泰たい卦け

泰たい卦け

泰たい卦け，或ある者もの就咁叫さけべ泰やすし，係かかり六ろく十じゅう四よん卦け之これ中ちゅう嘅第十じゅう一いち卦け。佢上卦け係がかり坤ひつじさる卦け，代表だいひょう地ち，即そく係がかり☷ ；下か卦け係がかり乾いぬい卦け，代表だいひょう天てん，即そく係がかり☰ 。所以ゆえん，泰たい卦け就畫成なり䷊。為ため咗方便びん記き住じゅう卦け象ぞう，佢有個こ名めい 叫さけべ地ち天てん泰やすし。

卦け辭じ

小しょう往大來らい，吉よし亨とおる。

彖曰：泰たい，小しょう往大來らい，吉よし亨とおる。則のり是ぜ天地てんち交，而萬物ばんぶつ通どおり也﹔上下じょうげ交，而其志こころざし同どう也。內陽而外陰かげ，內健而外順じゅん，內君子くんし而外小人こども，君子くんし道長みちなが，小人こども道どう消しょう也。

象ぞう曰：天地てんち交泰，後ご以財（裁たっ）成なり天地てんち之の道みち，輔相天地てんち之の宜むべ，以左右さゆう民みん。

爻辭

初はつ九きゅう：拔茅茹，以其彚，征せい吉きち。

九きゅう二に：包つつみ荒あら，用よう馮河，不ふ遐遺，朋とも亡ほろび，得とく尚なお於中行ぎょう。

九三くぞう：無む平ひらめ不ふ陂，無む往不復ふく，艱貞無む咎とがめ。 勿恤其孚，於食有福ありふく。

六ろく四よん：翩翩不ふ富とみ，以其鄰，不ふ戒以孚。

六ろく五ご：帝みかど乙おつ歸き妹いもうと，以祉元吉もとよし。

上うえ六ろく：城じょう復ふく於隍，勿用師し。 自じ邑告命いのち，貞さだ吝しわ。