企業きぎょう資源しげん計画けいかく

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いくつかの典型てんけいてきなERPモジュールをしめ

エンタープライズ・リソース・プランニングえい: enterprise resource planning、ERP)とは、企業きぎょう全体ぜんたい経営けいえい資源しげん有効ゆうこう活用かつよう観点かんてんから統合とうごうてき管理かんりし、経営けいえい効率こうりつはかるための手法しゅほう概念がいねんのこと。おおくの場合ばあい、リアルタイムで、ソフトウェアとテクノロジーによって仲介ちゅうかいされる。企業きぎょう資源しげん計画けいかく(きぎょうしげんけいかく)とぶこともある。これを実現じつげんするための統合とうごうがた業務ぎょうむ横断おうだんがた)ソフトウェア(統合とうごう基幹きかん業務ぎょうむシステム)を「ERPパッケージ」とぶ。

ERPは通常つうじょう組織そしきおおくの企業きぎょう活動かつどうからのデータを収集しゅうしゅう保存ほぞん管理かんり、および解釈かいしゃくするために使用しようするビジネス管理かんりソフトウェア分類ぶんるい通常つうじょう統合とうごうアプリケーションスイート)される。

ERPは、データベース管理かんりシステムによって維持いじされる共通きょうつうデータベース使用しようして、コアビジネスプロセスの統合とうごうされた継続けいぞくてき更新こうしんされるビューを提供ていきょうする。 ERPシステムは、事業じぎょう資源しげん現金げんきん原材料げんざいりょう生産せいさん能力のうりょく)と、ビジネスコミットメントのステータス(注文ちゅうもん発注はっちゅうしょ給与きゅうよ)を追跡ついせきする。システムを構成こうせいするアプリケーションは、データを提供ていきょうするさまざまな部門ぶもん製造せいぞう購入こうにゅう販売はんばい会計かいけいなど)あいだでデータを共有きょうゆうする[1]。ERPは、すべてのビジネス機能きのうあいだ情報じょうほうながれを促進そくしんし、外部がいぶ利害りがい関係かんけいしゃへの接続せつぞく管理かんりする[2]

エンタープライズシステムソフトウェアは、さまざまなビジネス機能きのうをサポートするコンポーネントを製造せいぞうするすうじゅうおくドル規模きぼ業界ぎょうかいである。 IT投資とうしは、2011ねん時点じてんで、米国べいこく拠点きょてんとする企業きぎょうにおける資本しほん支出ししゅつ最大さいだいのカテゴリーの1つになっている。初期しょきのERPシステムはだい企業きぎょう焦点しょうてんわせていたが、中小ちゅうしょう企業きぎょうはますますERPシステムを使用しようしている[3]

ERPシステムは、さまざまな組織そしきシステムを統合とうごうし、エラーのないトランザクションと生産せいさん促進そくしんすることで、組織そしき効率こうりつたかめる。ただし、ERPシステムの開発かいはつは、従来じゅうらいのシステム開発かいはつとはことなる[4]。 ERPシステムは、さまざまなコンピューターハードウェアおよびネットワーク構成こうせい実行じっこうされ、通常つうじょうデータベース情報じょうほうリポジトリとして使用しようする[5]

原点げんてん[編集へんしゅう]

1990年代ねんだいにERPという頭字かしらじ最初さいしょ使用しようしたのは、ガートナーである[6]。ERPは資材しざい所要しょようりょう計画けいかく (MRP; Material Requirements Planning) から派生はせいした言葉ことばであった。ERPはMRPの機能きのうと、後発こうはつ製造せいぞう資源しげん計画けいかく(MRP II) [7][8]およびコンピューター統合とうごう生産せいさん機能きのう統合とうごうした。その製造せいぞう範疇はんちゅうにとどまらない様々さまざまなアプリケーションおよび機能きのう拡張かくちょうつづけたが、ERPという名称めいしょうはそのそのまま使つかわれつづけ、当初とうしょよりもおおきな概念がいねんあらわすようになっていった[9]

ERPシステムは製造せいぞうかんするパッケージから発展はってんしたが、かくベンダーが、財務ざいむ会計かいけい保守ほしゅ人事じんじなどにけた機能きのう次々つぎつぎ追加ついかしていった結果けっか、1990年代ねんだいなかばまでに、非常ひじょう広範囲こうはんいのコアエンタープライズ機能きのう対応たいおうすることとなった。

このころから、各国かっこく行政ぎょうせい機関きかん営利えいり団体だんたいでもERPシステムを使つかはじめるれいえた[10]

拡張かくちょう[編集へんしゅう]

ERPシステムは1990年代ねんだい急速きゅうそく成長せいちょうげた。2000ねん問題もんだいによってどう時期じきかく企業きぎょうふるいシステムの刷新さっしんせまられ、その選択肢せんたくしひとつであったERPはおおくの企業きぎょう採用さいようされることとなった[11]

当初とうしょ、ERPシステムは顧客こきゃく一般いっぱん人々ひとびと直接ちょくせつ影響えいきょうあたえないバックオフィス機能きのう自動じどう重点じゅうてんいていたが、インターネットの普及ふきゅうともない、ビジネスにおけるシステムの役割やくわり変化へんかするとともに、顧客こきゃく直接ちょくせつやりりする顧客こきゃく関係かんけい管理かんり(CRM)などのフロントオフィス機能きのう、または電子でんし商取引しょうとりひき電子でんし政府せいふ電子でんしテレコム、電子でんし金融きんゆうなどのE-ビジネスシステム、またはサプライヤ関係かんけい管理かんり(SRM)などの機能きのう追加ついかされていった。[12]

2000ねんにはGartner Publicationsによる記事きじ「ERPIs Dead—Long Live ERPII」において「ERP II」という言葉ことば登場とうじょう[13][14]従業じゅうぎょういんとパートナー(サプライヤーや顧客こきゃくなど)にERPシステムへのリアルタイムアクセスを提供ていきょうするWebベースのソフトウェアについて説明せつめいしている。

ERP IIの役割やくわりは、従来じゅうらいのERPリソースの最適さいてきトランザクション処理しょり拡張かくちょうすること、たん売買ばいばいなどを管理かんりするのではなく、管理かんりにあるリソースの情報じょうほう活用かつようして、企業きぎょうあいだのやりとりを促進そくしんすることである[15]。また、 ERP IIは、だい1世代せだいのERPよりも柔軟じゅうなんせいがあり、ERPシステムの機能きのう組織そしきない限定げんていするのではなく、企業きぎょうかべえてのシステムとせっするものである。 ERP IIシステムは通常つうじょう、さまざまなe-ビジネステクノロジ使用しようして、サプライチェーン管理かんり(SCM)顧客こきゃく関係かんけい管理かんり(CRM) 、ビジネスパートナー組織そしきあいだビジネスインテリジェンス(BI)などの共同きょうどうイニシアチブを可能かのうにするために使用しようされる[16][17]

開発かいはつしゃ現在げんざい、モバイルデバイスをERPシステムと統合とうごうするためによりおおくの努力どりょくはらっている。 ERPベンダーは、のビジネスアプリケーションとともに、ERPをこれらのデバイスに拡張かくちょうしている。最新さいしんのERPの技術ぎじゅつてき利害りがい関係かんけいは、ハードウェア、アプリケーション、ネットワーキング、サプライチェーンなどの統合とうごう関係かんけいしている。 ERPは現在げんざい意思いし決定けってい利害りがい関係かんけいしゃ関係かんけい標準ひょうじゅん透明とうめいせいグローバリゼーションなど、よりおおくの機能きのう役割やくわりをカバーしている[18]

特徴とくちょう[編集へんしゅう]

ERPシステムには通常つうじょうつぎ特性とくせいがある。

  • 統合とうごうシステム
  • リアルタイム(またはほぼ)で動作どうさする
  • すべてのアプリケーションをサポートする共通きょうつうデータベース
  • モジュールあいだ一貫いっかんしたルックアンドフィール
  • 実装じっそうちいさなステップでおこなわれないという条件じょうけんで、情報じょうほう技術ぎじゅつ(IT)部門ぶもんによる精巧せいこうなアプリケーション/データ統合とうごうともなうシステムのインストール[19]
  • 導入どうにゅうオプションには、オンプレミス、クラウドホスト、またはSaaSふくまれる

機能きのう分野ぶんや[編集へんしゅう]

ERPシステムは、つぎ一般いっぱんてき機能きのう領域りょういきをカバーしている。おおくのERPシステムでは、これらはERPモジュールとしてされ、グループされる。

GRP[編集へんしゅう]

政府せいふのリソースプランニング(GRP)は、公共こうきょう部門ぶもんのERPおよび政府せいふ機関きかん統合とうごうオフィスオートメーションシステムに相当そうとうする[20]。 ソフトウェア構造こうぞう、モジュール、コアアルゴリズム、およびメインインターフェイスは、のERPとおなじであり、ERPソフトウェアサプライヤは、システムを政府せいふ機関きかん適合てきごうさせることができる[21][22][23]

民間みんかん組織そしき公的こうてき組織そしき両方りょうほうのシステム実装じっそうは、組織そしき生産せいさんせい全体ぜんたいてきなビジネスパフォーマンスを向上こうじょうさせるために採用さいようされているが、実装じっそう比較ひかく民間みんかん公共こうきょう)は、公共こうきょう部門ぶもんでのERP実装じっそう成功せいこう影響えいきょうあたえるおも要因よういん文化ぶんかてきであることをしめしている[24][25] [26]

ベストプラクティス[編集へんしゅう]

ほとんどのERPシステムにはベストプラクティスまれている。これは、ソフトウェアがかくビジネスプロセスを実行じっこうするためのもっと効果こうかてき方法ほうほうのベンダーの解釈かいしゃく反映はんえいしていることを意味いみする。システムは、顧客こきゃくがこれらの慣行かんこうをどれだけ便利べんり変更へんこうできるかによってことなる[27]。 さらに、ベストプラクティスにより、のソフトウェア実装じっそう比較ひかくしてリスクが71%削減さくげんされた[28]

ベストプラクティスの使用しようにより、IFRSSOXほう、バーゼルIIのような要件ようけんへの準拠じゅんきょ容易よういにする。また、電子でんし送金そうきんなどの事実じじつじょう業界ぎょうかい標準ひょうじゅんへの準拠じゅんきょにも役立やくだつ。これは、手順てじゅんをERPソフトウェアない簡単かんたん体系たいけいし、そのビジネス要件ようけん共有きょうゆうする複数ふくすうのビジネスあいだ自信じしんって複製ふくせいできるためである[29][30]

プラントフロア情報じょうほうへの接続せつぞく[編集へんしゅう]

ERPシステムは、さまざまな方法ほうほうでリアルタイムデータとトランザクションデータに接続せつぞくする。これらのシステムは通常つうじょう、プロセス、機器きき、ベンダーソリューションにかんする独自どくじ知識ちしきをもたらすシステムインテグレーターによって構成こうせいされる。

直接ちょくせつ統合とうごう—ERPシステムには、製品せいひん提供ていきょう一部いちぶとして接続せつぞくせい(プラントフロア機器ききへの通信つうしん)がある。これには、ベンダーが顧客こきゃく操作そうさするプラントフロア機器ききたいして特定とくていのサポートを提供ていきょうする必要ひつようがある。

データベース統合とうごう—ERPシステムは、データベースないのステージングテーブルをかいしてプラントフロアのデータソースに接続せつぞくする。プラントフロアシステムは、必要ひつよう情報じょうほうをデータベースに保管ほかんする。 ERPシステムはテーブルない情報じょうほうる。ステージングの利点りてんは、ERPベンダーが機器きき統合とうごう複雑ふくざつさを習得しゅうとくする必要ひつようがないことである。接続せつぞくせいはシステムインテグレーターの責任せきにんになる。

エンタープライズ・アプライアンス・トランザクション・モジュール(EATM)-これらのデバイスは、ERPシステムでサポートされている方法ほうほうかいして、プラントフロア機器ききおよびERPシステムと直接ちょくせつ通信つうしんする。 EATMは、ステージングテーブル、Webサービス、またはシステム固有こゆうのプログラムインターフェイス( API )を使用しようできる。 EATMには、既成きせいのソリューションであるという利点りてんがある。

カスタム統合とうごうソリューションおおくのシステムインテグレーターがカスタムソリューションを提供ていきょうしている。これらのシステムは、初期しょき統合とうごうコストがもっとたかくなる傾向けいこうがあり、長期ちょうきてきなメンテナンスと信頼しんらいせいのコストがたかくなる可能かのうせいがある。注意深ちゅういぶかいシステムテストと徹底的てっていてき文書ぶんしょにより、長期ちょうきてきなコストを最小限さいしょうげんおさえることができる。カスタム統合とうごうソリューションは通常つうじょうワークステーションまたはサーバークラスのコンピューターで実行じっこうされる。

実装じっそう[編集へんしゅう]

ERPの範囲はんい通常つうじょう、スタッフの作業さぎょうプロセスと慣行かんこう大幅おおはば変更へんこうくわえることを意味いみする[31]一般いっぱんに、このような変更へんこう実装じっそう支援しえんするために、コンサルティング、カスタマイズ、およびサポートの3種類しゅるいのサービスを利用りようできる。 実装じっそう時間じかんは、ビジネスの規模きぼ、モジュールのかず、カスタマイズ、プロセス変更へんこう範囲はんい、およびプロジェクトの所有しょゆうけん取得しゅとくする顧客こきゃく準備じゅんびじょうきょうによってことなる。モジュラーERPシステムは段階だんかいてき実装じっそうできる。だい企業きぎょう一般いっぱんてきなプロジェクトにはやく14かげつかかり、やく150にんのコンサルタントが必要ひつようである[32]ちいさなプロジェクトにはすうげつかかる場合ばあいがある。国籍こくせきおよびそのだい規模きぼ実装じっそうには、すうねんかかる場合ばあいがある[33][34]カスタマイズにより、実装じっそう時間じかん大幅おおはば増加ぞうかする可能かのうせいがある。

それにくわえて、情報処理じょうほうしょりはさまざまなビジネス機能きのう影響えいきょうあたえる。たとえば、ウォルマートのような一部いちぶだい企業きぎょうジャストインタイム在庫ざいこシステムを使用しようしている。これにより、在庫ざいこ保管ほかんり、配送はいそう効率こうりつ向上こうじょうし、最新さいしんのデータが必要ひつようになる。2014ねん以前いぜんは、ウォルマートはIBM開発かいはつしたInforemというシステムを使用しようして補充ほじゅう管理かんりしていた[35]

プロセスの準備じゅんび[編集へんしゅう]

ERPを実装じっそうするには、通常つうじょう既存きそんのビジネスプロセスを変更へんこうする必要ひつようがある[36]実装じっそう開始かいしするまえ必要ひつようなプロセス変更へんこう十分じゅうぶん理解りかいしていないことが、プロジェクトの失敗しっぱいおも理由りゆうである[37]困難こんなんは、システム、ビジネスプロセス、インフラストラクチャ、トレーニング、または意欲いよく欠如けつじょ関連かんれんしている可能かのうせいがある。

したがって、組織そしきがERPソフトウェアを実装じっそうするまえに、ビジネスプロセスを徹底的てっていてき分析ぶんせきすることが重要じゅうようである。分析ぶんせきにより、プロセスの近代きんだい機会きかい特定とくていできる。また、現在げんざいのプロセスとERPシステムによって提供ていきょうされるプロセスとの整合せいごうせい評価ひょうかすることもできる。調査ちょうさによると、ビジネスプロセスの不一致ふいっちのリスクはつぎ方法ほうほう減少げんしょうする。

  • 現在げんざいのプロセスを組織そしき戦略せんりゃくにリンクする
  • かくプロセスの有効ゆうこうせい分析ぶんせき
  • 既存きそん自動じどうソリューションを理解りかいする[38][39]

ERPの実装じっそうは、分散ぶんさんがた組織そしきではプロセス、ビジネスルール、データセマンティクス、承認しょうにん階層かいそう意思いし決定けっていセンターがことなることがおおいため、かなり困難こんなんである(そして政治せいじてき負担ふたんがかかる)[40]。 これには、一部いちぶのビジネスユニットをのビジネスユニットよりもさき移行いこうする、かくユニットに必要ひつよう変更へんこう処理しょりするための実装じっそうおくらせる、統合とうごうらす(マスターデータ管理かんりかいしたリンクなど)、または特定とくていのニーズにわせてシステムをカスタマイズする必要ひつようがある[41]

潜在せんざいてき欠点けってんは、「標準ひょうじゅん」プロセスを採用さいようすると、競争きょうそう優位ゆういうしなわれる可能かのうせいがあることである。これがこっているあいだ、ある領域りょういきでの損失そんしつ領域りょういきでの利益りえきによって相殺そうさいされることがおおく、全体ぜんたいてき競争きょうそうじょう優位ゆういせいたかめる[42][43]

構成こうせい[編集へんしゅう]

ERPシステムの構成こうせいは、おもに、組織そしきがシステムを機能きのうさせる方法ほうほうと、システムが機能きのうするように設計せっけいされた方法ほうほうとのバランスをることである。 ERPシステムには通常つうじょう、システム操作そうさ変更へんこうするおおくの設定せっていふくまれている。たとえば、組織そしき使用しようする在庫ざいこ会計かいけいのタイプ( FIFOまたはLIFO)選択せんたくできる。地理ちりてき単位たんい製品せいひんライン、または流通りゅうつうチャネルごとに収益しゅうえき認識にんしきするかどうか。顧客こきゃく返品へんぴん送料そうりょう支払しはらうかどうか[41]

2そうERP[編集へんしゅう]

2そうのERPソフトウェアとハードウェアにより、企業きぎょうは2つのERPシステムに相当そうとうするものをいち実行じっこうできる。1つは企業きぎょうレベルで、もう1つは部門ぶもんまたは子会社こがいしゃレベルである。たとえば、製造せいぞう会社かいしゃはERPシステムを使用しようして、独立どくりつしたグローバルまたは地域ちいき流通りゅうつう生産せいさんまたは販売はんばいセンター、およびサービスプロバイダーを使用しようして組織そしき全体ぜんたい管理かんりし、主要しゅよう会社かいしゃ顧客こきゃくをサポートできる。かく独立どくりつしたセンター(または)子会社こがいしゃは、独自どくじビジネスモデルワークフロー、およびビジネスプロセスっている場合ばあいがある。

グローバリゼーションの現実げんじつまえ、企業きぎょうは、地域ちいき部門ぶもん製品せいひんまたは製造せいぞう戦略せんりゃく最適さいてきして、戦略せんりゃくてき目標もくひょうをサポートし、市場いちば投入とうにゅうまでの時間じかん短縮たんしゅくすると同時どうじに、収益しゅうえきせいたかめ、価値かち提供ていきょうする方法ほうほう継続けいぞくてき評価ひょうかする[44]。 2そうERPにより、地域ちいき流通りゅうつう生産せいさん、または販売はんばいセンターとサービスプロバイダーは、独自どくじのERPシステムを使用しようして、主要しゅよう企業きぎょうとはべつ独自どくじのビジネスモデルで運営うんえいつづける。これらの中小ちゅうしょう企業きぎょうのプロセスとワークフローは、主要しゅよう企業きぎょうのプロセスとワークフローに関連付かんれんづけられていないため、複数ふくすう場所ばしょでローカルビジネス要件ようけん対応たいおうできる[45]

企業きぎょうによる2そうERPシステムの採用さいよう影響えいきょうあたえる要因よういんつぎのとおりである。

  • 製造せいぞうぎょうのグローバリゼーション、新興しんこう経済けいざいこくにおける調達ちょうたつ経済けいざいがく
  • 中小ちゅうしょう企業きぎょうによりてきしたソフトウェアの選択せんたくもとづいて、子会社こがいしゃでのより迅速じんそくていコストのERP実装じっそう可能かのうせい
  • 2つのERPシステムあいだでデータをやりりする必要ひつようがある場合ばあいおおくの場合ばあいエンタープライズアプリケーション統合とうごう使用しようともなう)、余分よぶん労力ろうりょく必要ひつようになる[46]。2そうERP戦略せんりゃくにより、企業きぎょう市場いちば需要じゅよう対応たいおうし、ITシステムを企業きぎょうレベルで調整ちょうせいするさい俊敏しゅんびんせい確保かくほできる。その結果けっか組織そしき全体ぜんたい使用しようされている1つのERPシステムと比較ひかくしてよりおおくのシステムがられる[47]

カスタマイズ[編集へんしゅう]

ERPシステムは、理論りろんてきには業界ぎょうかいのベストプラクティスにもとづいており、そのメーカーは、組織そしきがそれらを「現状げんじょうのまま」展開てんかいすることを意図いとしている[48][49]。 ERPベンダーは、組織そしき独自どくじのビジネスルールをむことができる構成こうせいオプションを顧客こきゃく提供ていきょうしているが、構成こうせい完了かんりょうしたのちでも機能きのうのギャップがのこることがよくある。

ERPのお客様きゃくさまには、機能きのうのギャップを調整ちょうせいするためのいくつかのオプションがあり、それぞれに長所ちょうしょ短所たんしょがある。技術ぎじゅつてき解決かいけつさくには、提供ていきょうされたソフトウェアの一部いちぶなおすこと、ERPシステムない機能きのうするように自家製じかせいのモジュールをくこと、または外部がいぶシステムとのインターフェースがふくまれる。これらの3つのオプションは、さまざまな程度ていどのシステムカスタマイズを構成こうせいする。最初さいしょのオプションは、保守ほしゅもっとおかせかさねてきでコストがかかる[50]。 あるいは、提供ていきょうされたERP機能きのうセットによりよく一致いっちするようにビジネス慣行かんこう組織そしきのポリシーを変更へんこうするなどの技術ぎじゅつてきなオプションがある。カスタマイズと構成こうせいおもちがいはつぎのとおりである。

  • カスタマイズはつねにオプションであるが、ソフトウェアは使用しようまえつね構成こうせいする必要ひつようがある(たとえば、コスト/利益りえきセンタ構造こうぞう組織そしきツリー、購入こうにゅう承認しょうにんルールの設定せっていなど)。
  • このソフトウェアは、さまざまな構成こうせい処理しょりするように設計せっけいされており、許可きょかされた構成こうせい予測よそくどおりに動作どうさする。
  • システムの動作どうさとパフォーマンスにたいする構成こうせい変更へんこう影響えいきょう予測よそく可能かのうであり、ERPベンダーの責任せきにんである。カスタマイズの効果こうかはあまり予測よそくできません。それは顧客こきゃく責任せきにんであり、テスト活動かつどうやす。
  • 構成こうせい変更へんこうは、あたらしいソフトウェアバージョンへのアップグレード存続そんぞくする。一部いちぶのカスタマイズ(たとえば、データ画面がめん表示ひょうじ前後ぜんごされる事前じぜん定義ていぎされた「フック」を使用しようするコード)は、さいテストが必要ひつようであるが、アップグレード存続そんぞくする。そののカスタマイズ(基本きほんてきなデータ構造こうぞう変更へんこうなど)は、アップグレードちゅう上書うわがきされるため、さい実装じっそうする必要ひつようがある[51]

カスタマイズの利点りてんつぎのとおりである。

  • ユーザーのれを改善かいぜんする[52]
  • 標準ひょうじゅん機能きのうのみを使用しようして、企業きぎょうたいして競争きょうそうじょう優位ゆういせい獲得かくとくする可能かのうせい提供ていきょうする

カスタマイズの欠点けってんには、つぎのようなものがある。

  • 実装じっそう保守ほしゅ必要ひつよう時間じかんとリソースをやす[50] [53]
  • システムあいだちがいにより、サプライヤーと顧客こきゃくあいだのシームレスなインターフェース/統合とうごうさまたげる
  • 将来しょうらいてきにERPソフトウェアをアップグレードする会社かいしゃ能力のうりょく制限せいげんする
  • カスタマイズへの過度かど依存いぞんし、標準ひょうじゅんソフトウェアプラットフォームとしてのERPの原則げんそくそこなう

拡張かくちょう機能きのう[編集へんしゅう]

ERPシステムは、おおくの場合ばあいベンダー提供ていきょうのインターフェイスをかいして、サードパーティのソフトウェアで拡張かくちょうできる[54][55]拡張かくちょう機能きのうは、つぎのような機能きのう提供ていきょうする。

  • 製品せいひんデータ管理かんり
  • 製品せいひんライフサイクル管理かんり
  • 顧客こきゃく関係かんけい管理かんり
  • データマイニング
  • 電子でんし調達ちょうたつ

データ移行いこう[編集へんしゅう]

データ移行いこうは、既存きそんのシステムからERPシステムにデータを移動いどう、コピー、およびさい構築こうちくするプロセスである。移行いこう実装じっそう成功せいこう不可欠ふかけつであり、重要じゅうよう計画けいかく必要ひつようである。残念ざんねんながら、移行いこう本番ほんばんフェーズのまえ最終さいしゅうアクティビティの1つであるため、十分じゅうぶん注意ちゅういはらわれないことがよくある。つぎ手順てじゅんで、移行いこう計画けいかく構成こうせいする[56]

  • 移行いこうするデータを特定とくていする。
  • 移行いこうのタイミングを決定けっていする。
  • 主要しゅようなデータコンポーネントのデータ移行いこうテンプレートを生成せいせいする。
  • ツールセットをフリーズする。
  • 主要しゅようなビジネスアカウントの移行いこう関連かんれん設定せってい決定けっていする。
  • データアーカイブのポリシーと手順てじゅん定義ていぎする。

おおくの場合ばあい既存きそんのシステムの一部いちぶのデータに互換ごかんせいがないか、あたらしいシステムでは不要ふようであるため、データの移行いこう不完全ふかんぜんである。そのため、あたらしいERPシステムが導入どうにゅうされたら、既存きそんのシステムをアーカイブデータベースとして保持ほじして参照さんしょうできるようにする必要ひつようがある[56]

長所ちょうしょ[編集へんしゅう]

ERPのもっと基本きほんてき利点りてんは、無数むすうのビジネスプロセスを統合とうごうすることで時間じかん費用ひよう節約せつやくできることである。管理かんりしゃは、より迅速じんそくに、よりすくないエラーで意思いし決定けっていおこなうことができる。データは組織そしき全体ぜんたい表示ひょうじされるようになる。この統合とうごう恩恵おんけいけるタスクはつぎのとおりである[57]

  • 在庫ざいこ最適さいてき可能かのうにする売上うりあげ予測よそく
  • 操作そうさのすべての領域りょういきでの関連かんれんデータのコンパイルによるすべてのトランザクションのとき系列けいれつ履歴りれき
  • 受注じゅちゅうから履行りこうまでの注文ちゅうもん追跡ついせき
  • 請求せいきゅうしょから現金げんきん領収りょうしゅうしょまでの収益しゅうえき追跡ついせき
  • 一致いっちする発注はっちゅうしょ注文ちゅうもんされたもの)、在庫ざいこ受領じゅりょうしょ到着とうちゃくしたもの)、および原価げんか計算けいさん(ベンダーが請求せいきゅうしたもの)

ERPシステムは、ビジネスデータを一元化いちげんかする。

  • 複数ふくすうのシステムあいだ変更へんこう同期どうきする必要ひつようがなくなる—財務ざいむ、マーケティング、販売はんばい人事じんじ製造せいぞうアプリケーションの統合とうごう[よう出典しゅってん]
  • 統計とうけいデータのかくビットに正当せいとうせい透明とうめいせいをもたらす
  • 標準ひょうじゅんてき製品せいひん命名めいめい/コーディングを容易よういにする
  • 包括ほうかつてきなエンタープライズビュー(「情報じょうほうしま」なし)を提供ていきょうし、適切てきせつ意思いし決定けっていおこなうために、いつでもどこでも管理かんりしゃがリアルタイムの情報じょうほう利用りようできるようにする
  • 複数ふくすうのセキュリティシステムを単一たんいつ構造こうぞう統合とうごうすることにより、機密きみつデータを保護ほごする[58]

メリット[編集へんしゅう]

  • ERPは、変化へんかによりよく適応てきおうする、より機敏きびん会社かいしゃ作成さくせいする。また、企業きぎょう柔軟じゅうなんせい構造こうぞう厳格げんかくさが緩和かんわされるため、組織そしきのコンポーネントがよりまとまりをって運用うんようされ、社内外しゃないがいのビジネスが強化きょうかされる[59]
  • ERPは、じた環境かんきょうでのデータセキュリティを向上こうじょうさせることができる。 ERPシステムが提供ていきょうするような一般いっぱんてき制御せいぎょシステムにより、組織そしき主要しゅよう企業きぎょうデータが危険きけんにさらされないようにすることがより簡単かんたんになる。ただし、これはよりオープンな環境かんきょう変化へんかするため、ERPセキュリティ機能きのうとセキュリティにかんする社内しゃないポリシーをさらに精査せいさする必要ひつようがある[60]
  • ERPは、コラボレーションの機会きかいやす。現代げんだい企業きぎょうでは、データは、ドキュメント、ファイル、フォーム、オーディオとビデオ、電子でんしメールなど、さまざまな形式けいしきる。おおくの場合ばあいかくデータメディアには、コラボレーションを可能かのうにする独自どくじのメカニズムがある。 ERPは、分散ぶんさんシステムあいだでさまざまな形式けいしき通信つうしんするという学習がくしゅう曲線きょくせん習得しゅうとくするのではなく、従業じゅうぎょういんがコンテンツのコラボレーションによりおおくの時間じかんついやせるようにするコラボレーションプラットフォームを提供ていきょうする[55]
  • ERPには、共通きょうつうプロセスの標準ひょうじゅん、1つの統合とうごうシステム、標準ひょうじゅんされたレポート、改善かいぜんされた主要しゅよう業績ぎょうせき評価ひょうか指標しひょう(KPI)、共通きょうつうデータへのアクセスなど、おおくの利点りてんがある。 ERPのおも利点りてんの1つ。統合とうごうシステムの概念がいねんは、ビジネスによって誤解ごかいされることがよくある。 ERPは、HR、計画けいかく調達ちょうたつ販売はんばい顧客こきゃく関係かんけい財務ざいむ分析ぶんせきなどのすべての主要しゅようなエンタープライズ機能きのう、およびその接続せつぞくされたアプリケーション機能きのうとの緊密きんみつ統合とうごう提供ていきょうする一元化いちげんかされたシステムである。その意味いみで、ERPは「集中しゅうちゅうがた統合とうごうエンタープライズシステム(CIES)」と表現ひょうげんできる[61]

短所たんしょ[編集へんしゅう]

  • カスタマイズには問題もんだいがある。最善さいぜんのアプローチと比較ひかくすると、ERPは、組織そしき最小さいしょうこう分母ぶんぼのニーズをたしているとなすことができ、組織そしき固有こゆう要求ようきゅうたすための回避かいひさくつける必要ひつようがある[62]
  • ERPシステムにうようにビジネスプロセス・リエンジニアリングおこなうと、競争きょうそうりょくそこなわれたり、重要じゅうよう活動かつどうから焦点しょうてんはぐれたりする可能かのうせいがある。
  • ERPは、統合とうごうされていない、または包括ほうかつてきでないソリューションよりもコストがかかる可能かのうせいがある。
  • ERPスイッチング・コストたかいと、ERPベンダーの交渉こうしょうりょくたかまり、サポート、メンテナンス、およびアップグレードの費用ひようえる可能かのうせいがある。
  • 部門ぶもんあいだ機密きみつ情報じょうほう共有きょうゆうすることへの抵抗ていこう克服こくふくすると、経営けいえいじん注意ちゅういをそらすことができる。
  • しん独立どくりつしたビジネスの統合とうごうは、必要ひつよう依存いぞん関係かんけい可能かのうせいがある。
  • 広範こうはんなトレーニング要件ようけんは、日常にちじょう業務ぎょうむからリソースを取得しゅとくする。
  • ERPシステムの調和ちょうわは、(とくだい企業きぎょうにとって)巨大きょだい作業さぎょうになる可能かのうせいがあり、おおくの時間じかん計画けいかく、およびおかね必要ひつようとする[63]
  • 重要じゅうよう課題かだいには、実装じっそうのプロジェクトチームの解散かいさん、インターフェイスの問題もんだい適切てきせつなテストの欠如けつじょ、タイムゾーンの制限せいげん、ストレス、オフショアリング、変更へんこうたいする人々ひとびと抵抗ていこうみじかいハイパーケア期間きかん、データクレンジングなどがある[64]

ポストモダンERP[編集へんしゅう]

「ポストモダンERP」という用語ようごは、2013ねんガートナーによってつくられ、かみシリーズ「Predicts2014」に最初さいしょ登場とうじょうした[65]。 ガートナーのポストモダンERP戦略せんりゃく定義ていぎによると、すべてのパーツが相互そうごおおきく依存いぞんしているレガシーモノリシック高度こうどにカスタマイズされたERPスイートは、おそかれはやかれクラウドベースとオンプレミスの両方りょうほうのアプリケーションの混合こんごうぶつえられる必要ひつようがある。これらはよりうと結合けつごうであり、必要ひつようおうじて簡単かんたん交換こうかんできる。

基本きほんてきかんがかたは、もっと重要じゅうようなビジネス機能きのうをカバーするコアERPソリューションがまだ存在そんざいする必要ひつようがある一方いっぽうで、機能きのうたんにコアERPを拡張かくちょうするせんもんのソフトウェアソリューションによってカバーされるということである。この概念がいねんは、ソフトウェア実行じっこうたいするいわゆる最善さいぜんのアプローチ[66]ているが、混同こんどうしてはいけない。どちらの場合ばあいも、全体ぜんたい構成こうせいするアプリケーションは比較的ひかくてきゆる接続せつぞくされており、非常ひじょう簡単かんたん交換こうかんできるが、後者こうしゃ場合ばあい、ERPソリューションはまったくない。わりに、すべてのビジネス機能きのう個別こべつのソフトウェアソリューションによってカバーされる[67]

ただし、どのビジネス機能きのうをコアERPの一部いちぶにするか、およびなに補足ほそくソリューションでカバーするかについての黄金おうごんりつはない。ガートナーによると、すべての企業きぎょうは、企業きぎょう内部ないぶおよび外部がいぶのニーズ、運用うんよう、およびプロセスにもとづいて、独自どくじのポストモダンERP戦略せんりゃく定義ていぎする必要ひつようがある。たとえば、企業きぎょうは、コアERPソリューションがファイアウォールの背後はいごまらなければならないビジネスプロセスをカバーする必要ひつようがあると定義ていぎしているため、コアERPをオンプレミスのままにすることを選択せんたくする場合ばあいがある。また、企業きぎょうがコアERPソリューションをクラウドでホストし、補足ほそくソリューションとして少数しょうすうのERPモジュールのみをオンプレミスで使つか場合ばあいがある[67]

ポストモダンのERP戦略せんりゃく実装じっそうすることで企業きぎょうおも利点りてんは、ビジネスプロセスや組織そしきレベルでの予期よきしない変化へんか対応たいおうするさいのスピードと柔軟じゅうなんせいである[68]。 アプリケーションのだい部分ぶぶん接続せつぞく比較的ひかくてきゆるいため、必要ひつようなときにいつでも簡単かんたん交換こうかんまたはアップグレードできる。それにくわえて、上記じょうきれいしたがって、企業きぎょうはERPのニーズにもっとてきしたクラウドベースのソリューションとオンプレミスソリューションを選択せんたくしてわせることができる。ポストモダンERPの欠点けってんは、企業きぎょう管理かんりしなければならないソフトウェアベンダーのかずえるだけでなく、中央ちゅうおうITに追加ついか統合とうごう課題かだいしょうじる可能かのうせいたかいことである[67][69]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

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参考さんこう文献ぶんけん[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]