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TOMC

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TOMC
出身しゅっしん地ち 日本にっぽん
ジャンル 電子でんし音楽おんがく
ヒップホップ
アンビエント
実験じっけん音楽おんがく
活動かつどう期間きかん 2015年ねん -
レーベル Inner Ocean Records
Local Visions
PURRE GOOHN
PIRA.MD Records

TOMC (トムシー) は日本にっぽんの音楽家おんがくか、プロデューサー、ビートメイカー、DJ。

「アヴァランチーズ meets ブレインフィーダー」[1]と評ひょうされる先鋭せんえい的てきな音楽おんがく性せいで知しられ、2020年ねん以降いこうはアンビエントに接近せっきんした作品さくひんを多数たすうリリースしている。レアグルーヴやポップミュージックへの造詣ぞうけいに根ねざしたプレイリスター〜ライターとしての顔かおも持もつ[2]。

来歴らいれき

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早稲田大学わせだだいがく文学部ぶんがくぶを卒業そつぎょう後ご、主おもに箱はこ付つきのディスコDJとして活動かつどうする傍かたわら、下北沢しもきたざわを拠点きょてんに複数ふくすうのインダストリアル〜ポストロック系けいのバンドに在籍ざいせきしボーカル・パーカッションなどを担当たんとうする。同どう時期じきには電子でんし書籍しょせき形式けいしきの文芸ぶんげい誌し『Inside Out』にて営業えいぎょう統括とうかつ兼けん編集へんしゅう者しゃ・小説しょうせつ家かとしても活動かつどう[3]。

2015年ねん-2016年ねんにかけてメキシコPIRA.MD Recordsから2枚まいのアルバムをリリース。同どう時期じきには江東こうとう区く高橋たかはし商店しょうてん街がいで地域ちいき活性かっせいを目的もくてきとした音楽おんがく・アートのイベントを催もよおし若者わかもの〜高齢こうれい者しゃを問とわず活況かっきょうを呈ていする[4]。

2017年ねん、PURRE GOOHNよりアルバム『Yesternow Once Now』をリリース。音楽おんがく評論ひょうろん家かからオリジナリティ溢あふれるサンプリング音楽おんがくとして「アヴァランチーズ meets ブレインフィーダー」と評ひょうされるなど、日本人にっぽんじん離ばなれの感性かんせいでフライング・ロータス以降いこうのビートメイクを一いち歩ほ進すすめた作品さくひん[5]と捉とらえられている。

2018年ねん、マンダリン・オリエンタル東京とうきょうへの委託いたく作品さくひんとしてベーカリーで発生はっせいする物音ものおとを一夜いちやで録音ろくおん・再さい構成こうせいした作品さくひん『Bake the House』を発表はっぴょう、Ross From Friends等ひとし当時とうじのローファイ・ハウスムーブメントに通つうじるダンスミュージックと評ひょうされる[6]。2018年ねん8月がつにはハッカソン・運動会うんどうかいイベント「未来みらいの渋谷しぶやの運動会うんどうかい」にDJとして参加さんか〜DOMMUNEに出演しゅつえん[7]。同年どうねんは江東こうとう区く森下もりしたにオープンした喫茶きっさランドリーにて定期ていき的てきにDJを行おこない、高齢こうれい者しゃを含ふくむ場ばを意識いしきした選曲せんきょくが「まちの縮図しゅくずそのもの」[8]と評ひょうされたほか、渋谷しぶやCast[9]・青山あおやまSHARE GREEN MINAMI AOYAMA[10]をはじめとしたデベロッパー主導しゅどうによる公共こうきょう空間くうかんでのDJ活動かつどうを本格ほんかく化かする。

2019年ねん、企業きぎょうへの委託いたく作品さくひんとして空港くうこう・港湾こうわんで発生はっせいする物音ものおとを用もちいたサウンドアート作品さくひん『Music for Transit』を発表はっぴょう[11]。2019年ねん8月がつには中野なかの区く大和やまと町まち八幡やはた神社じんじゃ「大だい盆踊ぼんおどり会かい 2019」にDJミックスを提供ていきょうする[12]。同年どうねんはASMR・環境かんきょう音おんとローファイ・ヒップホップを折衷せっちゅうした音楽おんがく性せいのEP3枚まいをリリースし、特とくに2作さく目め『Stories & Studies』はSpotifyを通つうじて台北たいぺい・パリ・ロサンゼルスを中心ちゅうしんにヒットし[13]、翌年よくねんのiTunesインストゥルメンタル・トップアルバム(日本にっぽん: 2020.2.22付づけ)でも2位いを記録きろく。ヨルダンでは収録しゅうろく曲きょく「Yin & Yang」がApple Musicインストゥルメンタル・トップソング(2019.9.11付づけ)1位いを記録きろくした[14]。

2020年ねん1月がつ、近きん現代げんだいアメリカ文学ぶんがくを題材だいざいにしたアンビエント/ ニューエイジ路線ろせんのEP『Lunar Maria』を発表はっぴょう[15]。iTunesニューエイジ・トップアルバム(日本にっぽん: 2020.1.17付づけ)1位いを記録きろくする[14]。同年どうねん6月がつにはビートメイカーcoyolateとの共とも作さくシングル『Curiosity』[16]を、7月がつには日本にっぽんのインターネット・レーベルLocal Visionsからシティポップに接近せっきんしたヨシカワミノリとの共とも作さくアルバム『Reality』[17]を連続れんぞくしてリリース。『Reality』はMake Believe Melodies「2020年ねんの日本にっぽんの音楽おんがくアルバム10選せん」に選定せんていされた[18]ほか、収録しゅうろく曲きょく「オンラインの幽霊ゆうれいたち (feat. Gimgigam)」がFluxblogの2020 Survey Playlistに収録しゅうろくされる[19]など、海外かいがいメディアを中心ちゅうしんに支持しじを集あつめる。同年どうねんはライターとしても7月がつ刊行かんこう『ニューエイジ・ミュージック・ディスクガイド』にコラムを寄稿きこう[20]したほか、12月刊行かんこう『シティ・ソウル ディスクガイド 2』にレビュー執筆しっぴつ者しゃとして参加さんか[21]。また、同年どうねん6月がつにリリースされたビートメイカーcanooooopyのカムバック作さく『天地てんちを解とくコデックス[codex to uncoil the cosmos]』ではディレクション及およびマスタリングを担当たんとうした[16]。

2021年ねん1月がつ、昨年さくねん発表はっぴょうの『Reality』から7インチレコード『夢ゆめの話はなしをしよう / オンラインの幽霊ゆうれいたち(feat. Gimgigam)』がシングルカットされ、Jet Set週間しゅうかんチャートで1位いを記録きろく[22]。同年どうねん3月がつ、カナダInner Ocean Recordsからソロとしては4年ねんぶりのアルバム『Liberty』をリリース。同どう作さくはカセットテープ形態けいたいでも発売はつばいされ、初回しょかい生産せいさん分ぶんは発売はつばい2日にちで完売かんばい[23]。中目黒なかめぐろのカセットテープ専門せんもん店てんwaltzでは「ジャズ系けいビートテープ今年度こんねんど最高さいこう傑作けっさく有力ゆうりょく候補こうほ」と評ひょうされる[24]。同年どうねんはプレイリスターとしても「特定とくていアーティスト作品さくひんのサブスク解禁かいきん直後ちょくごのプレイリスト発表はっぴょう」が恒例こうれい化か[2]したほか、ライターとしてMikikiやサイゾー等とうウェブメディアへの寄稿きこうを多数たすう行おこなっている[2]。

ディスコグラフィー

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アルバム

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  • McKinsey N' de Kooning (PIRA.MD Records, 2015年ねん)
  • Arkhai & Naked Shortin' (PIRA.MD Records, 2016年ねん)
  • Yesternow Once Now (PURRE GOOHN, 2017年ねん)
  • Reality (Local Visions, 2020年ねん) *「ヨシカワミノリ & TOMC」名義めいぎ
  • Liberty (Inner Ocean Records, 2021年ねん)
  • Music for the Ninth Silence (Inner Ocean Records, 2022年ねん)

シングル

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  • Bake the House (PURRE GOOHN, 2018年ねん)
  • Curiosity (Not on label, 2020年ねん)
  • 夢ゆめの話はなしをしよう / オンラインの幽霊ゆうれいたち(feat. Gimgigam) (Local Visions / JET SET, 2021年ねん) *「ヨシカワミノリ & TOMC」名義めいぎ

EP

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  • Blockchainers (PURRE GOOHN, 2019年ねん)
  • Stories & Studies (PURRE GOOHN, 2019年ねん)
  • Reminiscin’ (PURRE GOOHN, 2019年ねん)
  • Lunar Maria (PURRE GOOHN, 2020年ねん)

ミックスCD

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  • CONVENI MIX 001 | City Pop MIX by TOMC (レコードコンビニ, 2018年ねん) *限定げんてい品ひん(完売かんばい)
  • CONVENI MIX 002 | City Soul MIX by TOMC (レコードコンビニ, 2018年ねん) *限定げんてい品ひん(完売かんばい)

脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]

出典しゅってん

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  1. ^ エンタメステーション ｜ 若手わかてライターが選えらぶ！買かってでも聴きくべき本当ほんとうの名曲めいきょく  vol. 6　オリジナリティ溢あふれる「サンプリング」音楽おんがくの世界せかい、必聴ひっちょう作品さくひん4選せん (2018年ねん3月がつ28日にち) 2019年ねん9月がつ23日にち閲覧えつらん
  2. ^ a b c “TOMCが全曲ぜんきょく4分ふん33秒びょうの初はつアンビエントアルバム『Music for the Ninth Silence』をリリース”. Mikiki. 2022年ねん1月がつ4日にち閲覧えつらん。
  3. ^ 「すばる」2013年ねん1月がつ号ごう（集英社しゅうえいしゃ）P.322
  4. ^ 深川ふかがわ経済けいざい新聞しんぶん ｜「高橋たかはしのらくろード」で初はつのDJライブ＆アートイベント 「のら天てん市場いちば」の一環いっかんで (2015年ねん5月がつ8日にち) 2019年ねん9月がつ23日にち閲覧えつらん
  5. ^ ototoy ｜ TOMC、ニュー・アルバム『Yesternow Once Now』を10/4配信はいしんリリース (2017年ねん9月がつ26日にち) 2019年ねん9月がつ23日にち閲覧えつらん
  6. ^ uroros ｜ TOMC、配信はいしんシングル『Bake The House』本日ほんじつ9月がつ19日にちリリース。ベーカリーのあらゆる環境かんきょう音おんを再さい構築こうちくしたメランコリックかつ享楽きょうらく的てきなダンスミュージック (2018年ねん9月がつ19日にち) 2019年ねん9月がつ23日にち閲覧えつらん
  7. ^ ラブラブ渋谷しぶや。｢未来みらいの運動会うんどうかいプロジェクト」上京じょうきょう記念きねんSPECIAL!!! (2018年ねん8月がつ30日にち) 2019年ねん9月がつ23日にち閲覧えつらん
  8. ^ 「喫茶きっさランドリー」はどうしてヤバい？市民しみんの能動のうどう性せいを引ひき上あげ、受うけ入いれる。グランドレベルの壮大そうだいな実験じっけんがはじまりました。 (2018年ねん1月がつ28日にち) 2019年ねん9月がつ23日にち閲覧えつらん
  9. ^ 渋谷しぶやキャスト周年しゅうねん祭さい2018『SHIBUYA CASTING!』これからの渋谷しぶやをつくるクリエイティブフェス (2018年ねん4月がつ28日にち) 2019年ねん9月がつ23日にち閲覧えつらん
  10. ^ REALGATE ｜ 青山あおやま一いち丁目ちょうめ駅えき徒歩とほ4分ふん　カフェ・ショップ・オフィスが共存きょうぞんする施設しせつ 「SHARE GREEN MINAMI AOYAMA」のオープニングイベント 『OUTDOOR RECORDS』を10月6日にち～8日にちに開催かいさい！ (2018年ねん9月がつ18日にち) 2019年ねん9月がつ23日にち閲覧えつらん
  11. ^ CNET Japan ｜ 渋谷しぶやGALLERY AND MUSIC BAR「TestFlight」とトラックメイカー「TOMC (トムシー)」によるコラボアンビエント楽曲がっきょくを発表はっぴょう (2019年ねん4月がつ18日にち) 2019年ねん9月がつ23日にち閲覧えつらん
  12. ^ 大だい盆踊ぼんおどり会かい “DAIBON” さんのツイート：”⚡メガヒッツ盆ぼん⚡  昨日きのうも大おおいに盛もり上あがった、DAIBON名物めいぶつ「メガヒッツ盆ぼん」略りゃくしてメガ盆ぼんのコーナーです。…”
  13. ^ Indiegrab ｜ 【NEWS】TOMC　人気にんきのビート短たん編集へんしゅう第だい3弾だん『Reminiscin’』の配信はいしんを開始かいし (2019年ねん8月がつ21日にち) 2019年ねん9月がつ23日にち閲覧えつらん
  14. ^ a b “https://twitter.com/tstomc/status/1352224207325655045”. Twitter. 2021年ねん5月がつ5日にち閲覧えつらん。
  15. ^ ototoy ｜ ビートメイカーTOMC、新しんEP『Lunar Maria』ハイレゾ配信はいしん開始かいし (2020年ねん1月がつ16日にち) 2020年ねん12月28日にち閲覧えつらん。
  16. ^ a b uroros ｜ TOMC、新曲しんきょく「Curiosity」配信はいしん開始かいし。Flyloチルドレンの新鋭しんえいcoyolateと紡つむぐ”好奇心こうきしん”を掻かき立たてる音響おんきょう派はジャジーヒップホップ (2020年ねん6月がつ17日にち) 2020年ねん12月28日にち閲覧えつらん
  17. ^ Spincoaster ｜ 〈Local Visions〉よりリリースされたヨシカワミノリとTOMCによるコラボ作さくが7インチ化か (2020年ねん8月がつ14日にち) 2020年ねん12月28日にち閲覧えつらん
  18. ^ Michel, Patrick St (2021年ねん12月8日にち). “Make Believe Melodies Favorite Japanese Albums Of 2020: #10 - #01 (One Year Later)”. Make Believe Mailer. 2022年ねん1月がつ4日にち閲覧えつらん。
  19. ^ Fluxblog 2020 Survey (2020年ねん12月15日にち) 2020年ねん12月28日にち閲覧えつらん
  20. ^ TOWER RECORDS ONLINE ｜ 書籍しょせき『ニューエイジ・ミュージック・ディスクガイド』｜歴世れきせい界かい的てきなニューエイジ・リバイバルを読よみ解とく決定けってい版ばん発売はつばい！ (2018年ねん4月がつ15日にち) 2019年ねん12月28日にち閲覧えつらん
  21. ^ ARBAN ｜ 大だい好評こうひょう「シティ・ソウル ディスクガイド」第だい２弾だん刊行かんこう！佐藤竹善さとうちくぜんインタビューも (2020年ねん12月9日にち) 2020年ねん12月28日にち閲覧えつらん
  22. ^ “https://twitter.com/tstomc/status/1352932460166701057”. Twitter. 2021年ねん5月がつ5日にち閲覧えつらん。
  23. ^ “TOMC - Liberty” (英語えいご). Inner Ocean Records. 2021年ねん5月がつ5日にち閲覧えつらん。
  24. ^ “waltz online | TOMC | Liberty | カセットテープの通販つうはん”. waltz online | TOMC | Liberty | カセットテープの通販つうはん. 2021年ねん5月がつ5日にち閲覧えつらん。

外部がいぶリンク

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