ロシア大統領府は18日、プーチン大統領が、一方的に併合宣言したウクライナ東部ルハンスク州と南部ヘルソン州に展開するロシア軍部隊の司令部を訪れたと発表しました。ペスコフ大統領報道官は、訪問日は17日だったとしています。ロシアは両州の一部地域を実効支配しており、戦況が安定しているとアピールする狙いがあるとみられています。
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SNSはウクライナ侵攻でどんな役割を果たしたのでしょうか。戦場の様子や解放の喜び、そしてロシアに不都合な事実。この1年、世界を駆け巡ったツイートを振り返ります。
■■■4月19日(日本時間)■■■
21:20(ソフィア15:20)
ウクライナの穀物、ブルガリアも一時輸入停止
ブルガリア政府は19日、ポーランドやハンガリー、スロバキアと同様に、ウクライナ産の穀物などの輸入を一時停止することを決めた。AFP通信などが報じた。
ウクライナ産農産物をめぐっては、ロシアによるウクライナ侵攻後に黒海経由での輸出が妨害された結果、大量のウクライナ産農産物が中欧の国々にとどまることになり、農産物価格を押し下げていることから、近隣国が相次いで輸入を一時停止している。ポーランドは18日、ウクライナ産農産物を国内に流通させないものの、第三国への輸出のために通過させるとした。
ブルガリア政府は、他国の輸入禁止措置によりリスクが「深刻に」高まったことから、「極端な措置を取らざるを得なかった」と説明。4月24日から6月末まで実施されるが、第三国へ輸出するための輸送は可能という。
20:49(キーウ14:49)
ゼレンスキー大統領 ポーランドとベラルーシとの国境沿いのボリーニ州に訪問
ウクライナのゼレンスキー大統領は19日、ポーランドとベラルーシとの国境を接する北西部ボリーニ州を訪れたと、SNSに投稿した。
ゼレンスキー氏は国境警備隊と面会した動画とともに「今日、国境警備隊に感謝を伝えるためにここに来られたことを光栄に思う」「私たちの国を守るための力と正義と怒りを持ち続けよう」と投稿した。
20:40(ストックホルム13:40)
スウェーデンのNATO加盟「7月のサミット前に実現、期待」 米国防長官
米国のオースティン国防長官は19日、訪問先のストックホルムでスウェーデンのヨンソン国防相と記者会見し、スウェーデンの北大西洋条約機構(NATO)加盟について「7月のNATO首脳会議(サミット)前の実現を期待している」と述べた。
「トルコとハンガリーには、できるだけ早くスウェーデンの加盟を批准するよう求める」とも語り、加盟国が「7月までに結論に到達する自信がある」と述べた。
フィンランドとスウェーデンは、昨年2月のロシアのウクライナ侵攻を受けて5月に加盟を申請していた。フィンランドは今年4月に加盟手続きが完了し、正式なメンバーとなったが、スウェーデンの加盟については、イスラム教の聖典コーランが燃やされた事件でトルコが態度を硬化させるなど、難航している。
19:57(モスクワ13:57)
韓国の武器供与は「紛争関与を意味」 ロシア大統領報道官
ロシアのペスコフ大統領報道官は19日、韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領がウクライナへの武器提供の可能性に言及したことについて「この紛争にある程度関与することを暗に意味する」と述べた。ロイター通信が伝えた。
報道によると、ペスコフ氏は「残念ながら、ソウルはかなり非友好的な立場をとっている」と話した。
一方、ロシア元大統領のメドベージェフ国家安全保障会議副議長はSNSに「我々のパートナーであるDPRK(北朝鮮)にロシアの最新の兵器があるのを見たら、この国の住人はなんと言うのだろう」と投稿し、対抗策として北朝鮮に武器を供与する可能性を示唆した。
19:50(北京19日18:50)
中国、ロシアへのドローン輸出疑惑に反発
中国商務省報道官は19日、ウクライナに侵攻するロシア軍に中国製のドローンが提供されていると報じた海外メディアの報道に反発する談話を出した。
談話は「2002年以来、中国はドローンの輸出を段階的に規制しており、その範囲や基準は国際的なものと一致している。規制対象となるドローンの輸出はすべて許可が必要で、非平和的な使用は防止されている」と強調した。
一方、一般の民用ドローンについては「各国とも輸出入規制の範囲に含めていない」との立場を示した上で、「ウクライナ危機以降、一部の中国メーカーは戦闘地域での業務を自主的にやめており、一部海外メディアの報道は根拠がなく、意図的に(中国を)おとしめるものだ」と反発した。
18:59キーウ12:59)
米国製の「パトリオット」ミサイルがウクライナに到着
ウクライナのレズニコウ国防相は19日、米国製の高性能地対空ミサイル「パトリオット」がウクライナに到着したと、ツイッターに投稿した。
レズニコウ氏は投稿で「今日、パトリオットがウクライナに到着し、私たちの美しいウクライナの空はさらに安全になった」と述べた。
どの国から提供されたパトリオットかは言及されていないが、ツイートはドイツのピストリウス国防相に感謝を伝える形で投稿された。
15:00(モスクワ09:00)
ロシアの長距離爆撃機8機が日本海上空などを飛行
ロシア国防省は19日、ロシア航空宇宙軍の8機の超音速の長距離爆撃機Tu22がオホーツク海と日本海北部の公海上空を訓練飛行したと発表した。14日から軍事演習を始めたロシア太平洋艦隊に対し、支援を実施したとしている。「すべての飛行は国際ルールを厳格に守り、他国の国境は越えなかった」という。
■南部オデーサ州でドローン1…