宪圣慈烈皇后こうごう

宪圣慈烈皇后こうごう吳ご氏し
南みなみ宋そう太皇太后たいこうたいこう
國家こっか	宋そう
姓せい	吴
封ふう號ごう	和かず义郡夫人ふじん⇒才人さいじん⇒婉仪⇒贵妃⇒皇后こうごう⇒太ふとし上じょう皇后こうごう⇒皇太后こうたいごう⇒太皇太后たいこうたいこう
出生しゅっしょう	宋そう徽宗政和せいわ五ご年ねん 1115年ねん 开封
婚こん年ねん	宋そう高こう宗はじめ紹興しょうこう十じゅう三さん年ねん 1143年ねん
逝世	宋そう寧やすし宗むね慶けい元もと三さん年ねん 1197年ねん（82—83歲さい） 临安
谥号	宪圣慈烈皇后こうごう
坟墓	永えい思おもえ陵りょう
親おや屬ぞく
父親ちちおや	武たけ翼つばさ郎ろう吴近
母親ははおや	張ちょう氏し
夫おっと	高こう宗そう憲けん孝こう皇帝こうてい趙ちょう構
夫おっと之の父ちち	徽宗顯あらわ孝こう皇帝こうてい趙ちょう佶ただし
夫おっと之の母はは	顯あらわ仁じん皇后こうごう韋氏
夫おっと之の元もと配はい	憲けん節ぶし皇后こうごう
夫おっと之の正室せいしつ	憲けん節ぶし皇后こうごう
夫おっと之の側室そくしつ	张贵妃ひ，張ちょう賢けん妃ひ，刘贤妃ひ等ひとし
兄弟きょうだい	弟おとうと 吳ご益えき（1124～1171）
姊妹	姐あね 楚すわえ國こく夫人ふじん 姐あね 越えつ國こく夫人ふじん
養子ようし	赵璩，赵伯琮
其他親おや屬ぞく	侄 吳ご琚

宪圣慈烈皇后こうごう吳ご氏し（1115年ねん—1197年ねん）。宋そう高だか宗むね赵构的てき第だい二に任にん皇后こうごう。開封かいふう（今いま河南かなん開封かいふう）人にん。紹熙五ご年ねん（1194年ねん），吳ご氏し支持しじ趙ちょう汝なんじ愚ぐ、韓かん仛冑等ひとし大臣だいじん發動はつどう的てき政變せいへん，迫さこ宋そう光ひかり宗むね禪ぜん位い予よ其子宋そう寧やすし宗むね，稱しょう紹熙禪ぜん位い。

在世ざいせい時じ曾稱隆りゅう慈備福光ふくみつ祐ゆう太皇太后たいこうたいこう，与あずか西にし汉孝昭たかあき皇后こうごう上官じょうかん氏し、孝こう元もと皇后こうごう王政おうせい君くん，同どう为中国ちゅうごく史し上うえ皇帝こうてい在世ざいせい时法定ほうてい「曾祖母そうそぼ辈分」的てき太皇太后たいこうたいこう。

生平おいだいら

父ちち武たけ翼つばさ郎ろう吴近，吴近曾经梦见一いち个亭子こ，匾额上じょう写うつし着ぎ“侍さむらい康やすし”，一傍种着特别妍丽可爱的芍药花はな，花はな下か一いち只ただ白しろ羊ひつじ。而吴氏し十じゅう四よん岁時，因いん美貌びぼう出で眾，选美入にゅう宫，侍さむらい奉たてまつ康やすし王おう赵构，大家たいか都と说“侍さむらい康やすし”应验了りょう。

高こう宗はじめ即位そくい之の初はつ，金きん兵へい不断ふだん追つい击，吴氏身み穿ほじ戎えびす装そう，跟随高だか宗むね左右さゆう。吴氏博はく习书史し，又また通つう晓书法ほう翰墨かんぼく，不ふ仅知书，而且英姿えいし飒爽，颇有胆略たんりゃく。卫士谋兵へい变，问高宗そう在ざい哪里，吴氏骗了卫士使し高だか宗むね免めん祸。金かね兵へい南侵なんしん，高こう宗はじめ乘船じょうせん入海いりうみ，从定海うみ（浙江せっこう镇海）转赴昌あきら国こく（浙江せっこう普ひろし陀）途中とちゅう，有ゆう鱼跃入いれ御舟みふね，吴氏说：“此周人じん白しろ鱼之祥さち也（周しゅう武たけし王おう兴起）。”高こう宗はじめ大喜だいぎ，封ふう她为和かず义郡夫人ふじん。高こう宗はじめ回かい到いた越こし州しゅう后きさき又また进封她为才人さいじん。此后，和かず张氏并为婉仪，不ふ久ひさ进为贵妃。韦太后きさき由ゆかり金かね国こく还朝后きさき，吴贵妃ひ侍さむらい奉たてまつ太ふと后きさき起居ききょ，得とく到いた太ふと后きさき的てき认可，当とう时，高こう宗はじめ被ひ金かね国こく俘虏的てき憲けん節ぶし皇后こうごう驾崩的てき消息しょうそく传至杭州こうしゅう，宰相さいしょう秦はた桧ひのき上表じょうひょう请立中ちゅう宫，韦太后きさき也为她说好こう话，高こう宗はじめ便びん于绍兴十じゅう三さん年ねん（1143年ねん）正式せいしき册立さくりつ吴贵妃ひ为皇后こうごう。

高こう宗はじめ惟おもんみ一いち的てき儿子赵旉病死びょうし后きさき，后きさき宫再没ぼつ有ゆう生育せいいく。张贤妃ひ收おさむ养宋太ふとし祖そ赵匡胤たね七なな世せい孙赵伯琮为养子こ，吴皇后こうごう为才人じん时，也收宗室そうしつ赵璩为养子こ。张贤妃ひ病びょう逝后，赵伯琮也由よし吴皇后こうごう一いち并收养，吴皇后こうごう对待两个养子没ぼつ有ゆう差さ别。高こう宗はじめ封ふう赵伯琮为普ひろし安やす郡ぐん王おう、赵璩为恩平郡へごおり王おう。赵伯琮性情せいじょう恭きょう俭，爱好读书，吴皇后こうごう劝高宗むね以赵伯はく琮为皇子おうじ。于是高だか宗むね立りつ赵伯琮为皇子おうじ，封建ほうけん王おう，賜たまもの名めい为赵昚，赵璩出で居きょ绍兴。

绍兴三さん十じゅう二に年ねん（1162年ねん），高こう宗はじめ禅ぜん位い于赵昚，吴皇后こうごう迁居德寿とくじゅ宫，为太ふとし上じょう皇后こうごう。赵昚是ぜ为宋孝こう宗むね，尊みこと吴皇后こうごう为寿ことぶき圣太上じょう皇后こうごう。乾いぬい道みち七なな年ねん（1171年ねん），加か号ごう寿ことぶき圣明慈。淳じゅん熙二に年ねん（1175年ねん），为太ふとし上皇じょうこう庆寿，加か号ごう寿ことぶき圣齐明あかり广慈。淳じゅん熙十じゅう二に年ねん（1185年ねん），加か尊号そんごう备德。淳じゅん熙十じゅう四よん年ねん（1187年ねん），太ふとし上皇じょうこう高だか宗むね赵构驾崩，遗诏太ふとし上じょう皇后こうごう改称かいしょう皇太后こうたいごう。孝こう宗むね欲よく迎むかえ吴太后きさき回かい大内おおうち，吴太后きさき因いん为上皇じょうこう几筵在ざい德寿とくじゅ宫，不ふ忍にん舍しゃ去さ，所以ゆえん将はた吴太后きさき所しょ居住きょじゅう的てき宫殿改名かいめい为慈福殿どの。

淳じゅん熙十じゅう六ろく年ねん（1189年ねん），孝こう宗むね禅ぜん位い宋そう光ひかり宗むね，因いん为孝宗そう被ひ尊みこと太ふとし上皇じょうこう，所以ゆえん不ふ称しょう太皇太后たいこうたいこう，更さら号ごう寿ことぶき圣皇太后こうたいごう。绍熙四よん年ねん（1193年ねん），吴太后きさき寿ことぶき八はち十じゅう，光ひかり宗むね觐见吴太后きさき，奉たてまつ册さつ礼れい，加か尊号そんごう隆りゅう慈备福ぶく。绍熙五ご年ねん（1194年ねん）正月しょうがつ，光ひかり宗むね率りつ群臣ぐんしん行ぎょう庆寿礼れい，皇子おうじ嘉よしみ王おう赵扩侍さむらい侧，吴太后きさき勉励べんれい他た以读书辨邪よこしま正ただし、立たて纲常为先。同年どうねん夏なつ天たかし，孝こう宗むね駕が崩くずれ，吴太后きさき始はじめ正ただし太皇太后たいこうたいこう之これ号ごう，人称にんしょう隆りゅう慈太皇太后こうたいごう。

当とう时光宗むね皇后こうごう李り鳳おおとり娘むすめ剽悍ひょうかん，離間りかん光こう宗むね與あずか其父孝こう宗むね，父子ふし不ふ睦むつみ；孝こう宗むね生前せいぜん因いん觉得亏欠光こう宗むね兄けい赵恺，且赵恺子许国公こう赵抦聪慧而赵扩愚笨，有意ゆうい以赵抦为光こう宗そう太子たいし。光ひかり宗むね疾病しっぺい未み愈いよいよ，不能ふのう为孝宗主そうしゅ持じ丧事，宰相さいしょう请隆慈太皇太后こうたいごう主ぬし丧事，隆りゅう慈太皇太后こうたいごう不ふ同意どうい。所以ゆえん大臣だいじん們又请效法ほう唐から肅宗故事こじ（太ふとし上皇じょうこう唐から玄げん宗むね駕が崩くずれ，唐から肅宗病びょう危，敕令太子たいし李り豫よ監かん國こく），隆りゅう慈太皇太后こうたいごう听从枢くるる密使みっし赵汝愚ぐ的てき请求，在ざい孝こう宗そう梓あずさ宫前垂たれ帘听政せい，宣光のぶみつ宗むね手しゅ诏，立たて皇子おうじ嘉よしみ王おう赵扩为帝，即そく宋そう宁宗，事實じじつ上じょう是ぜ強迫きょうはく光こう宗むね退位たいい，史し稱しょう绍熙内ない禅ぜん。太皇太后たいこうたいこう召见赵抦和わ赵扩，对赵抦说：“外界がいかい都と商しょう议立你，但ただし我わが思量しりょう万事ばんじ当とう从长。嘉よしみ王おう年ねん长，且教他た做。他た做了你却做，自じ有ゆう祖宗そそう例れい。”

第だい二に天てん，隆りゅう慈太皇太后こうたいごう册さつ夫人ふじん韩氏为皇后こうごう，撤垂帘。

庆元元年がんねん（1195年ねん），太皇太后たいこうたいこう加か号ごう光ひかり祐ゆう，迁居重じゅう华宫。赵汝愚ぐ贬谪而死，中ちゅう书舍人とねり汪ひろし义端说赵汝なんじ愚ぐ就像李り林はやし甫はじめ，想そう屏へい逐其党とう，太皇太后たいこうたいこう听说后きさき，很不赞同。

庆元三さん年ねん（1197年ねん）去さ世よ，享とおる壽ことぶき83歲さい。

前任ぜんにん： 憲けん節ぶし皇后こうごう邢氏

宋朝そうちょう皇后こうごう 1143年ねん—1162年ねん

繼つぎ任にん： 成なり恭きょう皇后こうごう夏なつ氏し