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フライング・ロータス

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア（Wikipedia）』
フライング・ロータス
Flying Lotus
フライング・ロータス（2008年ねん）
基本きほん情報じょうほう
出生しゅっしょう名めい Steven Ellison
別名べつめい FlyLo
Captain Murphy
Steve
生誕せいたん (1983-10-07) 1983年ねん10月7日にち
出身しゅっしん地ち アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく カリフォルニア州しゅうロサンゼルス
ジャンル 電子でんし音楽おんがく、実験じっけん音楽おんがく
担当たんとう楽器がっき ターンテーブル、サンプラー、ドラムマシン、シンセサイザー、ラップトップ、キーボード、その他た
活動かつどう期間きかん 2000年ねん -
レーベル ワープ・レコーズ
プラグリサーチ・レコーズ
ブレインフィーダー
公式こうしきサイト www.flying-lotus.com

フライング・ロータス（Flying Lotus、本名ほんみょう: スティーヴン・エリソン、1983年ねん10月7日にち - ）は、アメリカ合衆国あめりかがっしゅうこくカリフォルニア州しゅうロサンゼルス出身しゅっしんの音楽おんがくプロデューサー、DJ、ラッパー、映画えいが音楽家おんがくか、映画えいが監督かんとく。おもにヒップホップ音楽おんがくを手てがけるが、ジャズや電子でんし音楽おんがく、ブラジル音楽おんがくの影響えいきょうをつよく受うけており、強つよい重じゅう低音ていおんと特異とくいなリズムが特徴とくちょう的てきである。音楽おんがくレーベルであるブレインフィーダーを主宰しゅさい。アリス・コルトレーンを大叔母おおおばに、ジョン・コルトレーンを大叔父おおおじにもつ[1][2]。

2006年ねんに最初さいしょのアルバム『1983』を発表はっぴょう。ワープ・レコーズと契約けいやくしリリースした2作さく目めのアルバム『ロス・アンジェルス』（2008年ねん）、3作さく目め『コスモグランマ』（2010年ねん）が批評ひひょう家かから絶賛ぜっさんを受うけ、世界せかい的てきに知しられるようになる[3]。その後ご、4作さく目めの『アンティル・ザ・クワイエット・カムス』（2012年ねん）、5作さく目め『ユーアー・デッド!』（2014年ねん）、6作さく目め『フラマグラ』（2019年ねん）とソロ作品さくひんをリリースしている。また、2012年ねんからはCaptain Murphy名義めいぎでラッパーとしても活動かつどうしている。

音楽おんがくプロデューサーとしてケンドリック・ラマー、マック・ミラー、チャンス・ザ・ラッパー、サンダーキャットなどの作品さくひんに参加さんか。また、映画えいがやアニメのオリジナルスコアを担当たんとうしたり、自身じしんが監督かんとく・脚本きゃくほんを務つとめる映画えいが『Kuso』（2017年ねん）を公開こうかいするなど、映画えいが作家さっかとしても活動かつどうしている[4]。

来歴らいれき

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フライング・ロータスのライブ・パフォーマンス（2010年ねん）

1983年ねん10月がつ7日にち、カリフォルニア州しゅうロサンゼルスで生うまれる。フライング・ロータスはロサンゼルス・フィルム・スクールとアカデミー・オブ・アート大学だいがくに通かよっていた[5]。

2006年ねん、デビューアルバム『1983』をリリース[6]。

2008年ねん、ワープ・レコーズから2作さく目めのアルバム『ロス・アンジェルス』をリリースする。批評ひひょう家かから高たかい評価ひょうかを受うけ、世界せかい的てきに知しられるようになる[7]。

2010年ねん、3作さく目めのアルバム『コスモグランマ』をリリースする。前作ぜんさくに続つづき、批評ひひょう家かから高たかい評価ひょうかを受うけた[3]。

2012年ねん、4作さく目めのアルバム『アンティル・ザ・クワイエット・カムス』をリリースする[8]。また、この年としにCaptain Murphy名義めいぎでラッパーとしての活動かつどうを開始かいしする。この事実じじつを数ヶ月すうかげつ間あいだ秘密ひみつにしていたが、初はつのラップ・ミックステープ『Duality』を密ひそかにリリースした数すう週間しゅうかん後ごにようやく自分じぶんの正体しょうたいを明あきらかにした[9]。

2014年ねん、5作さく目めのアルバム『ユーアー・デッド!』をリリースする[10]。第だい58回かいグラミー賞しょうでは収録しゅうろく曲きょく「Never Catch Me」が最優秀さいゆうしゅうダンス・レコーディングス賞しょうに、プロデューサーとして参加さんかしたケンドリック・ラマーのアルバム『トゥ・ピンプ・ア・バタフライ』が最優秀さいゆうしゅうアルバム賞しょうにノミネートされた[11]。

2016年ねん7月がつ5日にち、自身じしんの音楽おんがくレーベルであるブレインフィーダーの映画えいが部門ぶもんの立たち上あげを発表はっぴょうする[12]。その直後ちょくご、サンダンスNEXT映画えいが祭さいで『Royal』というタイトルの短編たんぺん映画えいがをプレミア上映じょうえいし、後のちにフライング・ロータスの長編ちょうへん映画えいが監督かんとくデビュー作さく『Kuso』の一部いちぶであることが明あきらかになった[13]。映画えいが『Kuso』は2017年ねん1月がつにサンダンス映画えいが祭さいでプレミア上映じょうえいされた後のち、7月がつに一般いっぱん公開こうかいされ、2018年ねん8月がつには日本にっぽんでも一部いちぶ劇場げきじょうで公開こうかいされた[14][15]。

2019年ねん、6作さく目めのアルバム『フラマグラ』をリリースする[16]。

人物じんぶつ

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オースティン・シティ・リミッツに出演しゅつえんするフライング・ロータス（2016年ねん）

アリス・コルトレーンを大叔母おおおばに、ジョン・コルトレーンを大叔父おおおじにもつ[1][2]。

親日しんにち家かで、日本にっぽんの映画えいがやアニメやゲームのファンとしても知しられる。日本にっぽんの映画えいが監督かんとくの三池みいけ崇史たかふみ、塚本つかもと晋すすむ也、北野きたの武たけしを賞賛しょうさんし、来日らいにちライブの際さいには『ドラゴンボール』の道着どうぎを着きて登場とうじょうしたり、ゲームサウンドの要素ようそをたくさん盛もり込こむなど、随所ずいしょにその様子ようすが垣間見かいまみえる。

ディスコグラフィ

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詳細しょうさいは英語えいご版ばん「en:Flying Lotus discography」および「en:Flying Lotus production discography」を参照さんしょう

スタジオ・アルバム

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  • 1983 (2006年ねん、Plug Research)
  • 『ロス・アンジェルス』 - Los Angeles (2008年ねん、Warp)
  • 『コスモグランマ』 - Cosmogramma (2010年ねん、Warp)
  • 『アンティル・ザ・クワイエット・カムス』 - Until The Quiet Comes (2012年ねん、Warp)
  • 『ユーアー・デッド!』 - You're Dead! (2014年ねん、Warp)
  • 『フラマグラ』 - Flamagra (2019年ねん、Warp)

ミックステープ

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EP

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  • 『リセット』 - Reset (2007年ねん)
  • L.A. EP 1 X 3 (2008年ねん)
  • Shhh! (2008年ねん)
  • L.A. EP 2 X 3 (2008年ねん)
  • L.A. EP 3 X 3 (2009年ねん)
  • 『パターン+グリッド・ワールド』 - Pattern+Grid world（2010年ねん）
  • Cosmogramma Alt Takes (2011年ねん)
  • Presents INFINITY “Infinitum” - Maida Vale Session (2019年ねん)

コンピレーション・アルバム

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  • 『LA EP CD』 - LA CD (2009年ねん)

フィルモグラフィ

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  • Until the Quiet Comes (2012年ねん) 音楽おんがく
  • The Mapping of Countries Yet to Come (2012年ねん) 音楽おんがく
  • A Portrait of Noomi Rapace (2014年ねん) 音楽おんがく
  • FUCKKKYOUUU (by Eddie Alcazar) (2016年ねん) 音楽おんがく
  • Royal (2016年ねん) 監督かんとく
  • 『エリック・アンドレ・ショー』 - The Eric Andre Show (2016年ねん) 出演しゅつえん
  • Lovetrue (2016年ねん) 音楽おんがく
  • Kuso (2017年ねん) 監督かんとく・脚本きゃくほん・音楽おんがく
  • 『ブレードランナー ブラックアウト2022』 - Blade Runner Black Out 2022 (2017年ねん) 音楽おんがく
  • Perfect (by Eddie Alcazar) (2018年ねん) 音楽おんがく
  • 『キャロル&チューズデイ』 - Carole & Tuesday (2019年ねん) 一部いちぶ音楽おんがく

　来日らいにち公演こうえん　

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脚注きゃくちゅう

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[脚注きゃくちゅうの使つかい方かた]
  1. ^ a b “Flying Lotus Family Connection” (英語えいご). Clash Magazine. 2020年ねん10月がつ31日にち閲覧えつらん。
  2. ^ a b “Flying Lotus Bio, Music, News & Shows | DJZ”. web.archive.org (2013年ねん3月がつ30日にち). 2020年ねん10月がつ31日にち閲覧えつらん。
  3. ^ a b (英語えいご) Cosmogramma by Flying Lotus, https://www.metacritic.com/music/cosmogramma/flying-lotus 2020年ねん10月がつ31日にち閲覧えつらん。 
  4. ^ “Flying Lotus Launches Brainfeeder Film Division” (英語えいご). HotNewHipHop. 2020年ねん10月がつ31日にち閲覧えつらん。
  5. ^ “Latest Music, Gear & Equipment News & Musician Interviews” (英語えいご). MusicRadar. 2020年ねん10月がつ31日にち閲覧えつらん。
  6. ^ (英語えいご) 1983 - Flying Lotus | Songs, Reviews, Credits | AllMusic, https://www.allmusic.com/album/1983-mw0000448376 2020年ねん10月がつ31日にち閲覧えつらん。 
  7. ^ (英語えいご) Los Angeles by Flying Lotus, https://www.metacritic.com/music/los-angeles/flying-lotus 2020年ねん10月がつ31日にち閲覧えつらん。 
  8. ^ “WebCite query result”. www.webcitation.org. 2020年ねん10月がつ31日にち閲覧えつらん。
  9. ^ “Flying Lotus Is Captain Murphy, Drops ‘Tiny Tortures’ Video Starring Elijah Wood”. Spin (2012年ねん11月29日にち). 2020年ねん10月がつ31日にち閲覧えつらん。
  10. ^ “Flying Lotus – “Never Catch Me” (Feat. Kendrick Lamar)”. Stereogum (2014年ねん9月がつ3日にち). 2020年ねん10月がつ31日にち閲覧えつらん。
  11. ^ Facebook (2015年ねん12月7日にち). “2016 Grammy Awards: Complete list of winners and nominees” (英語えいご). Los Angeles Times. 2020年ねん10月がつ31日にち閲覧えつらん。
  12. ^ “Flying Lotus Launches Brainfeeder Film Division” (英語えいご). HotNewHipHop. 2020年ねん10月がつ31日にち閲覧えつらん。
  13. ^ “https://twitter.com/flyinglotus/status/782264534769643520”. Twitter. 2020年ねん10月がつ31日にち閲覧えつらん。
  14. ^ McNary, Dave (2017年ねん6月がつ6日にち). “Flying Lotus’ Sundance Thriller ‘Kuso’ Lands at Shudder for July Release” (英語えいご). Variety. 2020年ねん10月がつ31日にち閲覧えつらん。
  15. ^ “映画えいが「KUSO」【フライング・ロータス初はつ監督かんとく作品さくひん】”. www.facebook.com. 2020年ねん10月がつ31日にち閲覧えつらん。
  16. ^ Blistein, Jon (2019年ねん4月がつ17日にち). “Flying Lotus Previews New Album With Freaky David Lynch Collaboration” (英語えいご). Rolling Stone. 2020年ねん10月がつ31日にち閲覧えつらん。

外部がいぶリンク

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