榴槤

榴槤
科學かがく分類ぶんるい
界さかい：	植物しょくぶつ界かい Plantae
演えんじ化か支ささえ：	維管束たば植物しょくぶつ Tracheophyta
演えんじ化か支ささえ：	被子植物ひししょくぶつ Angiosperms
演えんじ化か支ささえ：	真ま雙そう子葉しよう植物しょくぶつ Eudicots
演えんじ化か支ささえ：	薔薇ばら類るい植物しょくぶつ Rosids
目め：	錦にしき葵あおい目め Malvales
科か：	錦にしき葵あおい科か Malvaceae
屬ぞく：	榴槤屬ぞく Durio
種たね：	榴槤 D. zibethinus
二に名めい法ほう
	Durio zibethinus; L., 1774
	榴槤的てき主要しゅよう產地さんち，綠色みどりいろ部分ぶぶん為ため原產げんさん地區ちく，紫色むらさきいろ部分ぶぶん為ため引種地區ちく。
異名いみょう
	Durio acuminatissimus; Merr., 1926; Durio stercoraceus; Noronha, 1790（無效むこう名めい）;

榴槤（學名がくめい：Durio zibethinus；又また作さく榴蓮^[4]^[5]^[6]^[7]^[8]），是ぜ原產げんさん於馬うま來らい西にし亞あ和わ印しるし尼あま等ひとし東南とうなん亞あ國家こっか的てき一いち種しゅ巨きょ型がた熱帶ねったい常綠じょうりょく喬木きょうぼく，為ため錦にしき葵あおい科か下した榴槤屬ぞく的てき模も式しき種しゅ。榴槤一詞通常指其果實，也稱麝香じゃこう貓果，中國ちゅうごく古稱こしょう「賭と爾しか焉」^[9]。漢語かんご詞し語ご「榴槤」、「賭と爾しか焉」及榴槤的拉ひしげ丁ちょう文あや屬ぞく名めい「Durio」、英文えいぶん名めい「durian」均ひとし為ため馬うま來らい語ご「durian」的てき音譯おんやく或ある借用しゃくよう，「duri」在ざい馬うま來らい語ご中ちゅう意い為ため「刺とげ」，「duri-an」意い即そく「有刺ゆうし之の物もの」。

榴槤的てき獨特どくとく之の處しょ在ざい於其濃こ重おも的てき氣味ぎみ，以及碩せき大だい而布滿まん硬かた刺とげ的てき球狀きゅうじょう果實かじつ。成熟せいじゅく後ご的てき果實かじつ長ちょう度ど可か達たち30厘りん米まい，直徑ちょっけい達たち15厘りん米まい；果皮かひ因いん成熟せいじゅく程度ていど而呈綠みどり褐色かっしょく到いた黃き褐色かっしょく；果肉かにく呈てい淺黃あさぎ色しょく，因いん味あじ道どう甜美而被廣こう泛食用よう。榴槤在ざい東南とうなん亞あ有ゆう「水みず果はて之の王おう」的てき美び譽ほまれ，現げん已やめ人工じんこう引種栽培さいばい於泰たい國こく、越こし南みなみ、中國ちゅうごく南部なんぶ等とう熱帶ねったい地區ちく。

特徵とくちょう

榴槤的てき果實かじつ

本ほん種たね是ぜ一いち種しゅ巨きょ型がた的てき熱帶ねったい常綠じょうりょく喬木きょうぼく，樹高きだか可か達たち45米めーとる^[1]。葉は片へん長圓ちょうえん，頂いただき端はし較尖，聚傘花序かじょ，花色はないろ淡あわ黃き，果實かじつ大小だいしょう如足あし球だま，果皮かひ堅實けんじつ，密生みっせい三角形さんかっけい硬かた刺とげ，果肉かにく是ぜ由ゆかり假かり種皮しゅひ的てき肉にく包皮ほうひ組成そせい，肉色にくいろ黃き至いたり白しろ皆みな有ゆう，粘性ねんせい多た汁しる，酥軟味あじ甜，吃ども起おこり來き有ゆう冰淇淋的口こう感かん，但ただし因いん味あじ道みち濃こ重おも異い於其他た水みず果はて，對たい榴槤果肉かにく的てき接受せつじゅ程度ていど因いん人じん而異。

產地さんち

原產地げんさんち包括ほうかつ馬うま來らい西にし亞あ、印度いんど尼あま西にし亞あ和わ汶萊。榴槤生長せいちょう地ち遍へん佈東南とうなん亞あ，其主要よう生長せいちょう在ざい馬うま來らい西にし亞あ、印度いんど尼あま西にし亞あ、泰たい國こく等地とうち，其他種しゅ植うえ榴槤地方ちほう包括ほうかつ柬埔寨、老ろう撾、越こし南みなみ、緬はる甸、印度いんど、斯里蘭らん卡、西にし印度いんど群島ぐんとう、佛ふつ羅ら里さと達たち州しゅう、夏なつ威たけし夷えびす、巴ともえ布ぬの亞あ新しん幾いく內亞、波なみ利り尼あま西にし亞あ群島ぐんとう、馬うま達いたる加か斯加、海南かいなん島とう、澳大利おおとし亞あ北部ほくぶ、台灣たいわん等ひとし。

種類しゅるい

本ほん種たね是ぜ國際こくさい貿易ぼうえき上じょう最さい常見つねみ的てき榴槤屬ぞく物種ものだね，人工じんこう栽培さいばい的てき品しな系けい已やめ有ゆう上じょう百ひゃく樣よう。除じょ了りょう本ほん種しゅ，還かえ有ゆう另外9種しゅ可か食用しょくよう的てき榴槤屬ぞく物種ものだね，多た只ただ在原ありはら生地きじ的てき市場いちば上じょう出現しゅつげん。例れい如，貓山王おう，紅べに蝦えび，黑くろ刺とげ，蘇そ丹まこと王おう，竹たけ腳，紅べに肉にく等とう等とう。^[10]

營養えいよう

榴槤營養えいよう豐富ほうふ，100克かつ榴槤中ちゅう含有がんゆう熱量ねつりょう147（千せん）卡路里さと、蛋白質たんぱくしつ1.47克かつ、脂肪しぼう5.33克かつ、糖類とうるい27.09克かつ、維生素もとB20.13毫克、維生素もとC19.7毫克，還かえ有ゆう許多きょた微量びりょう元素げんそ，包括ほうかつ鉀。

歷史れきし

東南とうなん亞あ早はや於史前ぜん時代じだい已やめ食用しょくよう榴槤，但ただし西方せいほう世界せかい和かず中國ちゅうごく認識にんしき榴槤只ただ約やく600年ねん。已やめ知ち歐おう洲しゅう最早もはや榴槤的てき紀き錄ろく是ぜ意い大利おおとし旅行りょこう家か尼あま科か洛らく·達たち·康かん提ひさげ，在ざい15世紀せいき前ぜん往東南みなみ亞あ時じ紀き錄ろく。葡萄ぶどう牙きば醫い生せい加西かさい亞あ·德とく奧おく爾なんじ塔とう（英語えいご：Garcia de Orta）在ざい1563年ねん出版しゅっぱん的てき書中しょちゅう描述榴槤在ざい印度いんど用作ようさく藥用やくよう。同どう時期じき，隨ずい鄭てい和かず下か西洋せいよう的てき穆きよし斯林馬うま歡在ざい《瀛涯勝しょう覽らん》記述きじゅつ蘇そ門もん答こたえ剌國的てき榴槤「賭と爾しか焉」：「有ゆう一等いっとう臭しゅう果はて，番ばん名めい『賭と爾しか焉』，如中國こく水みず雞頭樣よう，長ちょう八はち九きゅう寸すん，皮かわ生せい尖とんが刺とげ，熟じゅく則そく五ご六ろく瓣べん裂きれ開ひらけ，若わか臭におい牛肉ぎゅうにく之の臭におい，內有粟あわ子こ大だい酥白肉にく十じゅう四よん五ご塊かたまり，甚甜美好みよし吃ども，中なか有子ゆうこ可か炒い吃ども，其味如栗。」

成熟せいじゅく

榴槤是ぜ一種典型的熱帶水果，某ぼう些品種しゅ的てき榴槤（例れい如生長せいちょう於馬來らい西にし亞あ的てき種しゅ）不可ふか以採摘，否いや則のり不能ふのう繼續けいぞく成熟せいじゅく，果樹かじゅ也會受損傷そんしょう。只ただ有ゆう等とう其成熟せいじゅく後ご自じ行くだり落下らっか。榴槤樹じゅ種類しゅるい眾多，有ゆう些種四よん、五ご年ねん即そく可か結果けっか，有ゆう的てき要よう六ろく至いたり八はち年ねん才能さいのう結果けっか。絕大ぜつだい多數たすう的てき榴槤樹じゅ每年まいとし結果けっか實じつ一いち次じ，一棵樹每年可産七、八はち十じゅう個こ榴槤^[11]，一個果實大的重達1－2公おおやけ斤きん，在ざい較大枝おおえだ幹みき上じょう開花かいか結果けっか。一個榴槤從樹上掉下後不斷成熟的二至四天內是最美味的，但ただし經過けいか五ご、六天ろくてん後ご，大だい多數たすう人じん會かい認みとめ為ため這時爛熟らんじゅく又また難なん吃ども。

氣味きみ

新しん加か坡地鐵てつ上うえ禁止きんし攜帶榴槤的てき告示こくじ圖ず（右みぎ下か）

人類じんるい對たい榴槤的てき氣味ぎみ有ゆう非常ひじょう極端きょくたん的てき嗅覺きゅうかく反映はんえい，一部分人認為非常芳香，愛あい吃ども的てき人じん覺さとし得とく很香，越こし吃ども越こし愛あい吃ども，越こし吃ども越えつ上じょう癮。它的種子しゅし也可以吃。而另一部分人認為榴槤惡臭無比，尤ゆう其是對たい於西方かた國家こっか的てき人ひと群ぐん，榴蓮的てき氣味ぎみ往往おうおう被ひ形容けいよう為ため「臭味しゅうみ熏天」^[12]，甚至驚おどろき動どう消防しょうぼう部門ぶもん處理しょり^[13]。即そく使つかい是ぜ東南とうなん亞あ地區ちく，雖然一般很少有一種水果有如此明顯的嗅覺反差，但ただし由よし於考慮こうりょ到いた公おおやけ眾反映はんえい，不ふ少しょう國家こっか如馬うま來らい西にし亞あ，泰たい國こく和わ新しん加か坡禁止きんし酒さけ店てん、飛ひ機き、餐館和かず其他公共こうきょう交通こうつう工具こうぐ攜帶打開だかい的てき榴槤。大だい部分ぶぶん航空こうくう公司こうし禁止きんし乘客じょうきゃく攜帶榴槤登とう機き。

榴槤的てき氣味ぎみ來らい自じ多種たしゅ硫化りゅうか物ぶつ，當とう榴槤成熟せいじゅく時じ便びん會かい散發さんぱつ出來でき，猩猩しょうじょう、大だい象ぞう、犀さい牛うし和わ長ちょう臂ひじ猿ざる都と喜き愛あい有ゆう這種氣味ぎみ的てき食物しょくもつ，榴槤散發さんぱつ這種氣味ぎみ來らい吸引きゅういん這些動物どうぶつ，取と食しょく已やめ經けい成熟せいじゅく或ある從したがえ樹じゅ上じょう掉落在地ざいち面めん的てき果實かじつ，並なみ且利用りよう這些動物どうぶつ將はた果實かじつ內的種子しゅし傳播でんぱ到いた其他地方ちほう^[14]。

成熟せいじゅく後ご自然しぜん裂きれ口こう的てき榴槤，存そん放ひ時間じかん不能ふのう太ふと久ひさし，當とう嗅聞時じ有ゆう一いち股また酒精しゅせい味あじ時じ，就是變質へんしつ了りょう。未み開口かいこう的てき榴槤，不ふ成熟せいじゅく的てき有ゆう一いち股また青草あおくさ味あじ，成熟せいじゅく的てき散發さんぱつ出で榴槤固有こゆう的てき氣味ぎみ。

如果用よう手しゅ直接ちょくせつ抓つめ著しる榴槤吃，手て上じょう的てき味あじ道どう會かい殘留ざんりゅう一いち至いたり兩りょう天てん，據よりどころ說せつ用よう榴槤的てき殼から當とう容器ようき盛もり水洗すいせん手しゅ的てき話ばなし，其去除じょ氣味ぎみ的てき效果こうか比ひ用よう肥こえ皂洗手しゅ更さら好このみ，而且馬上まけ味あじ道どう就會消しょう除じょ^[11]。

中國ちゅうごく文學ぶんがく家か郁いく達夫たつお在ざい《南洋なんよう遊ゆう記き》中ちゅう曾寫道どう：「榴槤有ゆう如臭乳ちち酪與洋よう蔥混合こんごう的てき臭氣しゅうき，又また有ゆう類似るいじ松まつ節ぶし油あぶら的てき香味こうみ，真ま是ぜ又また臭くさ又また香こう又また好こう吃ども」^[11]。

用途ようと

在ざい馬うま來らい西にし亞あ，榴槤的てき葉子ようこ和わ根ね部ぶ用よう來らい解熱げねつ，而葉汁じる用よう來らい治療ちりょう發はつ燒しょう的てき病人びょうにん。它也可か製せい成なり不同ふどう美食びしょく，例れい如：榴槤巧たくみ克かつ力りょく^[15]，榴蓮月餅げっぺい和わ榴槤炸彈。

避忌

因いん榴槤含糖とう較高，糖尿とうにょう病びょう患者かんじゃ應おう不ふ吃ども或ある少しょう吃ども。榴槤含鉀較高，故こ腎じん病やまい、心臟しんぞう病びょう患者かんじゃ應おう慎まき吃ども。榴槤是ぜ高熱こうねつ量水りょうすい果はて，肥こえ胖ゆたか者もの應おう少しょう吃ども^[16]。兒童じどう長期ちょうき大量たいりょう食用しょくよう榴槤，可能かのう面めん臨營養えいよう過剩かじょう（英語えいご：Overnutrition）和わ性せい早熟そうじゅく的てき風ふう險けわし^[17]^[18]。