目次もくじ

  1. 1. 登記とうき申請しんせいしょとは
  2. 2. 登記とうき申請しんせいしょはどこでもらえる?
  3. 3. 登記とうき申請しんせいしょかたとひながた
    1. 3-1. 登記とうき目的もくてき
    2. 3-2. 原因げんいん
    3. 3-3. 相続そうぞくじん
    4. 3-4. 添付てんぷ情報じょうほう
    5. 3-5. 登記とうき識別しきべつ情報じょうほう通知つうち希望きぼう有無うむ
    6. 3-6. 申請しんせい申請しんせいする法務局ほうむきょく
    7. 3-7. 課税かぜい価格かかく登録とうろく免許めんきょぜい
    8. 3-8. 不動産ふどうさん表示ひょうじ
    9. 3-9. 状況じょうきょうによってかたわることも
  4. 4. 相続そうぞく登記とうき手順てじゅん必要ひつよう書類しょるい
  5. 5. まとめ 司法しほう書士しょしへの相談そうだん検討けんとう

登記とうき申請しんせいしょとは、相続そうぞく登記とうきなど登記とうき申請しんせいするさい法務局ほうむきょく提出ていしゅつする書類しょるいです。相続そうぞく登記とうきとは、不動産ふどうさん登記とうき簿記録きろくされた所有しょゆうしゃなどがくなった場合ばあいに、権利けんり取得しゅとくしたひと名義めいぎ変更へんこうする手続てつづきです。

不動産ふどうさん所有しょゆうしゃなどがくなった場合ばあい自動的じどうてき不動産ふどうさん登記とうき簿変更へんこうされることはありません。手続てつづきをしないと、くなったひと所有しょゆうしゃとしていつまでも記録きろくのこります。所有しょゆうけん移転いてんしたことをしめすためには、相続そうぞく登記とうきおこなうことが必要ひつようです。

登記とうき申請しんせいしょには専用せんよう用紙ようしがあるわけではなく、自分じぶん作成さくせいすることになります。ただし、法務局ほうむきょくのホームページで申請しんせいしょ様式ようしき記載きさいれい公開こうかいされていますので、登記とうき内容ないようおうじた申請しんせいしょをダウンロードして利用りようするとよいでしょう。

相続そうぞく登記とうきは2024ねん4がつ義務ぎむされました。登記とうき申請しんせいしょ記載きさい事項じこう不備ふびがあると、手続てつづきがすすまなくなってしまいます。作成さくせい不安ふあんがある場合ばあい司法しほう書士しょし依頼いらいしましょう。

登記とうき申請しんせいしょ手書てがきやパソコンなどで作成さくせいすることがみとめられています。下記かき登記とうき申請しんせいしょ見本みほんですので、参考さんこうにしてください。

登記申請書の見本
登記とうき申請しんせいしょ見本みほん

見本みほん沿って、くわしく説明せつめいしていきます。

まず、登記とうき目的もくてき記載きさいします。相続そうぞくじんくなったひと)が単独たんどく所有しょゆうしている不動産ふどうさん相続そうぞくした場合ばあいは、「所有しょゆうけん移転いてん」と記載きさいします。単独たんどく所有しょゆうではなく、不動産ふどうさん共有きょうゆう持分もちぶん相続そうぞくした場合ばあいは、「〇〇(相続そうぞくじん名前なまえ持分もちぶん全部ぜんぶ移転いてん」と記載きさいしましょう。

このほかにもケースによってかたことなる場合ばあいがあります。司法しほう書士しょし依頼いらいせず、自分じぶん登記とうきする場合ばあいは、法務局ほうむきょく登記とうき相談そうだん利用りようするとよいでしょう。

つづいて、登記とうき原因げんいんです。相続そうぞく登記とうき場合ばあいは、相続そうぞくじん死亡しぼう戸籍こせきじょう死亡しぼう)を記載きさいします。

相続そうぞくじん記入きにゅうするらんがあります。まず、記載きさいれいにならって相続そうぞくじん氏名しめい記入きにゅうします。それとともに、相続そうぞくじん住所じゅうしょ氏名しめい連絡れんらくさき電話でんわ番号ばんごう記入きにゅうします。

なお、複数ふくすう相続そうぞくじんがいて不動産ふどうさん分割ぶんかつして相続そうぞくする場合ばあいは、かく相続そうぞくじん持分もちぶんもあわせて記載きさいします。

たとえば、2人ふたりけて相続そうぞくする場合ばあい以下いかのようになります。
○○○○まち1丁目ちょうめ2ばん3ごう 持分もちぶん2ぶんの1 相続そうぞくいちろう
○○○○まち4丁目ちょうめ5ばん6ごう 持分もちぶん2ぶんの1 相続そうぞく花子はなこ

以上いじょう申請しんせい内容ないようで、それ以降いこう申請しんせい付随ふずいする情報じょうほう記載きさいします。まず、添付てんぷ情報じょうほうです。登記とうき申請しんせいしょ添付てんぷする書類しょるい内容ないよう記載きさいします。記載きさいれいには、登記とうき原因げんいん証明しょうめい情報じょうほう住所じゅうしょ証明しょうめい情報じょうほうしめされています。

登記とうき原因げんいん証明しょうめい情報じょうほうは、登記とうき原因げんいんとなる事実じじつ発生はっせいしたことをしめ書類しょるいです。法定ほうてい相続そうぞく割合わりあいしたが相続そうぞく登記とうき場合ばあいは、相続そうぞく発生はっせいしたことが登記とうき原因げんいんです。したがって、相続そうぞくじん出生しゅっしょうから死亡しぼうまでの経過けいかかる戸籍こせき謄本とうほんまたは除籍じょせき謄本とうほん相続そうぞくじんであることがわかる相続そうぞくじん戸籍こせき謄本とうほんなどが添付てんぷ書類しょるいになります。

登記とうき識別しきべつ情報じょうほう通知つうち希望きぼう有無うむ記載きさいします。特段とくだん事情じじょうがなければ、通知つうちけてよいでしょう。

申請しんせいには、申請しんせいしょ提出ていしゅつする記載きさいします。申請しんせいする法務局ほうむきょくらんには、不動産ふどうさん所在地しょざいち管轄かんかつしている法務局ほうむきょく記載きさいします。

課税かぜい価格かかく固定こてい資産しさん評価ひょうかがく記載きさいします。固定こてい資産しさん評価ひょうかがくは、固定こてい資産しさん評価ひょうか証明しょうめいしょ固定こてい資産しさんぜい通知つうちしょ確認かくにんできます。登録とうろく免許めんきょ税額ぜいがく原則げんそく課税かぜい価格かかくの0.4%ですが、ことなる場合ばあいもあるので、注意ちゅういしましょう。

関連かんれん記事きじ固定こてい資産しさん評価ひょうか証明しょうめいしょとは 相続そうぞく必要ひつようなケース、 取得しゅとく方法ほうほう見方みかた解説かいせつ

最後さいごに、相続そうぞく登記とうき対象たいしょうとなる不動産ふどうさん記載きさいします。登記とうき事項じこう証明しょうめいしょ取得しゅとくし、それぞれの情報じょうほう転記てんきしましょう。土地とちは、不動産ふどうさん番号ばんごう所在しょざい地番ちばん地目ちもく地積ちせき記載きさいします。建物たてものは、不動産ふどうさん番号ばんごう所在しょざい家屋かおく番号ばんごう種類しゅるい構造こうぞうゆか面積めんせきなどを記載きさいするとよいでしょう。

たとえば、複数ふくすう不動産ふどうさん相続そうぞく対象たいしょうで、単独たんどく所有しょゆうしているものと共有きょうゆうのものがざっていることがあります。その場合ばあいは、登記とうき目的もくてきを「所有しょゆうけん移転いてんおよび〇〇持分もちぶん全部ぜんぶ移転いてん」に変更へんこうしましょう。

また、さまざまな状況じょうきょう登記とうき申請しんせいしょサンプルが法務局ほうむきょくのホームページに掲示けいじされています。った記載きさいれい参考さんこう登記とうき申請しんせいしょ作成さくせいするとよいでしょう。

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作成さくせいした登記とうき申請しんせいしょは、所定しょてい登録とうろく免許めんきょ税額ぜいがく相当そうとうする収入しゅうにゅう印紙いんしけた用紙ようし添付てんぷ書類しょるいとともに、法務局ほうむきょく提出ていしゅつしましょう。郵送ゆうそうでの提出ていしゅつ可能かのうです。

法定ほうてい相続そうぞくぶんおうじた割合わりあい相続そうぞく登記とうき申請しんせいする場合ばあい一般いっぱんてき必要ひつよう書類しょるい以下いかとおりです。

  • 相続そうぞくじん出生しゅっしょうから死亡しぼうまでの戸籍こせきとう
  • 相続そうぞくじん住民じゅうみんひょうじょひょう(または戸籍こせきひょう
  • 相続そうぞくじん全員ぜんいん現在げんざい戸籍こせきとう
  • 相続そうぞくじん住所じゅうしょ証明しょうめいしょ住民じゅうみんひょうなど)
  • 固定こてい資産しさん評価ひょうか証明しょうめいしょ

法定ほうてい相続そうぞく情報じょうほう証明しょうめい制度せいど利用りようしている場合ばあいには、法定ほうてい相続そうぞく情報じょうほう一覧いちらんうつしを提出ていしゅつすることで戸籍こせきとう添付てんぷえることができます。

なお、遺言ゆいごんによる相続そうぞく登記とうき場合ばあい必要ひつよう書類しょるいことなります。くわしくりたいほうは、以下いか関連かんれん記事きじ参照さんしょうください。

関連かんれん記事きじ相続そうぞく登記とうき必要ひつよう書類しょるい一覧いちらんひょう紹介しょうかい! 有効ゆうこう期限きげん取得しゅとく方法ほうほうかた解説かいせつ

相続そうぞく登記とうきおこなうには、登記とうき申請しんせいしょ法務局ほうむきょく提出ていしゅつしなければなりません。申請しんせいしょ手書てがきやパソコンでの作成さくせい可能かのうとなりますが、記載きさい事項じこう不備ふびがあるとスムーズに手続てつづきがすすまなくなってしまいます。

作成さくせいむずかしいとかんじたときや、作成さくせい方法ほうほうがわからない場合ばあいは、おちかくの司法しほう書士しょし依頼いらいしましょう。

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