九きゅう鼎かなえ

九きゅう鼎かなえ，据すえ传是禹在ざい建立こんりゅう夏なつ朝あさ後ご，用よう天下でんか九きゅう牧まき所ところ貢みつぐ之これ金きん鑄い成なり，象徵しょうちょう九州きゅうしゅう。《春秋しゅんじゅう公こう羊ひつじ傳でん註疏ちゅうそ》认为九きゅう鼎かなえ代表だいひょう天子てんし的てき地位ちい：祭祀さいし的てき时候士し用もちい一いち鼎かなえ或ある三さん鼎かなえ，大夫たいふ用もちい五ご鼎かなえ，诸侯用もちい七なな鼎かなえ，而天子てんし才能さいのう用よう九きゅう鼎かなえ^[1]，祭祀さいし天地てんち祖先そせん時じ行ぎょう九きゅう鼎かなえ大禮たいれい。《尚書しょうしょ正義まさよし》则在第だい十じゅう五ご卷かん《召（shào）誥（gào）》中ちゅう倾向于“九きゅう鼎かなえ”其实只ただ是ぜ一いち只ただ鼎かなえ。因よし为「九牧贡金为鼎」，所以ゆえん名めい叫さけべ“九きゅう鼎かなえ”^[2]。无论哪种解かい释，鼎かなえ在ざい早期そうき中國ちゅうごく歷史れきし上うえ都と是ぜ國家こっか擁よう有ゆう政權せいけん的てき象徵しょうちょう，進しん而成為ため國家こっか傳でん國寶こくほう器き。「定てい鼎かなえ」一いち詞し，也成為ため定てい都と的てき雅稱がしょう。「問とい鼎かなえ」一いち詞し，也成為ため謀はかりごと求もとめ取得しゅとく天下でんか或ある圖ず謀はかりごと奪取だっしゅ政權せいけん的てき代だい稱しょう。「一言ひとこと九きゅう鼎かなえ」一いち詞し，也用於形容けいよう說話せつわ算さん話ばなし，絕ぜっ不ふ更改こうかい。

據よりどころ說せつ，秦はた滅めつ周しゅう翌年よくねん，即そく把わ周しゅう室しつ的てき九きゅう鼎かなえ西にし遷至咸陽^[3]^[4]。也有やゆう傳說でんせつ滅めつ周しゅう時じ九鼎沉沒於泗水しすい、彭城，秦はた始はじめ皇すめらぎ出で巡めぐ泗水しすい、彭城，曾派人じん潛水せんすい打だ撈，結果けっか徒勞とろう無む功こう^[5]。

來歷らいれき

《左ひだり傳でん》稱しょう夏なつ邦くに有德うとく，九きゅう個こ遠とお邦くに首長しゅちょう朝貢ちょうこう青銅せいどう，鑄い成なり九きゅう鼎かなえ，以象萬物ばんぶつ，使つかい人民じんみん能辨のうべん別べつ神かみ怪かい^[6]^[7]。《史記しき》以鑄九きゅう鼎かなえ者しゃ為ため禹，引述當時とうじ官員かんいん的てき說法せっぽう，稱しょう禹收おさむ九州きゅうしゅう首長しゅちょう貢獻こうけん之の青あお铜，鑄い成なり九きゅう鼎かなえ，以享祭さい上帝じょうてい鬼神きじん^[8]，《帝王ていおう世紀せいき》稱しょう禹鑄鼎かなえ處しょ為ため荊山^[9]。《墨ぼく子こ》則のり稱しょう九きゅう鼎かなえ是ただし啟けい命いのち蜚廉於山川やまかわ採と礦，而於昆こん吾われ鑄い鼎かなえ^[10]。

傳說でんせつ各かく鼎かなえ之の上刻じょうこく有ゆう各州かくしゅう的てき地理ちり情じょう况、貢みつぎ賦ふ定數ていすう，以及景色けしき。據よりどころ傳說でんせつ，鼎かなえ有ゆう之の千鈞せんきん重じゅう，合ごう约7.5噸とん(另有一說いっせつ為ため合あい6.66噸とん，因よし秦しん漢かん以前いぜん的てき斤きん約やく為ため222克かつ，1鈞ひとし為ため30斤きん)。

變遷へんせん

清しん代だい女おんな画家がか陈书绘制的てき周しゅう成しげる王おう卜ぼく年ねん定てい鼎かなえ图

商しょう湯ゆ逐走夏なつ桀後ご，將はた九鼎遷至其都。盤ばん庚かのえ定てい都と於殷いん後ご，九鼎遷移至此。周しゅう武たけし王おう滅めつ商しょう後ご，曾公開こうかい展示てんじ九きゅう鼎かなえ^[11]。周しゅう成しげる王おう即位そくい後ご，周しゅう公こう旦だん營造えいぞう雒邑，將はた九鼎遷至該城，并請成なり王おう親おや自主じしゅ持じ祭禮さいれい，將はた九鼎安放在太ふとし廟びょう之これ中なか^[12]。《墨ぼく子こ·耕こう注ちゅう》：夏なつ后きさき氏し失しつ之の，殷いん人受ひとうけ之の；殷いん人じん失しつ之の，周しゅう人受ひとうけ之の。夏なつ后きさき、殷いん、周しゅう之の相あい受也。

東あずま周あまね開始かいし後ご，周しゅう朝ちょう王室おうしつ衰おとろえ落，各かく諸侯しょこう開始かいし覬覦王權おうけん。周しゅう定じょう王おう時とき，楚すわえ庄しょう王おう首くび次じ“問とい鼎かなえ之の輕重けいちょう”，被ひ周しゅう大夫たいふ王おう孙满駁回^[7]。後のち楚すわえ靈れい王おう一度也動心問鼎，因いん國こく內發生はっせい叛亂はんらん，未み果はて。

秦はた惠めぐみ王おう時とき，張ちょう儀ただし制定せいてい策略さくりゃく，希望きぼう能のう奪だつ得とく九鼎以號令諸侯^[13]，楚すわえ頃ごろ襄じょう王おう、齊ひとし王おう亦また希望きぼう爭奪そうだつ寶たから鼎かなえ。周しゅう赧王周旋しゅうせん於兩國こく以及魏ぎ國こく、韓國かんこく之これ間あいだ，令れい其相互そうご制約せいやく，得とく保たもて九きゅう鼎かなえ不ふ失しつ。

失しつ落

秦はた滅めつ周しゅう之これ後ご，九鼎失去下落，各種かくしゅ典籍てんせき對たい其下落げらく莫衷一いち是ぜ，有ゆう幾いく種しゅ說法せっぽう：^[3]^[4]

秦はた昭あきら襄じょう王おう時代じだい秦しん滅めつ周しゅう後ご將はた其遷入いれ秦しん；
周しゅう顯あらわ王おう三さん十じゅう三さん年ねん（前ぜん336年ねん）^[14]，或ある四よん十じゅう二に年ねん（前ぜん327年ねん），「宋そう太ふとし丘おか社しゃ亡ほろび，而鼎沒ぼつ於泗水すい彭城下か」；
周しゅう末まつ戰亂せんらん時じ被ひ熔化鑄い錢ぜに或ある兵器へいき。

根據こんきょ司馬しば遷和わ王おう充たかし的てき記載きさい，秦はた始はじめ皇すめらぎ^[5]和わ漢文かんぶん帝みかど^[15]均ひとし在ざい泗水しすい設しつらえ法ほう打だ撈過九きゅう鼎かなえ，均ひとし沒ぼつ有ゆう結果けっか。

重じゅう鑄い

後世こうせい帝王ていおう亦また曾屢次じ重じゅう鑄い九きゅう鼎かなえ，以武則たけのり天てん萬歲ばんざい通どおり天てん元年がんねん^[16]和わ宋そう徽宗崇たかし寧やすし四よん年ねん兩次りょうじ^[17]最さい為ため有名ゆうめい。

崇たかし寧やすし四よん年ねん（1105年ねん），宋そう徽宗以銅二に十じゅう二に萬まん斤きん鑄造ちゅうぞう九きゅう鼎かなえ，裝飾そうしょく以黄金きん，并仿明あかり堂どう，在中ざいちゅう太ふと一宫之南建造九成宫，内ない有ゆう九きゅう室しつ，陳列ちんれつ九きゅう鼎かなえ。中央ちゅうおう之の鼎かなえ為ため帝みかど鼎かなえ，東方とうほう為ため蒼あおい鼎かなえ，南方みなかた為ため彤鼎，北方ほっぽう為ため宝たから鼎かなえ，東北とうほく為ため牡おす鼎かなえ，東南とうなん為ため冈鼎，西南せいなん為ため阜鼎，西方せいほう為ため晶あきら鼎かなえ，西北せいほく為ため魁さきがけ鼎かなえ^[18]。政和せいわ七なな年ねん（1112年ねん）又また鑄造ちゅうぞう了りょう“神かみ霄九鼎かなえ”^[19]，分ふん别命名めいめい為ため“太極たいきょく飛ひ雲洞うんとう劫こう之の鼎かなえ”、“蒼あおい梧祀天てん贮醇之の鼎かなえ”、“山岳さんがく五ご神かみ之の鼎かなえ”、“精せい明洞みょんどん渊之鼎かなえ”、“天地てんち陰陽いんよう之の鼎かなえ”、“混沌こんとん之の鼎かなえ”、“浮光洞ほら天てん之の鼎かなえ”、“靈光れいこう晃あきら曜炼神しん之の鼎かなえ”、“蒼あおい龜ひさし大蛇おろち蟲むし魚ぎょ金輪かなわ之の鼎かなえ”。

2006年ねん，位い於北京ぺきん的てき中國ちゅうごく國家こっか博物館はくぶつかん重じゅう鑄い九きゅう鼎かなえ，永久えいきゅう放置ほうち在ざい館内かんない展てん出で供きょう遊客ゆうかく參觀さんかん。^[20]

參まいり見み

傳つて國璽こくじ

注ちゅう释

^ 見み《春秋しゅんじゅう公こう羊ひつじ傳でん註疏ちゅうそ》桓公かんこう卷まき四よん（起おこり元年がんねん，盡つき六ろく年ねん）漢かん何なに休きゅう注ちゅう：「天子てんし九きゅう鼎かなえ，諸侯しょこう七なな，卿きょう大夫たいふ五ご，元げん士し三さん。」
^ 見み《尚なお书正义》第だい十じゅう五ご卷かん《召誥》：云うん“九きゅう鼎かなえ”者しゃ，案あん宣せん三さん年ねん《左ひだり传》王おう孙满云うん：“昔むかし夏なつ之これ方かた有ゆう德也とくや，贡金九きゅう牧まき，铸鼎象ぞう物ぶつ。”然しか则九牧贡金为鼎，故こ称しょう“九きゅう鼎かなえ”，其实一いち鼎かなえ。案あん《戰國せんごく策さく》颜率说齐王おう云うん，昔むかし武たけ王おう克かつ商しょう，迁九鼎かなえ，鼎かなえ用よう九きゅう万まん人にん，则以为其鼎かなえ有ゆう九きゅう。但ただし游ゆう说之辞やめ，事こと多た虚きょ诞，不可ふか信用しんよう。然しか鼎かなえ之の上うえ备载九州きゅうしゅう山河さんが异物，亦また又また可か疑うたぐ。未知みち孰是，故こ两解之の。
^ ^3.0 ^3.1 見み《史記しき》卷まき二に十じゅう八はち封ふう禪ぜん書しょ第だい六ろく，原文げんぶん：「……其後百ひゃく二に十歲而秦滅周，周しゅう之の九きゅう鼎かなえ入にゅう于秦。或ある曰宋太ふとし丘おか社しゃ亡ほろび，而鼎沒ぼつ于泗水すい彭城下か。……」及《漢書かんしょ》卷まき二に十じゅう五ご上じょう郊祀志こころざし第だい五ご上じょう，原文げんぶん：「……後こう百ひゃく一いち十じゅう歲さい，周しゅう赧王卒そつ，九きゅう鼎かなえ入にゅう於秦。或ある曰，周しゅう顯あらわ王おう之の四よん十じゅう二に年ねん，宋そう太ふとし丘おか社しゃ亡ほろび，而鼎淪沒於泗水すい彭城下か。……」
^ ^4.0 ^4.1 見み東ひがし漢かん王おう充たかし《論ろん衡》儒增篇へん第だい二に十じゅう六ろく，原文げんぶん：「……傳言でんごん：秦はた滅めつ周しゅう，周しゅう之の九きゅう鼎かなえ入にゅう於秦。案あん本ほん事ごと，周しゅう赧王之の時とき，秦はた昭あきら王おう使し將軍しょうぐん攻おさむ王おう赧，王おう赧惶懼奔秦しん，頓首とんしゅ受罪，盡つき獻けんじ其邑三さん十じゅう六ろく、口くち三さん萬まん。秦はた受其獻けんじ還かえ王おう赧。王おう赧卒，秦しん王おう取と九鼎寶器矣。若わか此者，九鼎在秦也。始はじめ皇すめらぎ二に十じゅう八はち年ねん，此游至いたり琅邪，還かえ過か彭城，齊ひとし戒禱祠ほこら，欲よく出いずる周しゅう鼎かなえ，使つかい千せん人にん沒ぼつ泗水しすい之これ中ちゅう，求もとめ弗どる能のう得とく。案あん時じ，昭あきら王おう之これ後ご三さん世せい得え始皇帝しこうてい，秦はた無む危亂之の禍わざわい，鼎かなえ宜よろし不ふ亡ほろび，亡ほろび時じ殆在周しゅう。傳言でんごん王おう赧奔秦しん，秦はた取と九きゅう鼎かなえ，或ある時とき誤あやま也。傳つて又また言げん宋そう太ふとし丘おか社しゃ亡ほろび，鼎かなえ沒ぼつ水中すいちゅう彭城下か，其後二に十じゅう九きゅう年ねん秦はた并天下か。若わか此者，鼎かなえ未み入いれ秦しん也。其亡，從したがえ周しゅう去さ矣，未み為ため神しん也。春秋しゅんじゅう之の時とき，五石いついし隕於宋そう。五ご石せき者しゃ星ほし也，星ほし之の去さ天てん，猶なお鼎かなえ之の亡ほろび於地也。星ほし去さ天てん不為ふため神しん，鼎かなえ亡ほろび於地何なん能のう神しん？春秋しゅんじゅう之の時とき，三さん山やま亡ほろび，猶なお太ふとし丘おか社しゃ之の去さ宋そう，五ご星ほし之の去さ天てん。三さん山やま亡ほろび，五石いついし隕，太ふとし丘おか社しゃ去さ，皆みな自じ有為ゆうい。然しか鼎かなえ亡ほろび，亡ほろび亦また有ゆう應おう也。未み可か以亡之の故こ，乃謂之の神かみ。如鼎與あずか秦はた三山さんざん同どう乎，亡ほろび不能ふのう神しん。如有知ち欲よく辟危亂らん之の禍わざわい乎，則のり更さら桀、紂之時じ矣。衰おとろえ亂らん無道むどう，莫過桀、紂，桀、紂之時じ，鼎かなえ不ふ亡ほろび去ざ。周しゅう之の衰おとろえ亂みだれ，未み若わか桀、紂。留とめ無道むどう之の桀、紂，去さ衰おとろえ末まつ之の周しゅう，非ひ止やめ去ざ之これ，宜むべ神有かみあり知之ともゆき驗けん也。或ある時とき周しゅう亡ほろび之これ時じ，將軍しょうぐん人じん眾見鼎かなえ盜ぬすめ取ど，奸人鑄い爍以為ため他た器き，始はじめ皇すめらぎ求もとめ不ふ得とく也，後ご因いん言ごと有ゆう神しん名めい，則のり空そら生せい沒ぼつ於泗水すい之の語かたり矣。……」
^ ^5.0 ^5.1 見み《史記しき》卷まき六ろく秦はた始はじめ皇すめらぎ本紀ほんぎ第だい六ろく，原文げんぶん：「……始はじめ皇すめらぎ還かえ，過か彭城，齋戒さいかい禱祠，欲よく出いずる周しゅう鼎かなえ泗水しすい。使つかい千せん人にん沒ぼつ水すい求もとめ之の，弗どる得とく。……」
^ 見み《左ひだり傳でん》宣せん公こう三さん年ねん，原文げんぶん：「……昔むかし夏なつ之これ方かた（邦くに）有ゆう德也とくや·遠方えんぽう（邦くに）圖ず物ぶつ·貢みつぎ金きん九きゅう牧まき·鑄い鼎かなえ象ぞう物ぶつ·百物而為之備·使し民みん知ち神しん姦かん……」
^ ^7.0 ^7.1 見み《史記しき》楚すわえ世よ家か，原文げんぶん：「八はち年ねん，伐き陸りく渾戎，遂とげ至いたり洛らく，觀兵かんぺい於周郊。周しゅう定じょう王おう使つかい王おう孫まご滿まん勞ろう楚すわえ王おう。楚すわえ王おう問とい鼎かなえ小しょう大だい輕重けいちょう，對たい曰：「在ざい德とく不在ふざい鼎かなえ。」莊そう王おう曰：「子こ無む阻九鼎かなえ！楚すわえ國こく折おり鉤かぎ之の喙，足そく以為九きゅう鼎かなえ。」王おう孫まご滿まん曰：「嗚呼ああ！君王くんのう其忘之の乎？昔むかし虞おそれ夏なつ之の盛もり，遠方えんぽう皆みな至いたり，貢みつぎ金きん九きゅう牧まき，鑄い鼎かなえ象ぞう物ぶつ，百物而為之備，使つかい民みん知ち神しん奸。桀有亂らん德とく，鼎かなえ遷於殷いん，載の祀まつ六ろく百ひゃく。殷いん紂暴虐しいたげ，鼎かなえ遷於周しゅう。德之のりゆき休きゅう明あきら，雖小必重；其奸回かい昏亂，雖大必輕。昔むかし成なり王おう定てい鼎かなえ於郟鄏，蔔世三さん十じゅう，蔔年七なな百ひゃく，天てん所しょ命いのち也。周しゅう德いさお雖衰，天命てんめい未み改あらため。鼎かなえ之の輕重けいちょう，未み可か問とい也。」楚すわえ王おう乃歸。」
^ 見み《史ふみ记》卷まき二に十じゅう八はち封ふう禪ぜん書しょ第だい六ろく與あずか卷まき十じゅう二に孝こう武本たけもと纪第十じゅう二に，原文げんぶん：「有司ゆうし皆みな曰：聞昔泰たい帝みかど（太ふとし帝みかど、大帝たいてい）興きょう神しん鼎かなえ一いち，一いち者しゃ壹いち統すべ，天地てんち萬物所繫終也。黃き帝みかど作さく寶たから鼎かなえ三さん，象ぞう天地人てんちじん。禹收九きゅう牧之ぼくし金きん，鑄い九きゅう鼎かなえ。皆みな嘗亨鬺（一作いつさく鬺烹，謂いい煑而獻けんじ之これ）上帝じょうてい鬼神きじん，遭聖則そく興きょう……」
^ 劉りゅう昭あきら注ちゅう《後こう漢書かんしょ》引晉皇すめらぎ甫はじめ謐《帝王ていおう世紀せいき》：「禹鑄鼎かなえ於荊山さん，在ざい馮翊懷ふところ德之のりゆき南みなみ，今こん其下荊渠也。」
^ 《墨ぼく子こ》：「昔むかし者しゃ夏なつ后きさき開ひらき使し蜚廉折おり金きん於山川やまかわ，而陶鑄い之の於昆吾われ；是ぜ使し翁おう難なん雉乙卜ぼく於白若わか之の龜かめ，曰：『鼎かなえ成しげる三さん足そく而方』，不ふ炊而自じ烹，不ふ舉而自じ臧，不ふ遷而自じ行くだり，以祭於昆吾われ之の虛きょ，上鄉かみさと（饗きょう）」！」
^ 見み《史記しき》卷まき四よん周しゅう本紀ほんぎ第だい四よん，原文げんぶん：「……武たけ王おう為ため殷いん初はつ定じょう未み集しゅう，乃使其弟管かん叔鮮、蔡叔度ど相しょう祿ろく父ちち治ち殷いん。已やめ而命召公釋しゃく箕み子こ之これ囚しゅう。命いのち畢公釋しゃく百姓ひゃくしょう之これ囚しゅう，表おもて商しょう容よう之の閭。命いのち南宮なんぐう括くく散ち鹿しか台だい之の財ざい，發はつ鉅橋之の粟あわ，以振貧弱ひんじゃく萌もえ隸。命いのち南宮なんぐう括くく、史ふみ佚展九きゅう鼎かなえ保ほ玉だま。……」
^ 見み《史記しき》卷まき四よん周しゅう本紀ほんぎ第だい四よん，原文げんぶん：「……成なり王おう在ざい豐ゆたか，使つかい召公複ふく營雒邑，如武王おう之の意い。周しゅう公こう複ふく卜ぼく申さる視し，卒そつ營築，居きょ九きゅう鼎かなえ焉。曰：「此天下之したの中ちゅう，四方しほう入貢にゅうこう道どう裏うら均ひとし。」作さく召誥、洛らく誥。……」
^ 見み《戰國せんごく策さく》第だい三卷司馬錯與張儀爭論於秦惠王前，原文げんぶん：「司馬しば錯與張ちょう儀ただし爭論そうろん於秦惠めぐみ王おう前まえ。司馬しば錯欲伐き蜀しょく，張ちょう儀ただし曰：「不ふ如伐韓かん。」王おう曰：「請聞其說。」對たい曰：「……周しゅう自じ知ち不ふ救すくい，九鼎寶器必出。據よりどころ九きゅう鼎かなえ，安やす圖ず籍せき，挾はさみ天子てんし以令天下でんか，天下てんか莫敢不ふ聽，此王業ぎょう也。……」」
^ 《史ふみ记·六ろく国こく年表ねんぴょう》：周しゅう显王三さん十じゅう三さん年ねん，宋そう太ふとし丘おか社しゃ亡ほろび。
^ 見み東ひがし漢かん王おう充たかし《論ろん衡》儒增篇へん第だい二に十じゅう六ろく，原文げんぶん：「……孝文たかふみ皇帝こうてい之の時とき，趙ちょう人じん新垣あらかき平上たいらかみ言げん：「周しゅう鼎かなえ亡ほろび在ざい泗水しすい中ちゅう。今こん河かわ溢通於泗水すい，臣しん望もち東北とうほく，汾陰直ちょく有ゆう金氣かなけ，意い周しゅう鼎かなえ出いずる乎！兆見弗迎則不至。」於是文ぶん帝みかど使し使し治ち廟びょう汾陰，南みなみ臨河，欲よく祠ほこら出で周しゅう鼎かなえ。人ひと有ゆう上書うわがき告つげ新垣あらかき平たいら所しょ言げん神器じんぎ事ごと皆みな詐いつわり也，於是下平しただいら事ごと於吏。吏治，誅新垣かき平たいら。夫おっと言げん鼎かなえ在ざい泗水しすい中ちゅう，猶なお新垣あらかき平ひら詐いつわり言げん鼎かなえ有ゆう神氣しんき見み也。」
^ 見み《資し治ち通どおり鑑かん》卷まき第だい二に百ひゃく六ろく，原文げんぶん：「則のり天てん順じゅん聖せい皇后こうごう中之下なかのしも神功しんこう元年がんねん……夏なつ，四よん月がつ，鑄い九きゅう鼎かなえ成しげる，徙置通どおり天宮てんぐう。豫よ州しゅう鼎かなえ高だか丈たけ八はち尺しゃく，受千八はち百ひゃく石せき；余よ州しゅう高だか丈たけ四よん尺しゃく，受千二に百ひゃく石せき；各かく圖ず山川やまかわ物產ぶっさん於其上じょう，共用きょうよう銅どう五ご十じゅう六ろく萬まん七なな百ひゃく餘よ斤きん。太ふとし后きさき欲よく以黃金きん千せん兩りょう涂之，姚濤曰：“九きゅう鼎かなえ神器じんぎ，貴き於天質しつ自然しぜん。且臣觀かん其五采煥炳相雜，不ふ待まち金色きんいろ以為炫耀。”太ふとし后きさき從したがえ之これ。自じ玄げん武門ぶもん曳入，令れい宰相さいしょう、諸王しょおう帥そち南北なんぼく牙きば宿衛しゅくえい兵へい十餘萬人並仗內大牛、白しろ象ぞう共ども曳之。……」
^ 見み《宋そう史ふみ》卷まき六ろく十じゅう六ろく志こころざし第だい十じゅう九きゅう五ご行ぎょう四よん，原文げんぶん：「……崇たかし宁四よん年ねん三さん月がつ，铸九鼎かなえ，用金ようきん甚厚，取と九州きゅうしゅう水すい土ど内ない鼎かなえ中ちゅう。既すんで奉安ほうあん于九成なり宫，车驾临幸，遍へん礼れい焉，至いたり北方ほっぽう之の宝たから鼎かなえ，忽ゆるがせ漏水ろうすい溢于外がい。刘炳谬曰：“正せい北きた在ざい燕つばめ山さん，今こん宝たから鼎かなえ但ただし取水しゅすい土ど于雄州しゅう境さかい，宜むべ不ふ可用かよう。”其后竟以北方ほっぽう致乱。……」
^ 《皇すめらぎ宋そう通どおり鑑かん長ちょう编紀事ごと本末ほんまつ》卷まき一いち百ひゃく三さん十じゅう五ご；《宋そう史し》卷まき六ろく十じゅう六ろく《五ご行ぎょう志こころざし》
^ 《皇すめらぎ宋そう通どおり鑑かん長編ちょうへん紀き事ごと本末ほんまつ》卷まき一いち百ひゃく二に十じゅう八はち；《續ぞく資し治ち通どおり鑑かん長編ちょうへん拾じつ補ほ》卷まき三さん十じゅう七なな；《容よう斋三さん笔》卷まき第だい十じゅう三さん·鼎かなえ
^ 周しゅう王室おうしつの宝物ほうもつ「九きゅう鼎かなえ」、復元ふくげんされ国家こっか博物館はくぶつかんに登場とうじょう. 人民じんみん網もう日本語にほんご版ばん. 2006年ねん5月がつ19日にち（日にち语）. ^{[失效しっこう連結れんけつ]}

[1] 見み《春秋しゅんじゅう公こう羊ひつじ傳でん註疏ちゅうそ》桓公かんこう卷まき四よん（起おこり元年がんねん，盡つき六ろく年ねん）漢かん何なに休きゅう注ちゅう：「天子てんし九きゅう鼎かなえ，諸侯しょこう七なな，卿きょう大夫たいふ五ご，元げん士し三さん。」

[2] 見み《尚なお书正义》第だい十じゅう五ご卷かん《召誥》：云うん“九きゅう鼎かなえ”者しゃ，案あん宣せん三さん年ねん《左ひだり传》王おう孙满云うん：“昔むかし夏なつ之これ方かた有ゆう德也とくや，贡金九きゅう牧まき，铸鼎象ぞう物ぶつ。”然しか则九牧贡金为鼎，故こ称しょう“九きゅう鼎かなえ”，其实一いち鼎かなえ。案あん《戰國せんごく策さく》颜率说齐王おう云うん，昔むかし武たけ王おう克かつ商しょう，迁九鼎かなえ，鼎かなえ用よう九きゅう万まん人にん，则以为其鼎かなえ有ゆう九きゅう。但ただし游ゆう说之辞やめ，事こと多た虚きょ诞，不可ふか信用しんよう。然しか鼎かなえ之の上うえ备载九州きゅうしゅう山河さんが异物，亦また又また可か疑うたぐ。未知みち孰是，故こ两解之の。

[史記漢書秦滅周-3] 3.0 ^3.1 見み《史記しき》卷まき二に十じゅう八はち封ふう禪ぜん書しょ第だい六ろく，原文げんぶん：「……其後百ひゃく二に十歲而秦滅周，周しゅう之の九きゅう鼎かなえ入にゅう于秦。或ある曰宋太ふとし丘おか社しゃ亡ほろび，而鼎沒ぼつ于泗水すい彭城下か。……」及《漢書かんしょ》卷まき二に十じゅう五ご上じょう郊祀志こころざし第だい五ご上じょう，原文げんぶん：「……後こう百ひゃく一いち十じゅう歲さい，周しゅう赧王卒そつ，九きゅう鼎かなえ入にゅう於秦。或ある曰，周しゅう顯あらわ王おう之の四よん十じゅう二に年ねん，宋そう太ふとし丘おか社しゃ亡ほろび，而鼎淪沒於泗水すい彭城下か。……」

[王充論衡-4] 4.0 ^4.1 見み東ひがし漢かん王おう充たかし《論ろん衡》儒增篇へん第だい二に十じゅう六ろく，原文げんぶん：「……傳言でんごん：秦はた滅めつ周しゅう，周しゅう之の九きゅう鼎かなえ入にゅう於秦。案あん本ほん事ごと，周しゅう赧王之の時とき，秦はた昭あきら王おう使し將軍しょうぐん攻おさむ王おう赧，王おう赧惶懼奔秦しん，頓首とんしゅ受罪，盡つき獻けんじ其邑三さん十じゅう六ろく、口くち三さん萬まん。秦はた受其獻けんじ還かえ王おう赧。王おう赧卒，秦しん王おう取と九鼎寶器矣。若わか此者，九鼎在秦也。始はじめ皇すめらぎ二に十じゅう八はち年ねん，此游至いたり琅邪，還かえ過か彭城，齊ひとし戒禱祠ほこら，欲よく出いずる周しゅう鼎かなえ，使つかい千せん人にん沒ぼつ泗水しすい之これ中ちゅう，求もとめ弗どる能のう得とく。案あん時じ，昭あきら王おう之これ後ご三さん世せい得え始皇帝しこうてい，秦はた無む危亂之の禍わざわい，鼎かなえ宜よろし不ふ亡ほろび，亡ほろび時じ殆在周しゅう。傳言でんごん王おう赧奔秦しん，秦はた取と九きゅう鼎かなえ，或ある時とき誤あやま也。傳つて又また言げん宋そう太ふとし丘おか社しゃ亡ほろび，鼎かなえ沒ぼつ水中すいちゅう彭城下か，其後二に十じゅう九きゅう年ねん秦はた并天下か。若わか此者，鼎かなえ未み入いれ秦しん也。其亡，從したがえ周しゅう去さ矣，未み為ため神しん也。春秋しゅんじゅう之の時とき，五石いついし隕於宋そう。五ご石せき者しゃ星ほし也，星ほし之の去さ天てん，猶なお鼎かなえ之の亡ほろび於地也。星ほし去さ天てん不為ふため神しん，鼎かなえ亡ほろび於地何なん能のう神しん？春秋しゅんじゅう之の時とき，三さん山やま亡ほろび，猶なお太ふとし丘おか社しゃ之の去さ宋そう，五ご星ほし之の去さ天てん。三さん山やま亡ほろび，五石いついし隕，太ふとし丘おか社しゃ去さ，皆みな自じ有為ゆうい。然しか鼎かなえ亡ほろび，亡ほろび亦また有ゆう應おう也。未み可か以亡之の故こ，乃謂之の神かみ。如鼎與あずか秦はた三山さんざん同どう乎，亡ほろび不能ふのう神しん。如有知ち欲よく辟危亂らん之の禍わざわい乎，則のり更さら桀、紂之時じ矣。衰おとろえ亂らん無道むどう，莫過桀、紂，桀、紂之時じ，鼎かなえ不ふ亡ほろび去ざ。周しゅう之の衰おとろえ亂みだれ，未み若わか桀、紂。留とめ無道むどう之の桀、紂，去さ衰おとろえ末まつ之の周しゅう，非ひ止やめ去ざ之これ，宜むべ神有かみあり知之ともゆき驗けん也。或ある時とき周しゅう亡ほろび之これ時じ，將軍しょうぐん人じん眾見鼎かなえ盜ぬすめ取ど，奸人鑄い爍以為ため他た器き，始はじめ皇すめらぎ求もとめ不ふ得とく也，後ご因いん言ごと有ゆう神しん名めい，則のり空そら生せい沒ぼつ於泗水すい之の語かたり矣。……」

[秦始皇尋九鼎-5] 5.0 ^5.1 見み《史記しき》卷まき六ろく秦はた始はじめ皇すめらぎ本紀ほんぎ第だい六ろく，原文げんぶん：「……始はじめ皇すめらぎ還かえ，過か彭城，齋戒さいかい禱祠，欲よく出いずる周しゅう鼎かなえ泗水しすい。使つかい千せん人にん沒ぼつ水すい求もとめ之の，弗どる得とく。……」

[6] 見み《左ひだり傳でん》宣せん公こう三さん年ねん，原文げんぶん：「……昔むかし夏なつ之これ方かた（邦くに）有ゆう德也とくや·遠方えんぽう（邦くに）圖ず物ぶつ·貢みつぎ金きん九きゅう牧まき·鑄い鼎かなえ象ぞう物ぶつ·百物而為之備·使し民みん知ち神しん姦かん……」

[史記楚世家-7] 7.0 ^7.1 見み《史記しき》楚すわえ世よ家か，原文げんぶん：「八はち年ねん，伐き陸りく渾戎，遂とげ至いたり洛らく，觀兵かんぺい於周郊。周しゅう定じょう王おう使つかい王おう孫まご滿まん勞ろう楚すわえ王おう。楚すわえ王おう問とい鼎かなえ小しょう大だい輕重けいちょう，對たい曰：「在ざい德とく不在ふざい鼎かなえ。」莊そう王おう曰：「子こ無む阻九鼎かなえ！楚すわえ國こく折おり鉤かぎ之の喙，足そく以為九きゅう鼎かなえ。」王おう孫まご滿まん曰：「嗚呼ああ！君王くんのう其忘之の乎？昔むかし虞おそれ夏なつ之の盛もり，遠方えんぽう皆みな至いたり，貢みつぎ金きん九きゅう牧まき，鑄い鼎かなえ象ぞう物ぶつ，百物而為之備，使つかい民みん知ち神しん奸。桀有亂らん德とく，鼎かなえ遷於殷いん，載の祀まつ六ろく百ひゃく。殷いん紂暴虐しいたげ，鼎かなえ遷於周しゅう。德之のりゆき休きゅう明あきら，雖小必重；其奸回かい昏亂，雖大必輕。昔むかし成なり王おう定てい鼎かなえ於郟鄏，蔔世三さん十じゅう，蔔年七なな百ひゃく，天てん所しょ命いのち也。周しゅう德いさお雖衰，天命てんめい未み改あらため。鼎かなえ之の輕重けいちょう，未み可か問とい也。」楚すわえ王おう乃歸。」

[8] 見み《史ふみ记》卷まき二に十じゅう八はち封ふう禪ぜん書しょ第だい六ろく與あずか卷まき十じゅう二に孝こう武本たけもと纪第十じゅう二に，原文げんぶん：「有司ゆうし皆みな曰：聞昔泰たい帝みかど（太ふとし帝みかど、大帝たいてい）興きょう神しん鼎かなえ一いち，一いち者しゃ壹いち統すべ，天地てんち萬物所繫終也。黃き帝みかど作さく寶たから鼎かなえ三さん，象ぞう天地人てんちじん。禹收九きゅう牧之ぼくし金きん，鑄い九きゅう鼎かなえ。皆みな嘗亨鬺（一作いつさく鬺烹，謂いい煑而獻けんじ之これ）上帝じょうてい鬼神きじん，遭聖則そく興きょう……」

[9] 劉りゅう昭あきら注ちゅう《後こう漢書かんしょ》引晉皇すめらぎ甫はじめ謐《帝王ていおう世紀せいき》：「禹鑄鼎かなえ於荊山さん，在ざい馮翊懷ふところ德之のりゆき南みなみ，今こん其下荊渠也。」

[10] 《墨ぼく子こ》：「昔むかし者しゃ夏なつ后きさき開ひらき使し蜚廉折おり金きん於山川やまかわ，而陶鑄い之の於昆吾われ；是ぜ使し翁おう難なん雉乙卜ぼく於白若わか之の龜かめ，曰：『鼎かなえ成しげる三さん足そく而方』，不ふ炊而自じ烹，不ふ舉而自じ臧，不ふ遷而自じ行くだり，以祭於昆吾われ之の虛きょ，上鄉かみさと（饗きょう）」！」

[11] 見み《史記しき》卷まき四よん周しゅう本紀ほんぎ第だい四よん，原文げんぶん：「……武たけ王おう為ため殷いん初はつ定じょう未み集しゅう，乃使其弟管かん叔鮮、蔡叔度ど相しょう祿ろく父ちち治ち殷いん。已やめ而命召公釋しゃく箕み子こ之これ囚しゅう。命いのち畢公釋しゃく百姓ひゃくしょう之これ囚しゅう，表おもて商しょう容よう之の閭。命いのち南宮なんぐう括くく散ち鹿しか台だい之の財ざい，發はつ鉅橋之の粟あわ，以振貧弱ひんじゃく萌もえ隸。命いのち南宮なんぐう括くく、史ふみ佚展九きゅう鼎かなえ保ほ玉だま。……」

[12] 見み《史記しき》卷まき四よん周しゅう本紀ほんぎ第だい四よん，原文げんぶん：「……成なり王おう在ざい豐ゆたか，使つかい召公複ふく營雒邑，如武王おう之の意い。周しゅう公こう複ふく卜ぼく申さる視し，卒そつ營築，居きょ九きゅう鼎かなえ焉。曰：「此天下之したの中ちゅう，四方しほう入貢にゅうこう道どう裏うら均ひとし。」作さく召誥、洛らく誥。……」

[13] 見み《戰國せんごく策さく》第だい三卷司馬錯與張儀爭論於秦惠王前，原文げんぶん：「司馬しば錯與張ちょう儀ただし爭論そうろん於秦惠めぐみ王おう前まえ。司馬しば錯欲伐き蜀しょく，張ちょう儀ただし曰：「不ふ如伐韓かん。」王おう曰：「請聞其說。」對たい曰：「……周しゅう自じ知ち不ふ救すくい，九鼎寶器必出。據よりどころ九きゅう鼎かなえ，安やす圖ず籍せき，挾はさみ天子てんし以令天下でんか，天下てんか莫敢不ふ聽，此王業ぎょう也。……」」

[14] 《史ふみ记·六ろく国こく年表ねんぴょう》：周しゅう显王三さん十じゅう三さん年ねん，宋そう太ふとし丘おか社しゃ亡ほろび。

[15] 見み東ひがし漢かん王おう充たかし《論ろん衡》儒增篇へん第だい二に十じゅう六ろく，原文げんぶん：「……孝文たかふみ皇帝こうてい之の時とき，趙ちょう人じん新垣あらかき平上たいらかみ言げん：「周しゅう鼎かなえ亡ほろび在ざい泗水しすい中ちゅう。今こん河かわ溢通於泗水すい，臣しん望もち東北とうほく，汾陰直ちょく有ゆう金氣かなけ，意い周しゅう鼎かなえ出いずる乎！兆見弗迎則不至。」於是文ぶん帝みかど使し使し治ち廟びょう汾陰，南みなみ臨河，欲よく祠ほこら出で周しゅう鼎かなえ。人ひと有ゆう上書うわがき告つげ新垣あらかき平たいら所しょ言げん神器じんぎ事ごと皆みな詐いつわり也，於是下平しただいら事ごと於吏。吏治，誅新垣かき平たいら。夫おっと言げん鼎かなえ在ざい泗水しすい中ちゅう，猶なお新垣あらかき平ひら詐いつわり言げん鼎かなえ有ゆう神氣しんき見み也。」

[16] 見み《資し治ち通どおり鑑かん》卷まき第だい二に百ひゃく六ろく，原文げんぶん：「則のり天てん順じゅん聖せい皇后こうごう中之下なかのしも神功しんこう元年がんねん……夏なつ，四よん月がつ，鑄い九きゅう鼎かなえ成しげる，徙置通どおり天宮てんぐう。豫よ州しゅう鼎かなえ高だか丈たけ八はち尺しゃく，受千八はち百ひゃく石せき；余よ州しゅう高だか丈たけ四よん尺しゃく，受千二に百ひゃく石せき；各かく圖ず山川やまかわ物產ぶっさん於其上じょう，共用きょうよう銅どう五ご十じゅう六ろく萬まん七なな百ひゃく餘よ斤きん。太ふとし后きさき欲よく以黃金きん千せん兩りょう涂之，姚濤曰：“九きゅう鼎かなえ神器じんぎ，貴き於天質しつ自然しぜん。且臣觀かん其五采煥炳相雜，不ふ待まち金色きんいろ以為炫耀。”太ふとし后きさき從したがえ之これ。自じ玄げん武門ぶもん曳入，令れい宰相さいしょう、諸王しょおう帥そち南北なんぼく牙きば宿衛しゅくえい兵へい十餘萬人並仗內大牛、白しろ象ぞう共ども曳之。……」

[17] 見み《宋そう史ふみ》卷まき六ろく十じゅう六ろく志こころざし第だい十じゅう九きゅう五ご行ぎょう四よん，原文げんぶん：「……崇たかし宁四よん年ねん三さん月がつ，铸九鼎かなえ，用金ようきん甚厚，取と九州きゅうしゅう水すい土ど内ない鼎かなえ中ちゅう。既すんで奉安ほうあん于九成なり宫，车驾临幸，遍へん礼れい焉，至いたり北方ほっぽう之の宝たから鼎かなえ，忽ゆるがせ漏水ろうすい溢于外がい。刘炳谬曰：“正せい北きた在ざい燕つばめ山さん，今こん宝たから鼎かなえ但ただし取水しゅすい土ど于雄州しゅう境さかい，宜むべ不ふ可用かよう。”其后竟以北方ほっぽう致乱。……」

[18] 《皇すめらぎ宋そう通どおり鑑かん長ちょう编紀事ごと本末ほんまつ》卷まき一いち百ひゃく三さん十じゅう五ご；《宋そう史し》卷まき六ろく十じゅう六ろく《五ご行ぎょう志こころざし》

[19] 《皇すめらぎ宋そう通どおり鑑かん長編ちょうへん紀き事ごと本末ほんまつ》卷まき一いち百ひゃく二に十じゅう八はち；《續ぞく資し治ち通どおり鑑かん長編ちょうへん拾じつ補ほ》卷まき三さん十じゅう七なな；《容よう斋三さん笔》卷まき第だい十じゅう三さん·鼎かなえ

[20] 周しゅう王室おうしつの宝物ほうもつ「九きゅう鼎かなえ」、復元ふくげんされ国家こっか博物館はくぶつかんに登場とうじょう. 人民じんみん網もう日本語にほんご版ばん. 2006年ねん5月がつ19日にち（日にち语）. ^{[失效しっこう連結れんけつ]}

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