福井ふくい谦一

福井ふくい谦一 ふくい けんいち
出生しゅっしょう	1918年ねん10月がつ4日にち 大日本帝国だいにっぽんていこく奈良なら县生駒いこま郡ぐん平城ひらじょう村むら大字だいじ押熊おしくま（現げん奈良なら市し押熊おしくま町まち）
逝世	1998年ねん1月がつ9日にち(1998歲さい—01—09)（79歲さい） 日本にっぽん京都きょうと府ふ京都きょうと市し
国籍こくせき	日本にっぽん
母校ぼこう	舊制きゅうせい大阪おおさか高だか中ちゅう（今いま 大阪大學おおさかだいがく） 京都大學きょうとだいがく
知名ちめい于	前ぜん线轨道理どうり论
配偶はいぐう	福井ふくい友とも榮さかえ
儿女	福井ふくい哲也てつや（子こ） 梅原うめはら美也子みやこ（女おんな）
父母ちちはは	福井ふくい亮吉りょうきち（父ちち）
奖项	日本學士院にほんがくしいん獎 文化ぶんか勳章くんしょう 文化ぶんか功勞こうろう者しゃ 诺贝尔化学がく奖 勳一等くんいっとう旭日大綬章あさひだいじゅしょう 從したがえ二に位い
科学かがく生涯しょうがい
研究けんきゅう领域	化学かがく,量子力学りょうしりきがく
机つくえ构	京都大學きょうとだいがく
博士はかせ生せい	諸しょ熊くま奎治
施ほどこせ影かげ响于	罗德·霍夫曼 吉野よしの彰あきら
备注
親おや屬ぞく： 梅原うめはら猛たけし（親おや家か） 梅原うめはら賢一郎けんいちろう（女婿じょせい）

日にち語ご寫うつし法ほう
日にち語ご原文げんぶん	福井ふくい 謙一けんいち
假名かめい	ふくい けんいち
平文へいぶん式しき罗马字じ	Fukui Ken'ichi

福井ふくい谦一（日にち语：福井ふくい 謙一けんいち／ふくい けんいち ^{Fukui Ken'ichi ?}，1918年ねん10月がつ4日にち—1998年ねん1月がつ9日にち）日本にっぽん理り论化学がく家いえ，美国びくに科学かがく院いん外そと籍せき院いん士し，欧おう洲しゅう艺术科学かがく文学ぶんがく院いん院いん士し。文化ぶんか勳章くんしょう、勳一等くんいっとう旭日大綬章あさひだいじゅしょう表彰ひょうしょう。文化ぶんか功勞こうろう者しゃ。追贈ついぞう從したがえ二に位い。

福井ふくい教授きょうじゅ由よし于在1951年ねん提出ていしゅつ直ちょく观化的てき前ぜん线轨道理どうり论，因いん而於1981年ねん成なり為ため亞あ洲しゅう首位しゅい诺贝尔化学がく奖得とく主ぬし、第だい6位い日本人にっぽんじん諾だく貝かい爾なんじ獎得主ぬし。

生平おいだいら

1918年ねん10月がつ4日にち，福井ふくい出生しゅっしょう于日本にっぽん奈良なら县井い户野町まち的てき一いち个职员家庭かてい，他た的てき父ちち亲毕业于东京商科しょうか大学だいがく，供きょう职于一家いっか英国えいこく公司こうし。家いえ境さかい富裕ふゆう的てき福井ふくい自じ幼よう便びん受到良好りょうこう的てき教育きょういく，不ふ仅学习过《论语》等とう传统典籍てんせき，同どう时也受到欧おう美び文化ぶんか和わ先さき进科学かがく技わざ术的てき熏陶。

中学ちゅうがく时代的てき福井ふくい谦一先后就读于舊制きゅうせい今こん宫中學ちゅうがく和わ舊制きゅうせい大阪おおさか高だか中ちゅう，他た的てき数学すうがく与あずか德とく语成なり绩优异，但ただし是ぜ这位日び后きさき的てき理り论化学かがく家か却对中学ちゅうがく化学かがく非常ひじょう不感ふかん兴趣。在ざい进入大学だいがく的てき升ます学がく考こう试中，福井ふくい受到家族かぞく亲戚，京都きょうと帝国ていこく大学だいがく工こう业化学かがく系けい教授きょうじゅ喜多きた源みなもと逸いつ的てき影かげ响，选择了りょう自己じこ最さい不ふ喜き欢的化学かがく作さく为终身み的てき专业。

京都大學きょうとだいがく福井ふくい謙けん一紀かずのり念ねん碑ひ

1938年ねん，福井ふくい考こう入いれ京都大学きょうとだいがく工こう业化学かがく系けい，进入大学だいがく的てき福井ふくい没ぼつ有ゆう放ひ弃自己じこ对数学がく的てき兴趣，选修了しゅうりょう大量たいりょう数学すうがく和わ理り论物理ぶつり方面ほうめん的てき课程，在ざい这一时期打下了坚实的数理基础。1941年ねん福井大学ふくいだいがく毕业，进入京都きょうと大学だいがく燃料ねんりょう化学かがく系けい儿玉信次郎のぶじろう教授きょうじゅ的てき实验室しつ攻おさむ读硕士学位がくい。儿玉早年そうねん留学りゅうがく德とく国こく，返かえし回かい日本にっぽん时带回かい了りょう大量たいりょう欧おう洲しゅう的てき书籍资料，当とう时的欧おう洲しま量子りょうこ理り论正出で于空前まえ的てき发展之の中なか，福井ふくい谦一通过这些珍贵的书籍，接触せっしょく到いた了りょう当とう时理论科学かがく研究けんきゅう前ぜん沿。1948年ねん福井ふくい获得了りょう他た的てき博士はかせ学位がくい。毕业后きさき的てき福井ふくい留とめ在ざい京都きょうと大学だいがく燃料ねんりょう化学かがく系けい，在ざい一间条件简陋的研究室中从事理论研究。

1951年ねん，福井ふくい谦一发表了前线轨道理论的第一篇论文《芳香ほうこう碳氢化合かごう物ぶつ中ちゅう反はん应性的てき分子ぶんし轨道研究けんきゅう》奠定了りょう福井ふくい理り论的基もと础。福井ふくい初期しょき的てき工作こうさく并不为人们所认可，他た的てき同どう事こと和わ上司じょうし认为福井ふくい谦一不专心从事应用化学的研究，而是希望きぼう提出ていしゅつ全ぜん新しん的てき化学かがく基もと础理论，并且希望きぼう将はた当とう时还不ふ为化学界がっかい所しょ接受せつじゅ的てき量子力学りょうしりきがく引入到いた化学かがく领域中ちゅう，是ぜ不ふ切きり实际和わ狂きょう妄的；日本にっぽん学がく术界对福井ふくい谦一的理论也并不重视，直ちょく到いた1960年代ねんだい，欧おう美学びがく术界开始大量たいりょう引用いんよう福井ふくい的てき论文之の后きさき，日本人にっぽんじん才ざい开始重おも新しん审视福井ふくい谦一理いちり论的价值。由よし于福井ふくい在ざい前ぜん线轨道理どうり论方面めん开创性的せいてき工作こうさく，京都きょうと大学だいがく逐渐形成けいせい了りょう一个以他为核心的理论化学研究团队，福井ふくい学派がくは也成为量子りょうし化学かがく领域一いち个重要じゅうよう的てき学派がくは。

1981年ねん，福井ふくい谦一与あずか提出ていしゅつ分子ぶんし轨道对称性せい守恒もりつね原理げんり的まと美国びくに科学かがく家か罗德·霍夫曼分ぶん享とおる了りょう诺贝尔化学がく奖。同年どうねん，他た又また获得了りょう美国びくに科学かがく院外いんがい籍せき院いん士し、欧おう洲しゅう艺术科学かがく文学ぶんがく院いん院いん士し、日本にっぽん政府せいふ文化ぶんか勋章等とう一いち系列けいれつ荣誉。1982年ねん福井ふくい从京都きょうと大学だいがく退すさ休きゅう，被ひ京都きょうと工こう艺纤维大学がく聘为校こう长，同どう时担任たんにん福井ふくい基はじめ础化学がく研究所けんきゅうじょ所しょ长，福井ふくい担任たんにん这些职位直ちょく到いた1998年ねん逝世。

贡献

前ぜん线轨道理どうり论

主しゅ条目じょうもく：前ぜん线轨道理どうり论

前ぜん线轨道理どうり论是福井ふくい谦一赖以成名的理论，这一理いちり论将分子ぶんし周しゅう围分布ぶんぷ的てき电子云うん根ね据すえ能のう量りょう细分为不同どう能のう级的分子ぶんし轨道，福井ふくい认为有ゆう电子排はい布ぬの的てき，能のう量りょう最高さいこう的てき分子ぶんし轨道（即そく最高さいこう占うらない据すえ轨道HOMO）和わ没ぼつ有ゆう被ひ电子占うらない据すえ的てき，能のう量りょう最低さいてい的てき分子ぶんし轨道（即そく最低さいてい未み占うらない轨道LUMO）是ぜ决定一个体系发生化学反应的关键，其他能のう量的りょうてき分子ぶんし轨道对于化学かがく反はん应虽然しか有ゆう影かげ响但是ぜ影かげ响很小しょう，可か以暂时忽略りゃく。HOMO和わLUMO便びん是ぜ所しょ谓前ぜん线轨道どう。

福井ふくい提出ていしゅつ，通つう过计算さん参与さんよ反はん应的各かく粒子りゅうし的てき分子ぶんし轨道，获得前ぜん线轨道どう的てき能のう量りょう、波なみ函数かんすう相しょう位い、重じゅう叠程度ていど等とう信しん息いき，便びん可か以相当とう满意地ち解かい释各种化学がく反はん应行为，对于一些经典理论无法解释的行为，应用前ぜん线轨道理どうり论也可か以给出で令れい人じん满意的てき解かい释。前ぜん线轨道理どうり论简单、直ちょく观、有效ゆうこう，因いん而在化学かがく反はん应、生物せいぶつ大分おおいた子こ反はん应过程ほど、催化机つくえ理り等とう理り论研究けんきゅう方面ほうめん有ゆう着ぎ广泛的てき应用。

内うち禀反应坐标法

过渡态理论认为，化学かがく反はん应的过程就是体系たいけい从势能面めん上うえ的てき一个最低点经过某一特定途径，滑すべり动到另一个最低点的过程，研究けんきゅう体系たいけい滑すべり动在势能面めん上じょう留とめ下か的てき轨迹，是ぜ化学かがく反はん应动力学りきがく的てき一いち项任务，福井ふくい提出ていしゅつ的てき内ない禀反应坐标法可か以阐明あかり体系たいけい在ざい反はん应途径みち上うえ每ごと一处所受到的作用力与核位移之间的关系。

量子りょうし化学かがく直ちょく观化

无论是ぜ前ぜん线轨道理どうり论还是ぜ内ない禀反应坐标法，都みやこ是ただし将はた复杂、抽象ちゅうしょう的てき量子りょうし化学かがく公式こうしき转化为简单直观的近似きんじ理り论，福井ふくい谦一所有的工作都是围绕量子化学直观化这一目标进行的，通つう过他提出ていしゅつ的てき理り论，传统的てき化学かがく家か可か以不经过抽象ちゅうしょう的てき公式こうしき推导和わ计算，直接ちょくせつ使用しよう量子りょうし化学かがく的てき理り论指导实验，为他们打开了理り论化学がく神秘しんぴ的てき大だい门。为此福井ふくい专门编写了りょう《图解量子りょうし化学かがく》一いち书，这部书是非理ひり论化学がく专业工作こうさく者しゃ了解りょうかい量子りょうし化学かがく的てき经典读物。

著作ちょさく

• 『量子りょうし化学かがく』（1968年ねん、朝倉書店あさくらしょてん）
• Theory of Orientation and Stereoselection（1975年ねん、Springer-Verlag）、ISBN 0387074260
• 『化学かがく反応はんのうと電子でんしの軌道きどう』（1976年ねん、丸善まるぜん）、ISBN 462102132X
• 『フロンティア軌道きどう法ほう入門にゅうもん』（1978年ねん、講談社こうだんしゃ）、ISBN 4061392506
• 『科学かがくと人間にんげんを語かたる』（1982年ねん、共同通信社きょうどうつうしんしゃ）、ISBN 4764101149
• 『化学かがくと私わたし』（1982年ねん、化学かがく同人どうじん）、ISBN 4759800883
• 『学問がくもんの創造そうぞう』（1984年ねん、佼成出版社こうせいしゅっぱんしゃ）、ISBN 4333011434
• 『教育きょういくへの直言ちょくげん』（1985年ねん、パンリサーチインスティテュート）、ISBN 4893520059
• 『学問がくもんの創造そうぞう』（1987年ねん、朝日あさひ文庫ぶんこ）、ISBN 4022604433
• 『21世紀せいき日本にっぽんの選択せんたく』（1994年ねん、ダイヤモンド社だいやもんどしゃ）、 ISBN 4478190186
• 『哲学てつがくの創造そうぞう』（1996年ねん、梅原うめはら猛たけしとの共著きょうちょ・PHP研究所けんきゅうじょ）、ISBN 4569552056
• 『複雑ふくざつ系けいの経済けいざい学がく』（1997年ねん、ダイヤモンド社だいやもんどしゃ）、ISBN 4478372160
• Frontier Orbitals and Reaction Paths（1997年ねん、World Scientific Publishing Company）、ISBN 9810222416

參考さんこう文獻ぶんけん

• 『福井ふくい謙一けんいちとフロンティア軌道きどう理論りろん』（1983年ねん、日本にっぽん化か学会がっかい学会がっかい出版しゅっぱんセンター）、ISBN 4762263516
• 『福井ふくい謙一けんいち博士はかせの死し―大学だいがく回まわり記者きしゃ哀歓あいかん記き』（1999年ねん、ミネルみねるヴァ書房ぁしょぼう）、ISBN 4623030512
• 『ノーベル賞しょうの周辺しゅうへん―福井ふくい謙一けんいち博士はかせと京都きょうと大学だいがくの自由じゆうな学風がくふう』（1999年ねん、化学かがく同人どうじん）、ISBN 4759808183
• Bell J, Johnstone B, Nakaki S: The new face of Japanese science. New Scientist, March 21, 1985, p. 31.
• Sri Kantha S: Kenichi Fukui. In, Biographical Encyclopedia of Scientists, edited by Richard Olson, Marshall Cavendish Corp, New York, 1998, pp. 456–458.
• The Chemical Intelligencer 1995, 1(2), 14-18, Springer-Verlag, New York, Inc.

参まいり见

• 前ぜん线轨道理どうり论
• 諸しょ熊くま奎治
• 日本人にっぽんじん諾だく貝かい爾なんじ獎得主ぬし
• 京都きょうと大學だいがく諾だく貝かい爾なんじ獎得主ぬし列れつ表ひょう

外部がいぶ链接

• （英文えいぶん）Kenichi Fukui - Facts, The Nobel Prize in Chemistry 1981 （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）
• （日にち語ご）『福井ふくい謙一けんいち先生せんせいについて』、京都きょうと大学だいがく福井ふくい謙一けんいち記念きねん研究けんきゅうセンター （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）