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隆りゅう國夫くにお人じん

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隆りゅう國夫くにお人じん（?—?），或ある称しょう齐国夫人ふじん，姓せい黄き，名めい定てい喜き[1]，湖みずうみ州しゅう德とく清きよし人ひと[2]，中国ちゅうごく南みなみ宋そう皇族こうぞく女性じょせい，为宋そう理さとし宗むね之これ弟おとうと嗣荣王おう赵与芮的てき妾わらわ室しつ，宋そう度ど宗むね赵禥的てき生母せいぼ。

生平おいだいら

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《齊ひとし東野とうの語ご》所しょ记[2]，黄き定てい喜き出身しゅっしん卑微，初はつ为李り仁ひとし本家ほんけ婢女，做为李り仁ひとし本ほん长女的てき陪嫁女おんな，进入嗣荣王おう府中ふちゅう。李り氏し嫁よめ給きゅう嗣榮王おう僅三さん年ねん即そく去さ世よ，时在嘉よしみ熙元年がんねん（1237年ねん）之の前まえ[3]。数すう年ねん后きさき的てき嘉よしみ熙四よん年ねん（1240年ねん），黄き定てい喜き生せい下か赵与芮之子こ赵禥，即そく宋そう度ど宗むね。据すえ《宋そう史し》[4]所ところ记，宋そう度ど宗むね出生しゅっしょう前まえ，赵与芮的母はは亲全ぜん夫人ふじん梦见神かみ说：“帝みかど命いのち汝なんじ孙，然しか非ひ汝なんじ家か所有しょゆう。”赵与芮的继室钱夫人じん亦また曾则梦见日光にっこう照あきら东室，当とう天てん夜よる里さと，黄き定てい喜き也梦到神人しんじん采さい衣ころも拥一龙纳入她怀中ちゅう，然しか后きさき有ゆう身み孕。赵禥出生しゅっしょう时，室内しつない有ゆう赤あか光こう。更さら称しょう赵禥“资识内ない慧とし，七なな岁始言ごと，言げん必合度ど，理り宗むね奇き之の。”而据《癸みずのと辛からし雜ざつ識》[1]所ところ记，实是因いん黄き定てい喜き身み份卑贱“遂とげ服ふく墮胎だたい之の藥くすり”，以致赵禥出生しゅっしょう后きさき“手足てあし皆みな軟弱なんじゃく，至いたり七なな歲さい始はじめ能のう言ごと。”

其子赵禥后きさき被ひ宋そう理り宗そう收おさむ为己子こ，立たて为太子たいし，于在景けい定じょう五ご年ねん（1264年ねん）继位，是ぜ为宋度ど宗むね。因よし宋そう度ど宗むね已やめ过继之これ故こ，与あずか宋そう理さとし宗そう生母せいぼ全ぜん夫人ふじん类似，同どう样作为皇帝こうてい生母せいぼ的てき黄き定てい喜き未み有ゆう皇太后こうたいごう的てき尊みこと封ふう。宋そう度ど宗むね以养母はは、宋そう理さとし宗そう皇后こうごう謝しゃ道どう清きよし为皇太后こうたいごう。黄き定てい喜き受封隆りゅう國こく育そだて聖せい夫人ふじん[1]。《齊ひとし東野とうの語ご》指ゆび黄き定てい喜き“自じ处极谦抑，虽骤贵盛，每まい遇ぐう邸てい第だい亲戚，至いたり不ふ敢坐。常つね以奶子こ自称じしょう，人にん亦また以此名めい之の。或ある者もの有ゆう魏ぎ奶子之の滂，其实不ふ然しか也。”黄き定てい喜與きよ权臣賈似道どう的てき母親ははおや胡えびす氏し为同邑人，娘むすめ家か距離きょり甚近，僅數里さと。胡えびす氏し在ざい景けい定じょう、咸淳间，屡しばしば入にゅう禁中きんちゅう，隆りゅう国夫くにお人じん对胡氏し“至いたり同どう寝ね处，恩おん宠甚渥”[2]。

1276年ねん，南みなみ宋そう降くだ元もと，隆りゅう国夫くにお人じん黄き定てい喜与きよ丈夫じょうふ赵与芮随孙子宋そう恭きょう帝みかど、全ちょん太ふとし后きさき北きた迁，前ぜん往大だい都と[5]，后きさき事ごと无记载。

注ちゅう释

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  1. ^ 1.0 1.1 1.2 周密しゅうみつ《癸みずのと辛からし雜ざつ識》續ぞく集しゅう下か“紹陵初はつ誕”條じょう：“紹陵之の在ざい孕也，以其母はは賤，遂とげ服ふく墮胎だたい之の藥くすり，既すんで而生子こ手足てあし皆みな軟弱なんじゃく，至いたり七なな歲さい始はじめ能のう言ごと。黃き氏し德とく清人きよひと，乃李夫人ふじん從したがえ嫁よめ，名めい定じょう喜き，後ご封ふう隆たかし國こく育そだて聖せい夫人ふじん。”
  2. ^ 2.0 2.1 2.2 周密しゅうみつ《齊ひとし東野とうの語ご·卷まき一いち五ご》：“隆たかし國こく黃き夫人ふじん，湖みずうみ州しゅう德とく清しん縣人けんじん。初はつ入いれ魏ぎ峻たかし叔高家か，既出きしゅつ，複ふく歸かえり李り仁ひとし本ほん，媵其女おんな以入榮さかえ邸てい。時とき嗣王與あずか芮苦無む子こ，一幸かずゆき而得男おとこ，是ぜ為ため度ど宗むね。然しか自じ處しょ極きょく謙抑けんよく，雖驟貴き盛もり，每まい遇ぐう邸てい第だい亲戚，至いたり不ふ敢坐。常つね以奶子こ自称じしょう，人にん亦また以此名めい之の，或ある者もの有ゆう魏ぎ奶子之の滂，其实不ふ然しか也。秦はた齐国夫人ふじん胡えびす氏し，亦また同どう邑人，相去あいさり才ざい数すう里り……”
  3. ^ 陶とう渊旻. 《〈宋そう故こ万まん一直阁李君圹志〉考こう》. 东南文化ぶんか (南京なんきん: 南京なんきん博物はくぶつ院いん): 92-95. ISSN 1001-179X. [永久えいきゅう失效しっこう連結れんけつ]
  4. ^ 《宋そう史ふみ·卷まき四よん十じゅう六ろく 本ほん纪第四よん十じゅう六ろく》
  5. ^ 《宋そう季三すえぞう朝政ちょうせい要よう·卷まき五ご》乙おつ夘.北きた使し請三さん宫北遷.丁ちょう巳み.宋そう少しょう帝みかど.全ちょん太ふとし后きさき出で宫.太皇太后たいこうたいこう以疾留とめ大内おおうち.隆りゅう國夫くにお人じん黄き氏し.朱しゅ美人びじん.王おう夫人ふじん以下いか百ひゃく餘よ人にん從したがえ行くだり.福ぶく王おう與あずか芮.參政さんせい謝しゃ堂どう.高こう應おう枀.駙馬都と尉じょう楊鎮.臺たい諫阮登とう炳.鄒珙.陳ちん秀しげる伯はく.知ち臨安府ふ翁おう仲なか徳とく等とう以下いか數すう千せん人にん.大學だいがく宗むね學生がくせい數すう百ひゃく人にん皆みな在ざい遣や中なか.二に宫過真しん州しゅう.苗なえ再さい成なり奪だつ駕が.幾いく奪だつ去さ.閏うるう三さん月がつ二に十じゅう四よん日にち至いたり燕つばめ京きょう.吳ご堅けん等とう出迎でむかえ.居きょ㑹同館かん.四よん月がつ乙おつ丑うし朔ついたち.吳ご堅けん等とう先さき赴上都と.十じゅう五ご.三さん宫赴上うえ都と.丁ちょう巳み.沂王薨.五月ごがつ丙へい申さる.見み大だい元もと皇帝こうてい於行宫焉.太皇太后たいこうたいこう卧病.主おも者しゃ自じ宫中舁其牀ゆか以出衛まもる者しゃ七なな十じゅう人にん從したがえ行くだり.八はち月がつ乃行.降くだ封ふう為ため壽ことぶき春はる郡ぐん夫人ふじん.至いたり燕つばめ七なな年ねん而崩.全ぜん皇后こうごう為ため尼あま於正智さとし寺てら.

参考さんこう文献ぶんけん

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