱんしゃ、2014年ねん8月がつ7日にち（原著げんちょ2004年ねん12月5日にち）、368頁ぺーじ。ISBN 978-4-7730-8725-3。 
  3. ^ allcinema映画えいが詳細しょうさいページ

外部がいぶリンク

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