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シンセサイザー

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シンセサイザーの古典こてんてき機種きしゅミニモーグ

シンセサイザー英語えいご: synthesizer)は、一般いっぱんてきにはおも電子でんし工学こうがくてき手法しゅほうにより楽音がくおんとう合成ごうせい英語えいご: synthesize:シンセサイズ)する楽器がっき「ミュージック・シンセサイザー」の総称そうしょう。いろいろなおと作成さくせい編集へんしゅうできる鍵盤けんばん楽器がっき電子でんし楽器がっき音源おんげんばれることもある。

以降いこう記述きじゅつ煩雑はんざつけるため、正式せいしき名称めいしょう「シンセサイザー」を適宜てきぎ「シンセ」と略記りゃっきする。

歴史れきし[編集へんしゅう]

がいれき[編集へんしゅう]

シンセサイザーの発明はつめいは、「あるとき だれかが 世界せかいはじめてなにかを発明はつめいし、その成果せいかのち世界中せかいじゅうひろがった」という出来事できごとではない。100ねん以上いじょうにわたる電子でんし楽器がっき歴史れきしなかで、おおくの人々ひとびと試行錯誤しこうさくごかえし、ときとしてほぼおなじものがあちこちでさい発明はつめいされながら、技術ぎじゅつ蓄積ちくせき概念がいねん洗練せんれんすすみ、途中とちゅう戦争せんそうによる停滞ていたい技術ぎじゅつしゃ世代せだい交代こうたいはさんで、1960年代ねんだい以降いこうマイクロ・エレクトロニクスととも急速きゅうそく発展はってんげて、現在げんざいかたちになった。

最初さいしょ登場とうじょうしたのは19世紀せいきなかばに登場とうじょうしたミュージック・テレグラフという発電はつでん電話でんわ応用おうようした機械きかいで、つぎ有線ゆうせん音楽おんがく配信はいしんねらったテルハーモニウム登場とうじょう。20世紀せいき初頭しょとう真空しんくうかん発明はつめいされラジオトーキー実用じつよう研究けんきゅう本格ほんかくすると、ラジオ技術ぎじゅつひとつであるヘテロダイン応用おうようしたテルミンや、トーキー技術ぎじゅつ応用おうようしたOptophonic pianoが登場とうじょうした。おそくとも1920年代ねんだい初頭しょとうには楽器がっきようてい周波しゅうはオシレータ登場とうじょうし、それをリボンコントローラや鍵盤けんばん演奏えんそうするトラウトニウムやオンドマルトノ登場とうじょうした。これらの楽器がっき改良かいりょう結果けっか現在げんざいではシンセの祖先そせんなされているが、登場とうじょう当時とうじ非常ひじょうにシンプルでシンセとべるものではなかった。

1930年代ねんだいにはシンセサイザーの基本きほん要素ようそ出揃でそろい、初期しょきのシンセサイザー時代じだい開幕かいまくした。ただし当時とうじのフィルターは、パッシブ回路かいろ主流しゅりゅうでその効果こうかゆるやかなため (6dBでしべる/oct.)、1970年代ねんだいアナログ・シンセのように強力きょうりょくおとづくりの手段しゅだんにはならず、むしろ補助ほじょてき使つかわれることおおかった。この時期じき登場とうじょうしたミニモーグのような機能きのう外観がいかん楽器がっき(コンサート・トラウトニウム、ミクスチュア・トラウトニウム)もそのいちれいである。
ポリフォニック楽器がっき分野ぶんやでは、当初とうしょトーンホイール英語えいごばん方式ほうしきピックアップ方式ほうしき有力ゆうりょくで、とく倍音ばいおん加算かさん合成ごうせいをトーンホイールで実現じつげんしたハモンド・オルガン一大いちだい勢力せいりょくとなり、この分野ぶんやで40ねん以上いじょう勢力せいりょく維持いじした。電子でんし楽器がっきでは「ぶん周回しゅうかい」と「フィルターによる減算げんざん合成ごうせい」を組合くみあわせたあたらしい楽器がっき登場とうじょうし、これ以降いこうおおくの電子でんしオルガンどう方式ほうしきをベースとした倍音ばいおん加算かさん合成ごうせい提供ていきょうした。ただし当時とうじのオルガンのおおくが採用さいようしたぜんかぎ発音はつおん方式ほうしきは、当時とうじ実装じっそう技術ぎじゅつでは規模きぼ巨大きょだいしがちなため、個々ここ音響おんきょう合成ごうせい回路かいろはごくシンプルにおさえられ、音色ねいろ表現ひょうげん能力のうりょく限定げんていされた。
そこで高度こうど表現ひょうげんりょくようするリード演奏えんそう専用せんように、小型こがた電子でんし鍵盤けんばん楽器がっき登場とうじょうした。これは オルガンやピアノの鍵盤けんばんちかくに設置せっちして合奏がっそうする小型こがた楽器がっきで、その演奏えんそうスタイルはのちに、電子でんしオルガンのソロ鍵盤けんばんや、電子でんしオルガンじょうくプリセット・シンセに発展はってんした。

このほかどう時期じき、1939ねんニューヨーク万国博覧会ばんこくはくらんかいヴォコーダ(1928ねん通信つうしん用途ようと実験じっけん開始かいし)や鍵盤けんばん演奏えんそうがたのスピーチシンセサイザー(Voder)が一般いっぱん公開こうかいされた [1]。しかし同年どうねん勃発ぼっぱつしただい世界せかい大戦たいせんにより各国かっこく戦時せんじ体制たいせい移行いこうし、ヴォコーダはぐん暗号あんごう通信つうしん装置そうち(SIGSALY)に利用りようされ、アメリカの電子でんし楽器がっき開発かいはつしゃばくげき誘導ゆうどう装置そうちやレーダーの開発かいはつされ、ドイツの電子でんし楽器がっき研究けんきゅう拠点きょてんハインリヒ・ヘルツ研究所けんきゅうじょでは、職場しょくばのユダヤじん排斥はいせき反対はんたいした教授きょうじゅしょくわれ、そうして世界せかい電子でんし楽器がっき開発かいはつ停止ていしした。
1945ねん戦争せんそうわると、ドイツの電子でんし音楽おんがくスタジオが即座そくざ活動かつどう再開さいかいし、またドイツで実用じつようされたテープレコーダを使つかっておとりするミュージック・コンクレートがフランスに登場とうじょうし、現代げんだい音楽おんがくというあたらしいキーワードのもと電子でんし楽器がっき息吹いぶきかえした。

1950ねん前後ぜんこう軍事ぐんじ技術ぎじゅつだったコンピュータ世界せかいひろがるとともに、コンピュータ音楽おんがく登場とうじょうした。当初とうしょきょく自動じどう演奏えんそうこころみられ、つぎたか計算けいさん能力のうりょくかしてかくりつてき作曲さっきょく音響おんきょう合成ごうせい応用おうようされた。1957ねんマックス・マシューズMUSIC-Nプログラムは、デジタル音源おんげんとソフトウェア音源おんげん元祖がんそ認識にんしきされており、のちにそのうえFM合成ごうせいふくおおくの研究けんきゅう開発かいはつがなされた。おなじ1957ねんには「シンセサイザー」というはじめて使つかったコンピュータよう音源おんげんRCAマークIIサウンドシンセサイザー」も登場とうじょうしている。構成こうせい現在げんざいのアナログ・シンセサイザーとほとんどおなじで、出力しゅつりょくされるおと初期しょきのアナログDTM音源おんげんのクオリティに到達とうたつしていた。

1952-1958ねん音楽家おんがくかレイモンド・スコット開発かいはつした「クラヴィヴォックス」は、鍵盤けんばんほかにR.A.Moogしゃのテルミンを流用りゅうようしたコントローラを装備そうびし、のちには電圧でんあつ制御せいぎょしきシーケンサも追加ついかされた。のちにモーグは、クラヴィヴォックスの回路かいろおとが 60年代ねんだいのモーグ・シンセサイザーとよくていたとかたっている。

(以下いか要約ようやくちゅう詳細しょうさいかくふし参照さんしょう)

黎明れいめい (1930年代ねんだい以前いぜん)[編集へんしゅう]

テレハーモニウム
テルミン オンドマルトノ
トラウトニウム

シンセサイザーをふく電子でんし楽器がっき歴史れきしは、およそ19世紀せいきまつまでさかのぼことができる。 それ以前いぜんにも電磁気でんじきがくてき効果こうか応用おうようした電気でんき楽器がっきがいくつか登場とうじょうしていたが、

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自由じゆう音響おんきょう合成ごうせい特徴とくちょうとするシンセサイザーの祖先そせんとしては、19世紀せいきまつ以降いこう下記かきげるべきだろう。

1920年代ねんだいには、エレクトロニクスの発達はったつにより、真空しんくうかんしき電子でんし楽器がっき登場とうじょうした。

以上いじょうの3つは、しばしば一般いっぱん解説かいせつしょで「シンセサイザーの先祖せんぞ」として言及げんきゅうされ[2]なかでもテルミンは、アナログ・シンセサイザーのルーツにあたる最初さいしょ電子でんし楽器がっき とされることおおい。[2]またトラウトニウムは、発明はつめいしゃ弟子でしオスカー・ザラ精力せいりょくてき改良かいりょうおこない、リボンコントローラ楽器がっきとしての本質ほんしつまもりながら、のちモーグ・シンセサイザー同様どうよう機能きのうかたち進化しんかした。

一方いっぽう日本にっぽんでは、1935ねんヤマハ山下やました精一せいいちが「マグナオルガン」を発表はっぴょうしている。これはドイツ留学りゅうがく経験けいけんのある山下やましたがテルミンとう電子でんし楽器がっきにヒントを開発かいはつした、各種かくしゅ楽器がっきおん再現さいげん可能かのう鍵盤けんばん楽器がっきつたえられているが、詳細しょうさい不明ふめいである。[3]

シンセサイザーの誕生たんじょう発展はってん (1930-1950年代ねんだい)[編集へんしゅう]

減算げんざん合成ごうせい倍音ばいおん加算かさん合成ごうせい[編集へんしゅう]

1930年代ねんだいには、すで前述ぜんじゅつのシンプルな電子でんし楽器がっき登場とうじょうしていたが、ピアノやオルガンに匹敵ひってきする本格ほんかくてき電子でんし楽器がっき実用じつよう疑問ぎもんされていた。たとえば1936ねんMiessnerは、フィルターを使つか減算げんざん合成ごうせいも、倍音ばいおんかさねる倍音ばいおん加算かさん合成ごうせいも、電子でんし回路かいろでは機構きこう複雑ふくざつになり実用じつようむずかしいので、なま楽器がっき発音はつおん機構きこう併用へいようした電気でんき楽器がっきこそ実用じつようてきだとするせつ発表はっぴょうした[4]。しかし減算げんざん合成ごうせいは1936-1937ねん相次あいついで実用じつようされ、また倍音ばいおん加算かさん合成ごうせいもパイプオルガンの再現さいげん目的もくてきのち実用じつようされた。

1936ねんオスカー・ザラによる トラウトニウム改良かいりょうばん コンサート・トラウトニウム は、かねおと再現さいげん可能かのうな(ふく倍音ばいおん)加算かさん合成ごうせいと、フォルマント・フィルターによるおとづくりを併用へいようした。この楽器がっきは、[いつ?]パウル・ヒンデミットトラウトニウムと弦楽げんがくため協奏曲きょうそうきょく や、1940ねんリヒャルト・シュトラウス日本にっぽん祝典しゅくてんせる祝典しゅくてんきょく の1942ねんドイツ・プレミア公演こうえん(かねおと再現さいげん)で使用しようされた。

ポリフォニック電子でんしオルガン[編集へんしゅう]

1937ねん、ドイツのハラルト・ボーデは、初期しょきキーアサイン方式ほうしきによる部分ぶぶんポリフォニック・シンセサイザー「ワーボ・フォルマント・オーゲル」を開発かいはつ、そのやく50年間ねんかんわたって多数たすう発明はつめい製品せいひん開発かいはつ継続けいぞくして、モーグはじめとするアナログシンセサイザーの歴史れきしおおきな影響えいきょうのこした。[5]

1937ねんころアメリカ発明はつめいハモンド・オルガン開発かいはつしゃとしてられるローレンス・ハモンドは、ぜんかぎ発音はつおんしき減算げんざん合成ごうせいポリフォニック・シンセサイザー ノバコード開発かいはつ、1939ねん発売はつばい開始かいしした。「いちだいでオーケストラやバンド・サウンドに匹敵ひってきするおとせる」というみのもっと初期しょき電子でんし楽器がっきで、1960年代ねんだいまですうおおくの映画えいが/ラジオ/テレビのサウンドトラック [6]使用しようされた。[7]

1940年代ねんだいになると、のメーカも同様どうよう方式ほうしきもとづく電子でんしオルガン開発かいはつ発売はつばいした(なお戦争せんそうのため発売はつばい戦後せんごにずれた機種きしゅおおい)。登場とうじょう当時とうじ電子でんしオルガンは、電球でんきゅうのようなかたちとサイズの真空しんくうかんすうじゅうひゃくほん単位たんい使つかった物量ぶつりょう勝負しょうぶ電子でんし機器ききであり、真空しんくうかん特性とくせいじょう、その動作どうさかならずしも安定あんていしているとはいえなかった。またかくメーカが自社じしゃ電子でんしオルガンのモデルにした楽器がっきは、教会きょうかいようパイプオルガン (アーレンオルガン)、シアターオルガン (Wurlitzerエレクトーン)、ハーモニウム/リードオルガンとうと、あきらかに差異さいがあったが、総称そうしょうてきにすべて 電子でんしオルガンばれた。

単音たんおん電子でんし鍵盤けんばん楽器がっき[編集へんしゅう]

また電子でんしオルガンとはべつに、こまかなおとづくりや表現ひょうげん可能かのう小型こがた単音たんおん電子でんし鍵盤けんばん楽器がっき系統けいとう登場とうじょうした。

1952ねん、アメリカの作曲さっきょくレイモンド・スコット開発かいはつしたシンセサイザーClavivoxは、鍵盤けんばん演奏えんそうしきでオーディオ・エンベロープやビブラートを装備そうびしていたほかわかロバート・モーグ製造せいぞうしたテルミンをコントローラに採用さいようし、3オクターヴにわたるポルタメントを実現じつげんしていた。後期こうきのモデルでは電圧でんあつ制御せいぎょしきシーケンサとう追加ついかされ、音程おんてい音色ねいろ制御せいぎょ信号しんごう(CV)を映画えいがフィルムじょう光学こうがくてき記録きろく再生さいせいできた。のちにロバート・モーグは、先行せんこうしたClavivoxの回路かいろおとが、60年代ねんだいモーグ・シンセサイザー類似るいじしていたとかたった。[8]
これらの楽器がっきは、人気にんきオルガン奏者そうしゃがソロフレーズに活用かつようしていち時代じだいきずいたり、電子でんし音楽おんがくスタジオで現代げんだい音楽おんがく作品さくひん映画えいがのサウンドトラック作成さくせい使用しようされ、のち登場とうじょうしたトランジスタしきシンセサイザーをれる音楽おんがくてき土壌どじょうはぐくんだ。

日本にっぽんでは1960ねん前後ぜんこう同様どうよう単音たんおん楽器がっき電子でんしオルガンのプロトタイプ として開発かいはつ発売はつばいされた。

電子でんしオルガンにせて使つかうソロ楽器がっき」というコンセプトは、アープモーグのプリセット・シンセをて、日本にっぽん初期しょきシンセ製品せいひんにもがれた。

1942ねん秘話ひわ装置そうち SIGSALY
初段しょだんエンコーダにヴォコーダ採用さいよう

ヴォコーダーの誕生たんじょう[編集へんしゅう]

1928ねんベル研究所けんきゅうじょホーマー・ダッドリー通信つうしん回線かいせん多重たじゅうのための音声おんせい符号ふごう/どう復調ふくちょうほう研究けんきゅうおこない、バンドパス・フィルター方式ほうしきヴォコーダー実験じっけん開始かいしした。この技術ぎじゅつは1935ねん特許とっきょ出願しゅつがんされ、1939ねん米国べいこく特許とっきょ(US#2,151,091)[10]成立せいりつ同年どうねん開催かいさいニューヨーク・ワールドフェア一般いっぱん公開こうかいされた。またどう技術ぎじゅつ応用おうようした鍵盤けんばん操作そうさしきスピーチシンセサイザー VODER (1938ねん米国べいこく特許とっきょ(US#2,121,142)) [11]同時どうじ公開こうかいされた。ただしこの時点じてんでは音楽おんがくてき利用りようはかった形跡けいせきられない。そして戦争せんそう開始かいしとともに軍事ぐんじ通信つうしんへの利用りようさい優先ゆうせんになり、SIGSALY (1942)をはじめとするおおくの軍事ぐんじよう音声おんせい暗号あんごうシステムどう技術ぎじゅつ採用さいようした。

なおどう時期じきには軍事ぐんじ技術ぎじゅつ民生みんせい転用てんようして、音楽おんがくようヴォコーダーとよく効果こうかられるべつ音楽おんがくよう装置そうち誕生たんじょうしている。1939ねんアルヴィノ・レイが開発かいはつした Sonovox は、電子でんし楽器がっきというより1970年代ねんだいトーキング・モジュレーター (Talk box) を連想れんそうさせる「任意にんいおとしゃべらせる」装置そうちである。この装置そうち軍事ぐんじようのどマイク を のどスピーカに転用てんようし、のどててくちうごかすと、あたかも効果こうかおん楽器がっきおんしゃべっているかのような効果こうかられた。Sonovoxは1940ねんケイ・カイザー楽団がくだん映画えいがや、アニメ映画えいが動物どうぶつこえ、ラジオきょくのジングルとう使用しようされており、名称めいしょうはともかくその効果こうかおと一般いっぱんひろ認識にんしきされている。

RCAマークII サウンド・シンセサイザー

コンピュータ音楽おんがく誕生たんじょう (1950年代ねんだい)[編集へんしゅう]

1950ねん、オーストラリア最初さいしょのコンピュータCSIR Mk1うえで、世界せかい最初さいしょのコンピュータ音楽おんがく演奏えんそうされた。

ソフトウェア音源おんげんとデジタル音源おんげん誕生たんじょう[編集へんしゅう]

1957ねんベル研究所けんきゅうじょマックス・マシューズMUSICばれる、デジタル信号しんごう生成せいせい処理しょりプログラムを開発かいはつした。これはデジタルシンセサイザーやソフトウェア音源おんげん元祖がんそわれており、そのほか潜在せんざいてきにデジタル・サンプラーの元祖がんそでもある可能かのうせいたかい。MUSICはその進化しんかかさねてMUSIC V一旦いったん完成かんせいし、マサチュまさちゅセッツ工科大せっつこうかだいバリー・ベゥコーがれて、現在げんざいオープンソースのCsoundCMusicRTcmix原型げんけいとなった。1980年代ねんだいIRCAMで開発かいはつされた有名ゆうめいなグラフィカル音楽おんがく言語げんごMax (1990ねん発売はつばい)は、マックス・マシューズの名前なまえにちなんでいる。

シンセサイザーの命名めいめい[編集へんしゅう]

1956ねんごろ (1955ねんせつもある[2])、RCAプリンストン研究所けんきゅうじょの ハリー・オルソンとハーバード・ベラーが「RCA マークII サウンド・シンセサイザー」(RCA Mark II Sound Synthesizer) という真空しんくうかんせいでパンチテープ制御せいぎょしきのコンピュータよう音源おんげん開発かいはつし、1957ねんコロンビア大学ころんびあだいがく同機どうき設置せっちされた。歴史れきしじょう「シンセサイザー」(合成ごうせい)という単語たんごもちいられたはじめての音響おんきょう合成ごうせい機器ききとされており、構成こうせい によれば 現在げんざいアナログシンセサイザー基本きほん要素ようそをほぼそなえ、録音ろくおん によれば 初期しょきDTM音源おんげんどう程度ていど演奏えんそう可能かのうだったこと確認かくにんできる[12]。なお同機どうきは、確率かくりつろんもとづく音楽おんがく数学すうがくてき解析かいせき音楽おんがく生成せいせい手法しゅほう研究けんきゅうのために開発かいはつされた音源おんげんであり、音響おんきょう合成ごうせい研究けんきゅう楽器がっき確立かくりつとく目的もくてきとしていなかった。

シーメンス・シンセサイザー (1955)

このほか、コンピュータ連携れんけい有無うむ不明ふめいだが、1955ねんごろドイツの総合そうごう電機でんきメーカー シーメンス が、英語えいごで「Siemens synthesizer」とばれる電子でんし音響おんきょう合成ごうせいシステム(ドイツめいしょう) を開発かいはつして同社どうしゃSiemens Studioに設置せっちしている。これは同社どうしゃ当時とうじ制作せいさくちゅうだったシーメンスグループの記録きろく映画えいがに、びぬけた音楽おんがくをつけようと若手わかて作曲さっきょくJosef Anton Riedl依頼いらいをし、この作曲さっきょく同社どうしゃ研究所けんきゅうじょ協力きょうりょくするかたち開発かいはつされた。システムの構成こうせいは、戦争せんそうちゅう通信つうしんようヴォコーダを改造かいぞうした音楽おんがくようヴォコーダを中心ちゅうしんに、その音源おんげんソース(パルス, ノイズ)、フィルター、テープレコーダ、ミキサーとうからなり、RCAの装置そうち同様どうようにパンチテープによる自動じどう制御せいぎょ装備そうびしていた。システムは同社どうしゃSiemens Studioに設置せっちされサウンドトラック制作せいさく使用しようされたのち、1960-1963ねんには同機どうき有効ゆうこう活用かつよう目的もくてき多数たすう現代げんだい作曲さっきょく招聘しょうへいされた。しかしこの文化ぶんか活動かつどう多額たがく費用ひようがかかったため許容きょよう範囲はんい逸脱いつだつし、1963ねんどうスタジオはUlm School of Designどく: Ulmer Hochschule fur Gestaltung)に譲渡ゆずりわたされ、そこですう年間ねんかん利用りようのち閉鎖へいさされた[13][14]


 Buchla 100 series

 モーグ博士はかせとモーグ・シンセ

モジュラー・シンセ登場とうじょう (1960年代ねんだい-)[編集へんしゅう]

1959-60ねんハラルト・ボーデはモジュラー・シンセサイザー と サウンド・プロセッサーを開発かいはつし、そのコンセプトをAES論文ろんぶん発表はっぴょうした。また1961ねんには、トランジスター技術ぎじゅつ使つかったコンパクトで自己じこ充足じゅうそくてきなモジュラー・シンセサイザーを AES論文ろんぶん提案ていあん[15]、そのアイデアはブックラモーグといった初期しょきのシンセビルダーにより相次あいついで実現じつげんされた。 1963ねん、アメリカのドン・ブックラは、おそらく世界せかいはつとなる現代げんだいてきなモジュラー・シンセサイザー Buchla 100 series を開発かいはつした。 1964ねん、アメリカのロバート・モーグ博士はかせは、テルミンのトランジスターとRCA・マークIIの改良かいりょうかんする研究けんきゅうつうじて、楽器がっきとしての使用しようるシンセサイザーの試作しさくおこない、モーグシンセサイザーの仕様しよう確立かくりつした[2]1965ねんどう博士はかせによる「モーグ・シンセサイザー」は、CM関係かんけいしゃのアルウィン・ニコラやレコード・エンジニアのウォルター・カルロス納入のうにゅうされ、1967ねんには製品せいひんばんモジュラー・シンセサイザー(Moog modular synthersize I,II,III)を発売はつばいしている。
なおどう時期じきアメリカではアープ前身ぜんしん電子でんし楽器がっき特許とっきょ出願しゅつがん開始かいしし、ロンドンではエレクトロニック・ミュージック・スタジオ創設そうせつしゃが、電子でんし音楽おんがくスタジオをコンピュータ制御せいぎょする計画けいかく開始かいしした。

アナログ・シンセの普及ふきゅう発達はったつ[編集へんしゅう]

1968ねん、ウォルター・カルロスによる「スウィッチト・オン・バッハ (Switched-On Bach)」は、アメリカ・コロムビア・レコードよりリリースされ、ぜん世界せかい累計るいけい100まんまいげるヒット・アルバムとなった。さらにエマーソン・レイク・アンド・パーマーキース・エマーソンはじめ、1970年代ねんだいにはおおくのロックけいミュージシャンに使用しようされ、さらに冨田とみたいさおの「つきひかり」「惑星わくせい」などの作品さくひん世界せかいてきなヒットをすることによって、一般いっぱんてきにも認知にんちされる楽器がっきとなった。 1970ねん前後ぜんごには、「EMS」、「アープ」、「イー・ミュー (E-mu Systems)」といった比較的ひかくてきあたらしいメーカーも参入さんにゅうした。
日本にっぽんでは 1973ねん3がつ コルグがミニコルグ700を発売はつばいどう7がつ ローランドSH-1000発売はつばいどう時期じきヒルウッドもBlue Commets '73を発売はつばいよく1974ねんにはヤマハがSY-1を発売はつばいし、70年代ねんだい代表だいひょうする日本にっぽんのシンセサイザー・メーカがせいぞろいした[16][17]


 シーケンシャル・サーキット
Prophet-5 (1977)

 なお1970年代ねんだいまでのシンセサイザーは、モノフォニック・シンセばれる1おんしかおとないタイプが主流しゅりゅうだったが、70年代ねんだい中期ちゅうきヤマハオーバーハイムポリフォニックシンセサイザー発売はつばいし、さらに70年代ねんだい後期こうきにはシーケンシャル・サーキット音色ねいろメモリーを搭載とうさいしたProphet-5を発売はつばい市販しはん製品せいひん制御せいぎょにもデジタル技術でじたるぎじゅつ浸透しんとうはじめた。 デジタル音源おんげん普及ふきゅうとも一時期いちじきすたれていたが、2000年代ねんだいはいってアナログシンセが見直みなおされ、各社かくしゃから往年おうねん復刻ふっこく雑誌ざっし特集とくしゅうでもげられるなど、一部いちぶ復活ふっかつ機運きうんたかまりつつある[18][19][ようページ番号ばんごう]

ヴォコーダの音楽おんがく利用りよう[編集へんしゅう]

1969ねん音楽おんがくようヴォコーダ登場とうじょう (写真しゃしんは1970年代ねんだい初頭しょとうクラフトワーク がアルバム Ralf und Florian使つかったカスタムメイドの音楽おんがくようヴォコーダ)

前述ぜんじゅつのようにヴォコーダは 1928ねん最初さいしょ実験じっけんおこなわれ、1939ねん一般いっぱん公開こうかいされた。同時どうじ公開こうかい応用おうよう技術ぎじゅつによる鍵盤けんばんしきスピーチ・シンセサイザーも登場とうじょうしたが、当時とうじはどちらも音楽おんがく利用りようされた形跡けいせき見当みあたらず、そのヴォコーダは軍事ぐんじ暗号あんごう通信つうしんひろ利用りようされた。なおどう時期じきにはSonovox安価あんかのどスピーカで「しゃべ楽器がっき」を実現じつげんして人気にんきはくし、1960年代ねんだいトーキング・モジュレータつながる系譜けいふひらいた。
1955ねんシーメンスが作曲さっきょくJosef Anton Riedlととも開発かいはつした シーメンス・シンセサイザーは、通信つうしんようヴォコーダを改造かいぞうした音楽おんがくようヴォコーダーを中心ちゅうしん構成こうせいされたとつたえられており、実物じつぶつ現存げんそんしているがその詳細しょうさい不明ふめいである。[13][14]

1969ねん、アメリカのブルース・ハーク最初さいしょ音楽おんがくようヴォコーダ Farad を自作じさくし、自身じしんのアルバムthe Electronic Record for the Children (1969)で使用しようした。そしてFaradはたちまち追随ついずいしゃした。

1970ねんウェンディ・カルロスロバート・モーグはFaradにインスパイアされた10バンドのvocoder (もとは spectrum encoder-decoder)を開発かいはつした。当初とうしょ発音はつおん区切くぎらないとこえ不明瞭ふめいりょうだったが、のちにシビランス・コントローラ (Sibilanceひとし発音はつおんこういきノイズをHPFで直接ちょくせつ出力しゅつりょくして、発音はつおん明瞭めいりょうする機構きこう)追加ついかし、通信つうしんようヴォコーダとはべつの「音楽おんがくようヴォコーダ」が確立かくりつした。

以降いこう各社かくしゃからヴォコーダが相次あいついで登場とうじょうし、70年代ねんだい-80年代ねんだい前半ぜんはん最初さいしょのヴォコーダ・ブームが到来とうらいし、2000年代ねんだいにはバーチャル・アナログ技術ぎじゅつでコンパクトされたヴォコーダが2度目どめのブームをこしている。

シンセサイザー・コントローラ[編集へんしゅう]


ギター・シンセ

エレクトロニック・ドラム

ウィンド・シンセ

その

デジタル楽器がっき登場とうじょう (1970年代ねんだい-)[編集へんしゅう]

前述ぜんじゅつのようにデジタル音源おんげん1957ねんMax MathewsのMUSIC登場とうじょう以降いこうおも高価こうか大型おおがたコンピュータじょう研究けんきゅうすすめられた。一方いっぽうどう時期じき誕生たんじょうしたマイクロ・エレクトロニクス技術ぎじゅつは、1960年代ねんだい宇宙うちゅう開発かいはつ/軍需ぐんじゅニーズを背景はいけい急速きゅうそく発展はってんげ、1970ねん前後ぜんごにはLSI技術ぎじゅつ民生みんせい利用りよう本格ほんかくし、そのなかからマイクロプロセッサが誕生たんじょうした。こうして1970年代ねんだいには、大型おおがたコンピュータを専用せんようハードにえた初期しょきのデジタルシンセサイザーが登場とうじょうし、一足早ひとあしはやくデジタル音源おんげん時代じだい開幕かいまくした。

EMS Synthi 100
  • 1969ねんころEMS電子でんし音楽おんがくスタジオようコンピュータ制御せいぎょシステム EMS Musys IIIうえで、世界せかいはつのサンプリング楽器がっき実現じつげんされた。
(ミニコン2だい: DEC PDP-8/S合計ごうけいメモリ12KB。のち専用せんようハード DOB (Digital Oscillator Bank) を追加ついか) [20]
人工じんこう知能ちのうちちマービン・ミンスキー教授きょうじゅエドワード・フレドキン開発かいはつした、デジタル技術でじたるぎじゅつでメロディと音響おんきょう自動じどう生成せいせいするエレクトロニクス・ガジェット。
シンクラビア (1977)
  • 1973ねん、ダートマスだいで「ダートマス・デジタル・シンセサイザ」開発かいはつ
当初とうしょ処理しょり大型おおがたコンピュータを必要ひつようとしたが、1975ねん専用せんようプロセッサ(ABLEコンピュータ)が開発かいはつされ、それと本体ほんたいわせたシンクラビアおそくとも1977ねんには発売はつばいされた。
(合成ごうせい方式ほうしき: デジタル倍音ばいおん加算かさんフィルタ)[21]
最初さいしょサンプリングシンセ製品せいひん(ミニコンDEC PDP-8使用しよう)。発音はつおん単音たんおんのみで、のちARP 2600連携れんけい可能かのうになった。1979ねんスティービー・ワンダーがサウンドトラックに使用しよう
初期しょきのソフトウェア実験じっけんもとづいて試作しさくされた「最初さいしょしんのデジタル・アディティブ・シンセサイザー」。[22]1980ねんCrumar GDS(General Development System)、1981ねんDKI Synergyとして商用しょうよう
フェアライトCMI (1979)
(合成ごうせい方式ほうしき: FM合成ごうせい倍音ばいおん加算かさん、サンプリング、分析ぶんせき/さい合成ごうせい。1985ねんDirect to Disk(DAW機能きのう)を追加ついか[23])
(合成ごうせい方式ほうしき: サンプリング、倍音ばいおん加算かさん波形なみかた描画びょうが分析ぶんせき/さい合成ごうせい(CMI IIxで追加ついか[24][25]))
PPG WAVE 2.2
(合成ごうせい方式ほうしき: ウェーブテーブル・シンセシス)
前者ぜんしゃThomas Dolby使用しよう有名ゆうめい後者こうしゃはWave 2.0 (1981ねん)の前身ぜんしん
(音源おんげん方式ほうしき: レイヤーされただい規模きぼサンプル音源おんげん)
開発かいはつしゃ人工じんこう知能ちのう不老不死ふろうふし研究けんきゅうしゃとしてられるレイ・カーツワイルで、K250開発かいはつにあたっては、スティービー・ワンダーライル・メイズロバート・モーグ (もとMoog Music) および もとアープ関係かんけいしゃ(創立そうりつしゃAlan R. Pearlmanやもと重役じゅうやくPhilip Dodds) からひろくアドバイスをけた。のちロバート・モーグしん製品せいひん開発かいはつ担当たんとう重役じゅうやくとして同社どうしゃ経営けいえいにも参加さんかした。
ヤマハ DX7 (1983)
Ensoniq Mirage (1985)
ローランド D-50 (1987)
コルグ M1 (1988)

デジタル楽器がっき普及ふきゅう (1980年代ねんだい)[編集へんしゅう]

他方たほう国内こくない楽器がっき業界ぎょうかい有名ゆうめいなデジタルオルガン特許とっきょ係争けいそう [26]影響えいきょうもあり、デジタル音源おんげん開発かいはつへの全般ぜんぱんとどこおりがちだった。そのようななかヤマハはやくからデジタル音源おんげん開発かいはつみ、また積極せっきょくてき訴訟そしょう対策たいさくおこなって[27]、1977ねん同社どうしゃはつのデジタルけいとなるPASS音源おんげん発売はつばいさらスタンフォード大学だいがくからFM音源おんげんのライセンスを取得しゅとくして万全ばんぜんしていた。また電卓でんたく戦争せんそう覇者はしゃカシオは、1979ねんVLSI技術ぎじゅつ使つかった小型こがた電子でんし楽器がっきやホーム・キーボードを発売はつばいし、デジタル楽器がっきてい価格かかく競争きょうそう先鞭せんべんけた。

1980ねんヤマハFMアルゴリズム使つかった画期的かっきてきなデジタルキーボード GS1を発売はつばいし、1983ねんには普及ふきゅう価格かかくDX7($1999)発売はつばいして、3年間ねんかんに20まんだい世界せかいてきベストセラーとなりいちだいデジタル旋風せんぷうこした。FM音源おんげん周波数しゅうはすう変調へんちょうもち複雑ふくざつ倍音ばいおんった金属きんぞくてきひびきを特徴とくちょうとし、おおくのミュージシャンが積極せっきょく活用かつようした。さらに1985ねんにDX21($795)、DX100($455)とDXシリーズを拡充かくじゅうした。

1980年代ねんだい中盤ちゅうばんには、それ以外いがいデジタルシンセサイザーサンプラー普及ふきゅう価格かかく登場とうじょうし、オールインワンのワークステーション機種きしゅ登場とうじょうして、一般いっぱんユーザ・レベルのデジタル音源おんげん時代じだい開始かいしされた。他方たほう1980年代ねんだい初期しょき活躍かつやくしたハイエンド・デジタル製品せいひんはその優位ゆういせいうしない、徐々じょじょ事業じぎょう停止ていしして独自どくじ技術ぎじゅつ売却ばいきゃく技術ぎじゅつ移転いてんをしたり、あるいはおもった業態ぎょうたい変更へんこう余儀よぎなくされた。

MIDI端子たんしとMIDIケーブル
MIDI規格きかく誕生たんじょう (1981-1983)[編集へんしゅう]

それまでのシンセサイザーは、メーカーごと独自どくじ制御せいぎょ方式ほうしき採用さいようしていたので、シンセサイザーの相互そうご接続せつぞくにはおおきなかべがあった。MIDIは、ことなるメーカーあいだであっても、複数ふくすう電子でんし楽器がっき連動れんどう演奏えんそう操作そうさ可能かのうにすること目的もくてきとして、1981ねん初春しょしゅんSequential Circuits/Oberheim/Rolandの3しゃ規格きかく策定さくてい開始かいしした。1981ねんあきには日本にっぽんメーカも参加さんかして規格きかく策定さくていすすめ、1982ねんMIDI基本きほん仕様しよう(ドラフト)が登場とうじょう初期しょき製品せいひん規格きかく実地じっち検証けんしょうしたのち1983ねん「MIDI1.0詳細しょうさい仕様しよう」が正式せいしき制定せいていされた。[28][29]


デジタル楽器がっき発達はったつ (1990年代ねんだい)[編集へんしゅう]

1990年代ねんだいはいると、デジタル技術でじたるぎじゅつ発達はったつにより実際じっさい楽器がっき音色ねいろサンプリングしたPCM音源おんげん一般いっぱんてきとなり、むかしながらのおと合成ごうせいする楽器がっきというニュアンスはうすれていった。それでもこの時期じきにもコルグヤマハなどから物理ぶつりモデル音源おんげんといったあらたな音源おんげん方式ほうしき採用さいようしたシンセサイザーも発売はつばいされている。

Clavia nord lead 2x

1995ねんClavia DMIDSPによるバーチャルアナログ・シンセNord Lead発売はつばいすると、高価こうか不安定ふあんていなヴィンテージ・シンセにわるあたらしい楽器がっきとして注目ちゅうもくあつめ、かくメーカも同様どうよう製品せいひん発売はつばいはじめた。

DAWを使つかった音楽おんがく制作せいさく

ソフトウェア音源おんげん普及ふきゅう (1990年代ねんだい-)[編集へんしゅう]

ソフトウェア音源おんげん前述ぜんじゅつのように1957ねんMUSICはじまり、その後継こうけいシステムじょう研究けんきゅう開発かいはつつづけられ、1970年代ねんだいすえデジタル音楽おんがくワークステーションのかたちでポピュラー音楽おんがく製作せいさく現場げんばはいんだ。1980年代ねんだいすえから1990年代ねんだい初頭しょとうにはDSP搭載とうさい研究けんきゅうようワークステーション(IRCAMカードを搭載とうさいしたNeXT,SGI Indigoとう)やDAWけいシステム(digidesign製品せいひんとう)で進化しんかつづけた。そして1990年代ねんだい前半ぜんはん一般いっぱんのパソコンじょうのソフトウェア音源おんげん利用りよう一般いっぱんはじめた。1990年代ねんだいなかばにはDTM音源おんげん(Reality, VSC, Timidi)や各種かくしゅシミュレーション音源おんげん(Rubberduck, ReBirth、Juno)が実用じつようされ、またDAWようプラグイン規格きかく(VST規格きかく, Direct Music(DXi)とう)も登場とうじょうした。

そして2000年代ねんだい以降いこう高性能こうせいのうしたパーソナルコンピュータうえDAW環境かんきょう安価あんか安定あんていして利用りよう可能かのうになると、それまであまりコンピュータにさなかった平均へいきんてき音楽おんがく製作せいさく現場げんばでも、DAWじょう動作どうさするソフトウェア楽器がっき徐々じょじょ使用しようするようになった。なおソフトウェア・シンセサイザーとは、基本きほんてきにこれまでのかく方式ほうしきのシンセサイザーをコンピュータじょう再現さいげんしたもので、あたらしい音源おんげん方式ほうしきではない。ソフトウェア・シンセサイザーではコンピュータの演算えんざん能力のうりょく記憶きおく容量ようりょう利用りよう利便りべんせいめん拡張かくちょうされていることおおく、使つか勝手がって向上こうじょうをもたらしている。

現在げんざいではコンピュータじょうおおくの音源おんげん方式ほうしきがシミュレートされ、手軽てがるおおくのタイプの音源おんげん方式ほうしきにふれられることから、一時いちじ下火したびとなっていたアナログシンセのような、おと合成ごうせいして音色ねいろ作成さくせいするようなおとづくりにもけられるようになっている。

演奏えんそうでは、小室こむろ哲哉てつや浅倉あさくら大介だいすけ多用たようしている。

実装じっそう方式ほうしき分類ぶんるい[編集へんしゅう]

名称めいしょう 概要がいよう
トーンホイール音源おんげん英語えいごばん 各種かくしゅ回転かいてんたい (発電はつでん金属きんぞく円盤えんばん光学こうがくディスクとう)波形はけい生成せいせいする方式ほうしき音源おんげん

音色ねいろ調整ちょうせいには、オルガンの伝統でんとうしたがって 倍音ばいおん加算かさん合成ごうせい使用しようされる。電子でんし楽器がっき黎明れいめい電子でんしオルガン実用じつよう前後ぜんこうまで有力ゆうりょくだった方式ほうしきで、ハモンドオルガンほん方式ほうしき特徴とくちょうかしておおきな商業しょうぎょうてき成功せいこうおさめた。

アナログ音源おんげん アナログ信号しんごう処理しょり技術ぎじゅつ実装じっそうされた音源おんげん

おとづくりは減算げんざん合成ごうせい加算かさん合成ごうせい代表だいひょうされる。アナログシンセのではこのほかFM合成ごうせい / パルスはば変調へんちょう(PWM) / リング変調へんちょう(RM)といった各種かくしゅ変調へんちょう合成ごうせい方式ほうしきオシレータ・シンクおとづくりに活用かつようされている。

ハイブリッド音源おんげん 合成ごうせい方式ほうしき実装じっそう方式ほうしきその複数ふくすう併用へいようした音源おんげん実装じっそう方式ほうしきのハイブリッドとしては、デジタル生成せいせい波形はけいを、アナログ信号しんごう処理しょりするタイプのハイブリッド・シンセサイザーがよくられている。なお合成ごうせい方式ほうしきのハイブリッドは、メーカー独自どくじ方式ほうしきとして独自どくじ呼称こしょうばれることおおい。
デジタル音源おんげん デジタル信号しんごう処理しょり技術ぎじゅつ(DSP技術ぎじゅつ)で実装じっそうされた音源おんげん

DSP技術ぎじゅつ実装じっそう方法ほうほうには、ディスクリート回路かいろ/カスタムLSI/DSPチップ/CPUとうがあり、専用せんようハードにはそれらを併用へいようするものおおく、明確めいかく区別くべつむずかしい。またCPU全般ぜんぱんおよびDSPチップの大半たいはんでは、処理しょり可能かのうなプログラムで制御せいぎょしており、これらはソフトウェア音源おんげんにも分類ぶんるいされる。

ソフトウェア音源おんげん おとづくりをソフトウェアでおこなうデジタル音源おんげん

ソフトウェアには、DSPチップようとCPUようがある。実行じっこうプラットフォームには、専用せんようハード/DAWよう拡張かくちょうハード/DAWソフトウェア/汎用はんようPC とうがある。

チップ音源おんげん 初期しょきのパソコン/アミューズメント機器きき/携帯けいたい電子でんし機器きき とう搭載とうさいされた、1チップの簡易かんい音源おんげん [ちゅう 1]

れい: PSGSID波形なみかたメモリ音源おんげん

シンセサイズ方式ほうしき分類ぶんるい[編集へんしゅう]

加算かさん合成ごうせい減算げんざん合成ごうせい、・変調へんちょう合成ごうせいや、サンプリング音源おんげん、またはそれらのふくごうがたなど多数たすう方式ほうしき存在そんざいしている。 アナログシンセサイザー時代じだい減算げんざん合成ごうせい主流しゅりゅうだったが、そのデジタル技術でじたるぎじゅつ発展はってんにより、サンプリングしたデータをもとおと構築こうちくするPCM音源おんげん主流しゅりゅうとなった。

名称めいしょう
概要がいよう
減算げんざん合成ごうせい はら波形はけい周波数しゅうはすうスペクトルをフィルターで操作そうさして音色ねいろ合成ごうせいする方式ほうしき
アナログシンセサイザーや、電子でんしオルガンのおおく、あるいはそれ以前いぜん電子でんし楽器がっき時代じだいから多用たようされており、最新さいしんのデジタル音源おんげん/サンプリング音源おんげん/ソフトウェア音源おんげんでもこれを併用へいようすることおおい。
  減算げんざんがたアナログ・シンセサイザー 減算げんざん合成ごうせい方式ほうしきアナログ音源おんげん技術ぎじゅつ実現じつげんしたシンセサイザーのこと。しばしば「アナログ・シンセサイザー」とばれ、下記かき処理しょりフローを暗黙あんもく共通きょうつう認識にんしきとしていることおおい。
典型てんけいてき処理しょりフロー】オシレータ基本きほん波形はけい生成せいせいし、フィルター倍音ばいおん成分せいぶん操作そうさして音色ねいろ変化へんかさせ、アンプ音量おんりょう過渡かとてき特性とくせい操作そうさする。

なおデジタルシンセサイザーでも、上記じょうき同様どうよう処理しょり (もしくは上記じょうき連想れんそうさせる操作そうさインタフェース) を提供ていきょうする製品せいひんがある。とくにヴァーチャルアナログ音源おんげんでは、回路かいろ特性とくせい操作性そうさせいわるふくめて上記じょうき処理しょりのシミュレーションを提供ていきょうしている。

加算かさん合成ごうせい 複数ふくすう波形はけいかさねて音色ねいろ合成ごうせいする方式ほうしき
倍音ばいおん加算かさん合成ごうせい 倍音ばいおん(整数せいすう高調こうちょう)相当そうとう正弦せいげん使つかった加算かさん合成ごうせい
変調へんちょう合成ごうせい 各種かくしゅ変調へんちょう方式ほうしき応用おうようした音響おんきょう合成ごうせい方式ほうしき
たとえばFMシンセシスは周波数しゅうはすう変調へんちょう(FM)、PDシンセシスは位相いそう変調へんちょう(PM) の応用おうようであり、両者りょうしゃわせ位相いそうかく変調へんちょう総称そうしょうされる。
FMシンセシス 正弦せいげんべつ正弦せいげん周波数しゅうはすう変調へんちょうし、倍音ばいおん制御せいぎょする方式ほうしき
RCM音源おんげん PCM音源おんげん(AWM2) と フィルターきFM音源おんげん(AFM) の ふくあい音源おんげん (メーカ独自どくじ呼称こしょう)。
PCMがわ波形はけいでFMがわオペレータを変調へんちょうできるのが特徴とくちょう
PDシンセシス 任意にんい波形はけい読出よみだ速度そくど波形はけい周期しゅうきない変化へんかさせ(位相いそう変調へんちょう)、倍音ばいおん変化へんかさせる方式ほうしき (メーカ独自どくじ呼称こしょう)。実装じっそう方式ほうしきはFM合成ごうせい類似るいじせいがあり、またられるおとはオシレータ・シンクと一部いちぶ共通きょうつうてんつ。
サンプラー
サンプリング音源おんげん/PCM音源おんげん
サンプリングした波形はけい基本きほん音色ねいろとして利用りようする方式ほうしき
ウェーブテーブル・シンセシス
(Wavetable synthesis)
ヴェクター・シンセシス
グラニュラー・シンセシス
(Granular synthesis)
LA音源おんげん LA音源おんげんの"LA"とは Linear Arithmetic(線形せんけい演算えんざんしき)のりゃく(メーカ独自どくじ呼称こしょう) [ちゅう 2]。ごくみじかいPCMサンプル音源おんげん減算げんざん合成ごうせい音源おんげんのデジタル・ハイブリッドで、のち登場とうじょうしたPCM音源おんげん機能きのう限定げんてい先行せんこうばん相当そうとうする。
モデリング合成ごうせい
物理ぶつりモデル音源おんげん
(Physical modelling synthesis)
楽器がっき発音はつおん機構きこう共鳴きょうめい機構きこう物理ぶつりモデルをDSP技術ぎじゅつでシミュレートする方式ほうしき
    Karplus-Strong algorithm みじかいノイズを高速こうそくでディレイさせて弦楽器げんがっきのような音色ねいろ生成せいせいする。
Waveguide synthesis
Formant synthesis
バーチャルアナログ音源おんげん アナログシンセサイザーをDSP技術ぎじゅつでシミュレートする方式ほうしきなま楽器がっき再現さいげん目的もくてきとした物理ぶつり音源おんげんとは区別くべつされる。
クローンホイール Hammond B3代表だいひょうされるトーンホイール英語えいごばんしきオルガンをシミュレートした音源おんげん広義こうぎには倍音ばいおん加算かさんかた音源おんげんのシミュレーションともえる。

デジタル信号しんごう処理しょり技術ぎじゅつ (DSP)[編集へんしゅう]

フーリエ変換へんかん
短時間たんじかんフーリエ変換へんかん
コンボリューション(たた) レスポンス特性とくせいのエミュレーション (サンプリング・リバーブ、エフェクター・エミュレーションとう)活用かつようされる。音源おんげん技術ぎじゅつとしては、RCM音源おんげん、TASCAM GigaStudio、Allen Quantum organひとしがコンボリューション技術ぎじゅつ利用りよう強調きょうちょうしている。

演奏えんそう方式ほうしきによる分類ぶんるい[編集へんしゅう]

当初とうしょ特殊とくしゅ電子でんし装置そうちキーボード (楽器がっき)一種いっしゅとして分類ぶんるいされていたが、そのギターかたふえかた打楽器だがっきかたのコントローラーをそなえたシンセサイザーが登場とうじょうした。さらに演奏えんそうようのインターフェイスを分離ぶんりしたシンセサイザーモジュールばれる機材きざい登場とうじょうしている。

演奏えんそう情報じょうほう入力にゅうりょく方式ほうしき 概要がいよう
鍵盤けんばん ピアノやオルガンと同様どうよう鍵盤けんばん使つか方式ほうしき電子でんし楽器がっき黎明れいめいから採用さいようされている。
れい: テルハーモニウム(1897-1906)、オンド・マルトノ(だい4世代せだい,1932)、ハモンド・ノヴァコード(1937)、クラヴィヴォックス(1962)、モーグ・シンセサイザー(1964)とう)
ギター ギターおん間接かんせつてきにシンセサイザーをコントロールしたり(狭義きょうぎ)、ギターおん直接ちょくせつ加工かこうして通常つうじょうのシンセサイザーや楽器がっきおとをシミュレートする方式ほうしき(広義こうぎ)。

1970ねん、Innovex Condor GSM がギターシンセ製品せいひんとしてはじめてリリースされた。
(Innovex は ハモンドオベーション合弁ごうべん会社かいしゃ)

ドラムス
(Electronic drum)
シモンズ(Simmons)の製品せいひんなどが有名ゆうめい。このほか過去かこにはモーグもパーカッション・コントローラを発売はつばいしていた。
ウインドシンセサイザー 管楽器かんがっきしきのインターフェイス。

おもな機種きしゅ型番かたばん[編集へんしゅう]

日本にっぽんのメーカー[編集へんしゅう]

メーカー 代表だいひょうてき機種きしゅ [30] [ちゅう 3]
アカイ AX80、AX60、AX73、VX90(アナログ/ポリフォニック)、VX600(アナログ/ウィンドシンセ接続せつぞく可能かのう)、MINIAK(ヴァーチャルアナログ/ヴォコーダ内蔵ないぞう[31]
AMDEK [ちゅう 4]
(Roland DG)
AMDEK: COMPU MUSIC CMU-800(PCようアナログシンセI/F、簡易かんい音源おんげん)、

Percussion Synthesizer PCK-100(シンセドラム、組立くみたてキット)、Hand Clapper HCK-100(ハンドクラップ、組立くみたてキット)
Roland DG: COMPU SYNTH CMU-810(PCようアナログシンセI/F、簡易かんい音源おんげん+シンセ音源おんげん

WAVE KIT [ちゅう 5] Micro Wave Synthesizer SA12、SA-13 [32](アナログ/モノフォニック、自作じさくキット)

Micro Wave Guitar Synthesizer(ギターシンセ)、Micro Wave Surf Synthesizer(環境かんきょうおん発生はっせい[ちゅう 6]

東洋とうよう楽器がっき ULT-SOUND DS-4(シンセドラム)
ACE TONE
(エース電子でんし工業こうぎょう),

日本にっぽんハモンド [ちゅう 7],
阪田さかた商会しょうかい [ちゅう 8]

ACE TONE: Multistrings SY-5 [ちゅう 9](アナログ/アンサンブル)、

SH-3 [ちゅう 10]AP-100SY 100 [ちゅう 11]、 PS-1000 [ちゅう 12](アナログ/モノフォニック)、
HAMMOND: MODEL 102200 [ちゅう 13]

カシオ CZ-101CZ-1000CZ-230sCZ-3000CZ-2000SCZ-5000CZ-1PD音源おんげん)、XW-G1、XW-P1 

FZ-1、FZ-10M(サンプリング)、HZ-600(SD音源おんげん)、VZ-1、VZ-10M、VZ-8M(iPD音源おんげん
PG-310、PG-380(MIDIギター)、DH-100/200/800/500/280(ウィンドシンセ)

学研がっけん[33] テルミンmini [34]、テルミンPremium、SX-150 [35]
コルグ[36] miniKORG 700 [ちゅう 3]、miniKORG 700S、770(アナログ/モノフォニック)、MaxiKORG 800DV(アナログ/デュオ)、MS-10、MS-20、MS-50(アナログ/パッチ)、900PS、M-500(SP)、Σしぐま(アナログ/プリセット)、

PS-3100、PS-3300、PS-3200、Δでるたλらむだ(アナログ/全音ぜんおんポリフォニック)、MONO/POLY、PolySix、Poly-61、Poly-800、Trident、Trident mkII(アナログ/ポリフォニック)、DW-6000、DW-8000(DWGS音源おんげん)、DSS-1、DSM-1(サンプリング)、DS-8、707(FM)、
M1T1、T2、T301/WX2、X3、X3R(ワークステーション)、X5、X5D、X5DRN1、N5、N264、N364(AI2音源おんげん)、 WAVESTATION(ベクトルシンセシス)、ProphecyZ1(MOSS音源おんげん)、 i2、i3、i4S、i5S、i4M、ih、KARMA(オートアレンジャ)、 X-013(プロトタイプ)[ちゅう 14]、OASYS-PCI(DSPボード)、TRINITYTRITON、TROASYS、KRONOS、KROSS(ワークステーション)、
KORG Legacy Collection(PC/Macようソフト音源おんげん)、DS-10(Nintendo DSようソフト音源おんげん+シーケンサ)、MS2000、MicroKORG(アナログ・モデリング)、MicroKorg XL、R3、RADIAS(マルチプル・モデリング)、microX、X50(HI音源おんげん)、M3(ワークステーション)、
VC-1(アナログ/ヴォコーダ)、VPP-1(デジタル/ヴォイスプロセッサ)、SB-100(ベースシンセ)、X-911、Z3(ギターシンセ)、WAVEDRUM(ドラムシンセ)、Kaossilator(タッチパッド・シンセ)

Seekers [ちゅう 15] SMS1000 [ちゅう 16]開発かいはつ停止ていし)
セイコー DS-101、DS-202、DS-310 [ちゅう 17]、DS-250 [ちゅう 18](デジタル加算かさんがた/ポリフォニック)
TAMA
(星野ほしの楽器がっき) [37]
DS200 Snyper (シンセドラム)
Technics
松下まつした
SY-1010(アナログ/モノフォニック)[38]、SX-WSA1 (サンプル+物理ぶつりモデル) [39]
テスコ
カワイ
TEISCO: S60P、S100P(アナログ/プリセット)、S60F、S110F(アナログ/モノフォニック)、SX-400(アナログ/ポリフォニック)

TEISCO/KAWAI: S100F(アナログ/モノフォニック)、SX-210、SX-240(アナログ/ポリフォニック)
KAWAI: K3、K3m(アナログ/ポリフォニック)、K1、K1m、K1r、K1 II、K11(VM音源おんげん)、K4、K4r(PCM音源おんげん)、K5、K5m(ARTS音源おんげん)、K5000S、K5000W、K5000S、K5000R(ARTS音源おんげん+PCM)、XD-5(ドラムシンセ)

パール [40] ポリセンサー PK-801、PK-701(DWS-II/ポリフォニック)[ちゅう 19]

Syncussion SY-1、SC-2(アナログ/シンセドラム)、Syncussion-X SC-20、SC40(ハイブリッド/シンセドラム)

PAX ELECTRONICA[ちゅう 20] Micro PAX [41]、SYGNUS-1、SYGNUS-8 [ちゅう 21](アナログ/モノフォニック)、SYGNUS-4(デジタルシーケンサ)
I.G.S. BIAS
石橋いしばし楽器がっき
BS-1、BS-2(シンセドラム)、CLAPPY(ハンドクラップ)
BS-1とBS-2はドラムのフープにけてドラムの振動しんどうひろって電気でんき信号しんごう変換へんかんしておとすタイプのシンセドラムで、高橋たかはし幸宏ゆきひろYMO時代じだい使用しようしていた。BS-2は高橋たかはしのオーダーでBS-1の音色ねいろホワイト・ノイズ追加ついかしたモデルである。
ヒルウッド,
ファーストマン [ちゅう 22],

Multivox,
Pulser

Hillwood: Blue Comets 73 [ちゅう 3]、SY-1800(アナログMMSS方式ほうしき/モノフォニック)、SY-2100(アナログ/デュオ)、SY-2500(アナログ/アンサンブル)、Basky、BaskyII(ベースシンセ)

FIRSTMAN: SQ-01(音源おんげんきシーケンサ)、SQ-10(シーケンサ)、FS-10C(プログラマブル音源おんげん/モノフォニック)、FS-4V、PS-86(アナログ/ポリフォニック)、BS-999 (ベースシンセ)、Synpuls SD-1(シンセドラム)
Multivox: MX-75(アナログ/デュオ、プリセット)、MX-3000(アナログ/ポリフォニック、マルチ)、MX-450(ベースシンセ)
Pulser: M75(アナログ/デュオ、プリセット)[42]

ヤマハ[43] SY-1、SY-2 [30]CS01、CS-5、CS-10、CS-15、CS-20、CS-20M、CS-30、CS-30L(アナログ/モノフォニック)、CS-40M(アナログ/デュオ)、

GX-1CS-80CS-70M、CS-60、CS-50(アナログ/ポリフォニック)、AN1x(アナログ・フィジカル・モデリング)、
GS-1 [ちゅう 23]DX7TX816V2V50FM音源おんげん)、SY99RCM音源おんげん/ワークステーション)、W5、W7、QS300CS1x、CS2xXGけい音源おんげん)、CS-6x(PCM + プラグイン)、VL1、VL7、VP1物理ぶつりモデル)、EOSEX5(PCM+FDSP+AN+VA/ワークステーション)、S80、S90、S90ESMOTIF、MX、MO (PCM + プラグイン/ワークステーション)、
WT11、VL70m(ウィンドシンセ音源おんげん

REON [ちゅう 24] DRIFT BOX-S(アナログ/モノフォニック)、

リズムシンセサイザー、ヴォコーダー、シーケンサー、エフェクト(開発かいはつちゅう)、
フラッグシップ・モジュラーシンセサイザー(デジタル/モジュラ、計画けいかく段階だんかい

Lo-D日立ひたち[ちゅう 25] Memory Synthesizer HMS-30[ちゅう 26](アナログ/モノフォニック、シーケンサ内蔵ないぞう
ローランド SH-1000 [ちゅう 3]、SH-2000、SH-3(A)、SH-5、SH-1、SH-09、SH-2、Promars(アナログ/モノフォニック)、SH-7(アナログ/デュオ)、System 100、System 100M、System 700(アナログ/モジュラ)、

Jupiter-4/8/6、JUNO-6/60/106(S)、JX-3P/8P/10、αあるふぁJUNO、αあるふぁJUNO2(アナログ/ポリフォニック)、
D-50/5/10/20/70(LA音源おんげん)、JX-1、JD-800(デジタル)、S-50/10、U-20(サンプリング)、W-30(ワークステーション)、MODEL 760/660(RS-PCM)、JV-1000XP-50、XP-80、JX-305、XV-5080、XV-88、RS-9(PCM)、
JP-8000、SH-32、SH-201(アナログ・モデリング)、JUNO-D、JUNO-Di、JUNO-DS、JUNO-G、JUNO-Gi、JUNO-STAGE(デジタル)、VariOS(専用せんようプロセッサじょうのソフト音源おんげん)、VariPhrase、V-Synth (Articulative Phrase)、Fantom(ワークステーション)、JUPITER-80(super NATURAL)
VP-330、SVC-350(アナログ/ヴォコーダ)、VP-550、VP-770(デジタル/ヴォコーダ)、TB-303(ベースシンセ)、MC-202(音源おんげんきシーケンサ)、SH-101、AX-Synth(ショルダーシンセ)、GR500、SPV-355、GR300GR100、GR700、GR-50、GR-1、GR09、GR-30、GR20(ギターシンセ)、GR33B、GR77B(ベースギターシンセ)

海外かいがいのメーカー[編集へんしゅう]

メーカー 代表だいひょうてき機種きしゅ
アクセス Virus A、Virus B /Classic/Indigo、Virus C /Indigo II、Virus TI /Polar、Virus TI2/Polar/Snow
Alesis Quadra Synth、QS6/QS6.1、QS7/QS8、QS6.2/QS8.2、A6 Andromeda、ion、micron
アープ ARP 2500、ARP 2600、ARP Odyssey、Quadra、Omni、Axxe
クラビア Nord Lead
DOEPFER A-100BS/2、MS-404
DSI Prophet'08、Evolver、Poly Evolver
EDP Wasp、Gnat、Spider
EMS VCS3、Synthi A、AKS
Kurzweil 250(K250)、K1000、K1200、K2000、K2000VP、K2VX、K2500/K2500X/K2500AES、K2600/K2600X、K2661
モーグ MiniMoog、Polymoog、Moog IIIc、TheSource、PRODIGY、MemoryMoog、
Oberheim 8VOICE、OB-X、OB-8、OB-1、Expander、Matrix12、Matrix6、Matrix1000、OB-MX
シーケンシャル・サーキット プロフェット5、Prophet-10、Prophet-T8、ProphetVS、Prophet600、sixtrack、MultiTrack
Waldorf Pulse、The Wave、Microwave、Microwave II、Microwave XT / XTk、Q、Q+、Micro Q、Rack Attack、Blofeld、
E-mu Modular Systems、Audity
CHROMA RHODESクローマ、クローマPolaris、クローマPolarisII
PPG WAVE2.2、WAVE2.3
ensoniq ESQ-1、ESQ-m、SQ-80、VFX、TS-10
Novation Xio 25、Xio 49、X-Station
teenage engineering OP-1, OP-Z, PO-14, PO-16, PO-20, PO-28, PO-32

おもなアーティスト[編集へんしゅう]

ここではシンセサイザーそのものにかんする任意にんい業績ぎょうせきがあるとひょうされるもののみを、その業績ぎょうせきふくめて列記れっきしている。

日本にっぽん[編集へんしゅう]

名前なまえ シンセサイザーにかんするおも業績ぎょうせき詳細しょうさいかくアーティストの項目こうもく参照さんしょう
冨田とみたいさお 1974ねん、アルバム「つきひかり」がビルボード(クラシカル・チャート)で2獲得かくとくし、グラミーしょうにもノミネートされる。つづく「展覧てんらんかい」はビルボードで1獲得かくとく以降いこうもクラシックのきょく次々つぎつぎとシンセサイザー音楽おんがくした。
藤掛ふじかけ廣幸ひろゆき (Hiro Fujikake) ジェームス・ゴールウェイとのアルバム「The Enchanted Forest」(作曲さっきょく編曲へんきょく・シンセサイザー演奏えんそう)が全米ぜんべいビルボードで5ヶ月かげつあいだベストテンり。エリザベート王妃おうひ国際こくさい音楽おんがくコンクール日本人にっぽんじんとしてはじめてグランプリを受賞じゅしょうした作曲さっきょくである。
ミッキー吉野よしの 1976ねんゴダイゴのメンバーとしてデビュー。「Monkey Magicとう、シンセサイザーを多用たようしたヒットきょく発表はっぴょうしている。ローランドのアドバイザーとしてシンセサイザーの開発かいはつにも参加さんかしている。
喜多きたろう 1980ねんNHK特集とくしゅう シルクロード音楽おんがく担当たんとう以降いこうすうおおくのヒーリング音楽おんがく手掛てがける。2001ねん、アルバム「Thinking of You」でグラミーしょうベスト・ニューエイジ・アルバムしょう受賞じゅしょう。ほかノミネート13かい
坂本さかもと龍一りゅういちYMO)  1978ねんアルバムデビュー。日本にっぽんにおける商業しょうぎょうてき成功せいこうおさめたはつテクノポップバンドとされている。坂本さかもと龍一りゅういちはキーボード・作曲さっきょく編曲へんきょく担当たんとう
まつ武秀たけひでじゅ YMOのマニピュレーターとしてシンセサイザー・シーケンサーのプログラミングを担当たんとう日本にっぽんシンセサイザープログラマー協会きょうかい代表だいひょう理事りじ
井上いのうえあきら 1970年代ねんだい後半こうはんからフュージョングループPARACHUTE(パラシュート)や大瀧おおたき詠一えいいちのユニットに参加さんか。また、ピンクレディーのヒットきょくにキーボード奏者そうしゃとして参加さんか。1980年代ねんだい在籍ざいせきしていた東芝とうしばEMIの「ニューウェーブ4にんしゅ」の一角いっかくとして注目ちゅうもくび、1981ねん寺尾てらおさとしの『ルビーのゆびたまき』、どうアルバム『REFLECTIONS』でだい23かい日本にっぽんレコード大賞たいしょう編曲へんきょくしょう受賞じゅしょう。1982ねん、『GRAVITATIONS』(ヨコハマタイヤASPEC TV-CM)でソロアーティストとしてデビュー。アレンジャー、プロデューサーとして様々さまざまなアーティストをがける。
向谷むくや 1979ねんCASIOPEAのメンバーとしてデビュー。日本にっぽんシンセサイザープログラマー協会きょうかい名誉めいよ会員かいいんであるほか、鉄道てつどうファンとしてもられ、日本にっぽんのフュージョンシーンを牽引けんいんしたグループの一員いちいんとして音楽おんがく鉄道てつどう融合ゆうごう発車はっしゃメロディの作曲さっきょくなど)をはかるなどあらたなこころみをおこなっている。
平沢ひらさわすすむ 1979ねんP-MODELの「美術館びじゅつかんであったひとだろ」でデビュー。「テクノ御三家ごさんけ」のひとつとしてられる。もとはギタリストだが、キーボード・編曲へんきょくなども担当たんとう同時どうじにプログラミング・CGも駆使くししている。シンセサイザーを多用たようし、民族みんぞく音楽おんがくとテクノポップを融合ゆうごうさせた「アジアン・テクノ」を多数たすう発表はっぴょうしている。
安西あんざいふみこう 10代のころよりローランドにて電子でんし楽器がっき制作せいさくたずさわるかたわら、キティレコードけいのセッションに参加さんか。1983ねんに、自身じしんがけたTVアニメ『うるせいやつら』シリーズのレコードがキャニオンレコード年間ねんかん優秀ゆうしゅうヒットしょうと2ほんのヒットしょう受賞じゅしょう同年どうねん、テクノユニットTPOの一員いちいんとして『TPO1』でデビュー。1985ねんには科学万博かがくばんぱくのテーマきょくがける。さく編曲へんきょくとしておおくの作品さくひんかかわるかたわら、複数ふくすう楽器がっきメーカーにて楽器がっき開発かいはつ・ソフト開発かいはつのオブザーバーとして参加さんかし、海外かいがい電子でんし楽器がっき日本にっぽんデモンストレーターもつとめる。
小室こむろ哲哉てつやTM NETWORK 1984ねんにデビュー。「Get Wildとう、シンセサイザーを多用たようしたヒットきょく発表はっぴょう小室こむろ哲哉てつやはキーボード・作詞さくし作曲さっきょく編曲へんきょく担当たんとう。1990年代ねんだいにはプロデューサーとして、TRF華原かはら朋美ともみ安室あむろ奈美恵なみえglobeなどの「小室こむろファミリー」としょうされる一連いちれんのアーティストを手掛てがけ、シンセサイザーを多用たようした数々かずかずのヒットきょく発表はっぴょうした。
蓜島邦明くにあき 1990ねん長寿ちょうじゅ番組ばんぐみとなっているにも奇妙きみょう物語ものがたりのテーマきょく(ガラモン・ソング)をシンセサイザーでした。数々かずかずのドラマや映画えいがげきともや100しゃえるCMソングを手掛てがけている。だい40かいシッチェス・カタロニア国際こくさい映画えいがさい最優秀さいゆうしゅう映画えいが音楽おんがくしょう受賞じゅしょう
浅倉あさくら大介だいすけaccess 1991ねんにデビュー。自身じしんのユニットaccessや、T.M.Revolution藤井ふじいたかしひとしのプロデューサーとして、シンセサイザーを多用たようしたヒットきょく発表はっぴょうしている。デビューまえにはヤマハでシンセサイザーの開発かいはつたずさわっていた。日本にっぽんシンセサイザープログラマー協会きょうかい名誉めいよ会員かいいん
五十嵐いがらしたかし 1996ねんEvery Little Thingのメンバーとしてデビュー。「Time goes byとう、シンセサイザーを多用たようしたヒットきょく発表はっぴょうしている。
八木沼やぎぬま悟志さとしfripSide 2001ねん、fripSideのメンバーとしてデビュー。以後いごIKUELISAひとしのアーティストの楽曲がっきょく提供ていきょうやプロデュースを手掛てがけている。
中田なかたヤスタカCAPSULE 2001ねん、CAPSULEのメンバーとしてデビュー。以後いごPerfumeきゃりーぱみゅぱみゅひとしのアーティストのプロデュースを手掛てがけている。
ぜん山田やまだ健一けんいち (ヒャダイン) 2011ねん、「ヒャダインのカカカタ☆カタオモイ-C」にて、ソロ歌手かしゅとしてヒャダイン名義めいぎでもデビュー。以後いごももいろクローバーZでんぱぐみ.incひとしのアーティストの楽曲がっきょく提供ていきょうやプロデュースを手掛てがけている。

日本にっぽん以外いがい[編集へんしゅう]

名前なまえ シンセサイザーにかんするおも業績ぎょうせき詳細しょうさいかくアーティストの項目こうもく参照さんしょう
キース・エマーソン ELPにおいて、ロックにおいてシンセサイザーをどう使つかうかという方法ほうほうろん提示ていじした最初さいしょ人物じんぶつ。ミニ・モーグの開発かいはつ参加さんかしたほか、ヤマハ・GX-1代表だいひょうてき使つか
ヴァンゲリス オリジナル作品さくひんおよび「ブレードランナー」や「南極なんきょく物語ものがたりとう映画えいが音楽おんがくでシンセサイザーを多用たようした作品さくひん発表はっぴょう。2002ねんにはFIFAワールドカップ公式こうしきアンセム担当たんとう
ジャン・ミッシェル・ジャール 1976ねん世界せかい発売はつばい翌年よくねん)に発表はっぴょうされたアルバム「幻想げんそう惑星わくせい」をはじすうおおくのシンセサイザー音楽おんがく発表はっぴょう実験じっけんせい排除はいじょしたきやすいシンセサイザー音楽おんがく確立かくりつ寄与きよしたとされている。
クラフトワーク アルバム「アウトバーン」や「人間にんげん解体かいたい」などで「テクノ・ポップ」の先駆せんくてき存在そんざいひょうされている。
タンジェリン・ドリーム アルバム「フェードラ」や「ルビコン」などでシーケンサーの反復はんぷく演奏えんそう機能きのう活用かつようした「ミニマル・ミュージック」をヒットさせた。
リック・ウェイクマン イエスはじすうおおくの活動かつどうがける。「マルチ・キーボード」の使つか代表だいひょうてき存在そんざい
ジョー・ザヴィヌル ジャズ・フュージョングループウェザー・リポート(1971-1986)においてその初期しょきからシンセサイザーによるオーケストレーションを多用たようした作品さくひん発表はっぴょう。また解散かいさんはMIDIシステムをもちいソロツアーも敢行かんこう即興そっきょうせい重視じゅうしされるジャンルとしてはめずらしいシーケンサー多用たよう。ヤマハのGX-1ユーザー。
スティーヴィー・ワンダー 「Superstition」など、モータウンけいでシンセサイザーを多用たようした作品さくひん発表はっぴょう
ブライアン・トランソー 高度こうどなプログラミング技術ぎじゅつ独特どくとくのスタッター技術ぎじゅつられ、「Synth Wizard(シンセサイザーの魔法使まほうつかい)」とばれる。
ハワード・ジョーンズ 初期しょきのライブでは多数たすうのシンセサイザーをならべ、それらを一人ひとりあやつりながらうたうという「一人ひとりライブ」をおこなっていた。

その[編集へんしゅう]

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

注釈ちゅうしゃく[編集へんしゅう]

  1. ^ チップ音源おんげん提供ていきょうするシンセサイズ方式ほうしきは、矩形くけいのみ/基本きほん波形はけいのみ/波形なみかたメモリ方式ほうしき/簡易かんいアナログシンセ/FM音源おんげん/PCM音源おんげんじつ様々さまざまだが、PCM音源おんげんのぞきビット深度しんどひくくローファイな傾向けいこうがある。なおチップ音源おんげん特殊とくしゅ利用りようほうとして、音響おんきょう合成ごうせいおもにアプリケーションがわでソフトウェアてきおこない、チップ音源おんげんたんなるD/Aコンバータの一種いっしゅとしてあつかうケースもあり(典型てんけいてきにはこえ再生さいせいとう)、その場合ばあいシステム全体ぜんたいとしてはソフトウェア音源おんげん一種いっしゅなせる場合ばあいもある。
  2. ^ LA音源おんげんとは、2系統けいとうトーンジェネレータの加算かさん(内部ないぶてきレイヤー)や乗算じょうざん(リングモジュレーション)といった「線形せんけい演算えんざん」を標榜ひょうぼうしたデジタル音源おんげんだった。これらの演算えんざんはアナログ時代じだいからよく使つかわれていた処理しょりだが、ローランドはフィルタをふくぜん処理しょりをデジタルし、みじかいサンプル波形はけい活用かつよう(アタックやループ)、内蔵ないぞうデジタルエフェクトによるトータルなおとづくとうふくめてこの音源おんげん特徴とくちょうとして宣伝せんでんした。LA音源おんげん登場とうじょう、FM音源おんげんのぞくデジタルシンセは、音色ねいろ作成さくせいじょう判断はんだんからアナログ・フィルタを追加ついかした製品せいひんおおく(E-mu/Ensoniq/PPG/Waldorfとう)、後発こうはつながらデジタルフィルタ採用さいようするローランドのこころみは画期的かっきてきだったともえる。ただしLA音源おんげん採用さいようしたデジタルフィルタは、従来じゅうらいのアナログフィルタ最大さいだい魅力みりょくであるゆがみによるいろづけを再現さいげんしておらず、またさい上位じょうい2機種きしゅ(D-50, D-70)以外いがいではレゾナンス・パラメータも省略しょうりゃくされたため、平板へいばん音色ねいろ変化へんかしかられなかった。LA音源おんげんのちには、音楽おんがく制作せいさく機能きのう統合とうごうした音楽おんがくワークステーション(KORG M1)や、ながいサンプル時間じかんとリアルなおと特徴とくちょうとするPCM音源おんげん(ROMpler. E-mu Proteusとう)が登場とうじょうして市場いちば席巻せっけんしており、とく後者こうしゃ完成かんせいたかいデジタル・フィルタを搭載とうさいしたので、LA音源おんげんはすぐに陳腐ちんぷし、ローランド自身じしんもLA音源おんげんというマーケティング用語ようご二度にど使つかわなくなった。
  3. ^ a b c d 国内こくない各社かくしゃのシンセサイザ製品せいひんだい1ごうモデル:
    1973/3: コルグ miniKORG 700 [1]
    1973/7: ローランド SH-1000
    1973: ヒルウッド Blue Comets 73
    1974: ヤマハ SY-1
    1974: エース電子でんし工業こうぎょう/ACE TONE AP-100/SY 100
    1974/5: ローランド SH-3 *†
    1975: 日本にっぽんハモンド Model 102200
    1976/10: エース電子でんし工業こうぎょう/ACE TONE PS-1000 *†
    1977: カワイ/テスコ S100F, 松下まつした/Technics SY-1010
    1978: 日立ひたち/Lo-D HMS-30, PAX ELECTRONICA Sygnus
    1979: (パール SYS-950), (カシオ VL-Tone VL-1)
    1982: パール Polysensor PK-801/701*
    1983: セイコー DS-101/202/310/320
    1984: アカイ AX80, カシオ CZ-101*
    2008: 学研がっけん SX-150
    2009: REON DRAFT BOX-S
    [出典しゅってん] おとなのためのアナログシンセ秘密ひみつ基地きち計画けいかくシンセ年表ねんぴょう
    しるし発売はつばい年月としつきは リットーミュージックの雑誌ざっし「キーボードマガジン」記事きじもとづいた. ([2])
    [表記ひょうき] 確認かくにん製品せいひん斜体しゃたい分類ぶんるい年代ねんだい曖昧あいまい製品せいひんは(カッコ)で表記ひょうきし、確認かくにん可能かのう後続こうぞく/関連かんれん製品せいひん*しるしきで追記ついきした.
  4. ^ AMDEK (1983ねんローランド ディー. ジー.社名しゃめい変更へんこう)はローランドの関連かんれん会社かいしゃで、設立せつりつ当初とうしょには 電子でんし楽器がっき組立くみたてキット や PCようアナログシンセ・インタフェース(CV/GATE規格きかく) CMU-800、CMU-810 とうあつかっていた。現在げんざいはコンピュータ周辺しゅうへん機器きき(大型おおがたカラープリンタ、カッティングマシン、3Dスキャナ/3Dプロッタとう)をあつかっている。
  5. ^ WAVE KITとは、1975,6ねんごろ秋葉原あきはばらにあったシンセサイザー自作じさくキット専門せんもんてん名前なまえだとわれている。製品せいひんめいかんし、基板きばんしるされた型番かたばん名称めいしょう参照さんしょうしたれいはほとんど見当みあたらず、店頭てんとう通販つうはん広告こうこくとうでは “Micro Wave Synthesizer” の呼称こしょう一般いっぱんてきだったので、ここではそれを採用さいようした。のちにドイツで登場とうじょうしたPPG WAVEや Waldorf MicroWaveを連想れんそうさせる呼称こしょうだが、波形なみかたテーブルは搭載とうさいしていない。ドイツの SYNRISEデータベース には「ネットじょう情報じょうほう日本語にほんごサイトしかない」とかれており、おそらく日本にっぽん国内こくないでのみ流通りゅうつうした製品せいひんだと推定すいていされる。当時とうじほかにも下記かき自作じさくキットが日本にっぽん国内こくない販売はんばいされていた。
  6. ^ Surf Synthesizer (環境かんきょうおん発生はっせい)とは、うみなみのようにゆったりとした周期しゅうきてき効果こうかおん装置そうちで、当時とうじあや宣伝せんでん文句もんくによれば「脳波のうはなみ周期しゅうきみ、αあるふぁなみへと誘導ゆうどうしてふか瞑想めいそう状態じょうたい(リラックス)を」、というみのエレクトロニック・ガジェットだった。1970年代ねんだい初頭しょとう有名ゆうめいなエレクトロニクス・ホビー雑誌ざっし記事きじ(*)で好事家こうずかるところとなり、以降いこう各種かくしゅホビー雑誌ざっし自作じさくキット(WAVE KIT)、電子でんしブロック回路かいろしゅうとうでバリエーションがかえ紹介しょうかいされた。
    * Popular Electronics 1972ねん2がつごう, John S. Simntonの記事きじ
     アポロがつき地球ちきゅう往復おうふくし、ヒッピー文化ぶんか精神せいしん革命かくめいと、電卓でんたく由来ゆらいのマイコン革命かくめい同時どうじ進行しんこうしていた70年代ねんだい、このほかにもいくつかたようなトンガリ・ハイテク・ガジェットが発売はつばいされた。このたね製品せいひん子孫しそんは、いまでも雑多ざった電子でんしガジェットをあつか東急とうきゅうハンズや王様おうさまのアイデア、あるいはマニアックな珍品ちんぴんそろえたハイテクヴィンテージショップで、うんがよければつけることができるかもしれない。
    つまみ操作そうさで14ちょうパターンの音楽おんがくフレーズを生成せいせいする自動じどう演奏えんそう装置そうち
    人工じんこう知能ちのうちちマービン・ミンスキー教授きょうじゅとその弟子でしエドワード・フレドキン開発かいはつ一般いっぱん販売はんばいされた。完全かんぜんデジタル構成こうせい音色ねいろとフレーズの自由じゆうそなえたこの製品せいひんは、デジタルシンセサイザーとしてもデジタル・シーケンサとしても世界せかい最初さいしょ製品せいひんわれており [6][7]歴史れきし年表ねんぴょうつくじょう非常ひじょうあつかいにこま逸品いっぴんである。
    広告こうこくによると、おと反応はんのうして画像がぞうパターンが変化へんかしつづける一種いっしゅのヴィデオ・シンセサイザー。
    EMSの米国べいこく代理だいりてんIonic Industriesの製品せいひん同社どうしゃはEMS VCS3互換ごかんのシンセ ionic performer発売はつばいしていた。
    EMSのドイツの関連かんれん会社かいしゃ EMS REHBERG のミュージック・ビデオ・シンセサイザー。
    1979ねんだい1かいars electronicaのポスターどう製品せいひん生成せいせい画像がぞうらしい。
  7. ^ 日本にっぽんハモンドは、1970ねんハモンド阪田さかた商会しょうかい(海外かいがい事業じぎょう部門ぶもん)の提携ていけいにより設立せつりつされた合弁ごうべん会社かいしゃで、ヨーロッパのおおくの地域ちいき極東きょくとう地域ちいきへのアメリカせいハモンド製品せいひん供給きょうきゅうと、日本にっぽんせいハモンドOEM製品せいひん製造せいぞう/販売はんばい/輸出ゆしゅつおこなった [8][9]
     また1972ねんはしご退社たいしゃ、1970年代ねんだいのある時期じきエース電子でんし工業こうぎょう再編さいへんともな製造せいぞう販売はんばい部門ぶもん日本にっぽんハモンドがいだとかんがえられており [10]以降いこう日本にっぽんハモンドはACE TONEブランドの製造せいぞう販売はんばいおこなうようになった。[11][12]
     1970年代ねんだいまつにはコンパクトエフェクター Big Jam シリーズを発売はつばいした。この製品せいひんどう時期じき発売はつばいされたローランドのBOSSシリーズの対抗たいこう製品せいひんかんがえられ、アメリカのMultivox(Sorkin Music)にもOEM供給きょうきゅうされたが [13][14]結局けっきょく2〜3ねんえたという。[15]
     その1970年代ねんだいまつ、ACE TONEブランドののちしんブランドJugg Box(海外かいがいではSAKATA)が登場とうじょうし、真空しんくうかんしきギター・アンプstuffシリーズ [16] や、日本にっぽん最初さいしょのPCMドラムマシンDPM-48 といった特徴とくちょうある製品せいひん発売はつばいした。[17][18]
     以上いじょうのように、日本にっぽんハモンドの主力しゅりょくはあくまでオルガン製品せいひんであり、ギターアンプ/エフェクタは70年代ねんだい末期まっき追加ついか、シンセ/ドラムマシンの発売はつばいはどちらかとうと例外れいがいてきだったことがわかる。なお1980年代ねんだいにはイタリアCRUMARしゃ高価こうかなデジタルシンセ DK SYNERGYの輸入ゆにゅう販売はんばいおこなっていた。[19]
     以降いこう経緯けいいは、阪田さかた商会しょうかい脚注きゃくちゅう参照さんしょう
  8. ^ 阪田さかた商会しょうかい(げんサカタインクス)は、1896ねん大阪おおさか創業そうぎょうした印刷いんさつようインキ大手おおてメーカ。
     同社どうしゃはエース電子でんし工業こうぎょう日本にっぽんハモンドの出資しゅっししゃであり、両社りょうしゃ製品せいひん輸出入ゆしゅつにゅう業務ぎょうむ同社どうしゃ海外かいがい事業じぎょう部門ぶもん担当たんとうした。 輸出ゆしゅつひん製造せいぞうプレートには「SAKATA SHOKAI」の文字もじしるされたので、海外かいがいユーザはその製造元せいぞうもとをエース電子でんし工業こうぎょうではなく阪田さかた商会しょうかいだと理解りかいしている。[20] また後期こうき製品せいひん一部いちぶ(たとえばJugg Box DPM-48とう)は、実際じっさい海外かいがいでSAKATAブランドで販売はんばいされた [21][22]
     (1980年代ねんだいには外国がいこくブランド・シンセ(Oberheim/Ensoniq/Kurzweil(以上いじょう鈴木すずきハモンド), Chroma Polaris II(FenderJapan&エルク電子でんし), SCI(モリダイラ楽器がっき), ...ひとし)の国内こくない生産せいさん急速きゅうそく開始かいしされ海外かいがい輸出ゆしゅつおこなわれた。この時期じき日本にっぽんせいのOberheim/Ensoniqの輸出ゆしゅつばん製造せいぞうプレートにも「SAKATA SHOKAI」の文字もじ確認かくにんされている [23][24][25])
     このように一見いっけんミステリアスな「SAKATA SHOKAI」の目的もくてき役割やくわりは、同社どうしゃ海外かいがい事業じぎょう部門ぶもん(げんシークス)の 創業そうぎょう50ねん参照さんしょうどう資料しりょうれば、年代ねんだいるにつれ事業じぎょう領域りょういき下記かきのように変化へんか拡大かくだいしていったこと確認かくにんできる。
    • 1958ねん 大手おおてインク会社かいしゃ貿易ぼうえき輸出ゆしゅつがかりとして誕生たんじょう
    • 1960年代ねんだい 電子でんし部品ぶひん貿易ぼうえき(エース電子でんし工業こうぎょうへの出資しゅっし輸出ゆしゅつ)
    • 1960年代ねんだい 電子でんし部品ぶひん貿易ぼうえき(エース電子でんし工業こうぎょうへの出資しゅっし輸出ゆしゅつ)
    • 1970年代ねんだい OEM事業じぎょう(日本にっぽんハモンド)、他社たしゃ海外かいがい工場こうじょう設立せつりつとう
    • 1970年代ねんだい OEM事業じぎょう(日本にっぽんハモンド)、他社たしゃ海外かいがい工場こうじょう設立せつりつとう
    • 1980年代ねんだい 自社じしゃブランド試行しこう(SAKATAブランド)→EMS(委託いたく生産せいさん事業じぎょう)の本格ほんかく
    • 1980年代ねんだい 自社じしゃブランド試行しこう(SAKATAブランド)→EMS(委託いたく生産せいさん事業じぎょう)の本格ほんかく
    そして1980年代ねんだい後半こうはん〜90年代ねんだい初頭しょとう、ハモンドオルガン事業じぎょうおおきな転換てんかんしょうじた。
    • 1985,6ねんごろ ハモンド・オルガン・カンパニーが経営けいえい終息しゅうそく (詳細しょうさい不明ふめい)
    • 1991ねん 鈴木すずき楽器がっき買収ばいしゅうしHammond復活ふっかつ
    • 1992ねん サカタインクス(きゅう:阪田さかた商会しょうかい)海外かいがい事業じぎょう部門ぶもんサカタインクスインターナショナル(げんシークス)として分社ぶんしゃ独立どくりつ
    一連いちれんながれのなか、(おそらく1987ねん阪田さかた商会しょうかい商号しょうごう変更へんこうまえに) 関連かんれん事業じぎょう阪田さかた商会しょうかいから鈴木すずき楽器がっき事業じぎょう譲渡じょうと [26] され「鈴木すずきハモンド」となり、 最終さいしゅうてきに「ハモンドスズキ」へと統合とうごうされたと一般いっぱんかんがえられている。 しかしこのあいだくわしい経緯けいいはあまりよくられていない。
     そうじて日本にっぽんハモンド/阪田さかた商会しょうかい/エース電子でんし工業こうぎょう/ローランドの活動かつどうは、ハモンドの命運めいうん市場いちばおおきな影響えいきょうおよぼした。
    • OEMビジネスによる 出荷しゅっかすう/モデル/価格かかくレンジの拡大かくだい
    • トーンホイール方式ほうしき終了しゅうりょう追認ついにん(OEM生産せいさん拒絶きょぜつ)と後押あとおし(電子でんしオルガン開発かいはつ)
    • クローン・ホイール電子でんしオルガン市場いちばげと、市場いちば競争きょうそう激化げきか
      (ACE TONE GT-7/GT-5, Hammond X-5/X-2/B-200, Roland VK-9/VK-6, KORG BX-3/CX-3, etc)
    しかし現在げんざいいたるまで、各社かくしゃ正確せいかく活動かつどう内容ないよう関係かんけいしゃ真意しんいいまひとつ判然はんぜんとせず、その功罪こうざいもあまりかたられてこなかった。 その反面はんめん各社かくしゃこした結末けつまついさぎよけ、事態じたい収拾しゅうしゅう役目やくめたした鈴木すずき楽器がっきについては、なぜか曖昧あいまい説明せつめいかえされている(Wikipediaじょう記述きじゅつれい: 「商標しょうひょうは〜にられ」「現在げんざい 商標しょうひょうっている〜」「たんなる日本にっぽんそう代理だいりてん」)。そのアンヴィバレンツな一般いっぱん認識にんしきは、ヴィンテージ楽器がっきとそのブランド解明かいめいつよ興味きょうみいだ人々ひとびとにチャレンジャブルな課題かだいけている。
  9. ^ Multistrings SY-5は、有名ゆうめいAudio Play Ground Museum展示てんじがあり、また国内こくないでもうんがよければヴィンテージショップとう店頭てんとう現物げんぶつ確認かくにんできる (たとえば2000ねん前後ぜんこう、FiveG店頭てんとうならんでいた)。しかしネットじょうでは、たとえば安西あんざいのシンセ年表ねんぴょうにも、PSE免除めんじょのヴィンテージ・リストにも記載きさいい。発売はつばい時期じき詳細しょうさい仕様しようもほとんどられておらず、きわめてなぞおお製品せいひんえる。
     製品せいひんめい写真しゃしんから観察かんさつできる範囲はんいでは、おそらく2系統けいとうのアンサンブル音源おんげん(中央ちゅうおう、プリセットがたポリシンセ)を中心ちゅうしんに、オルガンまたは簡単かんたんなソロシンセ(右側みぎがわみどりよんかくした多数たすうのノブ)、モジュレーションけいエフェクタ、いくつかのコントローラと入力にゅうりょく(左端ひだりはしジョイスティック) をそなえた3系統けいとうふくあいキーボードと推定すいていされる。またデザインてき特徴とくちょうとして、筐体きょうたい上面うわつらにARP製品せいひん同様どうようなブロックダイアグラムが印刷いんさつされている。
     以上いじょうより、製品せいひん機能きのう世代せだいRoland RS-505 Paraphonic Synth(1979ねん)[27][28] や、Roland VP-330(1979ねん,前期ぜんきがた)[29][30]ちかいと推測すいそくされる。しかし機能きのうブロックの複雑ふくざつさやノブのおおさ、そしてなによりデザインは、ARP Quadra(1978ねん)[31]Roland Jupiter-8(1981ねん) につうじるものがある。今後こんごのACE TONE Multistrings SY-5の解明かいめい期待きたいしたい。
    (追記ついき: Guy-Lianのシンセ紹介しょうかいページみじか説明せつめい存在そんざい)
  10. ^ ACE TONE SH-3とは、1974ねんRoland SH-3 のロゴが ACE TONEにえられたというせつ [32]もとづく製品せいひんめいである。なおRoland SH-3は、Moog特許とっきょのMoogフィルター回路かいろ無断むだんコピーして問題もんだいとなり、すぐに回路かいろ変更へんこうのRoland SH-3Aにわったため、Roland SH-3自体じたい存在そんざいまれである。ドイツの SYRISEデータベース には「ACE TONE SH-3 (1974ねん): ブランド・ロゴ以外いがい完全かんぜんにRoland SH-3と同一どういつ」という記述きじゅつがあるが、写真しゃしん証拠しょうこ出典しゅってん記載きさい一切いっさいない。またSound On Sound 2004ねん11月の記事きじ"The History of Roland Part1: 1930-1978"に「Roland SH-3と類似るいじしたACE TONE SH-3」の記述きじゅつがある。なお同誌どうし記事きじは、ストーリー構築こうちく取材しゅざいげん都合つごうおうとして検証けんしょう情報じょうほうまじえる傾向けいこうがあり、デザインや仕様しよう若干じゃっかんことなるACE TONE PS-1000をちがえたのではないかとするせつ [33] もある。上記じょうき2けん以外いがいに ACE TONE SH-3の存在そんざいしめ出典しゅってんつかっていない。
  11. ^ このほか1974ねんにACE TONEがシンセを発売はつばいしたとするべつの2つのせつがある。
     ひとAP-100は、2006ねん前後ぜんこうPSE問題もんだい(2001ねん電気でんき用品ようひん安全あんぜんほう(PSEほう)の施行しこう2006ねん猶予ゆうよ期限切きげんぎれにともない、国内こくないのヴィンテージ機器きき流通りゅうつうおおきな支障ししょうしょうじかけた問題もんだい)で、適用てきよう免除めんじょ申請しんせい(特別とくべつ承認しょうにん)で提出ていしゅつされ受理じゅりされたいわゆる 公認こうにんヴィンテージ・リスト記載きさいのある型番かたばんである。有名ゆうめいなシンセシスト安西あんざいこうシンセ年表ねんぴょう には、1974ねん発売はつばいリストに記載きさいがある。しかしこの2けん以外いがい、ネットじょう製品せいひん情報じょうほう見当みあたらない。なおPSEの免除めんじょ申請しんせいに、業者ぎょうしゃによっては大量たいりょう対象たいしょうがい製品せいひん申請しんせいしてしまった経緯けいいもあり、かならずしもPSEのリストが100%の信頼しんらいせいっているとはかぎらない。ひとつの可能かのうせいとして、存在そんざい確認かくにんされている製品せいひん"AP-1000"の型番かたばんあやまって"AP-100"として申請しんせいし、そのまま免除めんじょ対象たいしょうとなった可能かのうせいいなめない。
     ふたSY 100は、ドイツの SYNRISEデータベース記載きさいされている型番かたばんで、記述きじゅつによれば登場とうじょう時期じき仕様しようは「1974ねん登場とうじょうしたステージようモノフォニックシンセ(49かぎ)。このアナログシンセは、シンセのぜん基本きほん機能きのうくわえ、リングモジュレータとハイパスVCFをそなえている。キーボードは上下じょうげ1oct.のオクターブ・トランスポーズが可能かのう」ということである。ただしこちらも、これ以外いがい製品せいひん情報じょうほうがネットじょう一切いっさい見当みあたらない。ひとつの可能かのうせいとして、関連かんれん会社かいしゃ日本にっぽんハモンドのHammond Model 102200 (とおな外観がいかん製品せいひん)を、Hammond SY-100あやま表記ひょうきしているれい があり、なんらかの関係かんけいがあるかもしれない。 またべつ可能かのうせいとして、ひろ存在そんざい確認かくにんみの製品せいひん"Multistrings SY-5"と関係かんけいのある製品せいひんなのかもしれない。ただしSY-5は名称めいしょう画面がめんからポリフォニックふくあいキーボードと推定すいていされ、上記じょうき仕様しようとはことなる。またSY-5の発売はつばい時期じき確認かくにんできていないが、他社たしゃ同様どうようふくあいキーボード(Roland RS-505(1978)、Multivox MX-3000(1978)、YAMAHA SKシリーズ(1979-1981)、KORG Trident(1980,8voice/メモリき)、)は70年代ねんだいまつ〜80年代ねんだい初頭しょとう登場とうじょうしており、かりに"SY 100"と"SY-5"に関係かんけいがあるとしても、製品せいひん世代せだいおおきくことなる可能かのうせいたかい。
  12. ^ Ace Tone PS-1000 [34]発売はつばいは1976ねんだが、その4ねんまえ創立そうりつしゃはしご退社たいしゃ設立せつりつしたローランドの製品せいひんと、仕様しようやデザインめんふかいつながりをかんじさせる不思議ふしぎ製品せいひんである。PS-1000の仕様しよう機能きのうは、1974ねん発売はつばいのRoland SH-3(A)とほぼ同一どういつだった。操作そうさパネルのデザイン「黒地くろじしろ印刷いんさつでロゴはオレンジ」は、1975ねんごろまでMultivoxにOEM供給きょうきゅうしていた製品せいひん(Rhythm Ace FR-4, FR-6M, FR-8L)[35]共通きょうつうしており、1978ねん〜1981ねんにはローランドがその主力しゅりょく製品せいひんおなじデザインを多用たようしている(CR-78 , CSQ-600, SPV-355, SVC-350, TR-808, Jupiter-8)。1980ねんRoland TR-808の発売はつばい当時とうじ店頭てんとうにTR-808と同期どうき可能かのうなシーケンサCSQ-600/CSQ-100とともに、発売はつばい時期じきふるいPS-1000をならべて展示てんじした楽器がっきてんもあり、創立そうりつしゃおなじなら製品せいひんても当然とうぜんだと当時とうじめられていた。  
  13. ^ HAMMOND MODEL 102200 [36] は、1975ねん日本にっぽんハモンドが発売はつばいしたシンセサイザー。[37] 生産せいさん台数だいすうは200だい程度ていどとされるが [38]、その根拠こんきょ不明ふめいである。 音色ねいろはプリセット6種類しゅるいとユーザ音色ねいろ選択せんたく可能かのうで、 おとづくりは「オートパッチ方式ほうしき」を採用さいよう、7×7=49のプッシュボタン [39]おこなう。 この方式ほうしきでは、ボタンじょう音色ねいろシート [40] をかぶせることで、シンセに不慣ふなれなオルガン奏者そうしゃでも素早すばや音色ねいろ変更へんこう可能かのうだった。 このような楽器がっきデザインは、どう時期じき国産こくさんシンセやACE TONE PS-1000とはおおきくことなっており [41]、むしろハモンド コードオルガンと同様どうよう設計せっけい思想しそうかんじられる [42][43]。 (実際じっさいModel 102200は、Hammond SY-100コードオルガンとよく混同こんどうされている [44]実際じっさいのSY-100はHammond S6コードオルガンの1バリエーションであり、外観がいかんはModel 102200とまったことなる [45][46])
     このHammond 102100 とばれる、100ばんちがいで外観がいかんがほぼおなじモデルが存在そんざい[47]動画どうが公開こうかいされ [48][49][50]、また業者ぎょうしゃからサービスマニュアルや回路かいろ入手にゅうしゅ可能かのうである [51][52]。しかし現時点げんじてんではこのモデルの製造元せいぞうもとや、モデルあいだ関係かんけい/相違そういてんとう一切いっさい不明ふめいなままである。
  14. ^ KORG X-013とは、1997ねんごろマックワールドエクスポに展示てんじされていたKORG のプロトタイプ機種きしゅ(1997?)。Macと連携れんけいして使つかうDSP内蔵ないぞうキーボードで、タッチパネルがた液晶えきしょう装備そうびしており、OASYSの祖先そせん推定すいていされる。 当時とうじ配布はいふ資料しりょうによればこのほか、[システム2]とばれるMacようNuBus拡張かくちょうボードAudioMediaカード併用へいようするタイプも存在そんざいした。このカードの発音はつおんすうは1まいあたり1おとだったがMacない完結かんけつ処理しょり可能かのうであり、OASYS PCIの祖先そせんにあたると推定すいていされる。
    拡張かくちょうせいについては、キーボードがたではDSP追加ついか、カードがたではカード増設ぞうせつで、発音はつおんすう処理しょり機能きのう拡張かくちょう(複雑ふくざつなアルゴリズムとう)が可能かのうだった。
    Macがわソフトは「音源おんげん/エフェクトアルゴリズムツール Synthkit Pro」とばれ、MAX/MSPのように機能きのうブロックを配線はいせんしてDSPアルゴリズムを開発かいはつできた。[システム1]はX-013+Macようソフトのモデルで、開発かいはつちゅう音色ねいろはMIDIもしくはFD経由けいゆでX-013へ転送てんそうしてためしそうするタイプ、[システム2]は前述ぜんじゅつのようにMacようNuBus拡張かくちょうボードを追加ついかしたモデルで、Macない完結かんけつ処理しょり可能かのうほか、X-013本体ほんたいでは対応たいおう外部がいぶオーディオ入力にゅうりょく可能かのうだった。
    出典しゅってん: "珍品ちんぴん名品めいひん"
  15. ^ Seekers (シーカーズ)とは、1990年代ねんだい後半こうはん突如とつじょ登場とうじょうした日本にっぽん電子でんし楽器がっきメーカ。SysEX対応たいおう高機能こうきのうMIDIコントローラ UMC1688、アナログ12バンド・ヴォコーダ VoiceSpectraといった特徴とくちょうある製品せいひん発売はつばいし、またReBirthようコントローラの試作しさくや、アナログシンセサイザー SMS-1000の企画きかく開発かいはつおこなっていたが、のち倒産とうさんした。
    出典しゅってん: Seekersもと開発かいはつしゃKirikaxの Seekers製品せいひん情報じょうほうページ
     このほか 2006ねんごろから海外かいがいで Seekers SMS2000のプロトタイプとしょうする写真しゃしんやビデオが話題わだいとなっているが [53]もと開発かいはつしゃはその存在そんざいらないとしている。
  16. ^ Seekers SMS-1000当初とうしょ予告よこくされた製品せいひん仕様しよう によれば、プログラムメモリーきでパッチ可能かのうなアナログシンセで、MIDIや外部がいぶ信号しんごう入力にゅうりょく対応たいおうし、波形なみかたスコープをそなえた製品せいひんとなる予定よていだった。Seekersもと開発かいはつしゃ [54] がMATRIXSYNTHに提供ていきょうした資料しりょうによれば、正式せいしき名称めいしょうは"ELEBUS-1" [55] で、構造こうぞうてきには 本体ほんたいEB-1のバスじょうにボイスカードVB-1を追加ついかするかたち [56]予定よていしていたという。しかし諸般しょはん事情じじょう開発かいはつ停止ていししてSeekersは倒産とうさんし、開発かいはつ再開さいかい目処めどっていないという。
  17. ^ SEIKO DS-101DS-202は1983ねん発売はつばい拡張かくちょう可能かのうなデジタル・キーボード。倍音ばいおん加算かさんかたデジタル・シンセサイザ(プログラマ) DS-310 [57][58] や、デジタル・シーケンサ DS-320合体がったいさせて機能きのう拡張かくちょうするデザインだった [59]
  18. ^ SEIKO DS-250は1985ねん発売はつばいのデジタル・キーボード。ぜん機種きしゅ比較ひかくして、音色ねいろのレイヤーやキー・スプリットの追加ついか、カートリッジによる音色ねいろ追加ついか、ピッチベンド・ホイールの追加ついか、という特徴とくちょうがあった。[60][61]
  19. ^ パール ポリセンサー (PEARL POLYSENSOR)は、ドラムセットで有名ゆうめいパール楽器がっき製造せいぞうが1982ねん発売はつばいしたタッチレスポンスき8おとポリフォニック・シンセサイザー。DWS-II音源おんげん方式ほうしきとは、2系統けいとうDynamic Wave Shaper (もしくは 2系統けいとうDigital Wave Shaper)のりゃく従来じゅうらいのアナログシンセのフィルターとはことなり、波形はけい直接ちょくせつ変形へんけい(wave shaping)して音色ねいろ変化へんかさせるので、よりリアルなおとられるという。
  20. ^ PAX ELECTRONICA (パックス・エレクトロニカ)とは、1978ねん東京とうきょう設立せつりつされたハードウェア・メーカ Pax Electronica Japan (パックス・エレクトロニカ・ジャパン)の略称りゃくしょう。シンセサイザー製品せいひん開発かいはつ/製造せいぞうほかApple II互換ごかん製品せいひん/PC互換ごかん製品せいひん/PCクローンおもがけ [62]音楽おんがく関連かんれん製品せいひんとして 2種類しゅるいNEC PC-8001ようサウンドアダプタ(PSG音源おんげん)とその専用せんようソフト(ルンルンシンセ、テクノシンセ)の存在そんざい確認かくにんされている [63][64]
  21. ^ SYGNUSシリーズは、Roland System 100同様どうよう、ユニット単位たんい機能きのう拡張かくちょうするシステム製品せいひんで、メインユニットSYGNUS-1、キーボードユニットSYGNUS-2、デジタルシーケンサSYGNUS-4、エキスパンダーSYGNUS-8 が基本きほんセット構成こうせいだった。 出典しゅってん: http://homepage1.nifty.com/ENTARO-KOYA/sygnus.htm
  22. ^ ヒルウッド (Hillwood) と ファーストマン (FIRSTMAN)は、楽器がっき設計せっけいしゃ創業そうぎょうしゃ森岡もりおか一夫かずお名前なまえにちなんで名付なづけられた楽器がっきメーカ。ブルーコメッツをはじめとするグループ・サウンズ時代じだい楽器がっきや、モズライトギターの国内こくない生産せいさんひん(モズライト・アベンジャー)、80年代ねんだい初頭しょとう中学生ちゅうがくせいテクノ・バンド コズミック・インベンション使用しよう機材きざいでそのられている。海外かいがいではアメリカのMultivox(ローランドのもと米国べいこく代理だいりてんSorkin Music関連かんれん会社かいしゃ)や、Pulser(SOLTON流通りゅうつう)のOEM供給きょうきゅうもととしてられている。このドイツではTechnics関連かんれんTAIYO がFIRSTMAN製品せいひんあつかっていた。
     森岡もりおかはその、アカイのスタジオ機器きき進出しんしゅつ協力きょうりょくし、AKAI professional最初さいしょのアナログシンセ AX80 や12トラックMTR MG1212開発かいはつした。また SOLTON のコンサルティングや、ホーナーのアレンジャー・キーボード Hohner PK250開発かいはつ、ドラムメーカSONORのデジタルドラム開発かいはつにもたずさわった。
     とくにHohner PK250は、シンセと演奏えんそう支援しえん統合とうごうした簡易かんいワークステーションとして海外かいがい人気にんきび、そのメーカも同種どうしゅ製品せいひん発売はつばいして、現在げんざいのアレンジャー市場いちば確立かくりつするひとつのきっかけとなった。
    出典しゅってん: "Kazzy Firstman & Mosrite Story"
  23. ^ GS-1音色ねいろ作成さくせいようコンピュータ: 当時とうじ、ヤマハ本社ほんしゃのある浜松はままつ音色ねいろ作成さくせいようのコンピュータ(YISけい)があり、公演こうえん来日らいにちしたTOTOのメンバーは浜松はままつ追加ついかパッチを作成さくせいした。
    出典しゅってん: プレイヤー・コーポレーションの雑誌ざっし『Player』の1980年代ねんだい前半ぜんはん記事きじ(掲載けいさい年月としつきしょう)
  24. ^ REON(レオン)は、2009ねん大阪おおさか登場とうじょうしたシンセメーカー。現在げんざい最初さいしょのシンセDRIFT BOX-S発売はつばいし、以降いこうシーケンサ/リズムシンセ/エフェクト/ボコーダとう製品せいひん開発かいはつちゅうとのこと。(2009ねん6がつ11にち更新こうしん情報じょうほう)。
  25. ^ Lo-D(ローディー)は、日立製作所ひたちせいさくしょが1960年代ねんだい後半こうはんから使つかっていた高級こうきゅうオーディオブランドで、Technicsと同様どうようにオーディオ関連かんれん製品せいひんとしてアナログシンセを発売はつばいしていた。このほか日立ひたちせい小型こがた電子でんしオルガン「HMO-5 エレクトリックオルガン」が最近さいきんさい発見はっけんされている。
  26. ^ Lo-D Memory Synthesizer HMS-30は1978ねん発売はつばいのアナログシンセサイザーで、内蔵ないぞうデジタルシーケンサによる演奏えんそうデータの記録きろくと、テープIF経由けいゆのデータ保存ほぞん可能かのうだった。
    出典しゅってん: MATRIXSYNTH: HITACHI Lo-D HMS-30 (国内こくないYahoo!オークション出品しゅっぴん引用いんよう記事きじ)

出典しゅってん[編集へんしゅう]

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    独自どくじのライブようフィジカル・コントローラ開発かいはつられる Monolake の歴史れきし解説かいせつページ。英語えいご: Siemens synthesizerだいした写真しゃしん掲載けいさいされているが、解説かいせつぶん見当みあたらない。
    Das Siemens-Studio für elektronische Musik von Alexander Schaaf und Helmut Klein”. Deutsches Museum. 2009ねん10がつ13にち閲覧えつらん
    ドイツの博物館はくぶつかんDeutsches Museumに、Siemens Studioの機材きざい一式いっしき展示てんじされており、その実態じったいはSiemens synthesizerだと推測すいそくされる。どう博物館はくぶつかん紹介しょうかいページでは、Siemens Studioの沿革えんかく解説かいせつされているものの、システム全体ぜんたい名称めいしょうやその開発かいはつねんいまひとつはっきりしない。
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    Apple Logic Studioのマニュアルに、音楽おんがくようヴォコーダの歴史れきし解説かいせつがある。個々ここ説明せつめい自体じたいみじかいものの、重要じゅうようなイベントが網羅もうらてきにカバーされている。
    • Siemens synthesizer: 1960ねん開発かいはつでヴォコーダ機能きのうふくむという記述きじゅつがあるが、開発かいはつねん外部がいぶ利用りよう開始かいしとし混同こんどうしている可能かのうせいたかい。
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出典しゅってん[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

機能きのう仕様しよう[編集へんしゅう]

その[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]