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　鮮魚せんぎょ店てんの魅力みりょくを市長しちょうにも訴うったえたい――。鮮魚せんぎょ店てんへの並々なみなみならぬ思おもいを作文さくぶん「消きえないで、魚屋さかなやさん」にしたためた、長崎ながさき県けん佐世保させぼ市しの小学しょうがく５年ねん・末吉すえきち真梨まりさん（１１）が２月がつ末まつ、宮島みやじま大典たいてん市長しちょうと面会めんかいした。

　末吉すえきちさんは第だい４２回かい「海うみとさかな」自由じゆう研究けんきゅう・作品さくひんコンクール（朝日新聞社あさひしんぶんしゃ・朝日学生新聞社あさひがくせいしんぶんしゃ主催しゅさい、ニッスイ協賛きょうさん）で最優秀さいゆうしゅう賞しょう（農林のうりん水産すいさん大だい臣しん賞しょう＝創作そうさく部門ぶもん）に選えらばれた。末吉すえきちさんは町まちの鮮魚せんぎょ店てんが減へっている現状げんじょうを知しってもらおうと、市内しないの鮮魚せんぎょ店てんをまわり「鮮魚せんぎょ店てんマップ」を作成さくせい。そのことを宮島みやじま市長しちょうが知しり、面会めんかいが実現じつげんしたという。

　末吉すえきちさんが市長しちょうとの面会めんかいのために用意よういしたのは、「魚さかな好すきをもっと増ふやそう大だい作戦さくせん！」と題だいした企画きかく書しょ。「お魚屋さかなやさんは、佐世保させぼの大切たいせつな文化ぶんかの一ひとつ」だとして、「これ以上いじょう減へらないように、何なにか対策たいさくをしてほしい」。また「佐世保させぼの水産すいさん業ぎょうを盛もり上あげるために、お手伝てつだいがしたい」と訴うったえた。

　宮島みやじま市長しちょうは「水産すいさん業ぎょうは佐世保させぼ市しにとっても基幹きかん産業さんぎょう。守まもり、活性かっせい化かできるように考かんがえていきたい」と強調きょうちょう。「魚さかな好すきが増ふえるよう、子こどもたちが魚さかなについて知しって頂いただく機会きかいが重要じゅうようだと思おもう」と話はなした。

　市長しちょうとの面会めんかいが実現じつげんした末吉すえきちさんは「気持きもちが伝つたわった」と笑顔えがお。「今回こんかいのことを機きに、また何なにかにつながれば」と願ねがっている。（有ゆう近きん隆史たかし）