睽卦

睽卦

睽卦，或ある者もの就咁叫さけべ睽，係かかり六ろく十じゅう四よん卦け之これ中ちゅう嘅第卅八卦け。佢上卦け係がかり離はなれ卦け，代表だいひょう火ひ，即そく係がかり☲ ；下か卦け係がかり兌卦，代表だいひょう澤さわ，即そく係がかり☱ 。所以ゆえん，睽卦就畫成なり䷥。為ため咗方便びん記き住じゅう卦け象ぞう，佢有個こ名めい 叫さけべ火ひ澤さわ睽。

卦け辭じ

小事しょうじ吉きち。

彖曰：睽，火ひ動どう而上，澤さわ動どう而下﹔ 二女じじょ同居どうきょ，其志不ふ同行どうこう﹔說せつ而麗乎明，柔やわら進しん而上行ぎょう，得とく中ちゅう而應乎剛﹔是ぜ以小事しょうじ吉きち。 天地てんち睽，而其事ごと同どう也﹔男女だんじょ睽，而其志こころざし通どおり也﹔萬物ばんぶつ睽，而其事ごと類るい也﹔睽之時じ用よう大だい矣哉！

象ぞう曰：上うえ火ひ下澤しもさわ，睽﹔君子くんし以同而異。

爻辭

初はつ九きゅう：悔亡，喪も馬ば勿逐，自じ復ふく﹔見み惡人あくにん無む咎とがめ。

九きゅう二に：遇ぐう主ぬし於巷，無む咎とがめ。

六ろく三さん：見み輿こし曳，其牛掣，其人天てん且劓，無む初はつ有終ゆうしゅう。

九きゅう四よん：睽孤，遇ぐう元夫もとお，交孚，厲無咎とがめ。

六ろく五ご：悔亡，厥宗噬膚，往何咎とがめ。

上うえ九きゅう：睽孤， 見み豕いのこ負ふ涂，載の鬼おに一いち車しゃ， 先さき張はり之の弧こ，後ご說せつ之の弧こ，匪寇婚こん媾，往遇雨う則そく吉きち。