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国立こくりつ航空こうくう宇宙うちゅう博物館はくぶつかん

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国立こくりつ航空こうくう宇宙うちゅう博物館はくぶつかん
National Air and Space Museum


地図
地図
施設しせつ情報じょうほう
専門せんもん分野ぶんや 惑星わくせい科学かがく地球ちきゅう地理ちりがく地球ちきゅう物理ぶつりがく
航空こうくうがく宇宙うちゅう飛行ひこう歴史れきし科学かがく技術ぎじゅつ
管理かんり運営うんえい スミソニアン協会きょうかい
所在地しょざいち ワシントンD.C.
プロジェクト:GLAM
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国立こくりつ航空こうくう宇宙うちゅう博物館はくぶつかん(こくりつこうくううちゅうはくぶつかん、えいNational Air and Space Museum)は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくワシントンD.C.所在しょざいする、航空機こうくうき宇宙船うちゅうせん関連かんれんした収集しゅうしゅうぶつ展示てんじする博物館はくぶつかん名称めいしょう頭文字かしらもじからNASM略称りゃくしょうもちいられる。

概要がいよう[編集へんしゅう]

ワシントンD.C.の中心ちゅうしんにあるナショナル・モール南側みなみがわ沿って立地りっちするハーシュホーン博物館はくぶつかん国立こくりつアメリカ・インディアン博物館はくぶつかん中間ちゅうかん位置いちし、スミソニアン協会きょうかい管理かんり運営うんえいするスミソニアン博物館はくぶつかんぐんひとつでもある。航空機こうくうき宇宙船うちゅうせん関係かんけい展示てんじする博物館はくぶつかんなかでは世界せかいでも最大さいだいきゅうで、惑星わくせい科学かがく地球ちきゅう地理ちりがく地球ちきゅう物理ぶつりがくなどとおなじくして、航空こうくうがく宇宙うちゅう飛行ひこう歴史れきし科学かがく技術ぎじゅつ研究けんきゅうするきわめて重要じゅうよう中央ちゅうおう施設しせつである。

また、博物館はくぶつかん建物たてものはワシントンD.C.においてもっと重要じゅうよう近代きんだい建築けんちくぶつとして評価ひょうかされている。運営うんえいもとのスミソニアン協会きょうかいは、建設けんせつアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく議会ぎかい議事堂ぎじどう近接きんせつしていることもあって「建築けんちくがくてき印象深いんしょうぶかいもの、かつ議事堂ぎじどうとの対比たいひあつかましすぎないような建物たてもの」をかんがえていた。その日系にっけいアメリカじん建築けんちくギョウ・オバタによってデザイン担当たんとうされることとなり、よりちいさい展示てんじひん劇場げきじょう収容しゅうよう可能かのうで、さらにトラバーチンという材質ざいしつかこまれる簡素かんそな4つの立方体りっぽうたいというデザインにした。さらにそれらがサイズのおおきいミサイルや航空機こうくうき宇宙船うちゅうせんなどの展示てんじひん収容しゅうようする、鋼鉄こうてつ・ガラスせい広々ひろびろとした3つの中央ちゅうおう大広間おおひろま連結れんけつするようにも設計せっけいした。

博物館はくぶつかん本館ほんかん[編集へんしゅう]

様々さまざま種類しゅるい航空機こうくうきなら博物館はくぶつかん本館ほんかんない写真しゃしんにあるフォード トライモータ写真しゃしん上部じょうぶ)やDC-3写真しゃしんじょうから番目ばんめ)も著名ちょめいである。

博物館はくぶつかん本館ほんかん1976ねん7がつ1にち公式こうしき開館かいかんされ、ナショナル・モールひがしのハーシュホーン博物館はくぶつかん国立こくりつアメリカ・インディアン博物館はくぶつかんあいだ位置いちする。ワシントンD.C.をおとずれる観光かんこうきゃく目的もくてきひとつとして人気にんきたかい。歴史れきしてき航空機こうくうき人工じんこう展示てんじひんくされる展示てんじしつくわえ、アイマックスしゃせいオムニマックス映写機えいしゃき投影とうえいされるアイマックス・シアターやアルベルト・アインシュタインプラネタリウムといったアトラクション施設しせつそなえている。 博物館はくぶつかん本館ほんかん有名ゆうめい展示てんじぶつ

その1990ねん後半こうはんに「STAR WARS The Magic of Myth」とだいしたスター・ウォーズ・シリーズてんひらかれていた。

博物館はくぶつかん別館べっかん[編集へんしゅう]

スティーブン・F・ウドヴァーヘイジー・センター。中央ちゅうおうえるのはエールフランス航空こうくうコンコルドである。

博物館はくぶつかんスティーブン・F・ウドヴァーヘイジー・センター(Steven F. Udvar-Hazy Center)と名称めいしょう本館ほんかんより規模きぼおおきい別館べっかん所有しょゆうしている。日本語にほんごではたんに「国立こくりつ航空こうくう宇宙うちゅう博物館はくぶつかん別館べっかん」とされることもある。位置いちはワシントンD.C.の郊外こうがいにあるワシントン・ダレス国際こくさい空港くうこう隣接りんせつしており、2003ねん12月15にち新設しんせつされた。館内かんないにはおよそ200の航空機こうくうきと135の宇宙船うちゅうせん収蔵しゅうぞうひんとして展示てんじされている。センターはハンガリー移民いみんインターナショナル・リース・ファイナンスしゃ(International Lease Finance Corporation、略称りゃくしょうILFC)の設立せつりつしゃでもある、スティーブン・F・ウドヴァーヘイジーによって、1999ねんに6500まんドルの寄付きふがスミソニアン協会きょうかい贈呈ぞうていされて創設そうせつされたものである。建設けんせつ竣工しゅんこうにはじつに15ねん歳月さいげつようした。なおかつては本館ほんかん別館べっかんとのあいだにシャトルバス(ダレス国際こくさい空港くうこう経由けいゆ)が運行うんこうされていたが、現在げんざいはダレス空港くうこう別館べっかんのみの運転うんてんとなっており、公共こうきょう交通こうつう機関きかんでの相互そうごには地下鉄ちかてつやバスのぎが必要ひつようである。きゅう日本にっぽんぐん航空機こうくうきも、紫電しでんあらため月光げっこうふるえでん(機体きたい一部いちぶのみ)など、貴重きちょう機体きたい展示てんじされている。

レンタカーで移動いどうするのが一番いちばん経済けいざい合理ごうりせいたかい。駐車ちゅうしゃじょう有料ゆうりょう出口でぐちにて15ドル支払しはらう。館内かんない精算せいさん使用しようできる。

博物館はくぶつかん別館べっかん有名ゆうめい展示てんじぶつ

復元ふくげん施設しせつ[編集へんしゅう]

博物館はくぶつかんそう展示てんじ品数しなかずは3まんてんえる航空機こうくうき関連かんれん展示てんじひんと9まんてんえる宇宙うちゅう飛行ひこう関連かんれん人工じんこう展示てんじひんゆうしており、したがってその総数そうすう本館ほんかん収容しゅうようできるかずをゆうにえている。博物館はくぶつかん所有しょゆうする航空機こうくうきおおくはメリーランドしゅうスートランドにある、ポール・E・ガーバー維持いじ復元ふくげん保管ほかん施設しせつ(Paul E. Garber Preservation, Restoration, and Storage Facility)に収容しゅうようされている。施設しせつ徐々じょじょえていくであろう航空機こうくうき収集しゅうしゅうぶつ保存ほぞんする保管ほかん場所ばしょとして、1952ねんにスミソニアン協会きょうかい一部いちぶとなった。施設しせつ収集しゅうしゅうぶつぜん管理かんりしゃであったポール・E・ガーバーにちなみつけられたもので、ぜん32むね建造けんぞうぶつ構成こうせいされている。かつて施設しせつ観光かんこうのために開館かいかんされていたが、展示てんじ可能かのう収集しゅうしゅうひんすべ博物館はくぶつかん別館べっかんのスティーブン・F・ウドヴァーヘイジー・センターにうつされた。この復元ふくげん施設しせつには日本にっぽん終戦しゅうせんにアメリカぐんによりアメリカへはこばれたふるえでん1号機ごうき分解ぶんかい状態じょうたいのまま保存ほぞんされている。

施設しせつ[編集へんしゅう]

博物館はくぶつかん所有しょゆうする記録きろく文書ぶんしょはワシントンD.C.ナショナル・モールにあるどう博物館はくぶつかん本館ほんかんとメリーランドしゅうにあるガーバー施設しせつふたつに分割ぶんかつして保存ほぞんされている。これらの記録きろくには私的してき専門せんもんてき文書ぶんしょ企業きぎょう団体だんたい文書ぶんしょ、そして論題ろんだいべつあつめられたほか収集しゅうしゅうひんなどをふくんでいる。

博物館はくぶつかん地球ちきゅう惑星わくせい研究けんきゅうセンター(Center for Earth and Planetary Studies、略称りゃくしょうCEPS)という施設しせつ併設へいせつしており、これは太陽系たいようけいにあるぜん惑星わくせい関連かんれんした惑星わくせい科学かがく物理ぶつりがく研究けんきゅうつうじるものである。どう研究けんきゅうセンターは遠隔えんかく操作そうさによる 人工じんこう衛星えいせい無人むじん観測かんそく宇宙船うちゅうせんとうふく計画けいかく参加さんかしている。また博物館はくぶつかん本館ほんかん研究けんきゅうよう図書館としょかんそなえている。

沿革えんかく[編集へんしゅう]

博物館はくぶつかん1946ねん8がつ12にち創設そうせつされた当時とうじは「国立こくりつ航空こうくう博物館はくぶつかん(National Air Museum)」という名称めいしょうであった。これは、当時とうじ中国ちゅうごく帝国ていこく委員いいんかいすうてんカイトたこ一群いちぐんをスミソニアン協会きょうかい寄付きふするという出来事できごとがあったのちフィラデルフィア1876ねん開催かいさいされた世紀せいき博覧はくらんかいからそれまでにあつめられた国立こくりつ航空機こうくうき博物館はくぶつかん宇宙うちゅう博物館はくぶつかん収集しゅうしゅうひん一部いちぶ収容しゅうようするため、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく連邦れんぽう議会ぎかい法律ほうりつによって形成けいせいされた博物館はくぶつかんであった。1889ねんには航空機こうくうきけに計画けいかくされたジョン・ストリンフェローの蒸気じょうき機関きかん収集しゅうしゅうひんひとつとして同意どういされた。スミソニアン協会きょうかい収得しゅうとくしたこの蒸気じょうき機関きかん一部いちぶ現在げんざい博物館はくぶつかん収蔵しゅうぞうひんひとつである。

国立こくりつ航空こうくう博物館はくぶつかんとしての設立せつりつには、すべての収集しゅうしゅうひん展示てんじできる建物たてものかった。一部いちぶはスミソニアン博物館はくぶつかんひとつである、芸術げいじゅつ産業さんぎょうかんにて展示てんじされ、のちに「航空こうくう宇宙うちゅうとう」としてられたスミソニアン博物館はくぶつかん南庭なんていえん倉庫そうこ収容しゅうようされるなどし、またおおきいミサイルロケットは「ロケットどおり」として屋外おくがい陳列ちんれつされた。

だい世界せかい大戦たいせんにスミソニアン協会きょうかい寄与きよされた相当そうとうかず航空機こうくうき数々かずかずと、朝鮮ちょうせん戦争せんそうへの格納庫かくのうこおよ製造せいぞうしょ必要ひつようせいは、スミソニアン協会きょうかいにとって所有しょゆうする航空機こうくうき収集しゅうしゅうひん保管ほかん修復しゅうふくする本格ほんかくてき施設しせつさがすこととなる動因どういんになった。収集しゅうしゅうポール・E・ガーバーが航空機こうくうきり、上空じょうくうから木々きぎおおわれた場所ばしょ建設けんせつ場所ばしょ指摘してきしたのち1952ねんにはメリーランド・ナショナル首都しゅと公園こうえん計画けいかく委員いいんかいがスミソニアン協会きょうかい現在げんざいのガーバー施設しせつ割譲かつじょうする判断はんだんくだした。これにより協会きょうかい収集しゅうしゅうひん収容しゅうようできる場所ばしょ航空こうくう宇宙うちゅう博物館はくぶつかんと、ガーバー施設しせつりょう建物たてものえた。ガーバー施設しせつ建設けんせつするため、バージニアしゅうフォートベルボアからのブルドーザーと、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく海軍かいぐんによるしき建物たてもの建設けんせつをよりやす維持いじしていた。

1950年代ねんだいから1960年代ねんだいにかけてさかんであった宇宙うちゅう開発かいはつ競争きょうそうが、博物館はくぶつかん名称めいしょう現在げんざいの「国立こくりつ航空こうくう宇宙うちゅう博物館はくぶつかん」へと改称かいしょうする要因よういんこし、最終さいしゅうてきにはのち1976ねん7がつ1にち開館かいかんすることになる、あたらしい展示てんじしつ建設けんせつへの充当じゅうとうきんおこなうというあん議会ぎかい通過つうかまでをもまねいた結果けっかとなった。

1995ねん原爆げんばく投下とうか50周年しゅうねん特別とくべつてんおこなうが、退役たいえき軍人ぐんじん協会きょうかいらの反発はんぱつにより、館長かんちょう辞任じにんした。

その2003ねん上述じょうじゅつしたスティーブン・F・ウドヴァーヘイジー・センターが自身じしん協会きょうかいによる寄付きふでダレス国際こくさい空港くうこう近隣きんりん建設けんせつされ、現在げんざいいたっている。

科学かがくてき明快めいかい[編集へんしゅう]

博物館はくぶつかん展示てんじひんいたところで、博物館はくぶつかんがわはロケットやジェットエンジンにおけるすべての衝撃しょうげきレベルを、ニュートン重量じゅうりょうポンドといったちから単位たんいではなくキログラムポンドといった質量しつりょう単位たんい表示ひょうじしている。こうした表記ひょうき使つかかたおとずれる観光かんこうきゃくにはたしかに一般いっぱんてき馴染なじみのあるものになってはいるが、アメリカ航空こうくう宇宙うちゅうきょく(NASA)による通常つうじょう科学かがくてきまたは工学こうがくてき実験じっけん表記ひょうきからるとややわったかたち表記ひょうきほうにもかんじられるなどという意見いけんもあった(NASA SP 7012 NASAの表記ひょうき参照さんしょう)。

ギャラリー[編集へんしゅう]

航空こうくう宇宙うちゅう博物館はくぶつかん本館ほんかん[編集へんしゅう]

スティーブン・F・ウドヴァーヘイジー・センター[編集へんしゅう]

参考さんこう文献ぶんけん出典しゅってん[編集へんしゅう]

  • Henderson, Mary. Star Wars: The Magic of Myth. Companion volume to the exhibition at the National Air and Space Museum of the Smithsonian Institution. New York: Bantam, 1997.
  • Small, L. M. "A century's roar and buzz: Thanks to an immigrant's generosity, the Steven F. Udvar-Hazy Center opens to the public". In "From the Secretary". Smithsonian. Vol. 34, p. 20.
  • Triplett, W. "Hold everything!" Smithsonian. Vol. 34, December 2003, p. 59.

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]

座標ざひょう: 北緯ほくい3853ふん18びょう 西経せいけい771ふん12びょう / 北緯ほくい38.88833 西経せいけい77.02000 / 38.88833; -77.02000