官かん富とみ場じょう

明朝みょうちょう《粵大記き》有ゆう地圖ちず記載きさい「官かん富とみ巡じゅん司し」

官かん富とみ場じょう是これ北きた宋そう政府せいふ在ざい現今げんこん九きゅう龍りゅう東部とうぶ一帶所設的官方鹽しお場じょう，至いたり清朝せいちょう廢はい置おけ，也是觀かん塘名稱めいしょう之の起源きげん。

北きた宋そう初年しょねん，當時とうじ政府せいふ在ざい現時げんじ的てき九きゅう龍りゅう灣わん東南とうなん、西にし北及きたおよび西南せいなん沿岸えんがん，即そく尖とんが沙すな咀與あずか茶ちゃ果はて嶺みね之これ間あいだ一帶いったい，設立せつりつ了りょう一いち個こ名めい為ため「官かん富とみ場じょう」的てき官かん方かた鹽しお場ば，範圍はんい覆くつがえ蓋ぶた今日きょう的てき觀かん塘區、九きゅう龍りゅう城ぐすく區く及油あぶら尖とんが旺區，並なみ派は造づくり鹽しお官かん並なみ駐兵ちゅうへい，當時とうじ該處屬ぞく於广州府ふ東ひがし莞ふとい縣けん。

歷史れきし

香港ほんこん位い處しょ嶺みね南みなみ南部なんぶ沿海えんかい地區ちく，擁よう有ゆう極きょく長ちょう的てき海岸かいがん線せん，許多きょた地方ちほう能のう夠建造けんぞう產さん鹽しお的てき潮しお墩（靠もたれ近きん海岸かいがん的てき高地こうち）和草わそう蕩とろけ（靠もたれ近きん海岸かいがん的てき低地ていち），十分じゅうぶん適合てきごう經營けいえい鹽田えんでん。鹽田えんでん必須ひっす臨海りんかい建設けんせつ，而且當為とうい「沙すな坦ひろし背せ風ふう之の港みなと」（《廣東かんとん新語しんご》），意思いし是ぜ該處必須ひっす是ぜ沙すな土ど土質どしつ，並なみ且有海風かいふう從したがえ港口こうこう吹進內陸。而這些條件じょうけん也正正せい是ぜ香港ほんこん所しょ具備ぐび的てき。故こ此，在ざい现今的てき香港ほんこん境内けいだい昔日せきじつ曾有着ぎ多た個こ大だい大小だいしょう小しょう的てき鹽しお場じょう。

北きた宋そう，朝廷ちょうてい在ざい廣こう南東なんとう路ろ設置せっち十じゅう四よん個こ官かん辦鹽場じょう，在ざい東ひがし莞ふとい縣けん境さかい內就有ゆう「靜せい康やすし、大だい寧やすし、東ひがし莞ふとい三さん鹽しお場じょう，海南かいなん、黃田きだ、歸かえり德とく三さん鹽しお柵しがらみ」（《元もと豐ゆたか九きゅう域いき志こころざし》）。「海南かいなん」在ざい今日きょう香港ほんこん境さかい內；「黃田きだ」則のり部分ぶぶん在ざい今日きょう的てき屯たむろ門もん一帶いったい。這些鹽しお場じょう在ざい宋そう代だい已やめ十じゅう分ふん具有ぐゆう規模きぼ，產出さんしゅつ遠とお銷不同どう地方ちほう：「廣州こうしゅう東ひがし莞ふとい、靖やすし康やすし等とう十じゅう三さん場じょう，歲さい鬻二に萬まん四よん千せん餘よ石せき，以給本ほん路ろ及西路ろ之の昭あきら桂かつら州しゅう，江南こうなん之の安やす南みなみ軍ぐん」(《宋そう史ふみ·食しょく貨志》)。

南みなみ宋そう官かん富とみ鹽しお場じょう古こ碑いしぶみ

然しか而到了りょう南みなみ宋そう隆りゅう興きょう元年がんねん （1163年ねん），由ゆかり於「官かん富とみ場じょう」的いくわ產さん鹽しお量りょう未み如理想おもえ，曾一度廢置並併入另一個官方鹽場「疊たたみ福場ふくば」（位い於今沙すな頭角とうかく東北とうほく、大鵬たいほう灣わん西南せいなん）。後來こうらい因いん「官かん富とみ場じょう」產さん鹽しお量りょう回かい升ます，於是再度さいど恢復かいふく設置せっち。朝廷ちょうてい更さら在ざい现今香港ほんこん地ち界かい内ない專せん設しつらえ屯たむろ門もん、官かん富とみ鹽しお場じょう；其中，以官富とみ鹽しお場じょう產さん量りょう最さい豐ゆたか。官かん富とみ鹽しお場じょう位い於今日び的てき香港ほんこん維多利たり亞あ港こう東部とうぶ，即そく觀かん塘、九きゅう龍りゅう城じょう、油あぶら尖とんが旺一帶たい。今日きょう維港東面とうめん入口いりくち——佛堂ぶつどう門もん天てん后きさき古こ廟びょう旁つくり，仍然豎立着ぎ一塊ひとかたまり石碑せきひ。石碑せきひ是ぜ由よし南みなみ宋そう官かん富とみ鹽しお場じょう鹽しお官かん嚴げん益えき彰あきら豎立，見み證しょう了りょう盐场昔日せきじつ的てき繁榮はんえい。南みなみ宋そう即そく将はた覆くつがえ灭之际，宋そう端はし宗むね趙ちょう昰和宋そう帝みかど赵昺被ひ元朝がんちょう軍隊ぐんたい逼迫ひっぱく逃到九きゅう龍りゅう，據よりどころ說せつ曾在「官かん富とみ場じょう」內的馬頭ばとう涌一塊ひとかたまり大石おおいし頭上ずじょう休息きゅうそく，後人こうじん稱しょう該處為ため宋そう王おう臺だい。

元朝がんちょう「官かん富とみ場じょう」被ひ改あらため為ため「官かん富とみ巡じゅん司し」，明朝みょうちょう則のり被ひ改あらため為ため「官かん富とみ巡檢じゅんけん司し」，設しつらえ有ゆう巡檢じゅんけん及司吏各一いち，並なみ駐ちゅう弓ゆみ兵へい50名めい，以打擊げき販賣はんばい私わたし鹽しお。

明朝みょうちょう官かん富とみ鹽しお場じょう更さら躍おど升ます為ため新しん安やす縣けん（旧きゅう宝たから安やす县）境さかい內的四よん大だい鹽しお場じょう之の一いち。當時とうじ新しん安やす縣けん轄下有ゆう四よん大だい鹽しお場じょう，分別ふんべつ是ぜ東ひがし莞ふとい、歸かえり德とく、黃田きだ和かず官かん富とみ，而官富とみ鹽しお場じょう的てき出產しゅっさん除じょ本地ほんじ自じ用よう外がい，更さら遠とお銷至廣西ひろせ一帶いったい。

廢はい置おけ

然しか而隨着ぎ清朝せいちょう康かん熙帝發はつ佈遷界令れい，強行きょうこう遷移せんい沿海えんかい居きょ民みん至いたり內陸，鹽しお場じょう也由盛もり轉うたて衰おとろえ。清朝せいちょう康かん熙元年がんねん（1662年ねん），清朝せいちょう政府せいふ為ため了りょう防止ぼうし沿海えんかい居きょ民みん接せっ濟ずみ位い於台灣たいわん的てき鄭てい成功せいこう軍隊ぐんたい，因いん此實行じっこう遷界令れい，逼使沿海えんかい居きょ民みん向こう內地遷界50里り，鹽しお場じょう亦また因いん而被廢はい置おけ。雖然遷界令れい於康熙八はち年ねん （1669年ねん）取消とりけし，但ただし由よし於新遷來的てき居きょ民みん不ふ諳曬鹽しお，鹽しお場じょう無法むほう恢復かいふく昔日せきじつ的てき規模きぼ，其後最終さいしゅう也被廢はい置おけ。

參考さんこう文獻ぶんけん

• 《觀かん塘風物ぶつ志こころざし》，香港ほんこん觀かん塘區議會ぎかい
• 《宋そう會かい要よう》
• 《「民みん系けい『故ゆえ』中ちゅう尋ひろ」系列けいれつ － 鯉こい魚ぎょ門もん三家みつえ村むら·茶ちゃ果はて嶺みね 時じ、地ち、人的じんてき探さがせ討》，第だい11-12頁ぺーじ，救世きゅうせい軍ぐん耆才拓つぶせ展てん計けい劃觀塘中心ちゅうしん，2005年ねん9月がつ，ISBN 988-97846-4-5
• 香港ほんこん法定ほうてい古蹟こせき：西にし貢みつぐ大だい廟びょう灣わん刻こく石せき（页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）