雷かみなり直撃ちょくげきで入いれ替かわり！劇団げきだん☆新しん感かん線せん「天てん號ごう星ほし」は王道おうどうの“いのうえ歌舞伎かぶき”

9月から11月がつにかけて東京とうきょう・大阪おおさかで上演じょうえんされる「劇団げきだん☆新しん感かん線せん43周年しゅうねん興行こうぎょう・秋あき公演こうえん いのうえ歌舞伎かぶき『天てん號ごう星ほし』」のビジュアルと公演こうえん詳細しょうさいが発表はっぴょうされた。

「天てん號ごう星ほし」は、作さく劇げきを中島なかじまかずき、演出えんしゅつをいのうえひでのりが手てがける劇団げきだん☆新しん感かん線せんの最新さいしん作さく。江戸えどの町まちで裏うら稼業かぎょうに生いきる人ひとたちを描えがいた、“あっと驚おどろく入いれ替かわりの物語ものがたり”となり、ケレン味あじある立たち回まわりが見みどころの、王道おうどう“いのうえ歌舞伎かぶき”となる。

舞台ぶたいは元禄げんろくの大江戸おおえど八はち百ひゃく八はち町まち。口くち入いれ屋やの藤ふじ壺屋つぼや主人しゅじん・半兵衛はんべえ（古田ふるた新太あらた）は、裏うらでは悪党あくとうを始末しまつする“引導いんどう屋や”の元締もとじめとして知しられるが、実じつは真しんの元締もとじめは女房にょうぼうのお伊い勢ぜいだった。ある時とき、金かねさえ積つめば誰だれでも斬きり殺ころす“狂犬きょうけん”こと、はぐれ殺ころし屋やの宵闇よいやみ銀次ぎんじ（早乙女さおとめ太一たいち）が、裏うら稼業かぎょうの独占どくせんを目論もくろむ黒くろ刃は組ぐみの依頼いらいを受うけ、半兵衛はんべえを殺ころそうとするが、天てん號ごう星ほしの災わざわいか、雷かみなりが2人ふたりを直撃ちょくげきし、2人ふたりの身体しんたいが入いれ替かわってしまう。そこへ銀次ぎんじを追おって、上うえ州しゅうから人ひと斬ぎり朝あさ吉きち（早乙女さおとめ友とも貴たか）もやって来きて……。

上演じょうえんに向むけて、中島なかじまは作品さくひんへの熱あつい思おもいを語かたりつつ、「非情ひじょうな殺ころし屋やの太一たいちくんが、顔かおはいかついが実じつは温厚おんこうで気弱きよわな殺ころし屋やの元締もとじめ古田ふるたくんを殺ころそうとした瞬間しゅんかんに入いれ替かわる。立場たちばの逆転ぎゃくてんも含ふくめてさてどうなるか。これなら、二人ふたりどちらも強気つよきと弱気よわき、両方りょうほうの芝居しばいが見みせられる。周まわりとの関係かんけいもねじれるしドラマになる。というわけで、次つぎの新しん感かん線せん新作しんさくは、池波いけなみ正太郎しょうたろう風ふう『君きみの名なは。』という趣向しゅこう。ご期待きたい下ください」とコメント。

いのうえは「この作品さくひんの見所みどころはもちろんアクション。今回こんかいはガッツリチャンバラ新しん感かん線せんを創つくります。そして、古田ふるたと太一たいちが入いれ替かわることによって起おきるドタバタの面白おもしろさやスリリングさ、芝居しばいの演えんじ分わけが作品さくひんの肝きものひとつです。かずきさんとしては珍めずらしい池波いけなみテイストで、今いままでのようにぶっ飛とんだ設定せっていではなく、ファンタジーな要素ようそはありつつも、江戸えどの市井しせいを描えがいた等身とうしん大だいでリアルな延長線えんちょうせん上じょうの時代じだい劇げき。個人こじん的てきには大好だいすきな世界せかい観かんで楽たのしみですね」と期待きたいを述のべる。

古田ふるたは「『天てん號ごう星ほし』は歌うたが少すくない、ということは踊おどりも少すくないし、つまりひたすら戦たたかうしかないのか！みたいなことですよ。でも太一たいちや友とも貴とうとと一緒いっしょに芝居しばいがやれる楽たのしみといえばチャンバラだから、結局けっきょく覚悟かくごを決きめて戦たたかうしかないんだけど。もう終おわり活かつをしようと思おもっているので、できれば楽たのしいことだけをやりたい！ とにかく今回こんかいは、みなさんぜひとも早乙女さおとめ兄弟きょうだいの殺陣さつじんを中心ちゅうしんに観かんに来きてね！」とメッセージを送おくる。

これまでも新しん感かん線せん公演こうえんにたびたび出演しゅつえんしている早乙女さおとめ太一たいちは「自分じぶんの劇団げきだんではないんですが、それに近ちかい感覚かんかくは抱だいていて、『次つぎに出でる時ときは成長せいちょうした姿すがたを見みせたい』と毎回まいかい思おもっていますし、今回こんかいはこれまでとは全然ぜんぜん違ちがう役やくどころをいただけたので存分ぞんぶんに楽たのしみたいです。外部がいぶ公演こうえんに兄弟きょうだいで出ださせてもらうこともなかなかないことですし、とにかく僕ぼくたち二に人にんからすると新しん感かん線せんは子供こどもの頃ころからの憧あこがれだったので、そこに二に人にん掛かかりで挑のぞめることはやはり嬉うれしいです。そういう今いままでの新しん感かん線せんに対たいする僕ぼくなりの思おもいも、今回こんかいは古田ふるたさんの背中せなかを借かりながらバシバシぶつけていくつもりです。お話はなしもすごく奇想天外きそうてんがいで面白おもしろいので、みなさんぜひ観かんに来きてください」と思おもいを語かたる。

早乙女さおとめ友とも貴たかも「いつか古田ふるたさんと早乙女さおとめ兄弟きょうだいとで一緒いっしょに作品さくひんを、とお願ねがいしていて、長年ながねんの夢ゆめが叶かなってすごく嬉うれしいです」と出演しゅつえんの喜よろこびを語かたり、「時代じだい劇げきにしかない面白おもしろさってめちゃめちゃあるのでいいチャンスだと思おもうんですよ。新しん感かん線せんがやる本格ほんかく的てきな時代じだい劇げきな

ら、若わかい方ほうも観みやすいと思おもうし。派手はでな中なかにも時代じだい劇げきの良よさは必かならず出でてくるので、苦手にがて意識いしきを持もたずに大勢おおぜいの方ほうに観みていただきたい。そのためには僕ぼくたちが身体しんたいをボロボロにして大変たいへんな思おもいをしつつ（笑）、でも絶対ぜったいに面白おもしろいものを作つくりますのでこの機会きかいにぜひ楽たのしんでほしいです！」と意気込いきごみを述のべた。

出演しゅつえん者しゃにはそのほか、久保くぼ史ふみ緒いとぐち里さと、高田たかだ聖子せいこ、粟あわ根ねまこと、山本やまもと千尋ちひろらが名なを連つらねた。公演こうえんは9月に東京とうきょう都と THEATER MILANO-Zaでスタートし、11月からは大阪おおさか・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホールでも上演じょうえんされる。東京とうきょう公演こうえんのチケットは7月がつ30日にち10:00、大阪おおさか公演こうえんのチケットは9月18日にち10:00に販売はんばいをスタートする。なお東京とうきょう公演こうえんは、東京とうきょう・歌舞伎町かぶきちょうの新しん劇場げきじょうTHEATER MILANO-Zaのオープニングシリーズとなる。中島なかじま、いのうえ、古田ふるた、早乙女さおとめ太一たいち、早乙女さおとめ友とも貴たかのコメント全文ぜんぶんは以下いかの通とおり。

中島なかじまかずきコメント

早乙女さおとめ太一たいちくんが斬きって斬きって斬きりまくる芝居しばいをやりたいと、以前いぜんから細川ほそかわプロデューサーに訴うったえていた。そこに友とも貴きくんが加くわわればいうことはない。

新しん劇場げきじょうのこけら落おとし公演こうえんのキャスティングが、古田ふるたくんと早乙女さおとめ兄弟きょうだいがメインだと聞きいて、これは自分じぶんの願ねがいが叶かなったと勝手かってに解釈かいしゃくした。

だったら、いつかやろうと思おもっていた江戸えどの殺ころし屋や達たちの物語ものがたりにしよう。必かならず殺ころすあのシリーズへのオマージュをやろう。しょっちゅうオマージュしてる気きもするが、今回こんかいは腰こしをすえてしっかり書かこう。だったら、山本やまもと千尋ちひろさんにも出でてもらおう。早乙女さおとめ兄弟きょうだい＋山本やまもと千尋ちひろ。最速さいそくの立たち回まわりがお見みせ出来できるぞ。若わかい人ひとにしっかり動うごいてもらおう。久保くぼ史ふみ緒いとぐち里さとさんには物語ものがたりのキーパーソンをお願ねがいしよう。成なり志こころざしくんにはうちのベテラン勢ぜいとともにドラマの脇わきを固かためてもらおう。

と、そこまで考かんがえてもう一ひとつ、何なにか足たりないと思おもった。ドラマの芯しんがない。

そうだ、古田ふるたくんと太一たいちくんの人格じんかくが入いれ替かわるのはどうだろう。

非情ひじょうな殺ころし屋やの太一たいちくんが、顔かおはいかついが実じつは温厚おんこうで気弱きよわな殺ころし屋やの元締もとじめ古田ふるたくんを殺ころそうとした瞬間しゅんかんに入いれ替かわる。立場たちばの逆転ぎゃくてんも含ふくめてさてどうなるか。これなら、二人ふたりどちらも強気つよきと弱気よわき、両方りょうほうの芝居しばいが見みせられる。周まわりとの関係かんけいもねじれるしドラマになる。

というわけで、次つぎの新しん感かん線せん新作しんさくは、池波いけなみ正太郎しょうたろう風ふう『君きみの名なは。』という趣向しゅこう。ご期待きたい下ください。

いのうえひでのりコメント

前々まえまえから早乙女さおとめ太一たいちと友とも貴たかが兄弟きょうだい揃そろって古田ふるた新太あらたとガッツリ組くむ芝居しばいを創つくりたいと思おもっていました。太一たいちも友とも貴とうともそれぞれ16歳さいくらいから知しっている。そんな二人ふたりが古田ふるたと同おなじレベルで芝居しばいをするというのは、楽たのしみでもあるし、頑張がんばってほしいという二人ふたりへの期待きたいも高たかいです。びょう

久保くぼ（史ふみ緒いとぐち里さと）さんは、昨年さくねんの「桜さくら文ぶん」を観みていて、ほわっとした空気くうきをまとった女優じょゆうさんという印象いんしょうで、今回こんかいのミステリアスだけど芯しんが強つよいという役やくにハマると思おもいます。山本やまもと（千尋ちひろ）さんは昨年さくねんの大河たいがで魅みせた、現役げんえきではナンバーワンのアクション女優じょゆうではないかと。なかなかアクションを披露ひろうする機会きかいは少すくないと思おもうので、新しん感かん線せんは絶好ぜっこうの舞台ぶたいになると自負じふしてますし、発揮はっきしてほしいですね。（池田いけだ）成なり志こころざしはいつもの感かんじで、皆みなさんが悩なやんでるときに話はなしを聞きいてあげて、余計よけいなことは言いわずに、邪魔じゃましない程度ていどに存在そんざいしててください（笑）。

この作品さくひんの見所みどころはもちろんアクション。今回こんかいはガッツリチャンバラ新しん感かん線せんを創つくります。そして、古田ふるたと太一たいちが入いれ替かわることによって起おきるドタバタの面白おもしろさやスリリングさ、芝居しばいの演えんじ分わけが作品さくひんの肝きものひとつです。かずきさんとしては珍めずらしい池波いけなみテイストで、今いままでのようにぶっ飛とんだ設定せっていではなく、ファンタジーな要素ようそはありつつも、江戸えどの市井しせいを描えがいた等身とうしん大だいでリアルな延長線えんちょうせん上じょうの時代じだい劇げき。個人こじん的てきには大好だいすきな世界せかい観かんで楽たのしみですね。

古田ふるた新太あらたコメント

（早乙女さおとめ）太一たいちも友とも貴とうとも「古田ふるたさんとチャンバラするのが夢ゆめでした」みたいなことを言いってくれてた兄弟きょうだいなので二に人にんはこの作品さくひんを喜よろこんでくれてると思おもうけど、オイラは彼かれらと戦たたかうことを夢見ゆめみていたわけじゃない（笑）。オイラはただただバカバカしいお話はなしで、下しもネタミュージカル系けいが好すきな人ひとなので、いのうえ歌舞伎かぶきの主役しゅやくとなると戦たたかってカッコつけないといけない。オイラ自身じしんは大変たいへんです…。太一たいちとは『けむりの軍団ぐんだん』（2019年ねん）で戦たたかったし、友とも貴とうととも『薔薇ばらとサムライ２』（2022年ねん）で戦たたかったから、もういいんじゃないか？ 二人ふたりがかりでかかってくるのはナシでしょ！と思おもっているところです。

「天てん號ごう星ほし」は歌うたが少すくない、ということは踊おどりも少すくないし、つまりひたすら戦たたかうしかないのか！みたいなことですよ。でも太一たいちや友とも貴とうとと一緒いっしょに芝居しばいがやれる楽たのしみといえばチャンバラだから、結局けっきょく覚悟かくごを決きめて戦たたかうしかないんだけど。もう終おわり活かつをしようと思おもっているので、できれば楽たのしいことだけをやりたい！

とにかく今回こんかいは、みなさんぜひとも早乙女さおとめ兄弟きょうだいの殺陣さつじんを中心ちゅうしんに観かんに来きてね！

早乙女さおとめ太一たいちコメント

「けむりの軍団ぐんだん」（2019年ねん）以来いらい4年ねんぶり、30代だいに入はいってからは初はじめての劇団げきだん☆新しん感かん線せんです。今回こんかいは、僕ぼくの身体しんたいの中なかに古田ふるたさんが入はいってくるということを想像そうぞうするだけで、すごく……イヤです（笑）。男おとことしてはいわゆる“入いれ替かわり”の設定せっていだったら素敵すてきな女おんなの子こと入いれ替かわることにロマンを感かんじるじゃないですか。その初はつ体験たいけんの相手あいてが古田ふるたさんなのか！と思おもうとショックが大おおきいです。でも古田ふるたさんとの共演きょうえんは、僕ぼくは『けむりの軍団ぐんだん』が最後さいごになるんじゃないかと思おもっていたんです。だってそんなに長生ながいきするように見みえないですから（笑）。なので、再ふたたびご一緒いっしょできることは嬉うれしいですし、前回ぜんかいの経験けいけんを踏ふまえて、今回こんかいはちょっと新あたらしいこともできそうだなと想像そうぞうしています。

自分じぶんの劇団げきだんではないんですが、それに近ちかい感覚かんかくは抱だいていて、「次つぎに出でる時ときは成長せいちょうした姿すがたを見みせたい」と毎回まいかい思おもっていますし、今回こんかいはこれまでとは全然ぜんぜん違ちがう役やくどころをいただけたので存分ぞんぶんに楽たのしみたいです。

外部がいぶ公演こうえんに兄弟きょうだいで出ださせてもらうこともなかなかないことですし、とにかく僕ぼくたち二に人にんからすると新しん感かん線せんは子供こどもの頃ころからの憧あこがれだったので、そこに二に人にん掛かかりで挑のぞめることはやはり嬉うれしいです。そういう今いままでの新しん感かん線せんに対たいする僕ぼくなりの思おもいも、今回こんかいは古田ふるたさんの背中せなかを借かりながらバシバシぶつけていくつもりです。お話はなしもすごく奇想天外きそうてんがいで面白おもしろいので、みなさんぜひ観かんに来きてください。

早乙女さおとめ友とも貴きコメント

いつか古田ふるたさんと早乙女さおとめ兄弟きょうだいとで一緒いっしょに作品さくひんを、とお願ねがいしていて、長年ながねんの夢ゆめが叶かなってすごく嬉うれしいです。更さらに昨年さくねんの「薔薇ばらとサムライ2」の時ときは、昔むかしから憧あこがれてきた古田ふるたさんと直接ちょくせつ戦たたかえなかったんですが、今回こんかいはちゃんと刀かたなを交まじえることができそうなので、そこも嬉うれしいですね。

いのうえさんから「久々ひさびさに本格ほんかく的てきな時代物じだいものをやるよ」と聞きいていたので、台本だいほんを読よんでまず思おもったのは「本当ほんとうにそうだな」ということでした。また、今いままでとは違ちがったテイストを感かんじつつ、その中なかにやはり新しん感かん線せんならではの部分ぶぶんもしっかり入はいっていて。まさに他たでは観みられない時代じだい劇げきがやれそうで、すごくワクワクしました。

兄貴あにきとは、劇団げきだん朱雀すざく以外いがいでの共演きょうえんは久々ひさびさですし、「天てん號ごう星ほし」の直前ちょくぜんまで朱雀すざくの公演こうえんもあって、今年ことしはなんだか一年中いちねんじゅう一緒いっしょに過すごすことになってしまい、少すこしイヤだなという気きもしています（笑）。

年齢ねんれい層そう問とわず楽たのしめるのはもちろんなんですが、特とくに時代じだい劇げきというと若わかい方ほうにはそれほど馴染なじみがないじゃないですか。だけど、時代じだい劇げきにしかない面白おもしろさってめちゃめちゃあるのでいいチャンスだと思おもうんですよ。新しん感かん線せんがやる本格ほんかく的てきな時代じだい劇げきなら、若わかい方ほうも観みやすいと思おもうし。派手はでな中なかにも時代じだい劇げきの良よさは必かならず出でてくるので、苦手にがて意識いしきを持もたずに大勢おおぜいの方ほうに観みていただきたい。そのためには僕ぼくたちが身体しんたいをボロボロにして大変たいへんな思おもいをしつつ（笑）、でも絶対ぜったいに面白おもしろいものを作つくりますのでこの機会きかいにぜひ楽たのしんでほしいです！