第だい45回かい松尾まつお芸能げいのう賞しょうの大賞たいしょうは中村なかむら時蔵ときぞう、優秀ゆうしゅう賞しょうに佐藤さとうB作さく・米川よねかわ文ぶん清きよし・古田ふるた新太あらた・豊ゆたか竹ちく呂りょ勢ぜい太夫たゆう

第だい45回かい松尾まつお芸能げいのう賞しょうの受賞じゅしょう者しゃが発表はっぴょうされた。

1980年ねんに創設そうせつされた松尾まつお芸能げいのう賞しょうは、日本にっぽんの芸能げいのうの保存ほぞん・向上こうじょうに寄与きよした人物じんぶつに与あたえられる芸能げいのう賞しょう。大賞たいしょうには中村なかむら時蔵ときぞうが輝かがやき、優秀ゆうしゅう賞しょうを佐藤さとうB作さく、米川よねかわ文ぶん清きよし、古田ふるた新太あらた、豊ゆたか竹ちく呂りょ勢ぜい太夫たゆう、新人しんじん賞しょうを中村なかむら児太郎こたろう、特別とくべつ賞しょうを由紀ゆきさおり、功労賞こうろうしょうを林はやし与一よいちが獲得かくとくした。贈呈ぞうてい式しきイベントは3月がつ29日にちに実施じっし予定よてい。

時蔵ときぞうは昨年さくねん、東京とうきょう・国立こくりつ劇場げきじょうで行おこなわれた令れい和わ5年ねん9月がつ歌舞伎かぶき公演こうえん「『妹背山しはいやま婦女ふじょ庭訓ていきん』＜第だい一部いちぶ＞」で初役はつやくで演えんじた太宰だざい後室こうしつ定じょう高だかにて、情理じょうりを弁わきまえた演技えんぎで立女形たておやまの風格ふうかくを、また東京とうきょう・歌舞伎座かぶきざで行おこなわれた「吉例きちれい顔見世かおみせ大だい歌舞伎かぶき」夜よるの部ぶ「鎌倉かまくら三さん代だい記き」で演えんじた三浦みうら之の助じょ義ぎ村むらでは、凛々りりしさの中なかに義太夫ぎだゆう歌舞伎かぶきらしいコクを表現ひょうげんしたことが評価ひょうかされ、受賞じゅしょうに至いたった。