耿炳文ぶん

耿炳文ぶん
大明だいめい总兵都と元もと帅长兴侯
爵位しゃくい	長ちょう興きょう侯こう
籍せき貫ぬき	安徽あんき
族ぞく裔	漢かん族ぞく
出生しゅっしょう	元もと順じゅん帝みかど元もと統すべ二に年ねん（1334年ねん） 濠ほり州しゅう
逝世	明成めいせい祖そ永樂えいらく元年がんねん（1403年ねん） 京師けいし
親おや屬ぞく	父ちち 耿君用よう 子こ 耿璿、耿瓛、耿瑄 媳 江こう都みやこ公主こうしゅ
出身しゅっしん
襲かさね父ちち職しょく
經歷けいれき
管かん軍ぐん總そう管かん 总兵都と元もと帅 长兴侯こう食しょく禄ろく千せん五ご百ひゃく石せき

耿炳文ぶん（1334年ねん—1403年ねん），濠ほり州しゅう（今いま安徽あんき鳳おおとり陽よう）人にん，中國ちゅうごく明朝みょうちょう开国军事将はた领，官かん至いたり大将たいしょう军，以功封ふう長ちょう興きょう侯こう。

生平おいだいら

元朝がんちょう末すえ年ねん，他た與あずか父ちち亲耿君用よう追隨ついずい朱しゅ元もと璋あきら渡わたり過か長江ながえ。耿君用よう在ざい1356年ねん救援きゅうえん宜興いいしん時とき，與あずか張ちょう士し誠まこと交鋒，力戰りきせん而死。耿炳文ぶん承うけたまわ襲かさね其父的てき管かん軍ぐん總そう管かん之これ職しょく，繼續けいぞく統すべ領りょう其部眾。至いたり正ただし十じゅう七なな年ねん（1357年ねん）二月初一耿炳文從廣德ひろのり攻おさむ長ちょう興きょう州しゅう，張ちょう士し誠まこと守將しゅしょう趙ちょう打だ虎とら以三さん千精兵迎戰失利，逃往湖みずうみ州しゅう。初はつ三さん，炳文攻おさむ陷おちい長ちょう興きょう，獲え戰せん船せん三さん百ひゃく多た艘そう。朱しゅ元もと璋あきら改あらため長ちょう興きょう为长安やす州しゅう，在ざい县署内ない设立永なが兴翼元もと帅府，炳文任にん总兵都と元もと帅。炳文納おさめ儒士溫ぬる祥さち卿きょう於幕下か，協きょう助すけ策さく劃防守もり。炳文固守こしゅ長ちょう興きょう十じゅう年ねん，前後ぜんご歷數れきすう十じゅう戰せん，多た次つぎ打だ敗はい張ちょう士し誠まこと。

朱しゅ元もと璋あきら向こう張はり士し誠まこと全面ぜんめん進攻しんこう時じ，炳文帶たい兵へい攻おさむ克かつ湖みずうみ州しゅう，围平江ひらえ（苏州）。朱しゅ元もと璋あきら建立こんりゅう明朝みんちょう後ご，授镇国こく上じょう将はた军兼右みぎ率りつ府ふ副使ふくし。耿炳文ぶん随したがえ大だい军征讨中原なかはら，攻おさむ克かつ山やま东沂、峄等州しゅう，攻おさむ下か汴梁，巡じゅん视河南かなん，侍さむらい从太祖そ北きた巡じゅん。又また随ずい常つね遇ぐう春はる攻おさむ占うらない大同だいどう，攻おさむ克かつ晋すすむ、冀。随ずい大将たいしょう军徐达征讨陕西，打だ败李り思おもえ齐、张思道どう。洪ひろし武ぶ二に年ねん（1369年ねん），镇守陕西，疏通そつう泾阳洪ひろし渠みぞ十じゅう万まん余あまり丈たけ，给老百姓带来了很多好处。洪ひろし武たけ三さん年ねん（1370年ねん）任命にんめい为秦王おう府ふ左ひだり相しょう兼けん陕西行ぎょう省しょう右みぎ丞すすむ，封ふう长兴侯こう，食しょく禄ろく一いち千せん五ご百ひゃく石せき。洪ひろし武ぶ十じゅう四よん年ねん（1381年ねん），随ずい大将たいしょう军徐达出塞ふさが，在ざい北きた黄河こうが打だ败元朝あさ平たいら章あきら乃儿不ふ花はな，再さい次つぎ返かえし回かい陕西。洪ひろし武ぶ十じゅう九きゅう年ねん（1386年ねん），随ずい颍国公こう傅でん友とも德とく征せい讨云南みなみ，平定へいてい曲きょく靖やすし蛮。洪ひろし武ぶ二に十じゅう一いち年ねん（1388年ねん），从永昌えいしょう侯こう蓝玉北きた征せい，到いた达捕と鱼儿海うみ。洪ひろし武ぶ二に十じゅう四よん年ねん（1391年ねん），赐钞造づくり第だい于凤阳，修おさむ葺先茔，追つい赠父亲耿君くん用よう侯爵こうしゃく。洪ひろし武ぶ二に十じゅう五ご年ねん（1392年ねん），耿炳文ぶん率りつ兵へい平定へいてい陕西徽州妖人之の乱らん。洪ひろし武ぶ三さん十じゅう年ねん（1397年ねん），任にん征せい西にし将はた军，擒とりこ获蜀寇高福ぶく兴，俘虏敌军三さん千せん人にん。洪ひろし武ぶ三さん十じゅう一いち年ねん（1398年ねん），镇守辽东。

明太めんたい祖そ排列はいれつ功臣こうしん之の时，耿炳文ぶん与あずか大将たいしょう军徐じょ达等とう人ひと列れつ为一等いっとう。朱しゅ元もと璋あきら晚年ばんねん殺戮さつりく功臣こうしん颇多，倖存的てき只ただ有ゆう耿炳文和ふみかず郭かく英えい二人ふたり。建けん文ぶん元年がんねん（1399年ねん）七なな月がつ爆發ばくはつ靖やすし難なん之の役やく時とき，朝廷ちょうてい僅能派は66歲さい的てき耿炳文ぶん率りつ兵へい北上ほくじょう討伐とうばつ，佩大將軍だいしょうぐん印しるし，號ごう稱たたえ30萬まん人にん。炳文軍ぐん13萬まん人にん在ざい八はち月がつ到達とうたつ真ま定じょう，徐じょ凱率りつ兵へい駐ちゅう河間こうま，潘はん忠ただし、楊松率りつ兵へい駐ちゅう鄚州（今こん河北かほく任にん丘おか），以先鋒せんぽう9000人にん據よりどころ守もり雄おんどり縣けん。燕つばめ軍ぐん趁中秋ちゅうしゅう之の夜よる突襲雄おんどり縣けん，又また擊げき敗はい了りょう援兵えんぺい，潘はん忠ただし、楊松被ひ執と，燕つばめ軍ぐん攻おさむ陷おちい鄚州。炳文在ざい移動いどう部隊ぶたい渡わたり過か滹沱河かわ時どき被ひ燕つばめ軍ぐん攻擊こうげき，部將ぶしょう李り堅けん、甯忠、顧成被ひ執と，斬首ざんしゅ3萬まん餘あまり級きゅう。炳文與あずか殘ざん軍ぐん10萬人退入真定城（今いま河北かわきた正せい定じょう），坚守不出ふしゅつ。耿炳文ぶん拙つたな於攻略こうりゃく，長ちょう於守城じょう，故こ能のう固守こしゅ長ちょう興きょう達たち十じゅう年ねん之の久ひさ。朱しゅ棣攻城じょう三さん日にち，一直没有攻下，於是对诸将はた说：“攻おさむ城下じょうか策さく，徒と旷时日び，钝我士し气。”遂とげ解かい围而去。但ただし是ぜ，此時惠めぐみ帝みかど朱しゅ允まこと炆接受せつじゅ黄き子こ澄きよし的てき建議けんぎ，撤換耿炳文ぶん，以李り文忠ふみただ之子ゆきこ曹國公こう李り景けい隆たかし接せっ任にん，齐泰堅けん決けつ反對はんたい却不被ひ采さい纳，由ゆかり景けい隆たかし調ちょう兵へい五ご十じゅう萬まん伐き燕つばめ，戰せん事ごと遂とげ不可ふか為ため。

永樂えいらく年間ねんかん

燕つばめ王おう朱しゅ棣奪だつ權けん成功せいこう後ご，登のぼり基はじめ称しょう帝みかど。耿炳文ぶん被ひ罢免职务，赋闲在家ざいけ。刑部おさかべ尚しょう书郑赐、御ご史し陳ちん瑛あきら在ざい永えい乐元年がんねん（1403年ねん）彈劾だんがい耿炳文ぶん「衣服いふく器き皿さら有ゆう龍りゅう鳳おおとり飾かざり，玉たま帶たい用よう紅べに鞓，僭妄不ふ道みち」，耿炳文ぶん上じょう吊つるし自殺じさつ，终年七なな十じゅう岁。耿炳文ぶん的てき三个儿子前军都督佥事耿璿、后きさき军都督とく佥事耿瓛、尚なお宝たから司つかさ卿きょう耿瑄也都受到牵连被ひ杀。

但ただし是ぜ，根ね据すえ顾诚在ざい《靖やすし难之役やく和わ耿炳文ぶん、沐晟家族かぞく——婚姻こんいん关系在ざい封建ほうけん政治せいじ中ちゅう作用さよう之の一いち例れい》一文中的考证出耿炳文在靖难之役中于真定死难，这种说法并没有ゆう得え到いた史学しがく界かい的てき认可。耿炳文ぶん的てき外そと甥おい黔国公こう沐晟《耿公墓ぼ田た碑ひ记》称しょう这位舅しゅうと舅しゅうと“年とし已やめ六ろく十じゅう有ゆう五ご，援真定じょう，殁于阵。上うえ更さら痛つう甚，亲制文ぶん遣や命中めいちゅう官かん谕祭。命いのち有司ゆうし治ち坟茔，赐临濠ほり山地さんち三さん白しろ顷、佃つくだ户二に千せん人にん、守まもり坟人二に百ひゃく户，仪仗户十じゅう五ご户，以京卫军士し充たかし之の，先さき后きさき隆たかし恩おん叠颁洊至。”黄金おうごん《开国功臣こうしん录》载耿炳文于洪武ぶ三さん十じゅう二に年ねん（即そく建けん文ぶん元年がんねん，1399年ねん)“十月自辽东率众十余万援真定，战殁于阵，年ねん六ろく十じゅう五ご”。黄き佐さ《革かわ除じょ遗事》：“炳文死し于阵，年ねん五ご十じゅう六ろく。”明正めいせい德とく朝あさ尚なお宝たから司つかさ少しょう卿きょう姜きょう清きよし《姜きょう氏し秘史ひし》、万历朝焦竑《国くに朝あさ献けんじ征せい录》都と载耿炳文出兵しゅっぺい援真定てい后きさき不ふ久ひさ去さ世よ。永えい乐初年ねん，廷臣ていしん劾奏耿炳文ぶん葬礼そうれい“逾制”，朱しゅ棣“命いのち速そく改あらため之の”。

家庭かてい

炳文長子ちょうし耿璿是ぜ懿文太子たいし朱しゅ標しるべ長女ちょうじょ江こう都みやこ公主こうしゅ的てき駙馬。他た和わ兄弟きょうだい耿瓛（后きさき军都督とく佥事）、耿瑄（尚なお宝たから司つかさ卿きょう，正せい五ご品ひん）都と被ひ朱しゅ棣杀害；另一子耿琦去云南投靠了姑父沐英的家族。

相關そうかん條目じょうもく

• 真ま定之さだゆき戰せん