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Bitbucket

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
Bitbucket
URL bitbucket.org
言語げんご 英語えいご
タイプ 分散ぶんさんバージョン管理かんりシステム
運営うんえいしゃ アトラシアン
スローガン Unlimited DVCS Code Hosting, Free
営利えいりせい Yes
登録とうろく 必須ひっすOpenID利用りよう
開始かいし 2008ねん
現在げんざい状態じょうたい オンライン

Bitbucket は、Mercurial(2020ねん6がつ1にちまでのリリース[1])またはGit(2011ねん10がつ以降いこう[2])リビジョン管理かんりシステムを使用しようするソースコードおよび開発かいはつプロジェクトけに、アトラシアン運営うんえいするWeb ベースのバージョン管理かんりリポジトリホスティングサービスである。商用しょうようプランと無料むりょうアカウントの両方りょうほう提供ていきょうしている。2019ねん2がつ現在げんざい[3]、プライベートリポジトリを無制限むせいげんてる無料むりょうアカウントを提供ていきょうしている (無料むりょうアカウントの場合ばあい、5 ユーザーまで使用しようできる)。ユーザーがプライベートリポジトリしかっていない場合ばあいでも、プライベートリポジトリはプロファイルページに表示ひょうじされず、ウェブサイトじょうには"このユーザーはリポジトリをっていません"と表示ひょうじされる。このサービスはDjangoフレームワークをもちいてPythonかれている。[4]

おもGit使用しようするGitHubたサービスである。

2008ねんのブログ記事きじにおいて、en:Bruce Eckelは Bitbucket はBazaar使用しようするLaunchpad にもまさると比較ひかくした。

アトラシアンソフトウェア(Jira、HipChat、Confluence、Bamboo とう)と統合とうごうてき利用りようできる。

Bitbucket には、クラウド、Bitbucket Server、Data Center の3つのデプロイメントモデルがある。

サービス

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Bitbucket Cloud

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Bitbucket Cloud(旧称きゅうしょうBitbucket)は、Django Webフレームワーク使用しようしてPython記述きじゅつされている[5]

Bitbucket はおもにコードとコードレビュー使用しようされる。Bitbucket はつぎ機能きのうをサポートしている。

Bitbucket Server

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Bitbucket Server(旧称きゅうしょうStash[20])は、Java記述きじゅつされ、Apache Maven構築こうちくされたGitサーバとWebインターフェースとをわせた製品せいひんである[21]。これにより、ユーザは、コードへのりおよびみのアクセスを制御せいぎょしながら、基本きほんてきGit操作そうさ(GitHub同様どうようコードレビューマージひとし)を実行じっこうできる。また、アトラシアンツールとの統合とうごう提供ていきょうする[22]

Bitbucket Server は、オンプレミス実行じっこうするためのライセンス取得しゅとくできる商用しょうようソフトウェア製品せいひんである[23]アトラシアンは、特定とくてい基準きじゅんたすオープンソースプロジェクト(営利えいり政府せいふ学術がくじゅつ商用しょうよう政治せいじ宗教しゅうきょう組織そしき)にBitbucket Server を無償むしょう提供ていきょうしている。アカデミックおよび商業しょうぎょう顧客こきゃく場合ばあい完全かんぜんなソースコードは開発かいはつしゃソースライセンスのした利用りようできる[23]

料金りょうきんプラン

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Bitbucket Cloud は、2017ねんはじめに、3階層かいそうのユーザ単位たんい: 無料むりょう標準ひょうじゅん、プレミアムの料金りょうきんプランに移行いこうすると発表はっぴょうした。無料むりょうプランは、制限せいげんのプライベートリポジトリ最大さいだい5ユーザまで無料むりょうである。標準ひょうじゅんプランは月額げつがく15あめりかドルからユーザあたり3あめりかドル、プレミアムプランはユーザーあたり月額げつがく6あめりかドルで、IPホワイトリスト、ミラーリング、マージチェック、2段階だんかい認証にんしょうとう追加ついか管理かんり機能きのうそなえている[24]

この料金りょうきんプランがリリースされるまで、Bitbucket は複数ふくすう有料ゆうりょうプランを提供ていきょうしており、リポジトリ所有しょゆうしゃ自分じぶんのアカウントによりおおくのユーザをつことができた。無料むりょうのプライベートリポジトリは5ユーザに制限せいげんされている。月額げつがく料金りょうきん有料ゆうりょうプランにアップグレードすると、よりおおくのユーザがリポジトリにアクセスできるようになる。10ユーザは月額げつがく10あめりかドル(9ユーロ)、25ユーザは月額げつがく25あめりかドル(22.50ユーロ)、50ユーザは月額げつがく50あめりかドル(45ユーロ)、100ユーザで月額げつがく100あめりかドル(90ユーロ)、制限せいげんのユーザで月額げつがく200あめりかドル(月額げつがく180ユーロ)。

Bitbucket は無料むりょう公開こうかいリポジトリ[24]公開こうかいWikiもホストしている。

無料むりょうプランのユーザは、制限せいげんのパブリックリポジトリおよびプライベートリポジトリつことができる。パブリックリポジトリ、プライベートリポジトリ編集へんしゅう/りできるユーザのかずは5ユーザーに制限せいげんされているが、有料ゆうりょうプランを選択せんたくすることでやすことができるされている。

学生がくせい教師きょうしがアカデミックメールアドレスで登録とうろくした場合ばあい、Bitbucket は無料むりょうである。アカデミックユーザは、制限せいげんのアカデミックコラボレーションを利用りようできる[25]

Bitbucket は、Open Source Initiativeによって承認しょうにんされたライセンスもとづいて、プロジェクトのソースコードがダウンロード可能かのうであり、オープンソースプロジェクトがおおやけにアクセス可能かのうWebサイトっている場合ばあいオープンソースライセンス無料むりょうである[26]

歴史れきし

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Bitbucket は、以前いぜんJesper Nøhr によって設立せつりつされたは独立どくりつしたベンチャーであった。2010ねん9がつ29にちに、Bitbucketはベンチャーキャピタルから資金しきん調達ちょうたつをしているアトラシアン買収ばいしゅうされた。[27]

アトラシアン買収ばいしゅうされて以来いらい、プライベートプロプライエタリソフトウェアコードを使用しようして、伝統でんとうてきにそのサービスをプロの開発かいはつしゃにリリースしてきた。[28]

当初とうしょMercurial プロジェクトのホスティングサポートのみを提供ていきょうしていたが、2011ねん10がつ3にちGitホスティングのサポートを正式せいしき発表はっぴょうした。

2015ねん3がつコードスニペット自分じぶんひと共有きょうゆうする方法ほうほう提供ていきょうするスニペットがリリースされた。[29][30]

2015ねん9がつアトラシアンはStash 製品せいひん名前なまえをBitbucket Server に変更へんこうした。[31]

2016ねん7がつ、Bitbucket はGit Large File Storage (LFS)のサポートを追加ついかした。[32]

2016ねん10がつ、Bitbucket はBitbucket Pipelines をリリースした。これは、ユーザがコードをビルド、テスト、デプロイできるBitbucket UIの継続けいぞくてきデリバリーサービスである。[33]

2017ねん2がつ、600まんにん開発かいはつしゃと100まんのチームに到達とうたつしたと発表はっぴょうした。[34]

2017ねん2がつ、Bitbucket はIPホワイトリストを開始かいしし、ユーザがプライベートコンテンツをIPでブロックできるようにした。[35]

2019ねん4がつ、1000まん登録とうろくユーザと2800まんえるリポジトリ到達とうたつしたと発表はっぴょうした。[36]

2019ねん8がつ、Bitbucket は2020ねん6がつ1にちMercurial リポジトリのサポートを終了しゅうりょうする計画けいかく発表はっぴょうした[1]。この計画けいかくには、Bitbucket API からMercurial のすべてのトレースを削除さくじょすること、およびパブリックとプライベートの両方りょうほうのすべてのMercurial リポジトリをBitbucket から完全かんぜん削除さくじょすることがふくまれる。

バケツのステッカーにある記号きごうは、"Mercury"と表記ひょうきされる水銀すいぎんおよび水星すいせい記号きごうであり、BitbucketがMercurialのレポジトリをホスティングしていることに関係かんけいしている。あおいバケツの中身なかみ金属きんぞく水銀すいぎんである。

関連かんれん項目こうもく

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脚注きゃくちゅう

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  1. ^ a b Sunsetting Mercurial support in Bitbucket - Bitbucket”. 2020ねん4がつ3にち閲覧えつらん
  2. ^ Bitbucket now rocks Git - Bitbucket”. 2020ねん4がつ3にち閲覧えつらん
  3. ^ Bitbucket home page”. 2012ねん5がつ17にち閲覧えつらん
  4. ^ Django Success Story Bitbucket” (8 June 2008). 27 March 2011閲覧えつらん
  5. ^ DjangoSuccessStoryBitbucket – Django”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  6. ^ confluence.atlassian.com/bitbucket/work-with-pull-requests-223220593.html”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  7. ^ Build, test, and deploy with Pipelines - Atlassian Documentation”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  8. ^ Two-step verification - Atlassian Documentation”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  9. ^ a b Bitbucket Introduces Required Two-Factor Authentication and IP Whitelisting”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  10. ^ Suggest or require checks before a merge - Atlassian Documentation”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  11. ^ Search - Atlassian Documentation”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  12. ^ Bitbucket Cloud Adds Beta Support for Git Large File Storage”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  13. ^ Issue trackers - Atlassian Documentation”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  14. ^ Wikis - Atlassian Documentation”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  15. ^ Publishing a Website on Bitbucket Cloud - Atlassian Documentation”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  16. ^ Bitbucket Cloud apps - Atlassian Documentation”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  17. ^ REST APIs - Atlassian Documentation”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  18. ^ confluence.atlassian.com/bitbucket/snippets-719095082.html”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  19. ^ Smart Mirroring for Bitbucket Cloud - Atlassian Documentation”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  20. ^ Bitbucket rebrand FAQ - Atlassian Documentation”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  21. ^ Building Bitbucket Server from Source Code”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  22. ^ Bitbucket - Data Center | Atlassian”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  23. ^ a b Stash Licensing | Atlassian”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  24. ^ a b Pricing | Bitbucket”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  25. ^ What are the guidelines for academic licenses? - Atlassian Documentation”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  26. ^ Open Source Project License Request | Atlassian”. 2020ねん4がつ14にち閲覧えつらん
  27. ^ Jenna Pitcher (30 September 2010). “Atlassian snatches Bitbucket”. ITWire. 30 September 2010閲覧えつらん
  28. ^ Bitbucket vs. GitHub: The Best Version Control Software for Business? - Business 2 Community”. 2020ねん4がつ3にち閲覧えつらん
  29. ^ Snippets for teams are here with a rich set of APIs - Bitbucket”. 2020ねん4がつ3にち閲覧えつらん
  30. ^ Snippets - Atlassian Documentation”. 2020ねん4がつ3にち閲覧えつらん
  31. ^ Bitbucket - Data Center | Atlassian”. 2020ねん4がつ3にち閲覧えつらん
  32. ^ Bitbucket Cloud Adds Beta Support for Git Large File Storage”. 2020ねん4がつ3にち閲覧えつらん
  33. ^ Bitbucket Pipelines is now generally available - Bitbucket”. 2020ねん4がつ3にち閲覧えつらん
  34. ^ Bitbucket Cloud: 5 million developers and 900,000 teams - Bitbucket”. 2020ねん4がつ3にち閲覧えつらん
  35. ^ Bitbucket Introduces Required Two-Factor Authentication and IP Whitelisting”. 2020ねん4がつ3にち閲覧えつらん
  36. ^ Celebrating 10 million Bitbucket Cloud registered users - Bitbucket”. 2020ねん4がつ3にち閲覧えつらん

外部がいぶリンク

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