SLV

SLV
人工じんこう衛星えいせい打うち上あげロケット
基本きほんデータ
運用うんよう国こく	インド
開発かいはつ者しゃ	インド宇宙うちゅう研究けんきゅう機関きかん (ISRO)
使用しよう期間きかん	1979年ねん8月がつ10日とおか - 1983年ねん4月がつ17日にち
射場いば	シュリーハリコータ
打うち上あげ数すう	4回かい（成功せいこう2回かい）
発展はってん型がた	ASLV / PSLV
物理ぶつり的てき特徴とくちょう
段数だんすう	4段だん
総そう質量しつりょう	17 トン
全長ぜんちょう	22 メートル (m)
直径ちょっけい	1 メートル
軌道きどう投入とうにゅう能力のうりょく
低てい軌道きどう	40 キログラム (kg) 400 キロメートル (km)
脚注きゃくちゅう
ロヒニ衛星えいせいを打うち上あげ。

SLV (英語えいご: Satellite Launch Vehicle, ヒンディー語ご: उपग्रह प्रक्षेपण यान) は、インド初はつの人工じんこう衛星えいせい打うち上あげロケットである。

概要がいよう

計画けいかくは1970年代ねんだい初頭しょとうに人工じんこう衛星えいせい打うち上あげロケットを開発かいはつするためにインド宇宙うちゅう研究けんきゅう機関きかんが設立せつりつされた事ことに遡さかのぼる。計画けいかくのリーダーはアブドゥル・カラーム博士はかせである。

SLV は高度こうど400 キロメートル (km) に到達とうたつし、ペイロードは40 キログラム (kg) だった。SLV は4段式だんしきで全すべて固体こたい燃料ねんりょうロケットである。最初さいしょの打うち上あげは1979年ねん8月がつ10日とおか、ベンガル湾わんに面めんしたシュリーハリコータから打うち上あげられた。

最後さいごの打うち上あげは1983年ねん4月がつ17日にちで、SLV は後継こうけい機きである ASLV の元もとになった。インドはこのロケットの開発かいはつ、打うち上あげによって人材じんざいを育成いくせいし、宇宙うちゅう開発かいはつの経験けいけんを積つんだ。当時とうじ、工業こうぎょう水準すいじゅんが低ひくく、製造せいぞう業ぎょうの裾野すそのの狭せまいインドにおいて国産こくさんロケットの開発かいはつは容易よういな事ことではなかった。

各かく段だんの詳細しょうさい

	第だい1段だん	第だい2段だん	第だい3段だん	第だい4段だん
エンジン	固体こたい燃料ねんりょうロケット 1基き	固体こたい燃料ねんりょうロケット 1基き	固体こたい燃料ねんりょうロケット 1基き	固体こたい燃料ねんりょうロケット 1基き
推力すいりょく	502.6 kN	267 kN	90.7 kN	26.83 kN
比ひ推力すいりょく	253 秒びょう	267 秒びょう	277 秒びょう	283 秒びょう
燃焼ねんしょう時間じかん	49 秒びょう	40 秒びょう	45 秒びょう	33 秒びょう
燃料ねんりょう	固体こたい燃料ねんりょう	固体こたい燃料ねんりょう	固体こたい燃料ねんりょう	固体こたい燃料ねんりょう

打うち上あげ記録きろく

バージョン	打うち上あげ日び	射場いば	ペイロード	結果けっか
3 E1	1979年ねん8月がつ10日とおか	シュリーハリコータ	Rohini-1A 技術ぎじゅつ試験しけん 30 kg	失敗しっぱい。弁べんが故障こしょうして軌道きどうを外はずれてベンガル湾わんに墜落ついらく（打うち上あげ317秒びょう後ご）。開発かいはつ飛行ひこう。
3 E2	1980年ねん7月がつ18日にち	シュリーハリコータ	Rohini-1B RS-1 技術ぎじゅつ試験しけん 35 kg	成功せいこう。開発かいはつ飛行ひこう。
3 D3	1981年ねん5月31日にち	シュリーハリコータ	Rohini D-1 RS-1 技術ぎじゅつ試験しけん 38 kg	部分ぶぶん的てき失敗しっぱい。高度こうどが十分じゅうぶんでなく人工じんこう衛星えいせいは9日間にちかんだけ周回しゅうかいした。開発かいはつ飛行ひこう。
3 D4	1983年ねん4月がつ17日にち	シュリーハリコータ	Rohini D-2 RS-1 技術ぎじゅつ試験しけん 41.5 kg	成功せいこう。開発かいはつ飛行ひこう。

出典しゅってん・参考さんこう文献ぶんけん

• “SPACE LAUNCH VEHICLES”. Bharat Rakshak. 2007年ねん10月がつ9日にち時点じてんのオリジナルよりアーカイブ。2007年ねん10月がつ11日にち閲覧えつらん。

関連かんれん項目こうもく

• ASLV
• PSLV
• GSLV