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WILD II

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WILD II(ワイルド・ツー)は、プロレスリング・ノア興行こうぎょうにおいて活動かつどうしたタッグチーム

当時とうじ大型おおがたヘビーきゅう若手わかて選手せんしゅ2にん結成けっせいされて荒削あらけずりであるがいきおいとわかさやパワーにあふれたチームとして人気にんきあつめてきゅう成長せいちょうかぶとして注目ちゅうもくされていた。

経歴けいれき

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2001ねん

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2001ねん4がつ12にち秋山あきやまじゅんひきいるスターネス一員いちいんだった森嶋もりしまたけしと、小橋こはし建太けんたひきいるバーニング一員いちいんであるが小橋こはし欠場けつじょうのため三沢みさわ光晴みつはるひきいるWAVE共闘きょうとうしていたちからすめらぎたけし、フリーランスとしてノアへ参戦さんせんつづけていた齋藤さいとうあきらしゅんの3選手せんしゅがリングにがり、ノアにおいて下克上げこくじょう目指めざ共闘きょうとうしていくことを宣言せんげんした。しかし、その直後ちょくご齋藤さいとう森嶋もりしまちからすめらぎ裏切うらぎり、秋山あきやま結託けったく。スターネスりを宣言せんげんした。以後いご森嶋もりしまちからすめらぎ2人ふたり活動かつどうしていくこととなる。

当時とうじ森嶋もりしまちからすめらぎ大型おおがたのヘビーきゅう選手せんしゅとして将来しょうらい嘱望しょくぼうされ、たがいにライバル関係かんけいであり、共闘きょうとうすることはなかった。しかし、まずは上位じょうい世代せだいえないと自分じぶんたちの時代じだいないとの共通きょうつう認識にんしきから共闘きょうとういたった。結成けっせい当初とうしょは、下克上げこくじょうタッグ下克上げこくじょうコンビ)や、両者りょうしゃおな名前なまえであることからダブルたけしなどとしょうされていた。野性やせいてき選手せんしゅ2にんのチームということで、WILD IIと名乗なのるようになった。

10月におこなわれた初代しょだいGHCタッグ王者おうじゃ決定けっていトーナメントにエントリー。同月どうげつ6にちディファ有明ありあけ大会たいかいおこなわれたどうトーナメント1回戦かいせんで、マイケル・モデスト&ドノバン・モーガンエクセレンス・インコーポレーテッド対戦たいせん。モデストに得意とくいダブル・インパクトわされ、そのままちからすめらぎこう角度かくど前方ぜんぽう回転かいてんエビがためでまるまれ、11ふん27びょうやぶれる。1回戦かいせんでまさかの敗退はいたいとなった。

2002ねん

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2002ねん2がつ17にち日本武道館にほんぶどうかん大会たいかいで、だい3だいGHCタッグ王者おうじゃである大森おおもり隆男たかお&高山たかやまよしひろNO FEAR挑戦ちょうせんする。16ふん01びょうちからすめらぎ大森おおもりこう角度かくどパワーボムからのエビがためでくだし、下馬評げばひょうくつがえして見事みごとだい4だいGHCタッグ王者おうじゃとなった。

そのベイダー&スコーピオくみ秋山あきやまじゅん&齋藤さいとうあきらしゅんぐみ(スターネス)、中西なかにしまなぶ&吉江よしえゆたかくみしん日本にっぽんプロレス)、三沢みさわ光晴みつはる&佐野さのたくみしんくみ(WAVE)をそれぞれくだし4かい防衛ぼうえい成功せいこうするも、2002ねん9がつ23にち日本武道館にほんぶどうかん大会たいかいにおける秋山あきやま&齋藤さいとうぐみとの再戦さいせんで、齋藤さいとうスイクル・デスちからすめらぎたおれ、22ふん47びょう敗北はいぼく王座おうざ陥落かんらくする。

また、7がつ26にち代々木よよぎだい体育館たいいくかん大会たいかいではちからすめらぎだい3だいGHCヘビーきゅう王者おうじゃ小川おがわ良成よしなり挑戦ちょうせんし、17ふん54びょう岩石がんせきとしかたやぶれている。

2003ねん

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2003ねん1がつ、WAVEを離脱りだつしたまるふじ正道せいどうが、リングじょう下克上げこくじょう宣言せんげん共闘きょうとうしゃつのった。そこへ、ちからすめらぎたけし目的もくてきおなじことを理由りゆう共闘きょうとうおうじ、まるふじ握手あくしゅした。しかし、このときちからすめらぎよこにいた森嶋もりしまたけし共闘きょうとう拒否きょひ森嶋もりしままるふじ同期どうきであり、森嶋もりしままるふじをライバルしており、デビューから脚光きゃっこうびていたまるふじジェラシーかんじていたためであった。しかし後日ごじつ森嶋もりしま下克上げこくじょう優先ゆうせんするため、まるふじとの共闘きょうとうおうじた。

同年どうねん4がつ5にち石川いしかわけん産業さんぎょう展示てんじかんで、GHCタッグ王者おうじゃ齋藤さいとう&秋山あきやま(スターネス)に、森嶋もりしままるふじのコンビで挑戦ちょうせん。25ふん38びょう齋藤さいとうデス・ブランドまるふじしずみ、敗北はいぼくした。

7がつ初代しょだいGHCジュニアヘビーきゅうタッグ王者おうじゃ決定けっていトーナメントにまるふじKENTAとタッグをんで出場しゅつじょう同月どうげつ16にち決勝けっしょうしししんサンダー・ライガー&むらはま武洋たけひろしん日本にっぽんプロレス・大阪おおさかプロレス越境えっきょうタッグと対戦たいせん。24ふん27びょうまるふじむらはまシューティング・スター・プレスやぶり、見事みごと初代しょだい王者おうじゃかがやいた。

9月12にち日本武道館にほんぶどうかん大会たいかいで、WLW世界せかいヘビーきゅう王者おうじゃロン・ハリスに森嶋もりしま挑戦ちょうせん苦戦くせんすえ、14ふん29びょうバックドロップ辛勝しんしょう王者おうじゃかがやき、WILD IIはつのシングルタイトルをもたらした。その2モハメド・ヨネ泉田いずみだじゅんいたり)の防衛ぼうえい成功せいこうするも、翌年よくねん6がつ1にち月寒つきさむグリーンドーム大会たいかいで、12ふん38びょう池田いけだ大輔だいすけバズソー・キックやぶれて、王座おうざ陥落かんらくする。

2004ねん

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2004ねん3がつ6にち日本武道館にほんぶどうかん大会たいかいで、ちからすめらぎだい6だいGHCヘビーきゅう王者おうじゃ小橋こはし建太けんた挑戦ちょうせん、25ふん28びょう剛腕ごうわんラリアットにしずんだ。

7がつ10日とおか東京とうきょうドーム大会たいかいで、森嶋もりしまちからすめらぎ久々ひさびさのタッグ王座おうざ挑戦ちょうせんしん日本にっぽんプロレスIWGPタッグ王者おうじゃ高山たかやまよしこう&鈴木すずきみのるくみ挑戦ちょうせんしたが、12ふん55びょう森嶋もりしま高山こうざんジャーマン・スープレックスしずみ、敗北はいぼく

この大会たいかいのち森嶋もりしまひざ故障こしょうのために長期ちょうき欠場けつじょうとなる。

同年どうねん10がつ16にち徳島とくしま市立しりつ体育館たいいくかん大会たいかいにおいては、まるふじ初代しょだいグローバル・ハードコア・クラウン差別さべつきゅう王者おうじゃ秋山あきやま挑戦ちょうせん。10ふん41びょう、リングアウトで勝利しょうりし、だい2だい王者おうじゃになる。

11月27にちから28にちの2日間にちかん札幌さっぽろメディアパーク・スピカにておこなわれた、ヘビーきゅう選手せんしゅとジュニアヘビーきゅう選手せんしゅ混成こんせいタッグによる2デイズ・タッグ・チーム・トーナメントに、ちからすめらぎまるふじんで出場しゅつじょう。1回戦かいせん三沢みさわ光晴みつはる&鈴木すずきつづみ太郎たろうくみ準決勝じゅんけっしょう秋山あきやまじゅん&金丸かねまる義信よしのぶくみ(スターネス)、決勝けっしょう小橋こはし建太けんた&KENTAぐみ(バーニング)をやぶり、見事みごと優勝ゆうしょうした。

2005ねん

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2005ねん1がつ8にちには、森嶋もりしま復帰ふっきまるふじんで、秋山あきやまじゅん&はしまことくみにバックドロップで勝利しょうりしている。

しかし、これ以降いこう、WILD IIとしての活動かつどう減少げんしょう森嶋もりしま天龍てんりゅう源一郎げんいちろうやモハメド・ヨネとうむようになり、まるふじはGHCジュニアタッグ王座おうざから陥落かんらくすると、鈴木すずきみのるとむようになる(りょうチームとも、のちにGHCタッグ王者おうじゃとなる)。ちからすめらぎ特定とくていのパートナーはいないが、シングル戦線せんせん活躍かつやく。3月5にち日本武道館にほんぶどうかん大会たいかいで、GHCヘビーきゅう王者おうじゃとして長期ちょうき政権せいけんきずいていた小橋こはし建太けんたに2度目どめ挑戦ちょうせんをし、27ふん11びょう無双むそう撃破げきはし、だい7だいGHCヘビーきゅう王者おうじゃとなる(同年どうねん11がつ陥落かんらくするまで3防衛ぼうえい成功せいこう)。そのちからすめらぎ秋山あきやまじゅんとタッグを結成けっせいし、タッグ王者おうじゃとなっている。

2005ねん以降いこう森嶋もりしまちからすめらぎ(あるいはまるふじ)がむことがいくかあったが、WILD IIを名乗なのっていないことから、解散かいさん宣言せんげんされていないものの事実じじつじょうは2004ねんまつもしくは2005ねん初頭しょとうごろ活動かつどう休止きゅうししている状態じょうたいである。

メンバー

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共闘きょうとうメンバー

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もとメンバー

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連携れんけいわざ

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ダブル・インパクト
ちからすめらぎ肩車かたぐるま相手あいてかつげ、森嶋もりしまが、コーナーじょうからんで相手あいて喉元のどもとラリアット敢行かんこうする。
ダブル・タックル
森嶋もりしまちからすめらぎにんならんではしんで、同時どうじ相手あいてショルダー・タックル敢行かんこうする。
もり不知火しらぬい
森嶋もりしままるふじ連携れんけいわざで、森嶋もりしまがしゃがみんでりょうてのひらかさねてまえし(バレーボールトスのような姿勢しせい)、そのてのひらだいにしてまるふじ不知火しらぬひ敢行かんこうする。まるふじむとき、森嶋もりしまりょううで上方かみがたげ、まるふじがよりたかべるようにしている。

タイトルれき

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GHCタッグ王座おうざ
森嶋もりしまたけし&ちからすめらぎたけし - だい4だい(2002ねん2がつ17にち〜2002ねん9がつ23にち防衛ぼうえい4
GHCジュニアヘビーきゅうタッグ王座おうざ
まるふじ正道せいどう - 初代しょだい(2003ねん7がつ16にち〜2005ねん6がつ5にち防衛ぼうえい9、パートナーはKENTA
WLW世界せかいヘビーきゅう王座おうざ
森嶋もりしまたけし - だい4だい(2003ねん9がつ12にち〜2004ねん6がつ1にち防衛ぼうえい2
GHCヘビーきゅう王座おうざ
ちからすめらぎたけし - だい7だい(2005ねん3がつ5にち~11がつ5にち防衛ぼうえい3
GHC差別さべつきゅう王座おうざ
まるふじ正道せいどう - だい2だい(2004ねん10がつ16にち〜2005ねん3がつ5にち防衛ぼうえい2
2デイズ・タッグ・チーム・トーナメント
まるふじ正道せいどう&ちからすめらぎたけし -(2004ねん優勝ゆうしょう
最優秀さいゆうしゅうタッグチームしょう
まるふじ正道せいどう&KENTA -(2003ねん受賞じゅしょう

入場にゅうじょうきょく

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参考さんこう文献ぶんけん

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  • プロレスリング・ノア『Navigation,Over The Date Line '04』パンフレット
  • プロレスリング・ノア『Encountering Navigation '04』パンフレット
  • プロレスリング・ノア『The First Navigation '03』パンフレット
  • GHC

外部がいぶリンク

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