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データ辞書 じしょ (データじしょ、英 えい : data dictionary )は、IBM Dictionary of Computing の定義 ていぎ によれば、「意味 いみ 、他 た のデータとの関係 かんけい 、起源 きげん 、用途 ようと 、フォーマットなどのデータに関 かん する情報 じょうほう を集中 しゅうちゅう 的 てき に保管 ほかん したもの」である[1] 。データベース やデータベース管理 かんり システム (DBMS) に密接 みっせつ に関連 かんれん しており、以下 いか のような意味 いみ で使 つか われる。
データベースやデータベース群 ぐん を解説 かいせつ した文書 ぶんしょ
DBMSの構造 こうぞう を決定 けってい するのに必要 ひつよう な必須 ひっす コンポーネント
DBMS固有 こゆう のデータ辞書 じしょ を拡張 かくちょう または代替 だいたい するミドルウェア
文書 ぶんしょ としてのデータ辞書 じしょ [ 編集 へんしゅう ]
データベースのユーザーとアプリケーション 開発 かいはつ 者 しゃ には、データベースの構造 こうぞう ・内容 ないよう ・規約 きやく をカタログ化 か したデータ辞書 じしょ 文書 ぶんしょ が役 やく に立 た つ[2] 。一般 いっぱん に各 かく データベースのテーブル とフィールド の名前 なまえ と説明 せつめい を含 ふく み、データ型 がた や各 かく データ要素 ようそ の長 なが さといった詳細 しょうさい が記述 きじゅつ されている。そのような文書 ぶんしょ をどういう詳 しょう 細 ほそ さで記述 きじゅつ すべきかという一般 いっぱん 的 てき 標準 ひょうじゅん は存在 そんざい しないが、基本 きほん 的 てき にデータ自体 じたい ではなくデータベースの構造 こうぞう についてのメタデータ について記述 きじゅつ すべきものである。データ辞書 じしょ 文書 ぶんしょ はデータ要素 ようそ がどのように符号 ふごう 化 か されるかという情報 じょうほう も含 ふく む。うまく設計 せっけい されたデータ辞書 じしょ 文書 ぶんしょ があると、複雑 ふくざつ なデータベースや大 だい 規模 きぼ な連合 れんごう データベース で一貫 いっかん 性 せい を保 たも ちやすくなる[3] 。
データベースアプリケーションを構築 こうちく する際 さい 、データ辞書 じしょ ソフトウェアの層 そう を追加 ついか することもある。これは一種 いっしゅ のミドルウェア であり、基盤 きばん となるDBMSデータ辞書 じしょ とやり取 と りする。このような上位 じょうい のデータ辞書 じしょ は、DBMS固有 こゆう の下位 かい のデータ辞書 じしょ では不可能 ふかのう な機能 きのう や柔軟 じゅうなん 性 せい を提供 ていきょう できる。DBMS固有 こゆう のデータ辞書 じしょ はそのDBMSの基本 きほん 機能 きのう をサポートするためにあるもので、アプリケーションの要求 ようきゅう に応 こた えるものではない。例 たと えば上位 じょうい のデータ辞書 じしょ を使 つか えば、同 おな じデータベースを共有 きょうゆう する複数 ふくすう のアプリケーションに対 たい して、それぞれ最適 さいてき 化 か された実体 じったい 関連 かんれん モデル を提供 ていきょう できる[4] 。データ辞書 じしょ の拡張 かくちょう は、分散 ぶんさん データベース に対 たい するクエリ最適 さいてき 化 か を支援 しえん することもできる[5] 。
RAD 向 む けのソフトウェアフレームワーク は、高度 こうど なデータ辞書 じしょ 機能 きのう を含 ふく むことがあり、データベース自体 じたい やメニュー 、フォーム 、レポートといったデータベースアプリケーションのコンポーネントの構築 こうちく に要 よう するコード量 りょう を大幅 おおはば に削減 さくげん できる。例 たと えばPHPLensは、複数 ふくすう のデータベースでの移植 いしょく 性 せい を考慮 こうりょ してテーブル、インデックス、外部 がいぶ キー に制約 せいやく を加 くわ えつつ自動 じどう 生成 せいせい するPHP クラスライブラリ を備 そな えている[6] 。RADICOREツールキットの一部 いちぶ であるPHPベースのデータ辞書 じしょ 機能 きのう は、データの妥当 だとう 性 せい チェックや複雑 ふくざつ なJOIN を備 そな えたメニューやフォームのオブジェクト プログラム、スクリプト 、SQLコードを自動 じどう 生成 せいせい する[7] 。ASP.NET 環境 かんきょう 向 む けの Base One のデータ辞書 じしょ は、データベースの自動 じどう 生成 せいせい 、データ妥当 だとう 性 せい チェック、性能 せいのう 強化 きょうか (キャッシュ とインデックス活用 かつよう )、セキュリティ、データ型 がた 拡張 かくちょう といった機能 きのう を提供 ていきょう する[8] 。
^ ACM, IBM Dictionary of Computing , 10th edition, 1993
^ TechTarget, SearchSOA , What is a data dictionary?
^ AHIMA Practice Brief, Guidelines for Developing a Data Dictionary , Journal of AHIMA 77, no.2 (February 2006): 64A-D.
^ U.S. Patent 4774661, Database management system with active data dictionary , 11/19/1985, AT&T
^ U.S. Patent 4769772, Automated query optimization method using both global and parallel local optimizations for materialization access planning for distributed databases , 02/28/1985, Honeywell Bull
^ PHPLens, ADOdb Data Dictionary Library for PHP
^ RADICORE, What is a Data Dictionary?
^ Base One International Corp., Base One Data Dictionary
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