章惠あきえ皇后こうごう

章惠あきえ皇后こうごう（984年ねん—1036年ねん），楊氏，益えき州しゅう郫县人ひと，宋そう真宗しんしゅう淑よし妃ひ。

生平おいだいら

楊氏祖父そふ杨瑫，父ちち杨知俨，叔楊知ち信しんじ，隶禁军，为天武てんむ副ふく指ゆび挥使。杨氏在ざい十じゅう二岁入真宗的王府为妾。真宗しんしゅう即位そくい后きさき，于景けい德とく元年がんねん（1004年ねん）的てき正月しょうがつ，册さつ封ふう为五ご品ひん才人さいじん。后きさき进三さん品ひん婕妤、从一いち品ひん婉仪。杨氏通敏みちとし有ゆう智さとし思おもえ，与あずか真宗しんしゅう的てき宠妃刘氏交好，奉たてまつ顺刘氏し，情じょう如姐妹いもうと。凡真宗そう晋すすむ升ます刘氏，也会晋すすむ封ふう杨氏。夫妻ふさい三さん人にん彼此ひし信任しんにん无间。真宗しんしゅう东封、西にし祀まつ，凡巡幸じゅんこう，杨妃皆みな随ずい从。刘氏成なり為ため皇后こうごう不ふ久ひさ后きさき，晋すすむ封ふう杨氏为淑よし妃ひ。

此前，刘皇后こうごう“借か腹はら生子おいご”生なま下した赵受益えき，即そく后きさき来らい的てき宋そう仁ひとし宗むね，因いん为年龄已长，而命杨妃代だい为哺育ほいく，两人一起看顾皇子，细心照あきら料りょう。故こ赵受益えき称しょう刘氏为“大だい娘むすめ娘むすめ”，杨氏为“小娘こむすめ娘むすめ”^[1]^[2]。

真宗しんしゅう逝世，宋そう仁ひとし宗むね即位そくい，尊みこと刘皇后こうごう为皇太后こうたいごう，楊淑妃ひ為ため皇すめらぎ太たい妃ひ。年とし幼よう的てき宋そう仁ひとし宗むね即位そくい之の初はつ，由ゆかり刘太后きさき掌てのひら权，对他管かん教きょう甚严。因いん他た有ゆう风痰之の疾やまし，刘太后きさき禁止きんし他た吃ども虾蟹等とう海うみ鲜。杨太妃ひ则私下か藏ぞう起おこり来らい给仁宗むね食用しょくよう，称しょう：“太ふとし后きさき何なん苦く虐しいたげ吾われ儿如此。”因いん此，仁ひとし宗むね埋うめ怨刘太ふとし后きさき，而亲近きん杨太妃ひ^[2]。刘太后きさき崩くずし逝後，遗诏命いのち晉すすむ楊太妃ひ为皇太后こうたいごう。仁じん宗むね奉たてまつ命いのち，尊みこと杨太妃ひ为保ほ慶けい皇太后こうたいごう。

景けい祐ゆう三さん年ねん，楊太后きさき無な疾やまし而薨，享年きょうねん五ご十じゅう三さん岁。殡于皇すめらぎ儀ただし殿どの。追つい谥为莊そう惠めぐみ皇后こうごう，後こう改あらため諡おくりな為ため章惠あきえ皇后こうごう。杨氏父祖ふそ皆みな累るい赠至一いち品ひん，叔杨知ち信しん赠节度ど使し。从弟杨景宗むね亦また被ひ宋そう真宗しんしゅう优待^[2]。寶たから元もと二に年ねん，妹いもうと婿むこ李元りげん亨とおる赠内殿どの崇たかし班はん。

注ちゅう释

^ 《皇すめらぎ宋そう通どおり鉴长编纪事ごと本末ほんまつ·卷まき第だい二に十じゅう七なな》（大中おおなか祥さち符ふ）七なな年ねん，皇后こうごう以后宫李氏し所しょ生子おいご为己子こ，使つかい婉仪保ほ视之。皇子おうじ于是生せい五ご年ねん矣，故こ仁じん宗むね尝呼后きさき为『大だい娘むすめ娘むすめ』，婉仪『小娘こむすめ娘むすめ』。
^ ^2.0 ^2.1 ^2.2 《涑水记闻·卷まき八はち》又また曰：上うえ幼よう冲即位そくい，章しょう献けんじ性せい严，动以礼法れいほう禁きん约之，未み尝假以颜色しょく，章惠あきえ以恩抚之。上うえ多た苦く风痰，章しょう献けんじ禁きん虾蟹海うみ物ぶつ不ふ得とく进御，章惠あきえ常藏じょうぞう弆以食しょく之の，曰：“太ふとし后きさき何なん苦く虐しいたげ吾われ儿如此。”上うえ由ゆかり是ぜ怨章献けんじ而亲章惠あきえ，谓章献けんじ为大娘むすめ，章惠あきえ为小娘むすめ。及章献けんじ崩くずれ，尊みこと章惠あきえ为太后きさき，所しょ以奉事ごと曲きょく尽つき恩おん意い。景けい祐ゆう中ちゅう，薨，神主かんぬし祔于奉慈庙。弟おとうと景けい宗むね，少しょう为役兵へい，以章惠めぐみ故こ得とく官かん，性せい凶きょう悍，使つかい酒しゅ，好こう以滑槌づち殴なぐ人ひと，世せい谓之杨滑槌づち。数すう犯はん法ほう，上うえ以章惠めぐみ故こ，优容之の，官かん至いたり观察使し。初はつ，丁ちょう谓治第だい于城南みなみ，景けい宗むね为兵，负土焉；及谓败，第だい没ぼつ官かん，上うえ以赐景けい宗むね居きょ之の。