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ラブホ従業じゅうぎょういんおどろいたきゃく行動こうどう高齢こうれいしゃ団体だんたいが“12あいだ”のフリータイムを利用りようして…」

 さまざまな事情じじょうかかえたひとたちが利用りようするラブホテル。一般いっぱんてきには、ドキドキ、ワクワクしながら、ときにはソワソワとかう場所ばしょだ。  今回こんかいは、ラブホの意外いがい利用りようほうについて2人ふたりのエピソードを紹介しょうかいする。

コロナ状況じょうきょう一転いってんしたラブホがい

ホテル内の間接照明

写真しゃしんはイメージです。以下いかどう

 昨年さくねんまでやく7年間ねんかんほどラブホがいんでいたふちしげるさん(仮名かめい・30だい)。 「いかがわしいマッサージてん乱立らんりつするエリアをけたさきに、ラブホがいがありました。わたしはそこで生活せいかつしていました。徒歩とほ圏内けんないには飲食いんしょくてんやコンビニ、商業しょうぎょう施設しせつなどがあり、意外いがい生活せいかつしやすかったとおもいます」  定期ていきてきなぞだまりをることもあったというが、ふかしさんは危険きけんまれたことはなく、比較的ひかくてき快適かいてきごしていたそうだ。  そんななか、2020ねんのコロナ以降いこう、ラブホがい状況じょうきょう一転いってんしたという。 「といかがわしいみせがっていたまちは、一連いちれん自粛じしゅくムードでしずまりかえりました。そこのみせ利用りようしゃおおめていたので、かなりひとってしまったようにかんじました。そのの“Go To トラベルキャンペーン”などでいきかえすまで、しばらくそのような状態じょうたいだったとおもいます」

気分きぶん転換てんかんに“ラブホでリモートワーク”

 当時とうじふかしさんがつとめていた会社かいしゃ世間せけんながれにおうじて、リモートワークが主体しゅたいとなった。せまいアパートでパソコンとうリモートワークがつづき、気分きぶんがうつうつとしていたという。ある“ふとおもいついたこと”があったようだ。 「近所きんじょにあるラブホは、やすいところだと5000えんほどで滞在たいざいできます。早朝そうちょうからよる10ごろまでのフリータイムプランを用意よういしているホテルもおおくありました」  頻繁ひんぱんにではないが、ラブホは気分きぶん転換てんかんのリモートワークにもってこいの場所ばしょだったそうで、しゅうに1のペースで利用りようしていた。 「あさきたら、近所きんじょのドン・キホーテにかい、げきやす食料しょくりょう晩酌ばんしゃくようさけなどを調達ちょうたつして、そのままラブホにチェックインするんです。ひろ浴槽よくそうにおをためて出社しゅっしゃ報告ほうこくしたあとは、優雅ゆうがにお風呂ふろかりながらテレビをたのしみつつ、片手間かたてま仕事しごとをこなしていましたね」  いまおもえば、「サボり以外いがいなにぶつでもなかった」とふかしさん。なにもできずに気分きぶんがふさぎがちだったコロナの期間きかんちゅう近所きんじょのラブホで気分きぶん転換てんかんができたのは、ラブホがいんでいてよかったとおもえる数少かずすくないおもなのだとか。
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面接めんせつかん友人ゆうじん父親ちちおやだった
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