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VRML

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VRML
拡張子かくちょうし
  • .wrl (圧縮あっしゅく)
  • .wrz (圧縮あっしゅく)
MIMEタイプ
  • model/vrml
  • x-world/x-vrml
  • application/x-cc3d
最新さいしんばん
2.0
種別しゅべつ3DCG
派生はせいもとLabyrinth
国際こくさい標準ひょうじゅんISO/IEC 14772-1:1997
ウェブサイトwww.web3d.org

Virtual Reality Modeling Language (仮想かそう現実げんじつモデリング言語げんごVRML) は、3次元じげん物体ぶったいかんする情報じょうほう記述きじゅつするためのファイルフォーマットWWWうえ利用りようされることを前提ぜんてい設計せっけいされた。

概要がいよう[編集へんしゅう]

ファイル形式けいしきテキストファイルコンパイル不要ふよう)であり、ヘッダコメント、ノード(フィールド)、プロトタイプ、ルートの5つの要素ようそから構成こうせいされる。 3Dポリゴン頂点ちょうてんおよびあたり座標ざひょうめんいろ、UVマッピングされたテクスチャ光沢こうたく透明とうめいなどを指定していできる。 また、URL指定していによってインターネットじょうべつ場所ばしょにある画像がぞうやVRMLファイルを指定していできる。 アニメーションや光源こうげん視点してん設定せっていなどといったインタラクティブな効果こうか設定せっていでき、一種いっしゅ仮想かそう空間くうかん構築こうちくできる。 さらに、Scriptノードを使つかって、JavaJavaScriptなどのプログラミング言語げんご連携れんけいさせた動作どうさおこなうことも可能かのうである。

VRMLファイルは「ワールド」ともばれ、.wrl という拡張子かくちょうしく(たとえば bird.wrl)。VRMLファイルを閲覧えつらんするVRMLブラウザには、Cortona VRML Client [1]、blaxxun Contact [2]、PivoronPlayer [3] などがある。 また、VRMLファイル自体じたいはテキスト形式けいしきだが、座標ざひょうなどの3Dデータをおおふくみ、ファイル容量ようりょうおおきくなるため、gzip使つかった圧縮あっしゅくおこなわれる場合ばあいおおい。 たいていの3次元じげんモデリングツールには、VRML形式けいしきでの保存ほぞん機能きのういている。

歴史れきし[編集へんしゅう]

このフォーマットの開発かいはつ推進すいしんするためにWeb3Dコンソーシアム設立せつりつされ、規格きかくについての議論ぎろんなどがおこなわれている。

VRMLの最初さいしょのバージョン(通称つうしょうVRML 1.0)は1994ねん11月制定せいていされた。 このバージョンではSGIしゃにより開発かいはつされていたOpen Inventorとよばれるツールのファイルフォーマットに仕様しようとして制定せいていされた。 その、インタラクティブなうごきなどのあたらしい機能きのう追加ついかしたVRML 97 (ISO/IEC DIS 14772-1, 通称つうしょうVRML 2.0) 仕様しよう策定さくていされた[1]現在げんざいでは、VRMLと場合ばあいにはこのVRML 2.0をすことがおおい。

VRML 1.0の制定せいてい以降いこう、3次元じげん空間くうかん容易ようい記述きじゅつできるというてんから注目ちゅうもくされ、Webブラウザからそのまま使つかえるさまざまなプラグイン提供ていきょうされ、普及ふきゅうすすんだ。 しかし、VRMLの表現ひょうげん能力のうりょく限界げんかいやモデリングツールのすくなさ、操作そうさむずかしさなどから、しだいにあまり使つかわれなくなっている。

VRMLの表現ひょうげん能力のうりょく限界げんかいなどから、次世代じせだい仕様しようとしてXMLベースのX3Dいちから作成さくせいすることとなった。

脚注きゃくちゅう[編集へんしゅう]

  1. ^ VRMLを国際こくさい標準ひょうじゅんとしてISOが認可にんか”. INTERNET Watch (1998ねん1がつ27にち). 2012ねん9がつ4にち閲覧えつらん

関連かんれん規格きかく[編集へんしゅう]

関連かんれん項目こうもく[編集へんしゅう]

外部がいぶリンク[編集へんしゅう]