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KMPlayer は複数のメディアプレーヤに対応する、KDE のシンプルなフロントエンドである。Windows向けメディアプレーヤーである「The KMPlayer」とは無関係。
名前に反して、KMPlayer は MPlayer だけのフロントエンドではない。KDE3 では Xine や FFmpeg にも対応し、KDE4 では Phonon や FFmpeg にも対応している。
KMPlayer は Extragear に属するアプリケーションである[1]。そのため、インストールする際には、KDE のパッケージとは別に KMPlayer をダウンロードしてインストールすることになる。
対応メディアプレーヤがサポートする動画や音楽フォーマットのファイル、DVD、ビデオCD、オーディオCD や TV を鑑賞したり、カメラを接続して見ることができる。
KPart プラグインがあり、Konqueror で使える。
KMPlayer にはブックマーク機能があり、あらかじめ多くのラジオ局やテレビ局の URL が登録されている。また、ユーザがブックマークに URL を追加したり、ブックマークを編集したりできる。
メニューの「設定」から「KMPlayer を設定」を選ぶと出てくるウィンドウから KMPlayer 全体の設定を行うことができる他、設定ファイル(INI 形式と XML 形式)を直接編集して設定を変えることもできる。
KMPlayer にはスキン機能がないが、表示する背景色、前景色やフォントを設定することはできる[2]。