王おう翦

親おや屬ぞく
子こ	王おう賁
其他親おや屬ぞく	王おう离、王おう齮

王おう翦
王おう翦
	秦はた國こく名將めいしょう
	清きよし宫殿藏ぞう画が本ほん
國家こっか	秦はた國こく
時代じだい	戰國せんごく末期まっき
主君しゅくん	秦はた王政おうせい
姓せい	王おう姓せい
名な	翦
姓名せいめい	王おう翦
封ふう爵	武たけ成しげる侯こう
籍せき貫ぬき	關せき中ちゅう頻しき陽東ようとう鄉きょう
親おや屬ぞく
子こ	王おう賁
其他親おや屬ぞく	王おう离、王おう齮
經歷けいれき
	滅めつ趙ちょう國こく、楚すわえ國こく、燕つばめ國こく

王おう翦（？—？），战国时期秦はた国こく名将めいしょう，关中频阳东乡（今いま陕西富平とみひら东北）人にん，主要しゅよう战绩：破やぶ赵国都城みやこのじょう邯郸，消しょう灭燕つばめ和わ赵；以秦国こく绝大部分ぶぶん兵力へいりょく消しょう灭楚すわえ国こく後ご，接せっ著ちょ率りつ領りょう平ひら楚すわえ大だい军南下なんか平定へいてい百ひゃく越えつ。王おう翦與白しろ起おこり、廉れん頗、李り牧まき並稱へいしょう戰國せんごく四よん大だい名將めいしょう。其曾孫まご是ぜ琅琊王おう氏し和わ太ふとし原はら王おう氏し的てき始祖しそ。

生平おいだいら

秦はた王政おうせい十じゅう一いち年ねん（公おおやけ元もと前まえ236年ねん），領りょう兵へい攻おさむ破やぶ趙ちょう國こく閼與（今いま山西さんせい和かず順じゅん縣けん），奪取だっしゅ趙ちょう漳水流域りゅういき。秦はた王政おうせい十じゅう九きゅう年ねん（前ぜん228年ねん），破やぶ趙ちょう軍ぐん，攻おさむ佔邯鄲かんたん。趙ちょう幽かそけ繆王獻けんじ出で地圖ちず投降とうこう，趙ちょう國こく滅亡めつぼう。

秦はた王政おうせい二に十じゅう三さん年ねん（公おおやけ元もと前まえ224年ねん），秦しん王おう召集しょうしゅう群臣ぐんしん，商議しょうぎ滅めつ楚すわえ大計たいけい，王おう翦認為ため“非ひ六ろく十じゅう萬まん人にん不可ふか”，李り信しん則のり認みとめ為ため“不ふ過か二に十じゅう萬まん人にん”便びん可か打だ敗はい楚すわえ國こく，秦しん王おう大喜だいぎ，認みとめ為ため王おう翦老不堪ふかん用よう，便びん派は李り信和のぶかず蒙こうむ恬率りつ兵へい二に十じゅう萬まん，南下なんか伐き楚すわえ。王おう翦因此稱病びょう辭じ朝あさ，回歸かいき故里ふるさと。

不ふ久ひさ，楚すわえ軍ぐん故意こい示しめせ弱じゃく，且戰且退，保留ほりゅう精銳せいえい部隊ぶたい從したがえ後ご突襲李り信しん，大破たいは秦しん軍ぐん兩りょう營兵力りょく，斬殺ざんさつ秦しん軍ぐん七なな個こ都と尉じょう，是ぜ為ため秦しん滅めつ六國期間少有的敗仗之一。秦しん軍ぐん告つげ急きゅう之の下した，秦はた王おう親ちかし自じ馳はせ往頻陽ひ，復ふく用よう王おう翦，秦はた王おう自じ送おく霸上，王おう翦因手しゅ握にぎ六ろく十じゅう萬まん重じゅう兵へい，出征しゅっせい時じ向こう秦しん王おう「請美田びでん宅たく園池そのいけ甚眾」、「以請田た宅たく為ため子孫しそん業ぎょう耳みみ」，秦はた王おう大だい笑わらい；出で關前せきまえ，又また連續れんぞく五ご次じ求もとめ賜たまもの美田びでん，連部つらべ下か也開始かいし擔心會かい不ふ會かい太ふと過か份，王おう翦才说出了りょう自己じこ的てき用意ようい：「夫おっと秦しん王おう怚而不信ふしん人じん。今こん空そら秦しん国こく甲かぶと士し而专委い於我，我わが不ふ多た请田宅たく为子孙业以自坚，顾令秦しん王おう坐すわ而疑我わが邪よこしま？」意思いし是ぜ說せつ秦しん王おう嬴政生せい性せい多た疑うたぐ，如今秦しん國こく全國ぜんこく士し兵へい盡つき交到自己じこ手中しゅちゅう，此時唯ただ有向ゆうこう秦しん王おう諸多しょた要求ようきゅう，才さい可か以表明ひょうめい自己じこ除じょ了りょう金錢きんせん以外いがい別べつ無む他た求もとめ，借か此消除じょ秦しん王おう怕他擁よう兵へい自立じりつ的てき疑懼ぎく。

秦はた王政おうせい二に十じゅう三さん年ねん（公おおやけ元もと前まえ224年ねん）王おう翦領兵へい伐き楚すわえ，大軍たいぐん抵達楚すわえ國こく國境こっきょう之の後こう整せい整せい一いち年ねん堅けん壁かべ不出ふしゅつ，六ろく十じゅう萬士兵都囤積起來休養生息，甚至每ごと天てん比ひ賽さい投石とうせき以作娛樂ごらく。楚すわえ軍ぐん因いん為ため兵へい少しょう而無可か奈何いかん，一年後終於按捺不住，正當せいとう楚すわえ軍ぐん在ざい調ちょう動どう之の際さい，王おう翦就率りつ兵へい出擊しゅつげき大破たいは楚すわえ軍ぐん，殺ころせ項こう燕つばめ於蘄，虜とりこ楚すわえ王おう負ふ芻，平定へいてい楚すわえ國こく。隨ずい後ご又また南みなみ征せい百ひゃく越えつ，取得しゅとく勝利しょうり，因いん功こう晉すすむ封ふう武たけ成しげる侯こう。王おう翦之子こ王おう賁，也以戰功せんこう著名ちょめい，燕つばめ國こく即そく為ため王おう翦、王おう賁兩父子ふし所しょ破やぶ。孙王おう离，钜鹿之の战中ちゅう被ひ项羽俘虏。

西にし漢かん司馬しば遷認みとめ為ため王おう翦作为秦国こく将はた领，平定へいてい六ろく国こく，功こう绩卓著ちょ，秦はた始はじめ皇すめらぎ尊みこと其为师，可か是ぜ他た不能ふのう辅佐秦はた始はじめ皇すめらぎ建立こんりゅう德政とくせい，以巩固かた国家こっか根基こんき，和わ白しろ起おこり比較ひかく可か謂いい是ぜ「尺せき有ゆう所しょ短たん，寸すん有ゆう所長しょちょう」。

家庭かてい

子こ：王おう贲，秦はた始はじめ皇すめらぎ统一六国时主要战将，曾水淹大梁はり，灭魏；直ちょく抵临淄，灭齐。因よし功こう封ふう通どおり武たけ侯こう。后きさき随ずい秦はた始はじめ皇すめらぎ东巡琅邪。
孙：王おう离，字じ明あきら，继其父ちち为秦将はた，率りつ兵へい戍边备匈奴きょうど。秦はた末まつ农民起おこり义爆发，率りつ兵へい南下なんか，后きさき被ひ项羽所ところ杀。
曾孙：王おう元はじめ、王おう威たけし。

后きさき世よ地位ちい

唐から朝あさ建けん中ちゅう三さん年ねん（782年ねん），礼れい仪使颜真卿きょう向むかい唐から德とく宗むね建けん议，追つい封ふう古代こだい名将めいしょう六ろく十じゅう四よん人にん，并为他た们设庙享奠，当とう中ちゅう就包括ほうかつ“秦はた将すすむ王おう翦”。同どう时代被ひ列れつ入にゅう庙享名めい单的有ゆう：孙膑、田た单、赵奢、廉れん颇、李り牧まき。
宋そう代だい宣せん和わ五ご年ねん（1123年ねん），宋そう室しつ依よ照あきら唐とう代だい惯例，为古代こだい名将めいしょう设庙，七なな十じゅう二位名将中亦包括王翦。在ざい北きた宋そう年ねん间成书的《十じゅう七なな史し百ひゃく将しょう传》中ちゅう，王おう翦亦位い列れつ其中。

评价

司つかさ马迁：“王おう氏し、蒙こうむ氏し功こう为多，名めい施ほどこせ于后世よ。”“王おう翦为秦はた将すすむ，夷えびす六ろく国こく，当とう是ぜ时，翦为宿将しゅくしょう，始はじめ皇すめらぎ师之，然しか不能ふのう辅秦建德けんとく，固かた其根本こんぽん，偷合取と容よう，以至筊身。”（《史ふみ记·白しろ起おこり王おう翦列传第十じゅう三さん》）
班はん固かた：“若わか秦はた因いん四よん世せい之の胜，据すえ河山かわやま之の阻，任用にんよう白しろ起おこり、王おう翦豺狼おおかみ之の徒と，奋其爪牙そうが，禽猎六ろく国こく，以并天下でんか。穷武极诈，士民しみん不ふ附ふ，卒そつ隶之徒と，还为敌仇，猋起云うん合あい，果はて共ども轧之、急きゅう城しろ杀人盈みつる城じょう，争そう地ち杀人满野。孙、吴、商しょう、白しろ之の徒と，皆みな身み诛戮于前，而国灭亡于后。报应之の势，各かく以类至いたり，其道然しか矣。”（《汉书·卷まき二に十じゅう三さん·刑法けいほう志こころざし》）
司つかさ马贞：“白しろ起おこり、王おう翦，俱善用兵ようへい。递为秦はた将すすむ，拔齐破荆。赵任马服，长平遂とげ阬。楚すわえ陷おちい李り信しん，霸上卒そつ行ぎょう。贲、离继出で，三さん代だい无名。”
杜もり牧まき：“周しゅう有ゆう齐太公こう，秦はた有ゆう王おう翦，两汉有ゆう韩信、赵充国こく、耿恭、虞おそれ诩、段だん颎，魏ぎ有ゆう司つかさ马懿，吴有周しゅう瑜，蜀しょく有ゆう诸葛武たけ侯こう，晋すすむ有ゆう羊ひつじ祜、杜もり公こう元もと凯，梁りょう有ゆう韦睿，元もと魏ぎ有ゆう崔ちぇ浩ひろし，周しゅう有ゆう韦孝宽，隋ずい有ゆう杨素，国くに朝あさ有ゆう李り靖やすし、李り勣、裴行俭、郭かく元もと振ふ。如此人じん者しゃ，当とう此一时，其所出で计画，皆みな考古こうこ校こう今いま，奇き秘ひ长远，策さく先さき定てい於内，功こう后きさき成なり於外。”（《注ちゅう孙子序じょ》）
苏轼：“善用ぜんよう兵へい者しゃ，破やぶ敌国，当とう如小儿毁齿，以渐摇撼，而后取と之これ，虽小痛つう而能堪こらえ也。若わか不ふ以渐，一拔而得齿，则取齿适足あし以杀儿。王おう翦以六ろく十じゅう万まん人にん取と荆，此一拔取齿之道也。秦はた亦また惫矣，二に世せい而败，坐すわ此也夫おっと。”（《苏轼集しゅう》）
李り复：“少しょう李り轻兵去さ不ふ回かい，荆人胜气鼓こ如雷。将はた军料敌元非ひ怯おびえ，能のう使し君王くんのう促驾来らい。”
陈元靓：“周しゅう凤不鸣，秦はた虎とら方かた视。将はた争そう善ぜん战，图一いち得とく志こころざし。破やぶ赵匪难，取と燕つばめ孔あな易えき。战乃既すんで败，频伤无愧。秦しん兵へい载授，祖そ龙服义。菩田亟读，深ふか谋自遗。六ろく十じゅう万まん卒そつ，恒つね恒つね暨暨。乃献负过，终平楚すわえ地ち。”（《事こと林りん广记后きさき记》）
張ちょう預あずか《十じゅう七なな史し百ひゃく将しょう传》：“孙子曰：‘识众寡之用よう者しゃ胜。’翦谓伐荆当用よう六ろく十じゅう万まん人にん。又また曰：‘谨养勿劳，并气积力。’翦坚壁かべ休きゅう士し，投石とうせき超ちょう距而后きさき用よう是也これや。”
黄道こうどう周しゅう：“王おう翦事秦しん，论荆明あかり果はて。六ろく十じゅう万まん人にん，缺かけ一いち不可ふか。李り信しん少年しょうねん，以毛赴火。兵へい败再兴，其计已やめ左ひだり。空そら国こく伐き人ひと，其不疑うたぐ我わが。美び宅田たくだ园，故こ请琐琐。大国たいこく虽伤，其中犹夥。士卒しそつ投なげ超ちょう，尚なお思おもえ闪躲。兵へい去さ追つい奔，万全ばんぜん方かた妥。为将阴残，一世いっせい坎坷。三世さんぜ不ふ详，王おう离被虏。”（《广名将めいしょう传》）
邓廷罗：“古いにしえ之の善用ぜんよう众者，莫如王おう翦、韩信。”（《兵へい镜或问》）
《千せん字じ文ぶん》：“起おこり翦颇牧まき，用よう军最精せい。宣せん威い沙漠さばく，驰誉丹青たんせい。”