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ispace

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』
株式会社かぶしきがいしゃispace
ispace, inc.
種類しゅるい 株式会社かぶしきがいしゃ
機関きかん設計せっけい 監査かんさやくかい設置せっち会社かいしゃ[1]
市場いちば情報じょうほう
東証とうしょうグロース 9348
2023ねん4がつ12にち上場じょうじょう
本社ほんしゃ所在地しょざいち 日本の旗 日本にっぽん
105-0014
東京とうきょうみなとしば2-7-17
住友すみとも芝公園しばこうえんビル10F
設立せつりつ 2010ねん9がつ10日とおか
業種ぎょうしゅ サービスぎょう
法人ほうじん番号ばんごう 3030003001527
事業じぎょう内容ないよう 航空こうくう宇宙うちゅう産業さんぎょう
代表だいひょうしゃ 代表だいひょう取締役とりしまりやく 袴田はかまだ武史たけし
資本しほんきん 1000まんえん
じゅん利益りえき ▲16おく1466まん4000えん(2020ねん03がつ31にち時点じてん[2]
そう資産しさん 70おく6487まん8000えん(2020ねん03がつ31にち時点じてん[2]
主要しゅよう株主かぶぬし 袴田はかまだ武史たけし(19.12%)
株式会社かぶしきがいしゃINCJ(9.75%)
インキュベイトファンド3ごう投資とうし事業じぎょう有限ゆうげん責任せきにん組合くみあい(9.55%)
小沼おぬま美和みわ(7.82%)
株式会社かぶしきがいしゃ日本にっぽん政策せいさく投資とうし銀行ぎんこう(5.57%)
IF Growth Opportunity FundⅠ, L.P.(3.40%)
中村なかむら貴裕たかひろ(3.19%)
株式会社かぶしきがいしゃTBSホールディングス(2.79%)
IF SPV1ごう投資とうし事業じぎょう組合くみあい(1.87%)
株式会社かぶしきがいしゃSMBC信託しんたく銀行ぎんこう(1.87%)
吉田よしだ和哉かずや(1.59%)
ICJ1ごうファンド投資とうし事業じぎょう有限ゆうげん責任せきにん組合くみあい(1.59%)
株式会社かぶしきがいしゃ(1.43%)
清水建設しみずけんせつ株式会社かぶしきがいしゃ(1.39%)
株式会社かぶしきがいしゃ電通でんつうグループ(1.39%)
コニカミノルタ株式会社かぶしきがいしゃ(1.39%)
スズキ株式会社かぶしきがいしゃ(1.39%)
スパークス・グループ株式会社かぶしきがいしゃ(1.39%)
関係かんけいする人物じんぶつ 袴田はかまだ武史たけし創業そうぎょうしゃ
吉田よしだ和哉かずや初代しょだいCTO・主要しゅよう株主かぶぬし
中田なかたはな寿子ひさこ取締役とりしまりやく
外部がいぶリンク ispace-inc.com/jpn/ ウィキデータを編集
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ispace(アイスペース)は、日本にっぽん航空こうくう宇宙うちゅう企業きぎょう宇宙うちゅうベンチャー企業きぎょう)である。

概要がいよう

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民間みんかんによる月面げつめん探査たんさ目指めざし、2010ねん9月にispaceの前身ぜんしんとなる組織そしきである合同ごうどう会社かいしゃホワイトレーベルスペース・ジャパン(2013ねん5がつにispaceとして会社かいしゃ)が設立せつりつされた[3][4]2013ねん1がつ30にち活動かつどう拠点きょてんオランダから日本にっぽん移転いてん。この変更へんこうにはSteve Allenから日本にっぽん運営うんえい主導しゅどうしていた袴田はかまだ武史たけし主導しゅどうけんうつことふくまれた[5][6]同年どうねん7がつ15にち月面げつめん探査たんさチームの公式こうしきめいHAKUTO(ハクト)に変更へんこうした[7]

月面げつめん無人むじん探査たんさレース「Google Lunar XPRIZE」にHAKUTOで挑戦ちょうせんし、XPRIZEの終了しゅうりょうには昆虫こんちゅうがたロボットによる地球ちきゅう近傍きんぼう天体てんたいでの資源しげん探査たんさ目指めざしている。

歴史れきし

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ホワイトレーベルスペース・ジャパン

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ispaceの前身ぜんしん、ホワイトレーベルスペース・ジャパンの誕生たんじょういたった契機けいきとして、2007ねんにピーター・ディアマンディスが月面げつめんでの賞金しょうきんレースGoogle Lunar X Prize (GLXP) を発表はっぴょうしたことがげられる(なお同様どうよう経緯けいい企業きぎょうしたものには米国べいこくAstroboticしゃがある。)。2010ねん12月31にちにGLXPの参加さんか登録とうろくられた時点じてんではレースに日本にっぽん拠点きょてんとするチームは参加さんかしていなかったものの、東北大学とうほくだいがく教授きょうじゅ吉田よしだ和哉かずや宇宙うちゅうロボット研究けんきゅうしつオランダ拠点きょてんとするチーム「ホワイトレーベルスペース」にくわわっていた。メディア業界ぎょうかい活動かつどうしていたスティーブ・アレンが代表だいひょうつとめるこのチームは[8]開発かいはつ拠点きょてん欧州おうしゅう日本にっぽんかれており、欧州おうしゅうがわつき着陸ちゃくりく日本にっぽんがわ月面げつめんしゃ (ローバー) の開発かいはつおこなうこととなっていた。のちにispaceの代表だいひょう取締役とりしまりやくとなる袴田はかまだ武史たけしは、2010ねん1がつにホワイトレーベルスペースが日本にっぽん開催かいさいしたイベントの運営うんえいたずさわり、そのさい吉田よしだ和哉かずや出会であった[9]袴田はかまだ日本にっぽんがわでの月面げつめんしゃ開発かいはつ資金しきん調達ちょうたつ広報こうほう活動かつどうおこなうため、2010ねん合同ごうどう会社かいしゃホワイトレーベルスペース・ジャパンを創設そうせつし、吉田よしだ和哉かずやはCTOに就任しゅうにんした。日本にっぽんではホワイトレーベルスペース・ジャパンが資金しきん確保かくほ目指めざしていた一方いっぽう欧州おうしゅうでは2012ねんごろには資金しきん不足ふそくにより開発かいはつまりつつあった。そしていよいよレースから撤退てったいすることをめ、2013ねん1がつ30にちにチームの拠点きょてん欧州おうしゅうから日本にっぽんうつすことが発表はっぴょうされた。代表だいひょうはスティーブ・アレンから袴田はかまだ交代こうたいしたが、この段階だんかいではまだチームめいはホワイトレーベルスペースのままだった[10]

ispace創立そうりつとHAKUTO

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2013ねん5がつ、ホワイトレーベルスペース・ジャパンは組織そしき変更へんこうおこない、株式会社かぶしきがいしゃispaceが創立そうりつされた。同年どうねん7がつ16にち、ispaceが運営うんえいするGLXPのチームめい白兎しろうさぎにちなむ「HAKUTO」に変更へんこうされた。2015ねん1がつ26にちHAKUTOはGLXPのなかあいだしょう受賞じゅしょうし、賞金しょうきん50まんドルを取得しゅとくした[9]。HAKUTOは月面げつめんしゃ開発かいはつとくし、月面げつめんへの到達とうたつ必要ひつよう着陸ちゃくりく自前じまえでは開発かいはつせず、GLXPに参加さんかするほかのチームの着陸ちゃくりく有償ゆうしょうせてもらうという作戦さくせんった。レース終盤しゅうばんにはインドのチームインダスの着陸ちゃくりく相乗あいのりすることになったものの、2018ねん1がつ、チームインダスは資金しきん不足ふそくにより地球ちきゅうからのげに使つかうロケットの調達ちょうたつ断念だんねんした。GLXPは2018ねん3がつ終了しゅうりょうし、HAKUTOは同月どうげつ31にち挑戦ちょうせん終了しゅうりょうすることを発表はっぴょうした。

月面げつめん輸送ゆそう事業じぎょう国際こくさい

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2017ねん3がつ2にち、ispaceはルクセンブルク政府せいふとのあいだつき資源しげん開発かいはつかんする覚書おぼえがき締結ていけつし、同年どうねんにははつ海外かいがい拠点きょてんとなるispace Europe SAがルクセンブルクに設立せつりつされた[11]

それまで月面げつめんしゃ開発かいはつ注力ちゅうりょくしていたispaceだったが、袴田はかまだ当時とうじのispace最高さいこう執行しっこう責任せきにんしゃ中村なかむら貴裕たかひろインキュベイトファンド代表だいひょうパートナーの赤浦あかうらてっから今後こんごはGLXP終了しゅうりょう見据みすえてispaceがみずかがつ着陸ちゃくりく開発かいはつすることを提案ていあんされた[12]。それが契機けいきとなり、2017ねん12月13にち、ispaceは独自どくじつき着陸ちゃくりく「シリーズ1」を開発かいはつすることを発表はっぴょう。2019ねんまつごろのミッション1でまずつき周回しゅうかいおこない、2020ねんまつごろにミッション2でつき着陸ちゃくりく月面げつめんしゃによるつき探査たんさおこなうとしていた。同時どうじにispaceは当時とうじ国内こくないのスタートアップ企業きぎょうでは最高さいこうがくとなる101.5おくえんのシリーズA資金しきん調達ちょうたつ実施じっし。またこのとき同社どうしゃのムーンバレー構想こうそう公表こうひょうされた。2018ねん9がつ26にちにispaceは最初さいしょつき探査たんさプログラムを「HAKUTO-R」と命名めいめいすることを発表はっぴょう同時どうじ米国べいこくスペースXしゃと2回分かいぶん契約けいやく締結ていけつしたこともあきらかになった。

2018ねん10がつ9にち、ispaceは米国べいこくチャールズ・スターク・ドレイパー研究所けんきゅうじょ共同きょうどうNASA商業しょうぎょう月面げつめん輸送ゆそうサービス (CLPS) の公募こうぼつき着陸ちゃくりく「アルテミス7」の提案ていあんおこなった[13]。アルテミス7はHAKUTO-Rで使つかわれるつき着陸ちゃくりく米国べいこくてたものである[ちゅう 1]。ispaceとドレイパー研究所けんきゅうじょは2026ねんまでの中長期ちゅうちょうきのパートナー契約けいやくむすんでいる[14]。11月29にち、NASAはCLPSへ参加さんかする資格しかくゆうする企業きぎょう9しゃのうちひとつとしてドレイパー研究所けんきゅうじょ選定せんていした。

2019ねん8がつ22にち、ispaceはHAKUTO-Rのミッション内容ないよう変更へんこう発表はっぴょうした。つき着陸ちゃくりく前倒まえだおしで2021ねんミッション1実施じっしミッション2は2023ねん着陸ちゃくりく月面げつめんしゃによるつき探査たんさ実施じっしすることとした。2020ねん12月4にち、NASAは月面げつめん資源しげん採取さいしゅし、それをNASAへ譲渡じょうと (販売はんばい) する資格しかくゆうする企業きぎょうとしてispace(本社ほんしゃ)、子会社こがいしゃispace Europeをふくむ4しゃ選定せんていした[15]計画けいかくではまずispaceがミッション1の着陸ちゃくりくつきレゴリス採取さいしゅし、つづいてミッション2でispace Europeが月面げつめんしゃでレゴリスの採取さいしゅおこな[16][17][18]。また2021ねん5がつ27にちにはカナダ宇宙うちゅうちょう (CSA) から開発かいはつ資金しきんカナダ企業きぎょう3しゃ[19]がそれぞれがつへの輸送ゆそう・データ供与きょうよをispaceに委託いたくした[20]

2020ねん11月9にち米国べいこくコロラドしゅうデンバーにカイル・アシエルノCEOひきいるispace technologies, U.S. , inc.の拠点きょてん設立せつりつされた[21]。2021ねん8がつ24にち、ispaceは従来じゅうらいよりも大型おおがたつき着陸ちゃくりく構想こうそう発表はっぴょう(のちのAPEX 1.0)。この着陸ちゃくりく設計せっけい製造せいぞう米国べいこく国内こくないおこなわれる[22]

2022ねん7がつ25にち、NASAはCLPSはつつき裏側うらがわへの貨物かもつ輸送ゆそうミッションをドレイパー研究所けんきゅうじょ発注はっちゅうした[23]当初とうしょispaceはこのミッションで使つかわれる着陸ちゃくりくとして「シリーズ2」を発表はっぴょうしていたが、2023ねん9がつ28にちあらたなデザインの着陸ちゃくりく「APEX 1.0」を公開こうかいした[24]

HAKUTO-Rプログラム

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ispaceの最初さいしょの2かいつき探査たんさミッションはHAKUTO-Rというプログラムを構成こうせいしている。HAKUTO-Rでは地球ちきゅうから月面げつめんへの輸送ゆそう技術ぎじゅつ実証じっしょうなどがおこなわれる。「R」にはReboot (さい起動きどう) の意味いみめられている[25]

ミッション1

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最初さいしょおこなわれるHAKUTO-R ミッション1 (M1) は、アラブ首長しゅちょうこく連邦れんぽう月面げつめんしゃラシッドなどを[26]、2022ねん12月にげられた[27]。M1は宇宙うちゅう空間くうかんを4カ月かげつはん航行こうこうして2023ねん4がつ26にちつき到着とうちゃく民間みんかん企業きぎょうとして世界せかいはつ月面げつめん着陸ちゃくりく目指めざしたが、月面げつめんへの軟着陸なんちゃくりく失敗しっぱい。ランダーとの通信つうしん途絶とだえた[28]

ミッション2

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2022ねん現在げんざいHAKUTO-R ミッション2 (M2) のげは2024ねん予定よていされている。このミッションではispace Europeが開発かいはつした月面げつめんしゃによるつき探査たんさおこなわれる。またつき縦穴たてあな探査たんさ検討けんとうされている[25]

2023ねん、「HAKUTO-R」のげを2024ねんふゆごろおこなうと発表はっぴょう。ソフトウェアの改良かいりょうなどをおこなった次回じかいつき着陸ちゃくりくせん名称めいしょうを「再起さいき」や「復活ふっかつ」の意味いみめた「RESILIENCE」としたと発表はっぴょうした。[29]

2024ねん1がつ20日はつかにJAXAのSLIMが、そして同年どうねん2がつ22にちインテュイティブ・マシーンズのNova-Cが月面げつめん着陸ちゃくりく成功せいこうしたことで、日本にっぽんはつ、そして民間みんかん企業きぎょうによる世界せかいはつ月面げつめん着陸ちゃくりく成功せいこう称号しょうごうゆずることとなった。HAKUTO-R ミッション1失敗しっぱい原因げんいんに、「世界せかいはつ」のこういそぐブラックな企業きぎょう体質たいしつ指摘してきする見解けんかいもある[30]

つき裏側うらがわへの着陸ちゃくりく

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ispaceのさん番目ばんめのミッションはつき裏側うらがわ着陸ちゃくりくおこなう。このミッションはドレイパー研究所けんきゅうじょ主導しゅどうしており[23]、ispaceはつき着陸ちゃくりく設計せっけいおこなう。つき裏側うらがわでは地球ちきゅう直接ちょくせつ通信つうしんすることができないため、着陸ちゃくりく一緒いっしょに2通信つうしん衛星えいせいげられ、これらはつき周回しゅうかい軌道きどう投入とうにゅうされる[31]。2023ねん9がつ現在げんざい、このミッションは2026ねんげが予定よていされている[24]

研究けんきゅう開発かいはつ

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すうねん以内いないつきおくられる見込みこみのかくミッションのほかに、ispaceは将来しょうらい見据みすえたさまざまな技術ぎじゅつ研究けんきゅう開発かいはつおこなっている。

昆虫こんちゅうがたロボット
整地せいちでの歩行ほこう跳躍ちょうやくのためあしがた構造こうぞうした昆虫こんちゅうがたロボット[32]不定ふていがた表面ひょうめん把持はじするためのかぎつめがたグリッパ (ロボットハンド) を開発かいはつJAXA宇宙うちゅう探査たんさイノベーションハブのだい1かい研究けんきゅう提案ていあん募集ぼしゅう採択さいたくされ、東北大学とうほくだいがく共同きょうどうで2016ねん4がつから2017ねん3がつまで研究けんきゅう[33][34]
宇宙うちゅうぐんロボット
つき小惑星しょうわくせい表面ひょうめん資源しげん探査たんさように1000だいものロボットを協調きょうちょう制御せいぎょする技術ぎじゅつ。JIG-SAW株式会社かぶしきがいしゃ共同きょうどう研究けんきゅう[35][32]
Polar Ice Explorer (PIE)
つききょくいきでのその資源しげん利用りよう (ISRU) の実現じつげんせい探査たんさするミッションのコンセプト。月面げつめん表面ひょうめん温度おんどひく地域ちいき着陸ちゃくりくし、水素すいそ分布ぶんぷ埋蔵まいぞうりょう土壌どじょう性質せいしつなどの調査ちょうさおこなうという前提ぜんていのもと、ミッションの構成こうせい搭載とうさいする観測かんそく装置そうち資金しきん調達ちょうたつ手法しゅほう検討けんとうおこなった。ispace Europeが研究けんきゅう[36]
推薬液化えきかエネルギーを低減ていげんする磁気じき冷凍れいとう技術ぎじゅつ
将来しょうらい月面げつめん推薬精製せいせいプラントけに、液体えきたい酸素さんそ液体えきたい水素すいそ精製せいせい必要ひつような推薬液化えきかシステムの検討けんとう液化えきかには従来じゅうらい気体きたいしき冷凍れいとうよりもこう効率こうりつ磁気じき冷凍れいとう方式ほうしき採用さいよう小型こがた磁石じしゃくシステムの試作しさく月面げつめん設置せっちする磁気じき冷凍れいとう概念がいねん設計せっけいおこなった[37]。JAXA宇宙うちゅう探査たんさイノベーションハブのだい6かい研究けんきゅう提案ていあん募集ぼしゅう採択さいたくされ、物質ぶっしつ材料ざいりょう研究けんきゅう機構きこう住友商事すみともしょうじ高砂熱学工業たかさごねつがくこうぎょう共同きょうどうで2021ねん2がつから2022ねん2がつまで研究けんきゅう[38]

脚注きゃくちゅう

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注釈ちゅうしゃく

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  1. ^ アルテミス7のてはゼネラル・アトミックスおこな予定よていだった。なおNASAのアルテミス計画けいかく名称めいしょうはこれよりのちの2019ねん5がつ14にち発表はっぴょうされており、アルテミス7とおな名前なまえなのは偶然ぐうぜんである。

出典しゅってん

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  1. ^ About Us - 株式会社かぶしきがいしゃispace
  2. ^ a b 株式会社かぶしきがいしゃispace だい10決算けっさん公告こうこく
  3. ^ WLS Japanese Office Open for Business, 9 September 2010
  4. ^ Googleの民間みんかん月面げつめん探査たんさプロジェクトに日本にっぽん企業きぎょう唯一ゆいいつ挑戦ちょうせんミッション達成たっせいさき見据みすえた“民間みんかん宇宙うちゅう開発かいはつ産業さんぎょう(Start Biz Japan:株式会社かぶしきがいしゃispace 2014ねん1がつ28にち
  5. ^ White Label Space Moves Full Operations to Japan team White Label Space
  6. ^ チーム体制たいせい変更へんこうのおらせ team Hakuto, 2013.1.30
  7. ^ Announcement: New Team Name is "HAKUTO" Google Lunar X PRIZE, July 15, 2013
  8. ^ Steve Allen” (英語えいご). White Label Space (2009ねん7がつ14にち). 2022ねん11月29にち閲覧えつらん
  9. ^ a b 宇宙うちゅう起業きぎょうほし(2)民間みんかんがつ探査たんさ地上ちじょう難路なんろ ispace、事業じぎょう目指めざし8ねん”. 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん (2018ねん9がつ27にち). 2022ねん11月29にち閲覧えつらん
  10. ^ 大塚おおつかみのる (2013ねん5がつ31にち). “民間みんかん月面げつめん開発かいはつへの一番乗いちばんのりを目指めざせ! Google Lunar X PRIZEへの挑戦ちょうせん”. 東京とうきょうエレクトロン TELESCOPE Magazine. 2022ねん11月29にち閲覧えつらん
  11. ^ ispace、ルクセンブルク政府せいふつき資源しげん開発かいはつ連携れんけい 宇宙うちゅう資源しげん開発かいはつ分野ぶんや外国がいこく政府せいふ連携れんけいする日本にっぽんはつ事例じれい”. ispace (2017ねん3がつ2にち). 2022ねん11月29にち閲覧えつらん
  12. ^ 宇宙うちゅう開発かいはつ黄金おうごんへ1 「世界せかいはつ企業きぎょうつきいど”. 日本経済新聞にほんけいざいしんぶん (2023ねん1がつ16にち). 2023ねん10がつ2にち閲覧えつらん
  13. ^ 大塚おおつかみのる (2018ねん12月6にち). “ispaceのチームがNASA CLPSプログラムに採択さいたく民間みんかん月面げつめん探査たんさ本格ほんかく”. マイナビニュース. 2022ねん11月29にち閲覧えつらん
  14. ^ ispace、ドレイパー研究所けんきゅうじょ中長期ちゅうちょうきのパートナー契約けいやく締結ていけつ”. ispace (2018ねん10がつ11にち). 2023ねん10がつ12にち閲覧えつらん
  15. ^ NASA Selects Companies to Collect Lunar Resources for Artemis Demonstrations” (英語えいご). NASA (2020ねん12月4にち). 2022ねん11月29にち閲覧えつらん
  16. ^ ispace、月面げつめん採取さいしゅするレゴリスをNASAに販売はんばい 世界せかいはつつき資源しげんしょう取引とりひきプログラムに採択さいたく”. ispace (2020ねん12月4にち). 2022ねん11月29にち閲覧えつらん
  17. ^ NASAがつき試料しりょう収集しゅうしゅうプロジェクトに日本にっぽんのiSpaceなど4しゃ選抜せんばつ宇宙うちゅう鉱業こうぎょうのパイオニア育成いくせい目指めざ”. TechCrunch Japan (2020ねん12月4にち). 2020ねん12月5にち閲覧えつらん
  18. ^ つき着陸ちゃくりくせん月面げつめんしゃ開発かいはつ民間みんかんプログラム『HAKUTO-R』の進捗しんちょく順調じゅんちょう(レスポンス 2022ねん1がつ26にち
  19. ^ Contributions awarded under LEAP” (英語えいご). カナダ政府せいふ. 2022ねん11月29にち閲覧えつらん
  20. ^ ispace、カナダ宇宙うちゅうちょう月面げつめん探査たんさ加速かそくプログラム選定せんてい企業きぎょうのサービスプロバイダーに選定せんてい”. ispace (2017ねん5がつ27にち). 2022ねん11月29にち閲覧えつらん
  21. ^ ispace、米国べいこく・デンバーにしんオフィスを開設かいせつ 現地げんちでランダー(つき着陸ちゃくりくせん)開発かいはつ責任せきにんしゃ採用さいよう”. ispace (2020ねん11月9にち). 2022ねん11月29にち閲覧えつらん
  22. ^ ispace、ミッション3のランダーデザインを発表はっぴょう、2024ねん予定よてい”. ispace (2021ねん8がつ24にち). 2022ねん11月29にち閲覧えつらん
  23. ^ a b NASA Selects Draper to Fly Research to Far Side of Moon”. NASA (2022ねん7がつ22にち). 2022ねん11月29にち閲覧えつらん
  24. ^ a b ispace U.S. 、あらたな米国べいこく本社ほんしゃおよつき着陸ちゃくりくせんAPEX1.0を公開こうかいし、 ミッション3のアップデートを発表はっぴょう”. ispace (2023ねん9がつ28にち). 2023ねん10がつ1にち閲覧えつらん
  25. ^ a b 「HAKUTO」ふたたび、ispaceが“史上しじょうはつ”の民間みんかん月面げつめん探査たんさプログラムとしてさい起動きどう”. ITmedia (2018ねん9がつ27にち). 2022ねん11月29にち閲覧えつらん
  26. ^ ispace、ミッション1の予定よてい発表はっぴょう”. ispace (2022ねん11月17にち). 2023ねん2がつ8にち閲覧えつらん
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  28. ^ 民間みんかん月面げつめん探査たんさプログラム「HAKUTO-R」ミッション1がつめん着陸ちゃくりくについて(だいほう”. 株式会社かぶしきがいしゃispace. 2023ねん4がつ26にち閲覧えつらん
  29. ^ つき着陸ちゃくりくせんを2024ねんふゆげへ 月面げつめん探査たんさしゃのデザインも公表こうひょう”. 2023ねん11月16にち閲覧えつらん
  30. ^ 労働ろうどう条件じょうけんは「劣悪れつあく」で「疲弊ひへいてき」な企業きぎょう文化ぶんか 宇宙うちゅうベンチャーのispaceが「月面げつめん着陸ちゃくりく失敗しっぱいした理由りゆう」を英紙えいし指摘してき
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  33. ^ 整地せいち歩行ほこう跳躍ちょうやく探査たんさする昆虫こんちゅうがたロボットのプロトタイプ開発かいはつ”. JAXA. 2022ねん12月5にち閲覧えつらん
  34. ^ ispace、JAXA 宇宙うちゅう探査たんさイノベーションハブ、東北大学とうほくだいがく共同きょうどう整地せいち歩行ほこう跳躍ちょうやくする「昆虫こんちゅうがたロボット」の研究けんきゅう開発かいはつ開始かいし”. ispace (2016ねん3がつ2にち). 2022ねん12月5にち閲覧えつらん
  35. ^ つき小惑星しょうわくせいにおけるみずなどの資源しげん探査たんさ目的もくてきとする自律じりつ制御せいぎょロボット『宇宙うちゅうぐんロボット』の共同きょうどう研究けんきゅう開発かいはつ開始かいし”. ispace (2016ねん3がつ2にち). 2022ねん12月5にち閲覧えつらん
  36. ^ ISPACE’S POLAR ICE EXPLORER: COMMERCIALLY EXPLORING THE POLES OF THE MOON” (英語えいご). SpaceNews (2018ねん4がつ18にち). 2022ねん12月5にち閲覧えつらん
  37. ^ 推薬液化えきかエネルギーを低減ていげんする磁気じき冷凍れいとう技術ぎじゅつ研究けんきゅう開発かいはつについて”. JAXA. 2022ねん12月5にち閲覧えつらん
  38. ^ 推薬液化えきかエネルギーを低減ていげんする磁気じき冷凍れいとう技術ぎじゅつ研究けんきゅう開発かいはつ”. JAXA. 2022ねん12月5にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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外部がいぶリンク

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