OLE for Process Control (OPC) は、1996年にファクトリーオートメーション業界のタスクフォースが策定したプロセス制御 (process control) の標準規格。この規格は、異なる製造元の各種制御機器間でリアルタイムでデータ通信を行うためのものである。
最初のリリース後OPC Foundation が創設され、規格の保守にあたっている。その後、規格が追加され、名称も変化してきた。2006年6月時点では「OPCは一連の規格を指す」とされている(7つの現行規格と2つの策定中の規格)。「(元々OPC Specification と呼ばれていた)最初の規格は、今では Data Access Specificaion」、または(同じページの後の方で)「OPC Data Access」、あるいは OPC Data Access Specification と呼ばれている[1]。
OPC は本来は "OLE for Process Control" の略だが、OPC Foundation の公式見解では、OPCはもはや頭字語ではなく、その技術を単に "OPC" と呼ぶとしている。その背景には、OPCがプロセス制御だけでなく、部品加工や組み立てなどの物理的な工程の制御にも使われているという事実がある。