生田いくた斗と真しんが美うつくしさを武器ぶきに世界せかい征服せいふくを狙ねらう！劇団げきだん☆新しん感かん線せん「バサラオ」へ向むけ意気込いきごみ

「2024年ねん劇団げきだん☆新しん感かん線せん44周年しゅうねん興行こうぎょう・夏秋なつあき公演こうえん いのうえ歌舞伎かぶき『バサラオ』」の製作せいさく発表はっぴょうが本日ほんじつ5月がつ13日にちに東京とうきょう都内とないで行おこなわれた。

作さく劇げきを中島なかじまかずき、演出えんしゅつをいのうえひでのりが手てがける「バサラオ」は、劇団げきだん☆新しん感かん線せんの44周年しゅうねん興行こうぎょうであり、主演しゅえんを務つとめる生田いくた斗と真しんの生誕せいたん39年ねんを記念きねんして行おこなわれる“サンキュー公演こうえん”。本ほん作さくでは、ヒノモトと呼よばれる国くにを舞台ぶたいにしたダークスペクタクルが展開てんかいする。

製作せいさく発表はっぴょうには、中島なかじま、いのうえに加くわえ、生田いくたらキャストが出席しゅっせき。中島なかじまは「以前いぜんから斗と真しんくんに、“顔かおが良よい”ということだけで、世界せかいを征服せいふくする男おとこの話はなしをやってもらいたいと思おもっていました。自信じしん作さくになっています」と手応てごたえを語かたり、いのうえは「本ほん作さくは、7月がつから10月がつにかけて福岡ふくおか・博多はかた座ざ、東京とうきょう・明治めいじ座ざ、大阪おおさか・フェスティバルホールで上演じょうえんされますが、いずれもエンタテインメント性せいの強つよい作品さくひんを多おおく上演じょうえんしている小屋こや。楽たのしい演目えんもくをやりたいなと思おもいつつ、少々しょうしょう重おもいテーマを設定せっていして、ピカレスクロマンでありながらショーアップした作品さくひんになるのでは」と説明せつめいする。また、いのうえが「客席きゃくせきを使つかった演出えんしゅつを取とり入いれる予定よてい」と明あかすと、古田ふるた新太あらたが「あれをやると、出演しゅつえん者しゃはたくさん走はしり回まわることになって本当ほんとうに大変たいへんなんだよ……！」とため息いきをつき、会場かいじょうの笑わらいを誘さそった。

己おのれの美貌びぼうを武器ぶきに、天下取てんかとりを目論もくろむ男おとこ・ヒュウガ役やくの生田いくたは「自分じぶんで言いうのもなんですが、美うつくしさを武器ぶきに世界せかい征服せいふくを狙ねらうという、とんでもない役やくです（笑）。以前いぜんから劇団げきだん☆新しん感かん線せんで悪役あくやくを演えんじてみたいと思おもっていたので、精一杯せいいっぱいがんばります」とコメント。参謀さんぼうとしてヒュウガとバディを組くむ謎なぞの男おとこ・カイリ役やくの中村なかむら倫りん也は「ずっと気きになっていたんですけど、劇団げきだん☆新しん感かん線せんでは、劇団げきだん員いんではない人ひとの周しゅう年ねんを祝いわうことがあるんですか？ ないですよね!? なんなんですか今回こんかいの公演こうえんは！（笑）」と率直そっちょくな意見いけんを述のべ、生田いくたと笑わらい合あった。

幕府ばくふに逆さからい、島流しまながしにされたゴノミカド役やくを務つとめる古田ふるたは「斗と真しんと倫りん也とは長ながい付つき合あいになりますが、実じつは劇団げきだん公演こうえんで共演きょうえんするのは今回こんかいが初はじめて。本当ほんとうは下しもネタミュージカルをやりたかったんだけど、それはまた別べつの機会きかいに（笑）。私わたしが最もっとも苦手にがてとする、インチキくさい関西かんさい弁べんでしゃべる役やくなので、大変たいへんですが楽たのしみにしております」と笑顔えがおを浮うかべる。

ゴノミカドの守護しゅご役やく・戦せん女おんなのアキノ役やくを演えんじる西野にしの七瀬ななせは「『バサラオ』ではアクションがあるということで、最後さいごまで立たっていられるか心配しんぱいではあるのですが、まずはお稽古けいこをがんばりたいと思おもいます」と意欲いよくを見みせ、執権しっけん・キタタカ役やくの粟あわ根ねまことは「時じの政治せいじの最高さいこう権力けんりょく者しゃを演えんじるということで、出演しゅつえん者しゃの皆みなさんによって滅ほろぼされたいと思おもいます」とニヤリ。女おんな大名だいみょう・サキド役やくのりょうは「『バサラオ』は、残念ざんねんながら多おおくの公演こうえんが中止ちゅうしになってしまった『偽にせ義経よしつね冥界めいかい歌か』のリベンジ公演こうえんとして企画きかくされたと伺うかがいました。『偽にせ義経よしつね冥界めいかい歌か』にも出演しゅつえんさせていただいたので、今回こんかいも呼よんでいただけてうれしいです」と胸むねの内うちを明あかした。

最後さいごに中村なかむらは「皆みなさん、圧倒的あっとうてきに美うつくしいものって見みたくなりませんか？ 『バサラオ』でそれをお見みせします」と自信じしんたっぷりの様子ようすで語かたり、生田いくたは「動員どういん数すう約やく15万まん人にん、東京とうきょうドームの公演こうえんに換算かんさんすると3ステージ分ぶんになるということで、とんでもない規模きぼの公演こうえんになりますが、皆みなさんと力ちからを合あわせて乗のり切きりたいと思おもいます」と意気込いきごみを述のべた。

公演こうえんは7月がつ7日にちから8月がつ2日にちまで博多はかた座ざ、12日にちから9月がつ26日にちまで明治めいじ座ざ、10月5日にちから17日にちまでフェスティバルホールで行おこなわれる。チケットの一般いっぱん販売はんばいは、福岡ふくおか公演こうえん分ぶんが5月25日にち10:00、東京とうきょう公演こうえん分ぶんは6月がつ23日にち10:00、大阪おおさか公演こうえん分ぶんは9月1日にち10:00にスタート。