向谷むくや実み

向谷むくや 実み
向谷むくや実み（2008年ねん台北たいぺいゲームショウ）
基本きほん情報じょうほう
生誕せいたん	(1956-10-20) 1956年ねん10月がつ20日はつか（67歳さい）
出身しゅっしん地ち	日本にっぽん・東京とうきょう都と世田谷せたがや区く
学歴がくれき	東京都立大学とうきょうとりつだいがく附属ふぞく高等こうとう学校がっこう
ジャンル	フュージョン
職業しょくぎょう	キーボーディスト 作曲さっきょく家か 編曲へんきょく家か 音楽おんがくプロデューサー 実業じつぎょう家か タレント
担当たんとう楽器がっき	キーボード ピアノ シンセサイザー エレクトーン
活動かつどう期間きかん	1977年ねん -
事務所じむしょ	音楽おんがく館かん
共同きょうどう作業さぎょう者しゃ	カシオペア (1979-2012) かつしかトリオ (2021-)
公式こうしきサイト	株式会社かぶしきがいしゃ音楽おんがく館かん

向谷むくや 実み（むかいや みのる、1956年ねん10月がつ20日はつか - ）は、日本にっぽんのキーボーディスト、作曲さっきょく家か、編曲へんきょく家か、音楽おんがくプロデューサー、実業じつぎょう家か、タレント。東京とうきょう都と世田谷せたがや区く出身しゅっしん。

フュージョンバンド・カシオペアの元もとキーボード奏者そうしゃ（1977年ねん-2012年ねん）、およびかつしかトリオのキーボード奏者そうしゃ（2021年ねん-）。鉄道てつどう関連かんれん事業じぎょうを行おこなっている株式会社かぶしきがいしゃ音楽おんがく館かん代表だいひょう取締役とりしまりやく社長しゃちょう。

人物じんぶつ

1977年ねん、ネム音楽おんがく院いん（現げん：ヤマハ音楽おんがく院いん）エレクトーン科か在籍ざいせき中ちゅうであった20歳さいの時ときに、当時とうじまだアマチュアバンドであったカシオペアにキーボーディストとして加入かにゅう。1979年ねんにカシオペアはメジャーデビューし、2006年ねんの活動かつどう休止きゅうしまでリーダーの野呂のろ一生かずおと共ともに29年間ねんかん歩あゆみ、カシオペアのサウンドを支ささえてきたが、6年ねん後ごの2012年ねんに活動かつどう再開さいかいする際さいに脱退だったいした。脱退だったい以後いごの音楽おんがくマネージメントは自身じしんの会社かいしゃである音楽おんがく館かんで行おこなっている。

1995年ねん、自身じしんが培つちかってきたコンピューター技術ぎじゅつを活いかして、音楽おんがく館かんで実写じっしゃ版ばん鉄道てつどうシミュレーションゲーム『Train Simulator』シリーズの制作せいさくおよび発売はつばい開始かいし。1990年代ねんだい後半こうはんから2000年代ねんだいに掛かけては、カシオペアとともに活動かつどうの柱はしらとなっていった。なお、音楽おんがく館かんは2000年代ねんだい後半こうはんよりコンシューマーゲームから業務ぎょうむ用よう分野ぶんやの鉄道てつどうシミュレーターに事業じぎょうを転換てんかんしている。

カシオペア活動かつどう中ちゅうからソロでの音楽おんがく活動かつどうを行おこなっており、様々さまざまなアーティストのレコーディングに参加さんか。自身じしんが中心ちゅうしんとなってプロデュースしたものも数多かずおおい。

カシオペア在籍ざいせき時じはライブでMC（司会しかい）も担当たんとう。MCでの巧たくみな話術わじゅつはメディア出演しゅつえんでも評判ひょうばんとなり、『Train Simulator』制作せいさく以後いごは熱狂ねっきょう的てきな鉄道てつどうファンとして鉄道てつどう関連かんれん番組ばんぐみに頻繁ひんぱんに出演しゅつえんするようになり、業務ぎょうむ用よう分野ぶんやのシミュレーターに事業じぎょうを転換てんかんしてからはプロとしての立場たちばで鉄道てつどう関連かんれん番組ばんぐみに出演しゅつえんしている。また、その知見ちけんを買かわれて近年きんねんは情報じょうほう番組ばんぐみにコメンテーターとしても出演しゅつえんするようになり、従来じゅうらいの音楽おんがくファン、鉄道てつどうファン以外いがいからも広ひろい知名度ちめいどを得えている。

2021年ねんからカシオペアの元もとメンバーどうしであった櫻井さくらい哲夫てつお、神保じんぼ彰あきらとの三さん人にんで、カシオペア時代じだいと同おなじジャンルのフュージョン・バンド、かつしかトリオを結成けっせいして活動かつどう中ちゅう。

自みずからが発信はっしんする動画どうが配信はいしんやSNS投稿とうこうでは、たんに告知こくちだけではなく私生活しせいかつをかなりオープンにしている。

来歴らいれき

学生がくせい時代じだい

世田谷せたがや区く二子ふたご玉川たまがわ出身しゅっしん。幼少ようしょうの頃ころから音楽おんがくを学まなび、4歳さい半はんからオルガンを、5歳さいからピアノを習ならい始はじめ、6歳さいで既すでに作曲さっきょくを行おこなっていたという。その後ごにエレクトーンに移行いこうした。中学生ちゅうがくせい時代じだいはエレクトーンに精力せいりょくを傾かたむけ、地区ちくのコンクールで優勝ゆうしょうするなどしていた。

しかし、全国ぜんこく大会たいかい出場しゅつじょうへの強化きょうか合宿がっしゅくに軽かるい気持きもちで出でたところ、他たの参加さんか者しゃたちが自分じぶんよりも高度こうどな英才えいさい教育きょういくを施ほどこされてきたことからレベルの違ちがいに愕然がくぜんとする。そういった理由りゆうもあり、東京都立大学とうきょうとりつだいがく附属ふぞく高等こうとう学校がっこう（現げん：東京とうきょう都立とりつ桜さくら修おさむ館かん中等ちゅうとう教育きょういく学校がっこう）入学にゅうがく後ごの高校生こうこうせい時代じだいは、音楽おんがくはあくまでも趣味しゅみレベルに留とめることにしたが、エレクトーンの教習きょうしゅうには通かよい続つづけて、アルバイトでデモンストレーター（楽器がっき店てんの店頭てんとうにおける試演しえん奏者そうしゃ）もやっていく。将来しょうらいの目標もくひょうは音楽おんがくとは別べつのところに置おいていて、弁護士べんごしとして社会しゃかい奉仕ほうし活動かつどうに従事じゅうじすることを掲かかげていた。高校こうこう三さん年生ねんせいの現役げんえき時じ、その目標もくひょうのためにいくつかの難関なんかん大学だいがくを受験じゅけんするものの、あえなく全滅ぜんめつ。高校こうこうを卒業そつぎょう後ご、大学だいがく受験じゅけん浪人ろうにんとして予備校よびこう生活せいかつに入はいる。しかし、通学つうがく途中とちゅうの繁華はんか街がいで遊興ゆうきょうに耽ふける日々ひびが続つづき、さらなる学力がくりょく低下ていかを招まねいてしまう。我がに戻もどって危機ききを感かんじた向谷むくやは翌年よくねんの大学だいがく受験じゅけんは諦あきらめることにして、進路しんろ変更へんこうを決意けつい。高校こうこう時代じだいの担任たんにんに相談そうだんしに行いったところ、氏しからのアドバイスにより、長年ながねんやってきたエレクトーンの腕うでを活いかすことにして、「手てに職しょくを付つける」、「就職しゅうしょくに有利ゆうり」な面めんから、ネム音楽おんがく院いん（現げん：ヤマハ音楽おんがく院いん）のエレクトーン科かに進学しんがくした。向谷むくやはそこでヤマハ音楽おんがく能力のうりょく検定けんていの「エレクトーン部門ぶもんグレード3級きゅう（演奏えんそう）」と「指導しどう者しゃグレード3級きゅう」の両りょう資格しかくを取得しゅとくしている。

1977年ねん、カシオペアに加入かにゅう

このネム音楽おんがく院いん在籍ざいせき時じの1977年ねん、友人ゆうじんを介かいして同どう学年がくねんの年齢ねんれいだった野呂のろ一生かずおと知しり合あい、野呂のろが櫻井さくらい哲夫てつおと結成けっせいしていたバンド、カシオペアがアマチュアバンド・コンテスト「EastWest'77」に出場しゅつじょうするにあたり、キーボーディストとして加入かにゅうの誘さそいを受うける。その際さい、野呂のろはカシオペアの指向しこうについて、向谷むくやが信奉しんぽうしていたミュージシャンの一人ひとりを引ひき合あいに出だして「チック・コリアみたいな音楽おんがく（当時とうじ活動かつどうしていたエレクトリック編成へんせいのリターン・トゥ・フォーエヴァー）をやっている」と口説くどいた。カシオペアは前年度ぜんねんどの同どうコンテスト（「EastWest'76」）に出場しゅつじょうして決勝けっしょう大会たいかいまで進出しんしゅつしたこともあって、交友こうゆう関係かんけいの輪わの中なかにいた向谷むくやも存在そんざいを知しっていた。当初とうしょ参加さんかした理由りゆうは、前年度ぜんねんどの同どうコンテストで野呂のろが最優秀さいゆうしゅうギタリスト賞しょうを受賞じゅしょうし、その賞品しょうひんとして当時とうじ最新さいしん型がたにして最さい高級こうきゅうのエレクトリック・ギター（ヤマハSG-2000）を獲得かくとくしたことが野呂のろ本人ほんにんから吹聴ふいちょうされ、“この有望ゆうぼうなバンドで決勝けっしょう大会たいかいに出でられれば、自分じぶんも欲ほしい楽器がっきを獲得かくとく出来できるかもしれない”という一時いちじ的てきなものだった。同おなじプロミュージシャンでも、これをきっかけにして（収入しゅうにゅうが不安定ふあんていな）バンドマンになるなんて気きはなくて、安定あんていしたエレクトーン業界ぎょうかいで生活せいかつしていく将来しょうらい設計せっけいは据すえ置おいていた。そして向谷むくやを入いれたカシオペアは自みずからのオーディションで選えらんだドラマーも加くわえて同どうコンテストに再さい出場しゅつじょうすることになる。

カシオペアに加入かにゅうした向谷むくやは、野呂のろが作つくってきた楽曲がっきょくにおける音楽おんがく性せいの高たかさに感銘かんめいする一方いっぽうで、それまで野呂のろが独学どくがくで書かいていた楽譜がくふの楽典がくてんについて専門せんもん教育きょういくを受うけている立場たちばから添削てんさく・修正しゅうせいする役割やくわりを請うけ負おうなど深ふかく関かかわっていく。また、前年度ぜんねんどの決勝けっしょう大会たいかいに出場しゅつじょうしたカシオペアの再さい出場しゅつじょうは「EastWest'77」の注目ちゅうもくの的てきであり、下馬評げばひょうで最高さいこう位いのグランプリが確実視かくじつしされるなど、軽かるい気持きもちで参加さんかした向谷むくやをどんどん本気ほんきにさせていった。そしてカシオペアは前年度ぜんねんどに続つづき、決勝けっしょう大会たいかいまで進出しんしゅつ。惜おしくもグランプリは獲えれなかったが、優秀ゆうしゅうグループ賞しょうを受賞じゅしょうした（なお、本年度ほんねんどは当初とうしょ目当めあてにしていた賞品しょうひんは出だされなく、賞状しょうじょうのみであった）。この頃ころになると、向谷むくやの気持きもちはすっかり変かわり、元もとからプロ志望しぼうであった野呂のろと共ともにカシオペアとしてプロデビューを目指めざすことになっていく。そして、カシオペアは「EastWest'77」決勝けっしょう大会たいかい出場しゅつじょうメンバーで都内とない近郊きんこうを中心ちゅうしんにライブ活動かつどう開始かいし。このデビュー前まえの時期じき、「EastWest'77」の審査しんさ員いんだった鳴瀬なるせ喜博よしひろに見みいだされ、プロとしての仕事しごとに度々たびたび誘さそわれるようになる。また、この頃ころから家庭かていを持もち始はじめたこともあって、自活じかつのために引ひき続つづきエレクトーンのデモンストレーターやスタジオ・ミュージシャン、コピー譜ふの採譜さいふ作業さぎょうをするようになる。

1979年ねん、カシオペアでプロデビュー

1979年ねん5月25日にち、日本にっぽんにおけるフュージョンブームの真まっ直中ただなか、カシオペアはアルバム『CASIOPEA』でメジャーデビュー。野呂のろの優すぐれた作さく・編曲へんきょくの能力のうりょくとともに、ライブで完全かんぜん再現さいげんさせる演奏えんそう力りょくで高たかい評価ひょうかを得えていく。そのデビューアルバムに付つけられたキャッチコピー「スリル、スピード、スーパー・テクニック」の表現ひょうげん通どおり、超絶ちょうぜつ技巧ぎこうかつアクロバティックな演奏えんそうスタイルで、向谷むくやは同時どうじに2台だいのキーボードを弾ひき分わけるなどエレクトーン・プレーヤー出身しゅっしんの素性すじょうが活いかされた。また、カシオペアはライブにおいて、結成けっせい時じからしばらくはリーダーである野呂のろがMC（司会しかい）を務つとめていたのだが、この頃ころに向谷むくやに移行いこうされることになる。カシオペアの演奏えんそうとともに向谷むくやのMCも評判ひょうばんとなり、その軽妙けいみょうさから向谷むくやの名字みょうじをもじり、司会しかい屋や実み（しかいやみのる）の異名いみょうが与あたえられた。

カシオペアは当時とうじ半年はんとしというインターバルでのアルバムのリリースごとに売うり上あげを伸のばし続つづけ、ライブの規模きぼと動員どういんもそれに伴ともなって拡張かくちょうしていった。カシオペアが多忙たぼうになったこと、そしてカシオペアで安定あんていした収入しゅうにゅうが得えられるようになったこともあり、デビュー後ごも行おこなっていたスタジオ・ミュージシャンを一時いちじ休止きゅうしし、1980年代ねんだい前半ぜんはんの一時期いちじきはカシオペアの活動かつどうだけに専念せんねんするようになる。しかしながら、カシオペア以外いがいの音楽おんがく活動かつどうにも意欲いよく的てきな心しんは持もち続つづけていて、1984年ねんに初はじめて自身じしんが音楽おんがく制作せいさくのイニシアチブを取とって、亜あ蘭らん知子ともこのアルバム『More Relax』をサウンドプロデュースした。さらに同年どうねんには都内とないにレコーディング・スタジオ「スタジオJIVE」を賛同さんどう者しゃとともに建設けんせつし、向谷むくやは関連かんれん会社かいしゃの音楽おんがく館かんを興おこしてスタジオ運営うんえいに参画さんかくする。以降いこう、このスタジオJIVEが、初はつのソロアルバム『ミノル・ランド』のレコーディングをはじめとした向谷むくやのホームグラウンドとなり、カシオペアの国内こくないにおけるレコーディングもここを中心ちゅうしんになされていくようになる。

1980年代ねんだい前半ぜんはん、趣味しゅみの一環いっかんとしてパソコンを購入こうにゅう。熱中ねっちゅうするようになった向谷むくやは、国産こくさんからすぐに米国べいこくApple Computerが出だしたばかりのMacintoshに辿たどり着つき、パソコン通信つうしんで海外かいがい音楽おんがく関係かんけい者しゃと情報じょうほうのやりとりをしたり、デジタル機材きざいのデータ管理かんりなど音楽おんがく活動かつどうにも用もちいていくようになる。1980年代ねんだい後半こうはんから1990年代ねんだい前半ぜんはんに掛かけて、パソコン、とりわけMacintoshを使つかうミュージシャンの代表だいひょう格かくとして各種かくしゅメディアに取とり上あげられるようにもなる。そして1993年ねん、向谷むくやは自身じしんが経営けいえいする音楽おんがく館かんで、カシオペアが題材だいざいとなった、映像えいぞうと音楽おんがくを融合ゆうごうさせたCD-ROMソフト『Touch the Music by Casiopea』を制作せいさくして発売はつばいする。これは後のちに制作せいさくする『Train Simulator』のプロトタイプともなった。

1995年ねん、Train Simulatorを発表はっぴょう

幼少ようしょうの頃ころから鉄道てつどうが趣味しゅみで、切符きっぷ収集しゅうしゅうから始はじまり、学生がくせい時代じだいは当時とうじブームだった8ミリ映画えいがカメラでSL（蒸気じょうき機関きかん車しゃ）を撮とりに遠方えんぽうまで出掛でかけていた。カシオペア在籍ざいせき時代じだいもライブツアーで全国ぜんこく各地かくちを廻まわる際さい、機会きかいがあればその地元じもとの路線ろせんに乗のりに出掛でかけたり、他たのメンバーやスタッフが旅客機りょかくきや新幹線しんかんせんで時間じかん的てきに効率こうりつな移動いどうをするなか、好このんで移動いどう時間じかんが掛かかる夜行やこう列車れっしゃなど利用りようして鉄道てつどう趣味しゅみを堪能たんのうしていた。また、1985年ねんに発表はっぴょうした初はつのソロアルバム『ミノル・ランド』にSLの音おとが取とり入いれられた曲きょく「TAKE THE SL TRAIN」を作つくって収録しゅうろくするなど、その趣味しゅみの熱心ねっしんさは以前いぜんからカシオペア・ファンには知しられる事柄ことがらであった。

1995年ねんに世界せかい初はつの実写じっしゃ版ばん鉄道てつどうシミュレーションゲーム『Train Simulator』第だい1弾だん「中央ちゅうおう線せん201系けい（中野なかの-豊田とよだ）」（Macintosh用よう）を自身じしんの会社かいしゃ、音楽おんがく館かんで制作せいさくして発売はつばいする。音楽おんがく活動かつどうで培つちかったコンピューター技術ぎじゅつを用もちいて、列車れっしゃの乗務じょうむ員いん室しつから業務ぎょうむ用ようビデオカメラで撮影さつえいした実写じっしゃのノンストップ動画どうがを処理しょりして完成かんせいしたのが本ほん作さくである。ソロ活動かつどうの一環いっかんではあったが、多分たぶんな趣味しゅみ的てき要素ようそで個人こじん的てきにプロジェクトを立たち上あげたものであった。しかし、ドライブシミュレーションゲーム（自動車じどうしゃ）・フライトシミュレーションゲーム（飛行機ひこうき）しかなかった実機じっきシミュレーションゲームに「鉄道てつどうシミュレーションゲーム」という新あらたなジャンルを生うみ出だしてヒットさせた。

これ以後いご、1990年代ねんだい後半こうはんから2000年代ねんだい前半ぜんはんに掛かけて、向谷むくやにとって『Train Simulator』シリーズの制作せいさくはソロ活動かつどうの柱はしらとなった。『Train Simulator』の音楽おんがく制作せいさくは自みずからで手掛てがけていたが、それ以外いがいのソロにおける音楽おんがく活動かつどうは激減げきげんしていった。時ときを同おなじくして、カシオペア自体じたいの活動かつどうも年々ねんねん減少げんしょうしていく。そのため、『Train Simulator』制作せいさく者しゃとして音楽おんがくとは異い分野ぶんやでメディア出演しゅつえんが増ふえていくも音楽おんがくシーンにおいては霞かすみがちになっていった。

2006年ねんからのカシオペア休止きゅうし期きにおける活動かつどう

2006年ねん8月がつ1日にち、カシオペアはリーダー・野呂のろの意向いこうにより、レコーディングおよびライブなどの活動かつどうをすべて休止きゅうしした。

カシオペア休止きゅうし以降いこう、向谷むくやの音楽おんがく活動かつどうは逆ぎゃくに精力せいりょく的てきになり、鉄道てつどう事業じぎょうの音楽おんがく制作せいさくにおいて起用きようしたミュージシャンらで、向谷むくや実みとメロディーズ（宮崎みやざき隆たかし睦あつし、矢や堀ほり孝一こういち、鹿島かしま達彦たつひこ、平川ひらかわ象ぞう士し、壷井つぼい彰久あきひさ）を結成けっせいし、鉄道てつどうイベント等とうでのデモンストレーション・ライブの他ほか、有料ゆうりょうでの単独たんどくライブも開催かいさいした。また、カシオペアのデビュー直後ちょくごから親交しんこうがある三枝さえぐさ成彰しげあきの実験じっけん的てきなコンサートにも参加さんかしていくようになる。2010年ねん、twitterでの交流こうりゅうをきっかけに歌手かしゅ・中西なかにし圭三けいぞうと向むかい谷たに実みのる×中西なかにし圭三けいぞうプロジェクトが立たち上あげられた。twitterで一般いっぱんから歌詞かしを公募こうぼ、レコーディング作業さぎょうは全すべてUstreamで実況じっきょう中継ちゅうけいして制作せいさく過程かていを可視かし化か、さらに当初とうしょはCDは制作せいさくせずにダウンロード販売はんばいでするなどインターネットがフル活用かつようされた実験じっけん的てきな音楽おんがく制作せいさくを行おこなって話題わだいとなった。

2000年代ねんだい後半こうはん、『Train Simulator』シリーズはタイトーとの合作がっさくによる『Railfan』に収束しゅうそくして制作せいさくが休止きゅうしするものの、向谷むくやと音楽おんがく館かんはその応用おうようとして富士通ふじつうと提携ていけいして鉄道てつどう会社かいしゃが実際じっさいに乗務じょうむ員いんの訓練くんれんに使用しようする業務ぎょうむ用ようシミュレーターの開発かいはつを手てがけるようになり、2007年ねんには鉄道てつどう博物館はくぶつかんの展示てんじ品ひんで来場らいじょう者しゃが動うごかす「国鉄こくてつD51形かたち蒸気じょうき機関きかん車しゃ運転うんてんシミュレーター」の開発かいはつにも携たずさわった。これが近年きんねんの主おもな事業じぎょうとなっていく。

ニコニコ超ちょう会議かいぎにおける団体だんたい臨時りんじ列車れっしゃニコニコ超ちょう会議かいぎ号ごうや、東急とうきゅう百貨店ひゃっかてん東横ひがしよこ店てんで毎年まいとし開催かいさいの「鉄道てつどうフェスティバル in SHIBUYA」などの鉄道てつどう関連かんれんイベントをプロデュース。

2001年ねんから2010年ねんまで名古屋芸術大学なごやげいじゅつだいがく音楽学部おんがくがくぶ音楽おんがく文化ぶんか応用おうよう学科がっかの新設しんせつと共ともに専任せんにん教授きょうじゅを務つとめた。

2012年ねん～ カシオペア休止きゅうしおよび脱退だったい以降いこうの活動かつどう

2012年ねん4月がつ、メンバー間あいだでの話はなし合あいにより、向谷むくやがカシオペアから脱退だったいすることが公式こうしきサイトで発表はっぴょうされた（カシオペアはCASIOPEA 3rdとして6年ねんぶりに活動かつどう再開さいかいも表明ひょうめい。向谷むくやの後任こうにんには大高おおだか清美きよみが起用きようされた）。これにより、向谷むくやの音楽おんがくマネージメントも音楽おんがく館かんに移管いかんされることになった。

2015年ねん1月がつ、自身じしんのFacebookとTwitterでナレーターの藤ふじみさきと再婚さいこんしたことを報告ほうこくした。

2016年ねん、東京とうきょうで行おこなわれた楽器がっきフェアにおいて、自身じしんの還暦かんれきを記念きねんしたライブ「Minoru Mukaiya presents "EAST meets WEST"」を開催かいさい。1982年ねんに発表はっぴょうされたカシオペアのセッション・アルバム『FOUR BY FOUR』で共演きょうえん以来いらいのリー・リトナー（ギター）とドン・グルーシン（キーボード）とネイザン・イースト（ベース）、旧知きゅうちの神保じんぼ彰あきら（ドラムス）、村田むらた陽一よういち（トロンボーン）、エリック・ミヤシロ（トランペット）ら日米にちべいで活動かつどうする凄腕すごうでミュージシャンを一堂いちどうに迎むかえて話題わだいとなった。

2018年ねん、先述せんじゅつしたライブがきっかけとなり、共演きょうえんしたドン・グルーシンら日米にちべい双方そうほうのミュージシャンと再演さいえんした、25年ねんぶりとなる3枚まい目めのソロアルバム『THE GAMES-East Meets West 2018-』を制作せいさくして発表はっぴょう。レコーディング・メンバーでの国内こくないライブツアーも行おこなった。

向谷むくやが音楽おんがく館かんで手掛てがけている鉄道てつどう乗務じょうむ員いん訓練くんれん用ようの業務ぎょうむシミュレーターは多おおくの鉄道てつどう会社かいしゃで採用さいようされるようになった。海外かいがいでも注目ちゅうもくを浴あびていて、日本にっぽんが官民かんみんを挙あげて海外かいがいに売うり込こみをしている新幹線しんかんせんでは一役ひとやく買かっている。2015年ねんには、東日本旅客鉄道ひがしにほんりょかくてつどう（JR東日本ひがしにっぽん）がアメリカ合衆国あめりかがっしゅうこく・カリフォルニア州しゅう知事ちじのジェリー・ブラウンにプレゼンテーションをする際さい、総理そうり大臣だいじんの安倍晋三あべしんぞうに帯同たいどうして、シミュレーターのデモンストレーションを取とり仕切しきった。2018年ねんには、ドイツで開催かいさいされている世界せかい最大さいだいの鉄道てつどう技術ぎじゅつ博覧はくらん会かい「イノトランス」に初はつ出展しゅってん。その模様もようはTBS系けいのドキュメンタリー番組ばんぐみ『情熱じょうねつ大陸たいりく』の密着みっちゃく取材しゅざいを受うけて放送ほうそうされることとなった。

2021年ねん～ かつしかトリオ結成けっせい、近年きんねんの活動かつどう

神保じんぼとの交流こうりゅうと共演きょうえんに加くわえ、2010年代ねんだい後半こうはんからは櫻井さくらい哲夫てつおとの交流こうりゅうと共演きょうえんも頻繁ひんぱんとなっていく。2020年ねん、櫻井さくらいと神保じんぼはカシオペア脱退だったい後ごにかつて二人ふたりで組くんでいたJIMSAKUを再さい結成けっせいし、彼かれらもまた交流こうりゅうと共演きょうえんが頻繁ひんぱんとなっていった。2021年ねん、神保じんぼが単身たんしんでの演奏えんそうによるワンマンオーケストラのかつしかシンフォニーヒルズ公演こうえんに、向谷むくやと櫻井さくらいの二人ふたりがゲスト出演しゅつえんするにあたって、三さん人にんの共演きょうえん形態けいたいに名称めいしょうを付つけることになって、ホール名めいに因ちなんでかつしかトリオとした。当初とうしょはそこでの一いち回かい限かぎりを予定よていしたものであったが、前ぜん評判ひょうばんの高たかさから複数個ふくすうこ所しょのライブツアーに拡ひろげて行いった。その盛況せいきょうぶりから翌よく2022年ねん以降いこうも活動かつどうを継続けいぞくさせることとなり、毎年まいとしのライブツアーを行おこない、そして2023年ねんにはアルバム『M.R.I_ミライ』を制作せいさくしてリリースした。

2022年ねん6月4日にち、自身じしんのtwitterにて、航空こうくう自衛隊じえいたいのアクロバット飛行ひこうチームブルーインパルスの展示てんじ飛行ひこう用よう音楽おんがくの制作せいさくを進すすめていることを明あかした。2023年度ねんどより使用しようされる見込みこみ。

2023年ねん1月がつ7日にち、2022年度ねんどの第だい64回かい交通こうつう文化ぶんか賞しょうを受賞じゅしょう。これは「公的こうてき活動かつどう、学術がくじゅつ研究けんきゅう、芸術げいじゅつ活動かつどう、国際こくさい的てき活動かつどう等とうを通つうじ、我わが国くにの交通こうつう文化ぶんかの向上こうじょうに著いちじるしく貢献こうけんした者もの」に対たいして国土こくど交通こうつう大臣だいじんより贈おくられる賞しょうであり、向谷むくやがこれまでにリリースした鉄道てつどう運転うんてんシミュレーションゲーム「トレイン・シミュレータ」や発車はっしゃメロディや車内しゃないチャイム制作せいさくなどに貢献こうけんしたことを評価ひょうかしたものである。

鉄道てつどう音楽おんがくの制作せいさく

『Train Simulator』以外いがいにも鉄道てつどうに関かんする音楽おんがくの活動かつどうを行おこなっている。

2004年ねんには九州旅客鉄道きゅうしゅうりょかくてつどう（JR九州きゅうしゅう）の九州きゅうしゅう新幹線しんかんせん新しん八代やしろ駅えき - 鹿児島かごしま中央ちゅうおう駅えきが開通かいつうした際さいに同線どうせんの業務ぎょうむ音楽おんがく（発車はっしゃ音楽おんがくや車内しゃない音楽おんがく）制作せいさくを手てがけたのをはじめ、以下いかの鉄道てつどう関連かんれんの音楽おんがくを手てがけている。

• 京阪電気鉄道けいはんでんきてつどう全ぜん駅えきの接近せっきんメロディと通過つうかメロディ、18駅えきの発車はっしゃメロディ作曲さっきょく（2007年ねん6月がつ）
• 阪神電気鉄道はんしんでんきてつどう全ぜん駅えきの発車はっしゃ・到着とうちゃくメロディ作曲さっきょく・編曲へんきょく（阪急電鉄はんきゅうでんてつ神戸高速線こうべこうそくせん高速こうそく神戸こうべ駅えき・新開地しんかいち駅えきを含ふくむ）（2009年ねん1月がつ）
• 京成電鉄けいせいでんてつ スカイライナー（2代目だいめAE形かたち）のミュージックホーンと停車ていしゃ時じに流ながれる車内しゃないBGMおよび車内しゃないチャイム作曲さっきょく（2009年ねん5月がつ）
• JR九州きゅうしゅうの観光かんこう特急とっきゅう「海うみ幸こう山幸やまさち」のミュージックホーンと車内しゃないチャイム作曲さっきょく（2009年ねん10月がつ）
• JR九州きゅうしゅう所属しょぞくの新幹線しんかんせんN700系けい電車でんしゃの車内しゃないチャイムおよび九州きゅうしゅう新幹線しんかんせんの発車はっしゃメロディ作曲さっきょく(博多はかた駅えき以外いがい)（2011年ねん3月がつ）
• JR九州きゅうしゅうの観光かんこう特急とっきゅう「A列車れっしゃで行いこう」の車内しゃないBGM作曲さっきょく（2011年ねん10月がつ）
• 博多はかた駅えき在来ざいらい線せんホームの発着はっちゃくメロディ作曲さっきょく（2012年ねん3月がつ）
• 東急とうきゅう電鉄でんてつ東横線とうよこせん渋谷しぶや駅えきの地上ちじょうホーム到着とうちゃくベルメロディおよび地下ちかホーム発車はっしゃベルメロディ（2013年ねん3月がつ）
• 西武鉄道せいぶてつどう池袋いけぶくろ線せん練馬ねりま高野台こうやだい駅えきの発車はっしゃメロディ編曲へんきょく（2015年ねん1月がつ）
• 阪神電鉄はんしんでんてつ甲子園こうしえん駅えきの列車れっしゃ接近せっきんメロディ編曲へんきょく※春はるのセンバツまたは夏なつの選手権せんしゅけん大会たいかい期間きかん中ちゅうのみ（2015年ねん3月がつ）
• 小倉こくら駅えき在来ざいらい線せんホーム・大分おおいた駅えき・宮崎みやざき駅えき・由布院ゆふいん駅えき・宮崎みやざき空港くうこう駅えきの接近せっきん・発着はっちゃくメロディ作曲さっきょく・編曲へんきょく（2015年ねん5月がつ）
• 東京とうきょうメトロ東西線とうざいせん全ぜん駅えき（中野なかの駅えきを除のぞく）の発車はっしゃメロディ作曲さっきょく・編曲へんきょく（2015年ねん5月がつ）
• 若桜わかさ鉄道てつどうの車内しゃないメロディ作曲さっきょく（2015年ねん10月がつ）
• 京阪けいはん鋼索線こうさくせん（石清水八幡宮いわしみずはちまんぐう参道さんどうケーブル）の車内しゃないBGM（上下じょうげ、通常つうじょう期き・正月しょうがつ期き・七なな五ご三さん期き）（2016年ねん4月がつ）
• 西武鉄道せいぶてつどう観光かんこう列車れっしゃ「旅たびするレストラン 52席せきの至福しふく」の車内しゃないメロディ（2016年ねん）
• 「或あるる列車れっしゃ」の車内しゃないBGM（2016年ねん7月がつ）
• 三陸さんりく鉄道てつどう釜石かまいし駅えきの発車はっしゃメロディ（2016年ねん7月がつ）
• 京阪電気鉄道けいはんでんきてつどうの快速かいそく特急とっきゅう「洛らく楽らく」停車駅ていしゃえき5駅えきの発車はっしゃメロディ（2017年ねん8月がつ）
• 福岡ふくおか市し地下鉄ちかてつ七なな隈くま線せんの接近せっきんメロディ（2019年ねん3月がつ）
• JR九州きゅうしゅう在来ざいらい線せんのホームドア開閉かいへい時じチャイム
• 泉北せんぼく高速こうそく鉄道てつどうの発車はっしゃメロディ（2022年ねん3月がつ)
• 東急とうきゅう目黒めぐろ線せん(東京とうきょうメトロ南北線なんぼくせん、埼玉さいたま高速こうそく鉄道てつどう埼玉さいたまスタジアム線せん、相模鉄道さがみてつどう各線かくせん)の車載しゃさいメロディーを作曲さっきょく(2022年ねん8月がつ)
• 西にし九州きゅうしゅう新幹線しんかんせんの車内しゃないチャイムおよび発車はっしゃメロディ（2022年ねん9月がつ)
• 遠州鉄道えんしゅうてつどう新しん浜松はままつ駅えきの発車はっしゃメロディ「Windy Town」(2021年ねん11月2日にちより。12月5日にちから西鹿島にしかじま駅えきでも使用しよう開始かいし)

ディスコグラフィー

ソロ・アルバム

• 『ミノル・ランド』（WELCOME TO THE MINORU'S LAND、1985年ねん）

シンセサイザーやサンプラーと打うち込こみ（シーケンサー）を多用たようした楽曲がっきょく中心ちゅうしん。

• 『ティクル・ジ・アイボリー』（TICKLE THE IVORY、1993年ねん、廃盤はいばん）

オリジナル楽曲がっきょくのほか、カシオペアの代表だいひょう曲きょくをいくつか再さいアレンジして演奏えんそう・収録しゅうろく。高中たかなか正義まさよし、神保じんぼ彰あきら、櫻井さくらい哲夫てつおがゲストとして参加さんかしている。

2010年ねん以降いこう頻繁ひんぱんに演奏えんそうされる「A Day in the Stars」の初出しょしゅつはこのアルバム。

鉄道てつどう関連かんれんの作品さくひん

• 『東横ひがしよこ特急とっきゅう』（2008年ねん5月がつ8日にち発売はつばい）

SUPER BELL"Zとのコラボアルバム。東急東横とうきゅうとうよこ線せん開業かいぎょう80周年しゅうねんを記念きねんして発売はつばいされた。SUPER BELL"Zの初期しょきの楽曲がっきょくが初はつCD化かしている。11曲きょく中ちゅう7曲きょくが向谷むくやの、残のこりの4曲きょくがSUPER BELL"Zの作曲さっきょくとなっている。

• 『京阪けいはん電車でんしゃ発車はっしゃメロディcollection』（2008年ねん11月1日にち発売はつばい）

向谷むくやが制作せいさくした京阪けいはん電車でんしゃの新しん発車はっしゃメロディを収録しゅうろく。京阪けいはんの中之島なかのしま駅えき、淀屋橋よどやばし駅えき、天満橋てんまばし駅えき、京橋きょうばし駅えき、守口もりぐち市し駅えき、寝屋川ねやがわ市し駅えき、香里園こうりえん駅えき、枚方ひらかた市し駅えき、樟葉くずは駅えき、中書島ちゅうしょじま駅えき、丹波橋たんばばし駅えき、祇園ぎおん四条しじょう駅えき、三条さんじょう駅えき、浜大津はまおおつ駅えきにて限定げんてい販売はんばい。その後ごは子会社こがいしゃの京阪けいはんエージェンシーにて通信つうしん販売はんばいを実施じっし。

• 『海うみ幸みゆき・山幸やまさちBGM集しゅう（付録ふろく・九州きゅうしゅう新幹線しんかんせんBGM集しゅう）』（2009年ねん11月27日にち発売はつばい）

2009年ねん10月がつ10日とおかにデビューしたJR九州きゅうしゅう日南線にちなんせん観光かんこう特急とっきゅう「海うみ幸こう山幸やまさち」のミュージックホーン・車内しゃないチャイム・テーマソングと、付録ふろくとして九州きゅうしゅう新幹線しんかんせんの発車はっしゃメロディ・車内しゃないチャイム・テーマソングなど、全ぜん11曲きょく。「海うみ幸こう山幸やまさち」車内しゃない・九州きゅうしゅう内ないの主要しゅよう駅えきKioskで販売はんばい。JR九州きゅうしゅうエージェンシーと音楽おんがく館かんで通信つうしん販売はんばい。

• 『京阪けいはん電車でんしゃ発車はっしゃメロディCOLLECTION 2013』（2013年ねん5月11日にち発売はつばい）

2008年ねんに発売はつばいされたCDに、新曲しんきょく「YOU GO!」と前作ぜんさく未み収録しゅうろくの発車はっしゃ音おん(3秒びょう)2種類しゅるいの音源おんげんを加くわえ発売はつばい。なお「YOU GO!」は初代しょだい特急とっきゅう発車はっしゃメロディを今回こんかいのCDのために向谷むくやがアレンジした楽曲がっきょくである。また、「ニコニコ超ちょう会議かいぎ2」の超ちょう鉄道てつどうエリア（向谷むくやがプロデュース）と、浜大津はまおおつ駅えき特設とくせつ会場かいじょうにて先行せんこう販売はんばいが行おこなわれた。京阪けいはんの中之島なかのしま駅えき、淀屋橋よどやばし駅えき、天満橋てんまばし駅えき、京橋きょうばし駅えき、守口もりぐち市し駅えき、寝屋川ねやがわ市し駅えき、香里園こうりえん駅えき、枚方ひらかた市し駅えき、樟葉くずは駅えき、中書島ちゅうしょじま駅えき、丹波橋たんばばし駅えき、祇園ぎおん四条しじょう駅えき、三条さんじょう駅えき、浜大津はまおおつ駅えきと、京急けいきゅう百貨店ひゃっかてん5階かいおもちゃうりば(神奈川かながわ県けん横浜よこはま市し)、さいか屋や横須賀よこすか店てん4階かいリビング用品ようひん売場うりば(神奈川かながわ県けん横須賀よこすか市し)、京阪けいはんカードの通信つうしん販売はんばいサイト「e-kenet マーケット」にて購入こうにゅうすることができる。

• 『東京とうきょうメトロ東西線とうざいせん 発車はっしゃメロディCollection』（2015年ねん5月がつ13日にち発売はつばい）

2015年ねん5月がつから全面ぜんめんリニューアル・導入どうにゅうされる東京とうきょうメトロ東西線とうざいせんの発車はっしゃメロディのオリジナル音源おんげん全曲ぜんきょく（22駅えき48パターン各かく7秒びょう）を収録しゅうろく。西船橋にしふなはしへ向むかうA線せん・折おり返かえしのB線せんのメロディを続つづけて聴きくと一いち曲きょくになるという仕掛しかけもある。また、九段下くだんした駅えきに導入どうにゅうされる爆風ばくふうスランプの『大おおきな玉たまねぎの下したで 〜はるかなる想おもい』は作詞さくしをしたサンプラザ中野なかのくん自みずからが「East&West Ver.」として歌詞かしをアレンジし再さいレコーディングした。また日本橋にほんばしに導入どうにゅうされるメロディは民謡みんようの『お江戸えど日本橋にほんばし』をジャズアレンジを施ほどこして収録しゅうろくした。

• 『京阪けいはん電車でんしゃ発車はっしゃメロディCOLLECTION 2016』（2016年ねん5月14日にち発売はつばい）

2016年ねんに発売はつばいされたCDに、京阪けいはん鋼索線こうさくせんの車内しゃないメロディと2016年ねんより採用さいようの中央ちゅうおう競馬けいばのレース「京阪けいはん杯はい」限定げんていで使用しようされる本ほん馬場ばば入場にゅうじょう曲きょく、2014年ねんにリニューアルしたくずはモールの開店かいてん・閉店へいてん時じのBGMを新規しんきに収録しゅうろくして発売はつばい。「ニコニコ超ちょう会議かいぎ」の超ちょう鉄道てつどうエリアと、石清水八幡宮いわしみずはちまんぐう特設とくせつ会場かいじょうにて先行せんこう販売はんばいが行おこなわれた。

企画きかく盤ばん、もしくは他たミュージシャンへのサウンドプロデュース作品さくひん

	作品さくひん名めい	発売はつばい日び	備考びこう
亜あ蘭らん知子ともこ	More Relax	1984年ねん6月25日にち	カシオペアのメンバー全員ぜんいんが作曲さっきょくに参加さんかし、櫻井さくらいと神保じんぼが演奏えんそうに参加さんか。
松原まつばらみき	LADY BOUNCE	1985年ねん6月21日にち	カシオペアのメンバー全員ぜんいんが制作せいさく（野呂のろ作曲さっきょく、櫻井さくらいと神保じんぼが演奏えんそう）に参加さんか。
	スーパーマンサンタ	1986年ねん11月21日にち	野呂のろとの共同きょうどうプロデュースによる子供こども向むけクリスマス企画きかくアルバム。
TOKI CLUB	TWEENER	1989年ねん10月21日にち	土岐とき英えい史しとの共同きょうどうプロデュース。TOKI CLUBとは向谷むくやと土岐ときによる企画きかくユニット名めい。
	三國志さんごくしII・三國志さんごくしIII	1989年ねん12月21日にち	コーエーから発売はつばいされた同名どうめいシミュレーションソフトのゲームミュージック。
向谷むくや実み	TIME SLIP	1992年ねん	ヤマハシンセサイザーSY85販売はんばい促進そくしん8センチCD（非売品ひばいひん）。向谷むくやによるSY85のミュージックワークステーション機能きのうの紹介しょうかいとそれを使用しようした自作じさく自演じえん曲きょく。
	戦国せんごく無双むそう2 オリジナルサウンドトラック	2006年ねん2月がつ22日にち	コーエーから発売はつばいされたアクションゲーム「戦国せんごく無双むそう2」の音楽おんがくを監修かんしゅうし、それをまとめたサントラ盤ばん
向谷むくや倶楽部くらぶ	向谷むくや倶楽部くらぶの奇蹟きせき	2011年ねん8月がつ29日にち	ダウンロード販売はんばいのみだった音源おんげんをCD化かしたオムニバス盤ばん。メイキング集しゅうなども収おさめたDVDを入いれた3枚まい組ぐみとなっている。

参加さんか作品さくひん

演者えんじゃ名めい	作品さくひん名めい	発売はつばい年ねん	備考びこう
	LOFT SESSIONS vol.1	1978年ねん	デビュー前まえの作品さくひん。野呂のろと共ともに1曲きょく参加さんか。
小熊こぐま達弥たつや	スパイアラル・フュージョン	1979年ねん	カシオペアで全曲ぜんきょくの演奏えんそうに参加さんか。 エレクトーン奏者そうしゃのアルバムで、向谷むくやはエレクトリック・ピアノを担当たんとう。
ジュディ・アントン	サンシャワーズ・イン・マイ・アイズ	1979年ねん	演奏えんそうに参加さんか。
山根やまね麻衣まい	たそがれ	1980年ねん	演奏えんそうに参加さんか。
ジュディ・アントン	SMILE	1980年ねん	3曲きょくを提供ていきょうし、演奏えんそうとアレンジに参加さんか。
山根やまね麻衣まい	SORRY	1981年ねん	2曲きょくを提供ていきょうし、演奏えんそうに参加さんか。
ブレッド&バター	トゥナイト愛あいして	1981年ねん	シングル曲きょく。複数ふくすうのベストアルバムにも収録しゅうろく。 カシオペアで演奏えんそうに参加さんか。
三枝さえぐさ成彰しげあき	ラジエーション・ミサ	1981年ねん	演奏えんそうに参加さんか。
キャンディ浅田あさだ	WELCOME BACK....to you	1982年ねん	演奏えんそうに参加さんか。
大だい野方のかた栄さかえ	MASAE A LA MODE	1983年ねん	全ぜん10曲きょく中ちゅう9曲きょくにカシオペアで演奏えんそうに参加さんか。
赤尾あかお三千子みちこ	横笛よこぶえ / 赤尾あかお三千子みちこの世界せかい	1983年ねん	演奏えんそうに参加さんか。
マリーン	Be・Pop	1985年ねん	2曲きょくの演奏えんそうとアレンジに参加さんか。
松原まつばらみき	LADY BOUNCE	1985年ねん	全曲ぜんきょくのサウンドプロデュースおよび演奏えんそう、アレンジ、全ぜん10曲きょく中ちゅう6曲きょくの作曲さっきょくで参加さんか
亜あ蘭らん知子ともこ	IMITATION LONELY ―都会とかいは、淋さびしがりやのオモチャ箱ばこ―	1985年ねん	神保じんぼ彰あきらが手掛てがけた3つの作さく・編曲へんきょくに演奏えんそうで参加さんか。
坂田さかたおさむ 森もりみゆき	ドラネコロックンロール	1986年ねん	作曲さっきょく。NHK教育きょういくテレビ（NHK Eテレ）『おかあさんといっしょ』の「今月こんげつの歌うた」。 放送ほうそう後ごにシングル化か。他ほかにも『おかあさんといっしょ』関連かんれんのアルバムに収録しゅうろく。
坂田さかたおさむ 神崎かんざきゆう子こ	げんきひゃっぱい	1987年ねん	作曲さっきょく。NHK教育きょういくテレビ『おかあさんといっしょ』の「今月こんげつの歌うた」。 後のちに『おかあさんといっしょ』関連かんれんのアルバムに収録しゅうろく。
堀井ほりい勝美かつみプロジェクト	OCEAN DRIVE	1988年ねん	演奏えんそうに参加さんか。
MALTA	SAPPHIRE	1989年ねん	演奏えんそうに参加さんか。
	PLAYERS POLE POSITION Vol.2 SURFIN' U.S.A.	1989年ねん	ザ・ビーチボーイズのカバー曲きょく集しゅう。 野呂のろ、翌年よくねんにカシオペアに加入かにゅうする鳴瀬なるせらと3曲きょくの演奏えんそうに参加さんか。
鳥山とりやま雄司ゆうじ	プラチナ通どおり	1990年ねん	2曲きょくの演奏えんそうに参加さんか。
中西なかにし圭三けいぞう	Ticket To Paradise	1992年ねん	シングル曲きょく。ベストアルバム『SINGLES』にも収録しゅうろく。 ホーンアレンジを担当たんとう。ギタリストとして野呂のろが演奏えんそうに参加さんか。
高中たかなか正義まさよし	Fade to blue	1992年ねん	演奏えんそうとアレンジに参加さんか。
高中たかなか正義まさよし	AQUAPLANET	1993年ねん	演奏えんそうとアレンジに参加さんか。
高中たかなか正義まさよし	BLUE SHARK	1993年ねん	演奏えんそうに参加さんか。
堀井ほりい勝美かつみプロジェクト	Sunday Brunch	1994年ねん	演奏えんそうに参加さんか。
中森なかもり明菜あきな	true album akina 95 best	1995年ねん	中森なかもり明菜あきなの自身じしんの曲きょくのリアレンジおよび新しん録ろく3枚まい組ぐみアルバム。 3曲きょくの演奏えんそうとアレンジに参加さんか。演奏えんそうには鳴瀬なるせも参加さんか。
KOJI12000	DISGUSTING	1998年ねん	テイ・トウワプロデュース。矢沢やざわ永吉えいきちのカヴァー「時間じかんよ止とまれ」にカシオペアとして演奏えんそうに参加さんか。

その他た

• 中央ちゅうおう競馬けいば重じゅう賞しょう競走きょうそう「京阪けいはん杯はい」本ほん馬場ばば入場にゅうじょう曲きょく「A Promising Moment」。2016年ねん開催かいさいのレースより採用さいよう開始かいし。
• pop'n music -『Train Simulator』のテーマ曲きょく『Railroad Force』を提供ていきょう。初出しょしゅつは13カーニバル
• 三國志さんごくしII、三國志さんごくしIII、戦国せんごく無双むそう2、戦国せんごく無双むそう2 Empires（すべてコーエー） - BGMを担当たんとう
• タンポポ（1985年ねん、東宝とうほう、監督かんとく：伊丹いたみ十三じゅうざ） - 音楽おんがく担当たんとう（クレジット：シンセサイザー演奏えんそう）

使用しよう楽器がっき

近年きんねん

ヤマハ・MONTAGEシリーズを2016年ねんの発表はっぴょう当初とうしょからメイン機材きざいとして使用しようしている。また、かつてメインで使つかっていたヤマハDX7やローランドVP-330などもその音色ねいろへの懐なつかしさを求もとめて時折ときおり使つかっている。

自身じしんが所属しょぞくするかつしかトリオのレコーディングでは、Nord Stage 3 Compactを導入どうにゅうし、同どうバンドのライブにおいてはMONTAGE 8と２段だん重かさねで演奏えんそうしていた。2023年ねん10月がつ発売はつばいのMONTAGE Mシリーズ導入どうにゅうからはMONTAGE M8xおよびMONTAGE M7の2台だいを使用しよう。

過去かこ

カシオペア時代じだいからヤマハ製せいのキーボードをメインに使用しようしていて、代表だいひょう的てきなユーザーの一人ひとりである。しかし、1979年ねんのデビュー時じは、ヤマハ製せいのキーボードは向谷むくや個人こじんでは持もっておらず、ステージではアマチュア時代じだいから使つかっていたローズ・スーツケース・ピアノ（73鍵かぎ式しき）とコルグ800DV（1974年ねん発売はつばい開始かいしのデュオフォニックアナログシンセサイザー）、その二に機種きしゅのみを使用しようしていた（なお、その二に機種きしゅはネム音楽おんがく院いんの同窓生どうそうせいだった倉田くらた信雄のぶおから譲渡じょうとしてもらったものである）。デビュー直後ちょくごにローランドから当時とうじ出でたばかりのVP-330（ヴォコーダー）を購入こうにゅうして前述ぜんじゅつの二に機種きしゅに加くわえて使つかうようになる。レコーディングではそれらに加くわえアコースティックピアノの他ほかにファーストアルバムでエレクトーンのヤマハEX-1、セカンドアルバムではハモンドB-3を使つかっていた。

1980年ねん頃ころにライヴで使用しようしていた機材きざいは前述ぜんじゅつのローズ、800DV、VP-330に加くわえポリフォニックシンセのコルグDELTA（後のちに音色ねいろメモリーの付ついたポリフォニックシンセの同どうTRIDENTに変更へんこう）、オルガンのコルグCX-3などで、その他たにヤマハCP70やヤマハSK20なども使用しようするようになりキーボードの台数だいすうは増ふえていく。レコーディングでもレンタルやマニピュレーター所有しょゆうの機材きざいを使用しようするようになり、松まつ武秀たけひで樹じゅが参加さんかしたアルバム「MAKE UP CITY」ではシーケンシャル・サーキット プロフェット5を使用しようしたり、マイケル・ボディカーの参加さんかした「EYES OF THE MIND」ではプロフェット5、ポリモーグ、アープ2600等とうも使用しようしている。その後ご他たのメンバーと同様どうように本格ほんかく的てきにヤマハからの支援しえんを受うけ、CS70Mや GS1 などヤマハ製せいキーボードのフラグシップモデルが貸与たいよされるようになる（ほかにもヤマハが輸入ゆにゅう元もととなっていたモーグ・シンセサイザーも貸与たいよされる）。また、デジタルシンセサイザーの先駆さきがけであるヤマハ・DXシリーズの音色ねいろ開発かいはつも初期しょきの頃ころから手掛てがけるようになり、そのシリーズ初はつの製品せいひんであるDX7や、DX7の派生はせい機種きしゅであるDX1、DX9なども発売はつばい後ご（DX9はアルバム「フォトグラフス」で発売はつばい前まえの試作しさく機きを使用しよう）すぐにカシオペアのレコーディングとライヴで使つかっていたことで、いち早はやく代表だいひょう的てきなDXシリーズのプレーヤーともなった。プロ仕様しようながらも比較的ひかくてき低てい価格かかくだったDX7はカシオペアをコピー演奏えんそうするアマチュア・キーボーディストにとってもマストアイテム的てきなものとなり、それに応こたえるかたちで、向谷むくやが実際じっさいに使つかっていたDX7用ようの音色ねいろデータを専用せんようROMに収おさめたソフト「Voice ROM for DX7 向こう谷たに実みのる」（リットーミュージック）が発売はつばいされた。

DXシリーズに搭載とうさいされていたMIDIを駆使くしした複ふく合あい的てきなキーボードサウンドを早期そうきから積極せっきょく的てきに導入どうにゅうしていたことで、1980年代ねんだい後半こうはんからはTX816などのラック式しきの音源おんげんモジュールにマスターキーボードであるヤマハ・KXシリーズのKX88およびKX76をつなぐ合理ごうり的てきなシステムが構築こうちくされた。使用しようする音源おんげんモジュール類るいは、TX816のほかにPCM音源おんげんのローランドD-50のラック版ばんD-550、コルグM1のラック版ばんM1RやサンプラーのヤマハTX16W等とうが増ふえ、その後ごもデジタルシンセサイザーやサンプラーの急速きゅうそくな進化しんかとともに日々ひび目めまぐるしく変かわっていったが、この2つのマスターキーボードは1980年代ねんだい後半こうはんから1990年代ねんだい後半こうはんまで十じゅう年ねん以上いじょうにわたって向谷むくやのフロントに置おかれ続つづけたことにより、当時とうじのカシオペアと向谷むくやにとってアイコンになった。その後ご、1998年ねんに出だされたヤマハ・EXシリーズ、2001年ねんに出だされたヤマハ・MOTIFシリーズを使つかうようになり、フロントのマスターキーボードとしても置おかれたことにより、KX88とKX76は表おもて舞台ぶたいから去さった。意外いがいなことにはヤマハとは楽器がっき使用しように関かんしては専属せんぞく契約けいやくを一いち度どもしていないと言いう。ヤマハ製せいのものが占しめるようになってからも、自みずから購入こうにゅうしたVP-330は長年ながねんにわたって使つかい続つづけ、その他たの他社たしゃ製品せいひんもレコーディングおよびライブで使つかっていることを隠かくしていない。

著書ちょしょ

• 向谷むくや実み『フュージョン狂きょう時代じだい: ワールド・ツアー雑記ざっき帳ちょう』ヤマハミュージックメディア（原著げんちょ1995年ねん）。ISBN 4-636-20931-1。 
• 向谷むくや実み『攻略こうりゃくトレインシミュレータ：For Windows 95 & Macintosh 2』ソフトバンククリエイティブ〈SOFTBANK BOOKS〉（原著げんちょ1998年ねん）。ISBN 4-797-30541-X。 
• 向谷むくや実み『オンチは楽器がっきがうまくなる』草くさ思おもえ社しゃ（原著げんちょ2006年ねん5月がつ1日にち）。ISBN 4-7942-1501-0。 
• 向谷むくや実み『鉄道てつどうの音おと』アスキー・メディアワークス〈アスキー新書しんしょ〉（原著げんちょ2009年ねん3月がつ10日とおか）。ISBN 4-0486-7666-0。 
• 向谷むくや実み『向谷むくや実みの青春せいしゅん60切符きっぷ♪ NO MUSIC,NO TRAIN,NO LIFE』音楽之友社おんがくのともしゃ〈ONTOMO MOOK〉（原著げんちょ2016年ねん10月がつ20日はつか）。ISBN 978-4276962590。 

テレビ番組ばんぐみ・ラジオ番組ばんぐみ・ビデオ・DVDなど

• 趣味しゅみ講座こうざ ベストサウンド（NHK教育きょういくテレビ、1985年ねん5月がつ15日にち）
• 趣味しゅみ講座こうざ ベストサウンドⅡ（NHK教育きょういくテレビ、1986年ねん4月がつ21日にち、4月がつ28日にち）
• おかあさんといっしょ - 作曲さっきょくを担当たんとう
• NTTビートカフェ・メルティングポット（FM東京とうきょう、現げん：TOKYO FM）- 1988年ねん-1990年ねんパーソナリティ
• ETV8「コンピューターは音楽おんがくを変かえられるか」（NHK教育きょういくテレビ、1989年ねん6月がつ7日にち）- 司会しかい
• プルプルプルン（NHK教育きょういくテレビ、1988年ねん-1990年ねん）- モリモリ＜ガミガミ＞たいそう 作曲さっきょく
• ティーンズねっとわーく（NHK教育きょういくテレビ、1995年ねん - 1996年ねん）- 司会しかい
• 2015／20年ねん後ごの君きみへ インターネットからの出発しゅっぱつ（テレビ朝日てれびあさひ、1995年ねん7月がつ18日にち）アメリカのスタジオにいるハービー・ハンコックと日米にちべい間あいだでインターネットを使つかい、番組ばんぐみ中ちゅうに曲きょくを共とも作さくするという企画きかくに参加さんか。
• 真夜中まよなかの王国おうこく（NHK-BS2、1996年ねん6月がつ20日はつか）
• TVインターネット（NHK-BS1、1996年ねん11月3日にち）
• 教育きょういくトゥデイ（NHK教育きょういくテレビ、1996年ねん11月23日にち、11月24日にち）
• ハイスクール電脳でんのう倶楽部くらぶ（NHK教育きょういくテレビ、1997年ねん3月がつ3日にち）
• この人ひとこのまち（NHK-BS2、1998年ねん4月がつ11日にち、7月がつ4日にち）
• ラジオ深夜しんや便びん（NHK-FM、2000年ねん12月5日にち）
• 音楽おんがく夢ゆめ倶楽部くらぶ（NHKラジオ第だい1、2002年ねん2月がつ9日にち）
• 日曜にちよう喫茶きっさ室しつ「出発しゅっぱつ進行しんこう！列車れっしゃは走はしる」（NHK-FM、2003年ねん10月がつ12日にち）
• 熱中ねっちゅう時間じかん 忙中ぼうちゅう"趣味しゅみ"あり（2004年ねん6月がつ27日にち）
• 川島かわしま令三けいぞう&向谷むくや実みの鉄道てつどうマニア倶楽部くらぶ（MONDO21、2006年ねん4月がつ - 6月がつ）
• 名作めいさく平たいら積づみ大だい作戦さくせん「燃もえよ！オタク魂たましい」（NHK BSハイビジョン、NHK-BS2、2006年ねん5月がつ25日にち、6月4日にち）
• 熱中ねっちゅう時間じかん 鉄分てつぶん補給ほきゅうスペシャル!（NHK BSハイビジョン、NHK-BS2、2006年ねん9月がつ7日にち、9月8日にち）
• 川島かわしま令三けいぞう&向谷むくや実みの鉄道てつどうマニア倶楽部くらぶ Ver.2（MONDO21、2007年ねん5月がつ - 10月がつ）
• 川島かわしま令三けいぞう&向谷むくや実みの鉄道てつどうマニア倶楽部くらぶ Ver.3（MONDO21、2008年ねん5月がつ - 10月がつ）
• 鉄道てつどう・運輸うんゆ機構きこう 交通こうつうネットワークの未来みらいに向むけて 〜鉄道てつどう・運輸うんゆ機構きこうの果はたす役割やくわり〜（2007年ねん3月、非売品ひばいひん）
• 夢ゆめのSL記念きねん館かん（NHK BSハイビジョン、2007年ねん5月がつ3日にち）
• 世界一せかいいち奇妙きみょうなクイズ（テレビ朝日てれびあさひ、2007年ねん8月がつ、12月、2008年ねん1月がつ）
• JAPANナビゲーション（NHK BSハイビジョン、2007年ねん12月10日にち）
• タモリ倶楽部くらぶ（テレビ朝日てれびあさひ）- 不定期ふていき出演しゅつえん。タモリ電車でんしゃクラブ（ゴールド会員かいいん）NO.3
• BS鉄道てつどうファン倶楽部くらぶ（NHK-BS2、2008年ねん4月がつ19日にち）
• 週刊しゅうかんブックレビュー（NHK-BS2、2008年ねん5月がつ3日にち）
• 昭和しょうわのSL映像えいぞう館かん（NHK-BS2、2008年ねん5月がつ30日にち）
• 今日きょうは一いち日にち“鉄道てつどう”三昧ざんまい（NHK-FM、2008年ねん10月がつ13日にち）
• 宇宙うちゅう一いちせまい授業じゅぎょう!（あっ!とおどろく放送ほうそう局きょく、2008年ねん11月25日にち）
• ブラタモリ（NHK総合そうごうテレビ、2009年ねん10月がつ15日にち）- 第だい3回かい「二子ふたご玉川たまがわ」の回かいに出演しゅつえん
• ニッポン全国ぜんこく短歌たんか日和びより’09（NHK-BS2、2009年ねん10月がつ24日にち）
• 熱中ねっちゅう時間じかん 鉄分てつぶん補給ほきゅうスペシャル2009（NHK BSハイビジョン、2009年ねん11月28日にち）
• 生誕せいたん100年ねん 松本まつもと清張せいちょうの世界せかい（NHK-BS2、2009年ねん12月8日にち、12月9日にち）
• 鉄道てつどう写真しゃしん物語ものがたり 1枚まいにかける旅たび（TwellV、2010年ねん）
• BSデジタル号ごうがゆく!〜ブルートレイン 九州きゅうしゅう一周いっしゅうの旅たび〜（NHK BSハイビジョン、2010年ねん9月4日にち・5日にち）
• つながるラジオ（NHKラジオ第だい1、2010年ねん12月22日にち）
• 博多はかた屋台やたい こまっちゃん（NHKラジオ第だい1、2011年ねん3月がつ23日にち）
• RadioMukaiya（ラジオ日経にっけい、2011年ねん4月がつ6日にち - 12月28日にち）- 毎週まいしゅう水曜すいよう。USTREAM・ニコニコ生放送なまほうそうとも連動れんどう
• きん☆すた（NHK福岡放送局ふくおかほうそうきょく、2011年ねん4月がつ15日にち -「ぶっつけ本番ほんばん!鉄道てつどうの旅たび」レギュラー出演しゅつえん [1]
• 我わが思おもう、故ゆえに我わがラーメン（HTB、2011年ねん6月30日にち）- 深夜しんやの新しん番組ばんぐみ。最終さいしゅう回かいにゲスト出演しゅつえん。札幌さっぽろのラーメン屋や「麺めん屋や 菜さい々兵衛ひょうえ」を訪問ほうもんし、実じつ食しょく
• 今日きょうは一いち日にち“鉄道てつどう”三昧ざんまいリターンズ（NHK-FM、2011年ねん8月がつ13日にち）
• らいじんぐ産さん 〜追跡ついせき!にっぽん産業さんぎょう史し〜（NHK BSプレミアム、2011年ねん9月がつ29日にち）
• ラジオ紙芝居かみしばい 東西とうざい鉄道てつどう落語らくご自慢じまん（NHKラジオ第だい1、2011年ねん10月がつ10日とおか）
• つながるラジオ ラジオ井戸端いどばた会議かいぎ 鉄道てつどうスペシャル（NHKラジオ第だい1、2011年ねん11月3日にち）
• フジテレビONE TWO NEXT チャンネルリニューアル記念きねん!春はるのCS番組ばんぐみまつり!!（2012年ねん3月9日にち他た、フジテレビONEにおいて生放送なまほうそう。ニコニコ生放送なまほうそうとも連動れんどう。後日ごじつ、ONE、TWO、NEXTにおいてリピート放送ほうそうあり）- 新しん番組ばんぐみ（後記こうき「向谷むくや鉄道てつどう倶楽部くらぶ」）の宣伝せんでんのためにゲスト出演しゅつえん
• 向谷むくや鉄道てつどう倶楽部くらぶ（フジテレビNEXT、2012年ねん4月がつ5日にち - ）- 鉄道てつどう情報じょうほうバラエティー番組ばんぐみ。毎月まいつき1本ほん新作しんさく放送ほうそう予定よてい。アシスタントは横尾よこお真梨子まりこ
  • 向谷むくや鉄道てつどう倶楽部くらぶpresents駅弁えきべん倶楽部くらぶ（フジテレビNEXT、2012年ねん4月がつ8日にち - ）- 向谷むくや鉄道てつどう倶楽部くらぶで紹介しょうかいした駅弁えきべんを紹介しょうかいする。毎月まいつき1本ほん新作しんさく放送ほうそう
• 探検たんけんバクモン（NHK総合そうごうテレビ、2012年ねん7月がつ25日にち）- 横浜よこはま市しにある原はら鉄道てつどう模型もけい博物館はくぶつかんの取材しゅざいに同行どうこう
• おしあげNOW（TOKYO MX、2012年ねん9月がつ23日にち）- ゲスト出演しゅつえん
• NIKKEI×BS LIVE 7PM（BSジャパン、2012年ねん11月1日にち）- ゲスト出演しゅつえん
• みんなでつくる音おとの風景ふうけい にっぽん鉄道てつどう紀行きこういまむかし（NHK-FM、2012年ねん12月29日にち）
• いとしのオールディーズ（NHKラジオ第だい1、2013年ねん2月がつ1日にち）
• まるごと知しりたい！AtoZ（NHK BSプレミアム、2013年ねん10月がつ26日にち）
• たけしのニッポンのミカタ!（テレビ東京てれびとうきょう、2013年ねん8月がつ23日にち、12月13日にち、2015年ねん1月がつ16日にち）
• Mr.サンデー（フジテレビ）- ゲスト出演しゅつえん
• 笑わらい神様かみさまは突然とつぜんに…（日本にほんテレビ、2014年ねん2月がつ7日にち）準じゅんレギュラーコーナー「鉄道てつどうマニアの旅たび」の特別とくべつゲストとして出演しゅつえん。渋谷しぶやヒカリエ開業かいぎょう1周年しゅうねん特別とくべつ仕様しよう列車れっしゃ「Shibuya Hikarie号ごう」を貸切かしきってのロケ [2]
• みちのく SLギャラクシーTHE NEW EAST EXPRESS（フジテレビ、2014年ねん3月がつ9日にち）
• 向谷むくや鉄道てつどう倶楽部くらぶpresents鉄道てつどう未来みらい地図ちず（フジテレビ、2014年ねん3月がつ22日にち）
• 昭和しょうわは輝かがやいていた（BSテレビ東京てれびとうきょう、2014年ねん6月がつ25日にち、2017年ねん5月がつ19日にち）
• 感涙かんるい！よみがえりマイスター（NHK BSプレミアム、2014年ねん7月がつ2日にち）
• 東海道新幹線とうかいどうしんかんせん開業かいぎょう50周年しゅうねん「まるごと新幹線しんかんせん～昨日きのう・今日きょう・明日あした 夢ゆめの超ちょう特急とっきゅうの50年ねん～」（NHK BSプレミアム、2014年ねん10月がつ4日にち）
• NHKマイあさラジオ（NHKラジオ第だい1、2015年ねん4月がつ～2017年ねん3月がつ）番組ばんぐみ内ないコーナー「私わたしのお気きに入いり」で”向谷むくや実みのトレインジョッキー”を月つきに一いち度ど担当たんとう
• 鉄道てつどう生せいバラエティ あさテツ（テレビ朝日てれびあさひ、2015年ねん8月がつ30日にち）
• おんがく交差点こうさてん（BSテレビ東京てれびとうきょう、2016年ねん10月がつ19日にち、10月22日にち）
• 音楽おんがく遊覧ゆうらん飛行ひこう ミュージックエクスプレス（NHK-FM、2017年ねん4月がつ - ）MC。月曜げつよう‐木曜もくようの一いち単位たんいを週しゅう替がわりで他た3名めいのMCと交代こうたいで担当たんとうするので、およそ月つき1週しゅう（実際じっさいは4日にち）出演しゅつえん。
• 情熱じょうねつ大陸たいりく（MBS、2018年ねん10月がつ7日にち）
• バカリズムの30分ふんワンカット紀行きこう（BSテレビ東京てれびとうきょう、2019年ねん1月がつ25日にち）五反田ごたんだTOCビル内ないの撮影さつえいでテナントの一ひとつとして音楽おんがく館かんを紹介しょうかい。
• ×（かける）クラシック（NHK-FM、2019年ねん8月がつ11日にち）
• ネプリーグ（フジテレビ、2021年ねん12月6日にち）
• アーカイブス映像えいぞうでよみがえるにっぽんの鉄道てつどう 「蒸気じょうき機関きかん車しゃ」（NHK総合そうごうテレビ、2022年ねん6月がつ12日にち）
• 嶌しま信彦のぶひこ 人生じんせい百ひゃく景けい「志こころざしの人ひとたち」（TBSラジオ、2022年ねん10月がつ9日にち、16日にち、23日にち）
• ガキパラ〜NEXT STAGE〜（文化放送ぶんかほうそう、2022年ねん11月1日にち）
• ビルぶら！レトロ探訪たんぼう（BSフジ、2022年ねん12月6日にち）五反田ごたんだTOCビル内ないの撮影さつえいでテナントとして音楽おんがく館かんを紹介しょうかい
• SING LIKE TALKING 佐藤竹善さとうちくぜんのアンダンテ（2023年ねん10月がつ、JFN系けい32局きょく）
• 武部たけべ聡志さとしのSESSIONS（2023年ねん11月、JFN系けい22局きょく）

関連かんれん項目こうもく

• 音楽おんがく館かん - 向谷むくや実みにより1985年ねんに設立せつりつされた株式会社かぶしきがいしゃ

外部がいぶリンク

公式こうしきサイト

• 株式会社かぶしきがいしゃ音楽おんがく館かん

SNS

• 向谷むくや実みの鉄道てつどうと音楽おんがくがいっぱい
• 向谷むくや実み (@MinoruMukaiya) - X（旧きゅうTwitter）
• 向谷むくや 実み (mmukaiya) - Facebook

動画どうが共有きょうゆうサービス

• 向谷むくや実み - YouTubeチャンネル
• 向谷むくや倶楽部くらぶ - ニコニコチャンネル

データベース

• 向谷むくや実み - NHK人物じんぶつ録ろく