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Listen

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

Listen(リスン)は、2003ねん平成へいせい15ねん)11月にソニーから発売はつばいされたコンポーネントシステムのブランドめいである。また1974ねん誕生たんじょうした日本にっぽんはつのシステムコンポシリーズでも使つかわれていた愛称あいしょうである[1]

概要がいよう

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おとへのこだわりをつユーザー(おも大人おとな)をターゲットに、音質おんしつやデザインめん高級こうきゅう志向しこうコンポないしはマイクロコンポとして展開てんかいされた[2]。このため、アルミのざい使用しようしたり、それまでコンポでは導入どうにゅうされなかったスーパーオーディオCD(SACD)再生さいせい対応たいおうしている。

実勢じっせい価格かかくは4まんえんだい(SE3)から9まんえんだい(SE9)程度ていどであり[3][4]、それまで市販しはんされていた単品たんぴんコンポーネント機器ききのSACDプレーヤーと同等どうとうかそれよりも廉価れんか価格かかく設定せっていだった。

売上うりあげ実績じっせきについては公表こうひょうされていないが、2004ねん初夏しょかにSE3が生産せいさん完了かんりょうひんとなったのち、2005ねんハワード・ストリンガーがソニーCEO就任しゅうにんしたころぜん機種きしゅ生産せいさん完了かんりょうとなり、Listenは後継こうけい機種きしゅ発売はつばいされずに終焉しゅうえんした。同氏どうし陣立じんだてしたリストラ計画けいかくAIBOなどの生産せいさん中止ちゅうし)との関連かんれん不明ふめいである。

おも特徴とくちょう

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  • SACDの再生さいせい対応たいおう
  • CD-R/RW記録きろくしたMP3再生さいせいにも対応たいおうしている。
  • DVDビデオ再生さいせいではプログレッシブ(480p)出力しゅつりょく対応たいおうしたD端子たんしコンポーネント端子たんし)を装備そうびしている。また、CD-R/RWに記録きろくしたJPEG画像がぞうをテレビに出力しゅつりょくすることにも対応たいおうしている。
  • MDデッキはATRAC/ATRAC3 DSP TYPE-S搭載とうさいただし、SoundGateことなり2バイト文字もじ全角ぜんかく文字もじ表示ひょうじには対応たいおうしていない。
  • アンプにコンポとしてははじめてS-Masterデジタルアンプを搭載とうさいし、小型こがただい出力しゅつりょく成功せいこうした。ただし、CMT-SE7では搭載とうさいしていない。
  • カセットデッキ(SE3には装備そうび)はノーマルテープのみ・ドルビーNR対応たいおうというエントリーモデルと同等どうとう機能きのうであった。

発売はつばいされた機器きき

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CMT-SE9
  • SACD/CD,アンプ(S-masterデジタルアンプは6チャンネル搭載とうさい)と、NetMD対応たいおうMD,カセットの2ボックス
  • MPEG-2 AACドルビープロロジックⅡ,デジタルシネマサウンド(シネマスタジオEXモード)を搭載とうさいしている。
  • フロント・センター・サラウンドスピーカー(後方こうほう)、スーパーウーファーの6ほんのスピーカーが付属ふぞくし、標準ひょうじゅんでSACDとDVDビデオプレーヤーの5.1ch再生さいせい(→ホームシアター)に対応たいおうしている。フロントスピーカーには「ナノファイントゥイーター」が装備そうびされている。
CMT-SE7(シルバー/ホワイト)
  • SACD/CD,アンプ,NetMD対応たいおうMDの1ボックス
  • シルバーとホワイトのカラーバリエーションがあり、シルバーではCMT-SE9のフロントスピーカーとおなじものが、ホワイトではラウンドシェイプがたのスピーカーが付属ふぞくしている。
CMT-SE3
  • SACD/CD,アンプの1ボックス(S-masterデジタルアンプは2チャンネル搭載とうさい
  • 木目もくめ調ちょう2Wayバスレフがたスピーカーが付属ふぞく
  • 搭載とうさいであるMD(Net MD)・カセットは専用せんようオプションのMDS-SE9(SE9のどうデッキとおなじ1ボックス)を追加ついかし2ボックスとすることで利用りようできる。

都会とかいだい階段かいだんなどをうサラリーマンたち群衆ぐんしゅう映像えいぞうに「いつのまにか大人おとなになって、いつのまにか音楽おんがくのそばにいない」「Adults Only Audio Listen」というキャッチコピーうつされる「群衆ぐんしゅうへん」がテレビCMとして制作せいさくされ、発売はつばいと2004ねんの7がつ前後ぜんこうボーナスシーズンでもあった)に放送ほうそうされた。

BGMに、シンディ・ローパータイム・アフター・タイム(りしおもい)使用しようした15びょう・30びょうの2バージョンと、MISIAの「つつみむように…」を使用しようした15びょうバージョンの3パターンが制作せいさくされた[5]

脚注きゃくちゅう

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  1. ^ Sony Design History 1970s”. ソニー. 2021ねん1がつ9にち閲覧えつらん
  2. ^ スーパーオーディオCDやDVDもたのしめる 高音こうおんしつ追求ついきゅうしたシステムステレオ"Listen(リスン)"シリーズ3機種きしゅ発売はつばい”. ソニーマーケティング (2003ねん8がつ27にち). 2021ねん1がつ9にち閲覧えつらん
  3. ^ ソニー、SACD/Net MD対応たいおう5.1chシステムなど”. AV Watch編集へんしゅう (2003ねん8がつ27にち). 2021ねん1がつ9にち閲覧えつらん
  4. ^ SACDやDVDに対応たいおうしたミニコンポ“Listen”シリーズ3機種きしゅ発売はつばい”. Phile-web編集へんしゅう (2003ねん8がつ27にち). 2021ねん1がつ9にち閲覧えつらん
  5. ^ "Listen" CM INFORMATION”. ソニー. 2021ねん1がつ9にち閲覧えつらん

関連かんれん項目こうもく

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どう時期じき新規しんき発売はつばいされ、2006ねんまでに新規しんき展開てんかい停止ていしされたソニー製品せいひん