蔣濟

蔣濟（2世紀せいき？—249年ねん5月がつ18日にち），字じ子こ通どおり。楚すわえ國こく平ひらめ阿おもね（今いま安徽あんき省しょう懷ふところ遠どお縣けん）人にん。東ひがし漢かん末すえ及三さん國こく時とき曹魏名めい臣しん，官かん至いたり太ふとし尉じょう。

蔣濟
出生しゅっしょう	不ふ詳しょう 東ひがし漢かん
逝世	249年ねん 曹魏
職業しょくぎょう	東ひがし漢かん、曹魏官員かんいん

生平おいだいら

助じょ保ほ江こう淮

蔣濟少時しょうじ與あずか胡えびす質しつ及朱しゅ績在ざい江こう淮地區ちく知名ちめい，曾任楚すわえ國こく計けい吏，後ご轉任てんにん揚あげ州しゅう別べつ駕が。建たて安やすし十じゅう三さん年ねん（208年ねん），孫まご權けん發動はつどう第だい一いち次じ合ごう肥こえ之の戰たたかえ，當時とうじ曹操そうそう派は張ちょう喜き領りょう兵へい救援きゅうえん，但ただし因よし疫病えきびょう而誤期き。等とう候こう一いち個こ多た月がつ後ご，蔣濟假稱かしょう收おさむ到いた張ちょう喜き的てき書信しょしん，說せつ張ちょう喜き快かい到いた，並なみ故意こい讓ゆずる孫まご權けん獲得かくとく書簡しょかん。孫まご權けん中ちゅう計けい，於是撤軍，成功せいこう為ため合あい肥こえ解かい圍かこえ。

十じゅう四よん年ねん（209年ねん）蔣濟為ため揚あげ州しゅう出いで使し到いた譙縣，曹操そうそう見み蔣濟時じ，向むかい他た透とおる露ろ打算ださん遷徙淮南みなみ的てき民みん眾，詢問蔣的意見いけん；蔣濟雖然認みとめ同どう孫まご權けん會かい乘じょう着き曹操そうそう在ざい赤あか壁かべ之の戰たたかえ兵力へいりょく大だい耗而擄掠淮南ワイナン的てき人民じんみん及土地ち，但ただし判斷はんだん人民じんみん會かい眷戀原げん居きょ的てき土地とち，不ふ會かい願意がんい遷徙。一旦いったん下した令れい遷移せんい，會かい令れい他た們恐懼きょうく，不ふ同意どうい徙民。曹操そうそう後來こうらい仍然下か令れい遷移せんい江こう淮十多た萬まん人にん，結果けっか導しるべ致大半たいはん人民じんみん如蔣濟ずみ所しょ料地りょうち逃至吳くれ境さかい。

後こう蔣濟出で使し到いた鄴城，曹操そうそう因いん他た對たい徙民的てき見解けんかい而甚為ため欣賞蔣，任命にんめい他た為ため丹陽たんよう太守たいしゅ。後こう又また復ふく任にん揚あげ州しゅう別べつ駕が，更さら下か令れい：「季子としこ為ため臣しん，吳ご宜むべ有ゆう君くん。今いま君くん還かえ州しゅう，吾われ無む憂ゆう耳みみ。」當時とうじ有ゆう平民へいみん誣告ぶこく蔣濟策さく劃謀反ぼうほん，但ただし曹操そうそう卻斷定だんてい消息しょうそく是ぜ假かり的てき，可か見み曹操そうそう對たい蔣濟的てき信任しんにん。蔣濟後ご被ひ辟為丞相じょうしょう主おも簿ぼ西にし曹屬ぞく。

善ぜん審しん軍事ぐんじ

參まいり見み：樊城之の戰たたかえ

建けん安やす二に十じゅう四よん年ねん（219年ねん），關せき羽はね擊げき敗はい曹仁的てき部將ぶしょう龐德和かず前ぜん往援救すくい的てき于禁，並なみ圍かこえ困こま襄じょう陽ひ和わ樊城，一時いちじ銳するど不可ふか擋。曹操そうそう見み許もと昌あきら與あずか近きん荊州，有意ゆうい讓ゆずる漢かん獻けんじ帝みかど由よし許もと昌あきら遷都せんと他た處しょ。蔣濟和わ司馬しば懿卻勸阻，更さら建議けんぎ讓ゆずる已やめ對たい關せき羽わ甚不滿ふまん的てき孫まご權けん襲かさね取と荊州，從したがえ而解除かいじょ對たい襄じょう樊的圍かこえ困こま，曹操そうそう最後さいご採納さいのう。孫まご權けん果然かぜん主動しゅどう請戰，命いのち呂りょ蒙こうむ襲かさね取と荊州，更さら與あずか魏ぎ軍ぐん徐じょ晃あきら等とう一同擒殺關羽，成功せいこう解かい襄じょう樊之圍かこえ。翌年よくねん（220年ねん），曹丕繼つぎ任にん魏ぎ王おう，蔣濟任にん相國しょうこく長ちょう史ふみ。同年どうねん曹丕稱しょう帝みかど，蔣濟出で任にん東中ひがしなか郎ろう將しょう，後ご入にゅう為ため散ち騎き常つね侍さむらい。

黃き初はつ三さん年ねん（222年ねん），曹丕大だい舉攻吳くれ，蔣濟與あずか大だい司馬しば曹仁征伐せいばつ東ひがし吳くれ，進攻しんこう濡須口こう，蔣濟領りょう兵へい攻おさむ羨とも谿用よう以分散ぶんさん吳くれ軍ぐん。當時とうじ曹仁打算ださん攻おさむ取と東ひがし吳くれ濡須督とく朱しゅ桓兵士へいし與あずか妻つま兒じ所在しょざい的てき中州なかす，蔣濟認みとめ為ため進攻しんこう江え中州なかす島とう危險きけん，易えき被ひ敵てき軍ぐん擊破げきは，提出ていしゅつ反對はんたい，但ただし曹仁不ふ聽，最終さいしゅう果はて眞ま被ひ擊げき敗はい，及後因いん有ゆう疫病えきびょう而撤軍ぐん。曹仁戰後せんご旋即逝世，蔣濟再任さいにん東中ひがしなか郎ろう將しょう，代だい領りょう曹仁的てき軍隊ぐんたい。後來こうらい又また被ひ徵ちょう任にん為ため尚書しょうしょ。

黃き初はつ六ろく年ねん（225年ねん）冬季とうき，曹丕親おや自じ領水りょうすい陸軍りくぐん隊たい到いた廣陵こうりょう，臨江閱兵，打算ださん進攻しんこう東ひがし吳くれ。身み為ため揚あげ州しゅう人的じんてき蔣濟認みとめ為ため水道すいどう會かい有ゆう阻塞，不利ふり行軍こうぐん，更さら作さく《三さん州しゅう論ろん》勸すすむ諫，但ただし曹丕不ふ聽，最終さいしゅう戰せん船ふな都と因いん河かわ道どう結ゆい冰而不能ふのう前進ぜんしん。有人ゆうじん建議けんぎ在ざい當地とうち屯田とんでん，蔣濟又また以屯田地でんち點てん靠もたれ近ちか淮河和かず湖こ泊はく，當とう雨季うき水すい漲みなぎ時とき，容易ようい被ひ東ひがし吳くれ軍隊ぐんたい掠奪りゃくだつ屯田とんでん物資ぶっし而反對はんたい，曹丕聽從ちょうじゅう，因いん而撤退てったい。來き到いた精しらげ湖こ，湖水こすい有ゆう些乾涸，曹丕又また將はた滯留たいりゅう的てき船隊せんたい交給蔣濟處理しょり，蔣濟開鑿かいさく河かわ道又みちまた阻截湖水こすい導しるべ流りゅう河水こうすい，成功せいこう將しょう船せん隻せき導みちびけ到いた淮河中ちゅう。

參まいり見み：石いし亭てい之の戰たたかえ

太ふとし和わ元年がんねん（227年ねん），曹叡繼つぎ位い，蔣濟獲え賜たまもの爵關せき內侯。次つぎ年ねん（228年ねん），大だい司馬しば、揚あげ州しゅう牧まき曹休被ひ東ひがし吳くれ鄱陽太守たいしゅ周しゅう魴所ところ誘さそえ，率りつ兵へい進攻しんこう皖城，蔣濟認みとめ為ため曹休這次深入ふかいり東ひがし吳くれ，與あずか東ひがし吳くれ精兵せいびょう對抗たいこう，而且駐ちゅう守もり上じょう游ゆう的てき朱しゅ然しか會かい從したがえ後ご襲擊しゅうげき，建議けんぎ不要ふよう進攻しんこう；但ただし曹休還かえ是ぜ繼續けいぞく前進ぜんしん。及後東ひがし吳くれ大だい都と督とく陸りく遜へりくだ領りょう兵へい迎擊げいげき曹休，蔣濟見み吳くれ軍ぐん有東うとう進之しんの勢ぜい，又また建議けんぎ快かい派は援兵えんぺい援救曹休。不ふ久ひさ曹休被ひ擊げき潰つぶせ，丟棄大量たいりょう軍ぐん需品じゅひん後ご撤，並なみ被ひ東ひがし吳ご進すすむ至いたり夾石，曹休在ざい夾石遇ぐう到いた援軍えんぐん才ざい阻住了りょう東ひがし吳くれ的てき追擊ついげき。蔣濟後ご獲え升ます任にん中なか護まもる軍ぐん。蔣濟擔任たんにん中ちゅう護まもる軍ぐん時じ，有ゆう謠言ようげん稱しょう「欲求よっきゅう牙きば門もん，當とう得とく千せん匹ひき；百ひゃく人にん督とく，五ご百ひゃく匹ひき」，意い指ゆび蔣濟受賄。司馬しば懿與蔣濟關係かんけい友好ゆうこう，曾經因いん謠言ようげん事ごと詢問蔣濟，蔣濟無法むほう辯解べんかい，於是開ひらき玩笑說せつ：「洛陽らくよう集あつまり市し交易こうえき，少しょう一いち錢ぜに都と不ふ行くだり。」於是兩人りょうにん相對そうたい而笑。後ご又また遷任護まもる軍ぐん將軍しょうぐん，加か散ち騎き常つね侍さむらい。

太ふと和やわ六ろく年ねん（232年ねん），曹叡打算ださん命いのち平たいら州しゅう刺史しし田た豫よ循海路ろ、幽かそけ州しゅう刺史しし王おう雄つよし循陸路ろ，一起かずき進攻しんこう遼東りゃおとん公孫こうそん淵ふち，蔣濟卻認為ため公孫こうそん淵ふち尚ひさし未み有ゆう叛亂はんらん之の心しん，而且不ふ是ぜ大だい的てき問題もんだい；今こん天若あまわか是ぜ攻おさむ打だ，即そく使つかい攻おさむ克也かつや不ふ見み得え獲得かくとく太ふと多た好こう處しょ，反はん而一旦いったん失敗しっぱい，會かい招至公孫こうそん淵ふち怨恨えんこん。曹叡還かえ是ぜ派は田た豫よ等とう進攻しんこう，但ただし失敗しっぱい。

自責じせき病死びょうし

正せい始はじめ元年がんねん（239年ねん），曹芳繼つぎ位い，轉任てんにん領りょう軍ぐん將軍しょうぐん，封ふう昌あきら陵りょう亭てい侯こう，不ふ久ひさ於正始はじめ三さん年ねん七なな月がつ乙おつ酉とり日び（242年ねん9月がつ1日にち）升ます任にん太ふとし尉じょう。

正せい始はじめ十じゅう年ねん（249年ねん），太ふとし傅でん司馬しば懿對たい曹爽奪だつ權けん，發動はつどう高平たかひら陵りょう之の變へん，蔣濟參與さんよ兵へい變へん，駐兵ちゅうへい洛らく水すい浮橋うきはし。其間桓範出城でしろ投とう奔曹爽，蔣濟則そく認みとめ為ため桓範雖然聰明そうめい，但ただし曹爽一定會因只顧家室而不圖遠謀，不ふ會かい接せっ納おさめ桓範的てき計けい謀はかりごと；蔣濟又また寫うつし信しん給きゅう曹爽，力ちから陳ひね司馬しば懿只是ぜ剝奪他た權力けんりょく罷やめ了りょう，勸告かんこく他た即そく早さ交出權力けんりょく投降とうこう。最終さいしゅう曹爽自じ願ねがい交出權力けんりょく並なみ返かえし回かい洛陽らくよう的まと邸てい中ちゅう，但ただし數すう月がつ後ご曹爽被ひ指ゆび控ひかえ謀反ぼうほん，被ひ滅めつ族ぞく。蔣濟勸すすむ司馬しば懿給曹真留とめ下か後代こうだい，司馬しば懿不肯。事後じご蔣濟獲え進すすむ封ふう都と鄉きょう侯こう。但ただし蔣濟因いん為ため對たい曹爽失しつ信しんじ，上書うわがき拒絕きょぜつ封ふう賞しょう，但ただし不ふ受准許もと；同年どうねん四よん月がつ丙へい子日ねのひ（5月がつ18日にち）因いん憤いきどお愧發病やめ去ざ世よ，諡おくりな景けい侯こう。

逸聞いつぶん

• 曹丕曾下詔みことのり給きゅう征せい南みなみ將軍しょうぐん夏なつ侯こう尚なお說せつ：「你是朕ちん的てき心腹しんぷく重おも將はた，應おう當とう給きゅう予よ你特別べつ的てき任命にんめい（指ゆび征せい南みなみ將軍しょうぐん一いち職しょく）。希望きぼう你可以廣施ほどこせ恩おん德とく足あし以令死者ししゃ享とおる用よう，實行じっこう惠めぐみ愛あい令れい人じん終身しゅうしん難なん忘。你可以獨攬威權けん，擅行賞罰しょうばつ，有ゆう殺人さつじん或ある活かつ人的じんてき權力けんりょく。」後來こうらい，夏なつ侯こう尚なお將はた這道詔書しょうしょ出で示しめせ給きゅう蔣濟看み。蔣濟回かい到いた朝廷ちょうてい，曹丕問とい他た：「你在各地かくち聽到和わ看み到いた的てき社會しゃかい風氣かざけ、教化きょうか都と是ぜ怎麼樣さま的てき？」，蔣濟回答かいとう道どう：「沒ぼつ有ゆう其他善行ぜんこう，只ただ聽到了りょう亡國ぼうこく之これ語ご。」，曹丕臉上露出ろしゅつ憤怒ふんぬ的てき表情ひょうじょう，問もん蔣濟這是什麼いんも原因げんいん，蔣濟以曹丕頒給きゅう夏なつ侯こう尚なお的てき詔書しょうしょ作さく答こたえ：「『作さく威い作さく福ぶく』是ぜ《尚書しょうしょ》中ちゅう明明白白めいめいはくはく告つげ誡臣子こ不能ふのう做的事情じじょう，『天子てんし無む戲言ざれごと』，古人こじん對たい此非常ひじょう慎重しんちょう。請陛下か認みとめ真ま考慮こうりょ。」曹丕這才明白めいはく了りょう蔣濟的てき意思いし，下した令れい將はた頒給夏なつ侯こう尚なお的てき詔書しょうしょ追つい回かい。在ざい詔書しょうしょ中ちゅう提ひっさげ到いた的てき「作さく威い作さく福ぶく」，意い為ため獨どく攬威權けん，擅行賞罰しょうばつ。這句成語せいご的てき最早もはや出處しゅっしょ是ぜ《尚書しょうしょ·洪ひろし範はん》中ちゅう的てき「惟おもんみ闢作福ぶく，惟おもんみ闢作威い，惟おもんみ辟玉食しょく。臣しん無む有作ゆうさく福ぶく作さく威い玉だま食しょく。」，按照這句成語せいご最早もはや的てき解釋かいしゃく，是これ只ただ有ゆう帝王ていおう才能さいのう行使こうし的てき權力けんりょく，而曹丕卻出現しゅつげん了りょう重大じゅうだい筆ひつ誤あやま。難なん怪かい蔣濟毫不客氣かっき予よ以指責せめ，曹丕也只能のう低頭ていとう認みとめ錯，乖乖將はた詔書しょうしょ收おさむ回かい了りょう。
• 蔣濟曾立論ろん，說せつ望もち人的じんてき眼睛がんせい就知道どう這個人こじん如何いか。鍾會五ご歲さい時じ，其父鍾繇派は他見たけん蔣濟，蔣濟對たい他た甚為欣賞，更さら說せつ他た「非常ひじょう人じん也。」而鍾會かい本身ほんみ十じゅう分ふん聰明そうめい，不ふ僅很年ねん輕けい就能背せ誦很多た典籍てんせき，而且有ゆう才ざい數すう技藝ぎげい，博學はくがく而精練せいれん名めい理り。及後又また滅めつ蜀しょく立大りつだい功こう。
• 蔣濟的てき妻子さいし一晚夢見她死去的兒子，說せつ他た原本げんぽん是ぜ卿きょう相しょう子孫しそん，但ただし死し了りょう卻在陰間かげま任にん泰山たいざん郡ぐん的てき小しょう卒そつ，十分じゅうぶん屈辱くつじょく。又また說せつ一いち個こ叫さけべ孫まご阿おもね的まと人じん即そく將はた任にん陰間かげま的てき泰山たいざん縣令けんれい，希望きぼう能のう叫さけべ蔣濟告訴こくそ孫まご阿おもね，讓ゆずる他た換かわ個こ好こう職位しょくい。醒後妻子さいし告訴こくそ蔣濟，但ただし蔣濟不信ふしん。明晚みょうばん妻子さいし又また夢ゆめ到いた亡兒ぼうじ，說せつ他た將しょう在ざい太ふとし廟びょう迎接げいせつ新しん縣令けんれい，再さい次つぎ要求ようきゅう蔣濟向こう孫まご阿おもね轉てん達たち他た的てき願望がんぼう，更さら加か描述了りょう孫まご阿おもね的てき樣さま貌，勸すすむ蔣濟若わか仍不信しんじ，可か藉此試ためし一いち試ためし。妻子さいし醒後再さい勸すすむ蔣濟，蔣濟於是派は人じん找孫阿おもね，果然かぜん找到，並なみ且和夢中むちゅう亡兒ぼうじ所說しょせつ的てき一いち樣よう。蔣濟於是流りゅう淚なみだ說せつ：「差さ點てん有ゆう負ふ我が的てき兒じ子こ（幾いく負まけ吾われ兒じ）」又また向こう孫まご阿おもね陳ひね說せつ一切いっさい。但ただし孫まご阿おもね並なみ不ふ怕死，反はん而聽到いた將はた任官にんかん而高興きょう，反はん倒たおせ怕蔣濟ずみ所說しょせつ不ふ準じゅん；最終さいしゅう答こたえ應おう了りょう蔣濟所しょ求もとめ。不ふ久則ひさのり傳來でんらい孫まご阿おもね心痛しんつう和わ死去しきょ的てき消息しょうそく。一いち個こ多た月がつ後ご，亡兒ぼうじ再さい來報らいほう夢ゆめ，說せつ已やめ獲え轉任てんにん錄ろく事こと官かん了りょう。（《搜さがせ神かみ記き》）
• 為ため人じん好こう酒さけ，被ひ時どき苗なえ諷刺ふうし過か。

評論ひょうろん

• 陳ちん壽ひさし《三國志さんごくし》評ひょう：「程ほど昱、郭かく嘉よしみ、董ただし昭あきら、劉りゅう曄、蔣濟才ざい策謀さくぼう略りゃく，世せい之の奇士きし，雖清治ち德とく業ぎょう，殊こと於荀攸，而籌畫が所しょ料りょう，是ぜ其倫也。」
• 曹丕：「卿きょう兼けん資し文武ぶんぶ，志こころざし節ぶし慷慨こうがい，常つね有ゆう超越ちょうえつ江湖こうこ吞吳會かい之の志こころざし。」
• 曹叡：「濟すみ才ざい兼けん文武ぶんぶ，服ふく勤つとむ盡つき節ぶし，每まい軍國ぐんこく大事だいじ，輒有奏そう議ぎ，忠誠ちゅうせい奮發ふんぱつ，吾われ甚壯之の。」
• 孫まご盛もり：「蔣濟之の辭やめ邑（指ゆび上じょう疏謝絕しゃぜつ誅殺ちゅうさつ曹爽的てき封ふう賞しょう），可か謂いい不ふ負まけ心こころ矣。語かたり曰「不為ふため利り回かい，不為ふため義ぎ疚やまし」蔣濟其有焉。」
• 裴松之の：「濟すみ豺獺之の譬たとえ，雖似俳諧はいかい，然しか其義旨むね，有可ゆか求もとめ焉。」
• 葉は適てき：「如劉曄、蔣濟之の流ながれ，區區まちまち乎以揣摩しま徔人者しゃ，固かた至いたり是ぜ歟？」
• 郝經：「當とう是ぜ之の時とき，魏ぎ有ゆう荀彧、荀攸、賈詡、程ほど昱、郭かく嘉よしみ、董ただし昭あきら、劉りゅう曄、蔣濟、司馬しば懿為之の謀はかりごと，吳ご有ゆう張ちょう昭あきら、周しゅう瑜、魯肅、呂りょ蒙こうむ、陸りく遜へりくだ運うん其籌。」
• 胡えびす三さん省しょう：「淺あさ規ぶんまわし，謂いい規ぶんまわし圖ず淺あさ攻おさむ，不ふ敢深入ふかいり；吳ご君臣くんしん之の為ため謀はかりごと，已やめ不ふ逃蔣濟ずみ所しょ料りょう矣。」
• 王おう懋竑：「蔣濟、高こう柔やわら、孫まご禮れい、王おう觀かん，皆みな魏ぎ之の大臣だいじん，激げき於曹爽專せん政せい而輔司馬しば懿以誅爽。爽誅，懿專政せい，而篡弒之形成けいせい矣。濟すみ蓋ぶた深ふか悔之，故こ發病はつびょう而沒。」「蔣濟素もと有ゆう眾望，不在ふざい陳ひね群ぐん之これ下か。」
• 王おう鳴な盛もり：「諸人もろびと皆みな魏ぎ之の謀はかりごと主ぬし也，運うん籌決勝しょう，功績こうせき卓然たくぜん。」

後代こうだい

• 子こ：蔣秀，嗣侯。
• 孫まご：蔣凱，嗣父蔣秀侯こう。曹魏末まつ年ねん改あらため封ふう為ため下か蔡子。

藝術げいじゅつ形象けいしょう

影かげ視し

• 1994年ねん電でん視し劇げき《三さん國こく演義えんぎ》：劉りゅう義よし飾かざり演えんじ蔣濟
• 2017年ねん電でん視し劇げき《大だい軍師ぐんし司馬しば懿》：周しゅう藝げい華はな飾かざり演えんじ蔣濟

漫畫まんが

• 《蒼天そうてん航路こうろ》（王おう欣太）
• 《火ひ鳳おおとり燎原りょうげん》（陳ちん某ぼう）:尚なお未み登場とうじょう，於陳ひね群ぐん編へん寫うつし《曹操そうそう兵法ひょうほう》時じ所しょ提つつみ及其有ゆう份撰寫うつし其中一いち篇へん。

延伸えんしん閱讀

[編へん]

《三國志さんごくし·卷まき14》，出自しゅつじ陳ちん壽ひさし《三國志さんごくし》

參考さんこう資料しりょう

• 《三國志さんごくし·魏ぎ書しょ·蔣濟傳でん》
• 《資し治ち通どおり鑑かん》卷まき七なな十じゅう及七なな十じゅう一いち
• 《全ぜん三さん國文こくぶん·卷まき三さん十じゅう三さん》

曹魏官職かんしょく
前任ぜんにん： 滿まん寵ちょう	曹魏太ふとし尉じょう 242年ねん—249年ねん	繼つぎ任にん： 王おう凌りょう