草嶺そうれい古道ふるみち

草嶺そうれい古道ふるみち，是ぜ一いち條じょう連接れんせつ台湾たいわん新北しんきた市し貢みつぎ寮りょう區く遠望えんぼう坑あな與あずか宜むべ蘭あららぎ縣けん頭あたま城じょう鎮大だい里山さとやま區く的てき步道ほどう。屬ぞく古代こだい淡あわ蘭あららぎ古道ふるみち北きた路ろ一いち部分ぶぶん，亦また為ため目前もくぜん僅存的てき路ろ段之だんし一いち。

芒すすき草そう開ひらき滿山まんざん頭あたま的てき草嶺そうれい古道ふるみち埡口與あずか虎とら字じ碑ひ。

路線ろせん圖ず

「草嶺そうれい」之の名めい得とく自じ海拔かいばつ較高處しょ道どう旁つくり山嶺さんれい芒すすき草そう生長せいちょう茂しげる盛もり，幾いく乎不存そん其餘樹じゅ種しゅ。古道ふるみち長ちょう約やく8.5公里くり，途中とちゅう有ゆう雄お鎮蠻煙けむり碑ひ、虎とら字じ碑ひ等とう經過けいか政府せいふ審しん查認定にんてい的てき古蹟こせき，於埡口こう及宜蘭あららぎ縣けん部分ぶぶん可か遠望えんぼう龜山かめやま島とう。在ざい失しつ去さ運輸うんゆ用途ようと後ご，古道ふるみち近きん年來ねんらい已やめ成なり為ため熱ねつ門もん景けい點てん，目前もくぜん由ゆかり交通こうつう部ぶ觀光かんこう局きょく東北とうほく角かく暨宜蘭らん海岸かいがん國家こっか風景ふうけい區く負ふ責せめ經營けいえい管理かんり。

歷史れきし

清しん代だい以前いぜん

據よりどころ《台灣たいわん省しょう通どおり志こころざし》記載きさい，一いち位い台灣たいわん原住民げんじゅうみん平ひら埔族闢建了りょう臺北たいぺい與あずか宜むべ蘭らん間あいだ的てき山路やまじ，後來こうらい的てき人じん也都循著這條路線ろせん，出入でいり往來おうらい兩りょう地ち，這就是ぜ最早もはや見み諸しょ文ぶん獻上けんじょう的てき淡あわ蘭あららぎ古道ふるみち。淡あわ即そく淡水たんすい廳ちょう，以艋舺（今こん台北たいぺい市し萬まん華はな區く）為ため其起點てん。蘭らん則そく為ため噶瑪蘭らん廳ちょう（今いま宜むべ蘭あららぎ縣けん），貫通かんつう山やま區く的てき這條道路どうろ就叫做「淡あわ蘭あららぎ古道ふるみち」。由よし艋舺前ぜん往噶瑪蘭，必須ひっす經過けいか三さん貂てん嶺みね與あずか草嶺そうれい兩りょう座ざ山脈さんみゃく，因いん此，淡あわ蘭あららぎ古道ふるみち又また可分かぶん為ため「三さん貂てん古道ふるみち」與あずか「草嶺そうれい古道ふるみち」。

又また有ゆう一說淡蘭古道是由嘉よしみ慶けい12年ねん（1807年ねん），台灣たいわん知ち府ふ楊廷理り所ところ開ひらく。

清しん代だい

清朝せいちょう同どう治ち年間ねんかん，於同どう治ち5年ねん調しらべ任にん台灣たいわん的いくわ台灣たいわん鎮總兵へい劉りゅう明あきら燈とう，就任しゅうにん一いち年ねん後ご，在ざい他た走はし過か的てき淡あわ蘭あららぎ古道ふるみち上じょう，先後せんご留とめ下か了りょう金字こんじ碑ひ、雄お鎮蠻煙けむり碑ひ以及虎とら字じ碑ひ，即そく使つかい劉りゅう明あきら燈とう對たい當時とうじ的てき台灣たいわん貢獻こうけん與あずか影響えいきょう不ふ多た，但ただし也因這些古蹟こせき而被歷史れきし所ところ記載きさい。

1881年ねん左右さゆう，淡あわ蘭あららぎ古道ふるみち是ぜ唯ただ一由清政府認定的官道，沿途設しつらえ有ゆう隘寮（募集ぼしゅう壯丁そうてい保護ほご行旅こうりょ安全あんぜん，類似るいじ現今げんこん保ほ鏢）、遞舖（傳つて遞信ていしん件けん貨物かもつ的てき轉てん接せっ站）、驛えき站，十分じゅうぶん方便ほうべん與あずか安全あんぜん。因よし此台灣たいわん先さき民みん到いた宜むべ蘭らん開墾かいこん時じ，大だい多おお都と是ぜ經過けいか淡あわ蘭あららぎ古道ふるみち；而官方かた巡視じゅんし與あずか交通こうつう頻繁ひんぱん，亦また造みやつこ就淡蘭らん古道ふるみち上じょう許多きょた古蹟こせき。

近代きんだい

日本にっぽん文化ぶんか人類じんるい學がく家いえ伊能いのう嘉よしみ矩のり在ざい1897年ねん10月がつ8日にち看み到いた虎とら字じ碑ひ，寫うつし出で以下いか的てき文字もじ：「接近せっきん嶺みね頂いただき時じ，新しん路みち與あずか舊道きゅうどう會合かいごう了りょう。這裡有ゆう一塊ひとかたまり大石おおいし，約やく六ろく尺しゃく長ちょう，石せき面めん平滑へいかつ，刻こく有ゆう草くさ書體しょたい的てき虎とら字じ，筆勢ひっせい雄渾ゆうこん，右側みぎがわ刻こく有ゆう同どう治ち六ろく年ねん冬ふゆ，左側ひだりがわ也刻有ゆう臺だい鎮使者しゃ劉りゅう明あきら燈とう書しょ等とう幾いく個こ字じ。這是由よし台北たいぺい進入しんにゅう宜むべ蘭らん的てき越こし嶺みね道みち在ざい修復しゅうふく的てき時候じこう，所しょ建立こんりゅう的てき歷史れきし紀き念ねん物ぶつ。附近ふきん沒ぼつ多た遠とお的てき地方ちほう就是嶺みね頂いただき，也就是ぜ基もと隆たかし郡ぐん與あずか宜むべ蘭あららぎ郡ぐん的てき分界ぶんかい線せん。」

宜むべ蘭らん線せん鐵路てつろ1917年ねん開始かいし興きょう建けん，1919年ねん3月がつ24日にち，位い於平原ひらはら的てき宜むべ蘭らん＝蘇そ澳間あいだ先行せんこう通どおり車しゃ。同年どうねん5月がつ5日にち，八はち堵と＝瑞みず芳かおる間あいだ亦また告つげ峻たかし工こう，但ただし由よし於草嶺そうれい隧道すいどう工事こうじ尚なお在ざい進行しんこう，此段尚ひさし不能ふのう直通ちょくつう宜むべ蘭らん線せん，暫稱「瑞みず芳よし線せん」。

宜むべ蘭らん線せん全部ぜんぶ通どおり車しゃ前まえ，草嶺そうれい古道ふるみち仍為兩りょう地ち間あいだ的てき交通こうつう要よう道みち。旅客りょかく需至鄰近車しゃ站下車げしゃ後ご，更さら換かわ草鞋わらじ徒步とほ過か山やま。直ちょく至いたり1924年ねん隧道すいどう完工かんこう，列車れっしゃ得とく以直通どおり運行うんこう才ざい漸やや趨沒落ぼつらく。

草嶺そうれい周邊しゅうへん古道ふるみち經歷けいれき約やく130年ねん的てき演えんじ變へん，功こう能のう早はや已やめ式微しきび，今日きょう僅存「三さん貂てん嶺みね古道ふるみち」、「草嶺そうれい古道ふるみち」與あずか「隆りゅう嶺みね古道ふるみち」三さん段だん，其餘路ろ段だん已やめ被かむ鐵路てつろ、公おおやけ路ろ所しょ取と代だい。

景けい點てん

古道ふるみち途中とちゅう設しつらえ有ゆう涼りょう亭てい、解說かいせつ牌ぱい及公共こうきょう廁所，於古道どう大里おおさと端はし有ゆう一いち處しょ遊客ゆうかく服務ふくむ中心ちゅうしん，提供ていきょう古道ふるみち遊客ゆうかく休息きゅうそく與あずか服務ふくむ。若わか中途ちゅうと不ふ休息きゅうそく，步道ほどう（遠望えんぼう坑あな→大里おおさと車しゃ站）依よ腳力約やく2~3小しょう時じ可か完成かんせい。

古道ふるみち

雄お鎮蠻煙けむり碑ひ

虎とら字じ碑ひ

• 遠望えんぼう坑あな親水しんすい公園こうえん：位くらい於遠望えんぼう坑口こうこう進入しんにゅう草嶺そうれい古道ふるみち約やく1.1公里くり處しょ的てき左側ひだりがわ小型こがた河谷こうだに平原へいげん，原本げんぽん為ため農地のうち，現げん已やめ改あらため建たて成しげる親水しんすい公園こうえん。溪流けいりゅう兩りょう旁つくり建けん有木あらき製せい步道ほどう、橋はし樑及涼りょう亭てい，遊客ゆうかく可か在ざい漫步まんぽ其間，欣賞大だい自然しぜん風光ふうこう，亦また可か觀賞かんしょう溪けい裏うら成なり群ぐん的てき臺灣たいわん溪けい哥魚さかな和わ苦く花はな魚ぎょ。

• 跌死馬橋まばし：以前いぜん為ため木製もくせい，下した過か雨後うご木き板ばん濕しめ滑すべり，曾有馬ば經過けいか時じ跌落橋下はしもと，故こ此得名めい。

• 雄お鎮蠻煙けむり碑ひ（三さん級きゅう古蹟こせき）：清きよし同どう治ち6年ねん（1867年ねん），台灣たいわん鎮總兵へい劉りゅう明あきら燈とう為ため了りょう鎮壓ちんあつ山さん魔ま所しょ題だい。此碑位い於草嶺みね古道ふるみち半山はんやま腰こし，寬ひろし336公おおやけ分ぶん、高こう119公おおやけ分ぶん，每まい字じ寬ひろし55公おおやけ分ぶん、高こう70公おおやけ分ぶん。後人こうじん有ゆう詩し讚美さんび雄お鎮蠻煙けむり碑ひ：「『雄ゆう』危聳旁つくり其卯星ぼし，『鎮』迫さこ龍りゅう更さら抱だき心こころ胸むね，『蠻』氣き霏霏龍りゅう吸雨，『煙けむり』兌亨亨とおる虎とら吞風。」

• 虎とら字じ碑ひ（三さん級きゅう古蹟こせき）：位くらい於離古道ふるみち最高さいこう點てん約やく130公おおやけ尺じゃく處しょ，海拔かいばつ約やく330公おおやけ尺じゃく。同どう治ち6年ねん（1867年ねん），劉りゅう明あきら燈とう路みち經けい之の處しょ被風ひふ暴所阻，取と《易えき經けい》「雲くも從したがえ龍りゅう、風ふう從したがえ虎とら」之の義よし，以芒花はな為ため筆ひつ，就地揮毫きごう。其字寬ひろし40公おおやけ分ぶん、高こう1公おおやけ尺じゃく，為ため草書そうしょ字體じたい。

• 埡口平台ひらだい及觀景けい亭てい：埡口處しょ有ゆう一いち平台ひらだい，為ため整せい條じょう古道ふるみち地勢ちせい最高さいこう點てん，向こう南みなみ可か遠どお眺ながめ太平洋たいへいよう、龜山かめやま島とう及宜蘭あららぎ縣けん頭あたま城じょう鎮大里さと聚落しゅうらく。古道ふるみち西側にしがわ山さん丘上おかうえ建けん有ゆう觀かん景けい亭てい，視野しや更さら佳よ。

魷魚公こう廟びょう與あずか埡口

• 護まもる管かん所しょ：原はら為ため林地りんち護まもる管かん所しょ，興きょう建けん於1970年ねん，防護ぼうご森林しんりん發生はっせい火災かさい、盗伐とうばつ、濫墾之の情事じょうじ。1990年ねん，改あらため建けん為ため旅たび遊ゆう解說かいせつ服務ふくむ站，以滿足まんぞく日び益えき增加ぞうか的てき遊客ゆうかく需求。

• 大里おおさと天たかし公おおやけ廟びょう：本名ほんな慶けい雲宮くもみや，建けん於1836年ねん，主おも祀まつ由ゆかり福ふく州しゅう供奉ぐぶ來らい台だい的てき玉たま皇すめらぎ大帝たいてい。平時へいじ香が火ひ鼎かなえ盛もり，每年まいとし農のう曆れき的てき正月しょうがつ初はつ九きゅう是ぜ當地とうち慶けい典てん「拜はい天てん公こう」之これ日にち，會かい有ゆう從したがえ各地かくち來らい參拜さんぱい的てき信徒しんと。廟びょう下方かほう有ゆう一いち大石おおいし，上うえ有ゆう何なに應おう欽將軍しょうぐん親筆しんぴつ所しょ題だい「蘭らん陽ひ第だい一いち勝景しょうけい」字じ蹟あと。

• 大里おおさと遊客ゆうかく服務ふくむ中心ちゅうしん：位くらい於大おだい里さと天てん公こう廟びょう南側みなみがわ，隸屬れいぞく東北とうほく角かく暨宜蘭らん海岸かいがん國家こっか風景ふうけい區く管理かんり處しょ，提供ていきょう遊客ゆうかく旅たび遊ゆう諮詢しじゅん服務ふくむ。

周邊しゅうへん

• 由よし福ぶく隆たかし前ぜん往草嶺みね古道ふるみち，除じょ了りょう沿省しょう道どう台だい2線せん、台だい2丙へい前ぜん往遠望えんぼう坑口こうこう，再さい由よし遠望えんぼう坑あな街がい進入しんにゅう古道ふるみち起點きてん之の外そと，亦また可か由よし福ぶく隆たかし車しゃ站後方かた之の虎とら子こ山やま街がい，翻こぼし越えつ虎とら子こ山やま直じき達たち遠望えんぼう坑あな。該路徑みち全ぜん程ほど需步行ほこう約やく一いち小しょう時じ，唯ただ最後さいご一段十餘分鐘路程為下坡山徑，雨天うてん容易ようい路ろ滑すべり，遊客ゆうかく應おう注意ちゅうい安全あんぜん性せい。
• 由よし遠望えんぼう坑口こうこう沿省しょう道どう台だい2丙へい往西可か通どおり往貢みつぎ寮りょう、雙そう溪けい，再轉さいてん縣道けんどう102號ごう往北可か抵三さん貂てん嶺みね、金きむ瓜ふり石せき、九きゅう份等地とうち。
• 由よし遠望えんぼう坑口こうこう沿省しょう道どう台だい2丙へい往東可か接せっ臺だい2線せん，往北可か抵鹽しお寮りょう抗日こうにち紀き念ねん碑ひ、龍りゅう洞ほら、鼻はな頭角とうかく等とう景けい點てん；往東可か至いたり福ぶく隆たかし，附近ふきん有ゆう福ぶく隆たかし海水浴かいすいよく場じょう，續ぞく前まえ行ぎょう可か抵臺灣たいわん島とう東端ひがしばた—三さん貂てん角かく，附近ふきん有ゆう三さん貂てん角燈かくとう塔とう。
• 由よし大里おおさと沿省しょう道どう台だい2線せん往西南せいなん可か抵頭あたま城じょう、宜むべ蘭らん、羅ら東ひがし、蘇そ澳等ひとし宜むべ蘭あららぎ縣けん各かく鄉さと鎮。

相關そうかん條目じょうもく

• 國家こっか步道ほどう系統けいとう
• 新北しんきた市し登山とざん步道ほどう

外部がいぶ連結れんけつ

• 草嶺そうれい古道ふるみち－交通こうつう部ぶ觀光かんこう局きょく （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）
• 東北とうほく角かく暨宜蘭らん海岸かいがん國家こっか風景ふうけい區く管理かんり處しょ－草嶺そうれい古道ふるみち （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）
• 草嶺そうれい古道ふるみち-新北しんきた市し觀光かんこう旅たび遊ゆう網もう （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）