CREATE (SQL)

SQLにおけるCREATE文ぶん（英えい: CREATE statement）は、関係かんけいデータベース管理かんりシステム (RDBMS) の管理かんり下かにオブジェクトを新あたらしく作成さくせいするデータ定義ていぎ言語げんご (DDL) の命令めいれいである。 使用しようしているRDBMSの実装じっそうによって、CREATE文ぶんで作成さくせいすることができるオブジェクトの種類しゅるいは異ことなる。 ただしほとんどのRDBMSの実装じっそうでは、表ひょう (テーブル) 、定義ていぎ域いき (ドメイン) 、索引さくいん (インデックス) 、利用りよう者しゃ (ユーザ) 、別名べつめい (シノニム) 、ストアドプロシージャおよびデータベースの作成さくせいをサポートしている。 いくつかのRDBMSの実装じっそう (PostgreSQLなど) では、トランザクション内うちで CREATE 文ぶんおよび他たのDDL命令めいれいを実行じっこう可能かのうであり、そのためロールバックが可能かのうである。

CREATE TABLE 文ぶん

おそらく最もっともよく知しられている CREATE 命令めいれいは、CREATE TABLE 命令めいれいであろう。 基本きほん的てきな使用しよう方法ほうほうは次つぎのとおりである。

CREATE [TEMPORARY] TABLE [表ひょう名めい] ( [基底きてい表ひょう要素ようそカンマリスト] ) [表おもてパラメータ]

基底きてい表ひょう要素ようそカンマリスト

下記かきのいずれかで構成こうせいされた定義ていぎのカンマで区切くぎられたリストである。

• 列れつ定義ていぎ: [列れつ名めい] [データ型がた] {NULL | NOT NULL} {列れつオプション}
• 主しゅキー定義ていぎ: PRIMARY KEY ( [列れつカンマリスト] )
• 制約せいやく: {CONSTRAINT} [制約せいやく定義ていぎ]
• RDBMS実装じっそう固有こゆうの記述きじゅつ

いくつかの列れつをもつ「従業じゅうぎょう員いん」という名前なまえの表ひょうを作つくる命令めいれいの例れいを示しめす。

CREATE TABLE 従業じゅうぎょう員いん (   
    ID        INTEGER   PRIMARY KEY,
    姓せい        CHAR(75)  not null,
    名な        CHAR(50)  null,
    生年月日せいねんがっぴ  DATE      null
);

参考さんこう文献ぶんけん

• C.J.Date、Hugh Darwen、QUIP LLC (訳わけ)、『標準ひょうじゅんSQLガイド 改訂かいてい第だい4版はん』、アスキー、1999年ねん、ISBN 4-7561-2047-4