土井どい利益りえき

土井どい利益りえき
土井どい利益りえき
唐津からつ藩はん藩主はんしゅ
	任期にんき; 1691年ねん—1713年ねん
前任ぜんにん	松平まつだいら乘じょう邑（日にち语：松平まつだいら乗じょう邑）
继任	土井どい利とし實み（日にち语：土井どい利とし実み）
鳥羽とば藩はん（日にち语：鳥羽とば藩はん）藩主はんしゅ
	任期にんき; 1681年ねん—1691年ねん
前任ぜんにん	內藤忠勝ただかつ
继任	松平まつだいら乘じょう邑（日にち语：松平まつだいら乗じょう邑）
古河ふるかわ藩はん藩主はんしゅ
	任期にんき; 1675年ねん—1681年ねん
前任ぜんにん	土井どい利久としひさ（日にち语：土井どい利久としひさ）
继任	堀田ほった正俊まさとし
下妻しもづま藩はん藩主はんしゅ
	任期にんき; 1658年ねん—1675年ねん
前任ぜんにん	松平まつだいら定綱さだつな（日にち语：松平まつだいら定綱さだつな）
继任	井上いのうえ正ただし長ちょう（日にち语：井上いのうえ正ただし長ちょう）
个人资料
出生しゅっしょう	1650年ねん; （慶安けいあん3年ねん）
逝世	1713年ねん7月がつ17日にち（62—63歲さい）; （正德まさのり3年ねん閏うるう5月がつ25日にち）
時代じだい	江戶えど時代じだい前期ぜんき - 中期ちゅうき
别名	小左衛門こざえもん
戒名かいみょう	諦たい玄げん院いん殿どの高岸たかぎし德雄とくお大だい居士こじ
墓所はかしょ	東京とうきょう都と府中ふちゅう市し紅葉丘もみじがおか（日にち语：紅葉丘もみじがおか）的てき誓願寺せいがんじ
朝廷ちょうてい官位かんい	從したがえ五ご位い下した周防すおう守まもる、從したがえ四よん位い下した
藩はん	常陸ひたち下妻しもづま藩はん主おも→下總しもうさ古河ふるかわ藩はん主おも→志摩しま鳥羽とば藩はん（日にち语：鳥羽とば藩はん）主おも→肥前ひぜん唐津からつ藩はん主あるじ
氏族しぞく	土井どい氏し（日にち语：土井どい氏し）
父母ちちはは	父ちち：土井どい利隆としたか; 母はは：中川なかがわ氏し
兄弟きょうだい	土井どい利重とししげ、土井どい利久としひさ（日にち语：土井どい利久としひさ）、土井どい利とし珍ちん
姐あね妹いもうと	山口やまぐち重貞しげさだ（日にち语：山口やまぐち重貞しげさだ）正室せいしつ、柴田しばた勝まさる門もん（日にち语：柴田しばた勝まさる門もん）繼室けいしつ、金森かなもり近きん供きょう（日にち语：金森かなもり近きん供きょう）正室せいしつ、土井どい利之としゆき室しつ、光ひかり曜院（織田おだ秀しげる親おや（日にち语：織田おだ秀しげる親おや）正室せいしつ）、土井どい利とし意い（日にち语：土井どい利とし意い）正室せいしつ
正室せいしつ	太田おおた資し宗むね之これ女おんな
子こ	土井どい利とし實み（日にち语：土井どい利とし実み）、土井どい利とし純じゅん、稻葉いなば正博まさひろ
女おんな	酒井さかい忠ただし囿（日にち语：酒井さかい忠ただし囿）正室せいしつ、戶田とだ氏し長ちょう（日にち语：戸田とだ氏し長ちょう）正室せいしつ、土井どい利とし清正きよまさ室しつ

土井どい利益りえき（日にち语：土井どい利益りえき／どいとします^{Doi Toshimasu}，1650年ねん—1713年ねん7月がつ17日にち）是ぜ日本にっぽん江戶えど時代じだい前期ぜんき至いたり中期ちゅうき的てき譜代ふだい大名だいみょう，最初さいしょ為ため常陸ひたち下妻しもづま藩はん主おも，其後先後せんご擔任たんにん下總しもうさ古河ふるかわ藩はん主おも、志摩しま鳥羽とば藩はん（日にち语：鳥羽とば藩はん）主おも，並なみ且是肥前ひぜん唐津からつ藩はん土井どい氏し首くび任にん藩主はんしゅ。利益りえき是ぜ土井どい家か宗家そうけ第だい5代だい。

生涯しょうがい

家督かとく繼承けいしょう

利益りえき是ぜ古河ふるかわ藩はん第だい2代だい藩主はんしゅ土井どい利隆としたか的てき次子じし^[1]。萬治まんじ元年がんねん（1658年ねん）9月がつ7日にち，利隆としたか將家しょうか督とく之の位くらい讓ゆずる給きゅう利益りえき的てき兄あに長ちょう土井どい利重とししげ，其兄分封ぶんぽう常陸ひたち和かず下總しもうさ境さかい內總共ども1萬まん石せき領地りょうち給きゅう利益りえき，他た因いん此成為ため下妻しもづま藩主はんしゅ^[1]。其後，無む子こ的てき利重とししげ死去しきょ，利益りえき與あずか其弟土井どい利久としひさ（日にち语：土井どい利久としひさ）成なり為ため宗家そうけ家督かとく的てき候こう選せん人じん，但ただし由よし於在江戶えど本所ほんじょ擁よう有ゆう屋敷やしき的てき利益りえき，曾經身み穿ほじ華麗かれい服飾ふくしょく夜夜よよ在ざい江戶えど街道かいどう昂のぼる首くび闊步かっぽ^[2]^{[注解ちゅうかい 1]}，甚至被ひ當時とうじ風評ふうひょう形容けいよう為ため「在ざい深夜しんや於街上じょう行ぎょう走はし的てき可能かのう是ぜ狗いぬ或ある盜賊とうぞく，怎料是ぜ本所ほんじょ的てき土井どい周防すおう」（夜中よなか歩行ほこうは犬いぬか盗人ぬすっとか思おもえば本所ほんじょの土井どい周防すおう）^[2]，因いん此最終さいしゅう決定けってい由利ゆり久ひさ繼承けいしょう家督かとく^[2]。

延のべ寶たから3年ねん（1675年ねん）閏うるう4月がつ29日にち，年ねん僅10歲さい的てき利久としひさ死去しきょ^[3]，古河ふるかわ土井どい家か因いん無む子こ要よう絕後ぜつご^[4]。然しか而，德川とくがわ幕府ばくふ第だい4代だい將軍しょうぐん德川とくがわ家綱いえつな念ねん於土井どい氏し（日にち语：土井どい氏し）家いえ祖そ土井どい利勝としかつ的てき功績こうせき，特許とっきょ作為さくい分家ぶんけ的てき利益りえき繼承けいしょう宗家そうけ。在ざい5月がつ晦日みそか，利益りえき成なり為ため古河ふるかわ藩はん第だい5代だい藩主はんしゅ，領りょう7萬まん石せき，其中包括ほうかつ本身ほんみ領有りょうゆう的てき下妻しもづま1萬まん石せき以及古河ふるかわ6萬まん石せき^[5]。延のべ寶たから5年ねん（1677年ねん），利益りえき在ざい古河ふるかわ城しろ（日にち语：古河ふるかわ城しろ）南端なんたん的てき立崎たっさき曲輪くるわ，興きょう建けん賴政よりまさ神社じんじゃ（日にち语：頼政よりまさ神社じんじゃ）來らい保ほ佑たすく古河ふるかわ城じょう，此神社是しゃぜ祭祀さいし平安へいあん時代じだい武將ぶしょう源三位げんざんみ賴政よりまさ。

由よし於原本ほん古河ふるかわ藩はん的てき知行ちぎょう有ゆう10萬まん石せき，利益りえき卻只能のう領りょう到いた6萬まん石せき，因いん此他解かい僱75名めい家臣かしん，而在未み被ひ解かい僱的家臣かしん中ちゅう，領有りょうゆう1000石せき以上いじょう的てき則のり減少げんしょう4成なり石高こくだか，其他則そく減少げんしょう兩りょう成なり石高こくだか^[6]。然しか而，在ざい利益りえき分家ぶんけ時期じき的てき家臣かしん和わ家老がろう卻反而獲增ぞう封ふう^[6]。這是因いん為ため在ざい利益りえき兄けい長和おさわ弟おとうと弟おとうと擔任たんにん家督かとく期間きかん，古河ふるかわ藩はん土井どい家か的てき重臣じゅうしん將はた藩主はんしゅ當とう成なり傀儡かいらい操みさお控ひかえ藩政はんせい，尤ゆう其是原本げんぽん在ざい第だい4任にん藩主はんしゅ理り應おう由よし利益りえき繼つぎ任にん的てき情況じょうきょう下か，反はん而擁立ようりつ其弟，利益りえき因いん此向其報復ほうふく，他た向こう宗家そうけ的てき家臣かしん說せつ道どう：「自己じこ雖然被ひ稱しょう為ため養子ようし，但ただし實際じっさい上じょう卻是土井どい利勝としかつ的てき親おや孫まご，我わが成なり為ため藩主はんしゅ全ぜん因いん德川とくがわ將軍家しょうぐんけ的てき恩惠おんけい，你們這群重臣じゅうしん對たい我わが毫無恩義おんぎ，不ふ服從ふくじゅう於我管かん治之はるゆき下か的てき人じん就會被ひ趕離藩はん並なみ向こう其發出はっしゅつ奉公ほうこう構的てき制裁せいさい。」（自みずからは養子ようしとはいえ利勝としかつ公おおやけの実じつ孫まごであり、藩主はんしゅになれたのは徳川とくがわ将軍家しょうぐんけのお陰かげであり重臣じゅうしんらに恩義おんぎは受うけておらず、自分じぶんの藩政はんせいに従したがえない者ものは藩はんから追放ついほうして奉公ほうこう構とする）^[7]。

轉うたて封ふう

天和てんわ元年がんねん（1681年ねん）2月がつ25日にち^[7]，利益りえき被ひ轉てん封ふう至いたり志摩しま鳥とり羽わ7万まん石せき^[7]。在ざい鳥羽とば管理かんり期間きかん，利益りえき花はな重じゅう禮れい聘請有ゆう很高學問がくもん，出身しゅっしん於近江おうみ國こく蒲生がもう郡ぐん小口おぐち村むら的てき奧おく東江あがりえ，他た其後跟隨利益りえき去さ到いた轉うたて封地ほうち唐津からつ藩はん繼續けいぞく效力こうりょく。元祿げんろく4年ねん（1691年ねん）2月がつ9日にち，利益りえき轉てん封ふう至いたり肥前ひぜん唐津からつ7萬まん石せき。

與あずか奧おく東江あがりえ相しょう遇ぐう

唐津からつ藩はん身み兼けん長崎ながさき見みる廻まわり役やく的てき，亦また是ぜ幕府ばくふ治世ちせい的てき重要じゅうよう據點きょてん。利益りえき將はた奧おく東江あがりえ的てき學問がくもん活用かつよう於政務せいむ和わ士し兵へい和民かずたみ眾的教育きょういく中ちゅう，他た熱心ねっしん於教育きょういく，在ざい江戶えど藩邸はんてい（日にち语：江戸えど藩邸はんてい）廣こう邀當時とうじ著名ちょめい的てき儒家じゅか學者がくしゃ，並なみ與あずか家臣かしん一同いちどう聽講ちょうこう，甚至是ぜ將はた儒家じゅか學者がくしゃ招為家臣かしん並なみ接受せつじゅ其指導しどう。東江あがりえ曾經因いん為ため擔心母親ははおや的てき健康けんこう而請辭やめ，但ただし利益りえき允許いんきょ其每年まいとし均ひとし可か以探望もち其母來らい挽留他た。在ざい唐津からつ，東江あがりえ曾經擔任たんにん郡ぐん奉行ぶぎょう和わ長崎ながさき勤番きんばん等とう職務しょくむ，將はた其學問がくもん與あずか見識けんしき運用うんよう於政策さく中ちゅう，施行しこう善政ぜんせい，受到領民りょうみん的てき尊敬そんけい。利益りえき亦また非常ひじょう信任しんにん他た，在ざい他た剛つよし剛つよし成なり為ため家臣かしん時じ便びん賜たまもの其500石せき，升ます任にん為ため家老がろう，並なみ負ふ責せめ養育よういく長男ちょうなん土井どい利とし實み（日にち语：土井どい利とし実み）。其後，東江あがりえ奉たてまつ命いのち留とめ在ざい江戶えど藩邸はんてい，但ただし由よし於其母はは病びょう重じゅう而回鄉きょう探さがせ望もち，最終さいしゅう能のう夠送別べつ其母。然しか而，東江あがりえ在ざい返かえし回かい唐津からつ前ぜん卻病死し，臨死りんし前ぜん朝ちょう江戶えど的てき方向ほうこう一邊流淚一邊拜謝利益對他的恩情。

正德しょうとく3年ねん（1713年ねん）閏うるう5月がつ25日にち，利益りえき去さ世よ，享年きょうねん64歲さい。家督かとく由利ゆり實みのる繼承けいしょう。

參考さんこう資料しりょう

注解ちゅうかい

^ 『他言たごん無用むよう伝聞でんぶん記き』

參考さんこう

^ ^1.0 ^1.1 早川はやかわ『シリーズ藩はん物語ものがたり、古河ふるかわ藩はん』、P84
^ ^2.0 ^2.1 ^2.2 早川はやかわ『シリーズ藩はん物語ものがたり、古河ふるかわ藩はん』、P86
^ 早川はやかわ『シリーズ藩はん物語ものがたり、古河ふるかわ藩はん』、P87
^ 早川はやかわ『シリーズ藩はん物語ものがたり、古河ふるかわ藩はん』、P92
^ 早川はやかわ『シリーズ藩はん物語ものがたり、古河ふるかわ藩はん』、P93
^ ^6.0 ^6.1 早川はやかわ『シリーズ藩はん物語ものがたり、古河ふるかわ藩はん』、P97
^ ^7.0 ^7.1 ^7.2 早川はやかわ『シリーズ藩はん物語ものがたり、古河ふるかわ藩はん』、P101

參考さんこう文獻ぶんけん

（日にち語ご）早川はやかわ和見かずみ. 《シリーズ藩はん物語ものがたり古河ふるかわ藩はん》. 現代書館げんだいしょかん（日にち语：現代書館げんだいしょかん）. ISBN 978-4768471241.

[3] 『他言たごん無用むよう伝聞でんぶん記き』

[古河藩84-1] 1.0 ^1.1 早川はやかわ『シリーズ藩はん物語ものがたり、古河ふるかわ藩はん』、P84

[古河藩86-2] 2.0 ^2.1 ^2.2 早川はやかわ『シリーズ藩はん物語ものがたり、古河ふるかわ藩はん』、P86

[古河藩87-4] 早川はやかわ『シリーズ藩はん物語ものがたり、古河ふるかわ藩はん』、P87

[古河藩92-5] 早川はやかわ『シリーズ藩はん物語ものがたり、古河ふるかわ藩はん』、P92

[古河藩93-6] 早川はやかわ『シリーズ藩はん物語ものがたり、古河ふるかわ藩はん』、P93

[古河藩97-7] 6.0 ^6.1 早川はやかわ『シリーズ藩はん物語ものがたり、古河ふるかわ藩はん』、P97

[古河藩101-8] 7.0 ^7.1 ^7.2 早川はやかわ『シリーズ藩はん物語ものがたり、古河ふるかわ藩はん』、P101

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[注解ちゅうかい 1]

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