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久保“日本の至宝の技”重心を見抜き足の振り早く、GKに構えさせなかった― スポニチ Sponichi Annex サッカー
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【コラム】川本かわもと治おさむ

久保くぼ“日本にっぽんの至宝しほうの技わざ”重心じゅうしんを見み抜ぬき足あしの振ふり早はやく、GKに構かまえさせなかった

[ 2019年ねん5月がつ20日はつか 13:40 ]

明治めいじ安田やすだ生命せいめいJ1第だい12節せつ   FC東京とうきょう2―0札幌さっぽろ （ 2019年ねん5月がつ18日にち    味あじスタ ）

＜FC東京とうきょう・札幌さっぽろ＞後半こうはん24分ふん、ゴールを決きめるFC東京とうきょう・久保くぼ建けん（撮影さつえい・大塚おおつか　徹とおる）
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　久保くぼの良よさが出でたゴールだった。カウンターからパスを受うけ、左足ひだりあしに持もちかえてシュートしたが、コースそのものは甘うまかった。だが、足あしの振ふりが速はやかったのでボールが鋭するどく、GKに構かまえる時間じかんを与あたえなかったために手てをはじいて決きまった。

　技術ぎじゅつが高たかいので相手あいてからボールを隠かくすように持もてる。しかも、相手あいての重心じゅうしんがどちらの足あしにあるのかを見抜みぬくのがうまく、（相手あいてが）足あしを出だしにくい抜ぬき方かたをする。股また抜ぬきが多おおいのはその証拠しょうこで、スペインでメッシらのプレーを見みて身みに付つけたのだろう。さらに昨年さくねんよりフィジカルが強つよくなり、相手あいてに当あたられても倒たおれたり、バランスを崩くずすことがなくなった。持もっている技術ぎじゅつがより発揮はっきされ、チームメートや監督かんとくから信頼しんらいされるようになったのだろう。
　右みぎワイドからカットインするだけでなく、右足みぎあしでクロスを上あげる場面ばめんもあった。点てんを取とった時間じかん帯たいはFWとしてもプレーしていた。試合しあいごとに成長せいちょうしており、A代表だいひょうでも十分じゅうぶんに戦力せんりょくとなるはずだ。（川本かわもと治おさむ氏し＝元げんジェフ市原いちはら強化きょうか部長ぶちょう）

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