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WEB

出典しゅってん: フリー百科ひゃっか事典じてん『ウィキペディア(Wikipedia)』

WEB(ウェブ)は、ドナルド・クヌースによって設計せっけいおよび開発かいはつされたプログラミング仕組しくみであり、TeX実装じっそうもちいられていることでられる。

クヌースが提唱ていしょうする「文芸ぶんげいてきプログラミング」を実装じっそうしたものがこの WEB であり、ソフトウェアを文学ぶんがく作品さくひんとして著述ちょじゅつするための仕組しくみである。クヌースは「文芸ぶんげいてきプログラミング」( THE COMPUTER JOURNAL 掲載けいさいばん)のなかで WEB を「文書ぶんしょ整形せいけい言語げんごとプログラミング言語げんごというふたつの部分ぶぶんわせ」だと説明せつめいした[1]。 WEB ではソースコード説明せつめいぶんなか記述きじゅつされるが、これは一般いっぱんてきプログラミング言語げんごにおいて、コメントがソースコードのなか記述きじゅつされるのと対照たいしょうてきである。WEB テキストを記述きじゅつするときはふしごとにひとまとまりのコードとその説明せつめい記述きじゅつする。出来上できあがったWEBテキストを weave というプログラムにとおすと、TeX 経由けいゆ整形せいけいされた印刷いんさつようのドキュメントがられる。一方いっぽう tangle というプログラムをとおすと、コンパイラインタプリタなどプログラミング言語げんご処理しょりけいけることができる(狭義きょうぎの)ソースコードがられる。

オリジナルの WEB は tangle することによってプログラミング言語げんご Pascal のソースコードを出力しゅつりょくするものであるが、ここから C言語げんごのソースを出力しゅつりょくする CWEB・任意にんいのプログラミング言語げんご適用てきよう可能かのうな noweb が派生はせいした。また WEB の出力しゅつりょくを C 言語げんご変換へんかんする Web2C があり、近年きんねん TeX をコンパイルするためにもちいられている。

参考さんこう文献ぶんけん

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  • Donald E. Knuth ちょ有澤ありさわまこと やく文芸ぶんげいてきプログラミング』アスキー、1994ねん、4.2 WEBシステム。ISBN 978-4-7561-0190-7 

出典しゅってん

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  1. ^ Donald E. Knuth. The Computer Journal. 27(2):97-111, 1984