出典: フリー多機能辞典『ウィクショナリー日本語版(Wiktionary)』
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変格活用 (へんかくかつよう)
- (日本語文法, 古典日本語文法) 日本語や古典日本語の動詞の活用のうち、語数が少なく、規則的な変化をしないものをまとめたもの。現代日本語ではカ行変格活用(カ変)、サ行変格活用(サ変)がある。古典日本語ではカ行変格活用、サ行変格活用、ナ行変格活用(ナ変)、ラ行変格活用(ラ変)がある。
現代日本語
語幹 |
未然形 |
連用形 |
終止形 |
連体形 |
仮定形 |
命令形 |
活用型
|
(語幹) |
こ |
き |
くる |
くる |
くれ |
こい |
カ行変格
|
- (適用)「くる」
語幹 |
未然形 |
連用形 |
終止形 |
連体形 |
仮定形 |
命令形 |
活用型
|
(語幹) |
し せ さ |
し |
する |
する |
すれ |
しろ せよ |
サ行変格
|
- (適用)「する」及びその複合語(「活用する」など)
語幹 |
未然形 |
連用形 |
終止形 |
連体形 |
仮定形 |
命令形 |
活用型
|
(語幹) |
じ ぜ |
じ |
ずる |
ずる |
ずれ |
じろ ぜよ |
サ行変格 (ザ行変格)
|
- (適用)「ずる」の複合語(「案ずる」など)
古典日本語
語幹 |
未然形 |
連用形 |
終止形 |
連体形 |
已然形 |
命令形 |
活用型
|
(語幹) |
こ |
き |
く |
くる |
くれ |
こ こよ |
カ行変格活用
|
- (適用)「く」
語幹 |
未然形 |
連用形 |
終止形 |
連体形 |
已然形 |
命令形 |
活用型
|
(語幹) |
せ |
し |
す |
する |
すれ |
せよ |
サ行変格活用
|
- (適用)「す」「おはす」
語幹 |
未然形 |
連用形 |
終止形 |
連体形 |
已然形 |
命令形 |
活用型
|
(語幹) |
ぜ |
じ |
ず |
ずる |
ずれ |
ぜよ |
サ行変格 (ザ行変格)活用
|
- (適用)「ず」
語幹 |
未然形 |
連用形 |
終止形 |
連体形 |
已然形 |
命令形 |
活用型
|
(語幹) |
な |
に |
ぬ |
ぬる |
ぬれ |
ね |
ナ行変格活用
|
- (適用)「しぬ」「いぬ(往ぬ)」
語幹 |
未然形 |
連用形 |
終止形 |
連体形 |
已然形 |
命令形 |
活用型
|
(語幹) |
ら |
り |
り |
る |
れ |
れ |
ラ行変格活用
|
- (適用)「あり」「をり」「はべり」「いまそがり」