郭かく英すぐる

郭かく英すぐる
郭かく英えい像ぞう
大明だいめい武たけ定じょう侯こう
爵位しゃくい	武たけ定じょう侯こう 追つい封ふう营国公こう
籍せき貫ぬき	山やま东巨きょ野の
諡號しごう	威い襄じょう
出生しゅっしょう	至いたり元もと元年がんねん（1335年ねん） 河南かなん江北こうほく等とう处行中ちゅう书省安やす丰路濠ほり州しゅう
逝世	永えい乐元年ねん（1403年ねん）二に月がつ十じゅう七なな日にち 南みなみ直ただし隶凤阳府ふ
親おや屬ぞく	哥哥：郭かく兴 弟おとうと弟おとうと：郭かく德成とくなり 妹いもうと妹いもうと：郭かく宁妃 儿子：郭かく镇、郭かく铭、郭かく镛、郭かく鑑あきら、郭かく钥、郭かく铨、郭かく锜、郭かく钰、郭かく钫、郭かく镔、郭かく钢

郭かく英すぐる（1335年ねん—1403年ねん），明朝みょうちょう军事将はた领。濠ほり州しゅう（今こん安徽あんき鳳おおとり陽よう）人にん。鞏昌侯こう郭かく興きょう亲弟，郭かく宁妃兄あに。

郭かく英えい早年そうねん与あずか兄あに长郭かく兴从朱しゅ元もと璋あきら起おこり兵へい，负责宿やど卫。先さき后きさき跟随朱しゅ元もと璋あきら、徐じょ达、常つね遇ぐう春はる攻おさむ打だ陈友谅、张士诚，平定へいてい中原なかはら、云うん南みなみ等地とうち。洪ひろし武たけ十じゅう七なな年ねん（1384年ねん）封ふう武たけ定じょう侯こう。郭かく英えい身み经大小しょう五ご百ひゃく余あまり战，总计擒とりこ斩获俘人马一十じゅう七なな万まん余あまり，身み被ひ七なな十じゅう余あまり伤。因よし郭かく宁妃是ぜ他た的てき同胞どうほう妹いもうと妹いもうと，因いん而备受朱元もと璋あきら恩おん宠。靖やすし难之役やく时，跟随朝廷ちょうてい大だい军征讨燕王おう朱しゅ棣无功。永えい乐元年がんねん（1403年ねん）逝世，追つい赠营国こく公おおやけ，谥威襄じょう。

生平おいだいら

早年そうねん经历

郭かく英えい十じゅう八岁与郭興一同跟随朱しゅ元もと璋あきら。朱しゅ元もと璋あきら十分じゅうぶん赏识他た，命いのち他た在ざい军帐里さと值宿，称呼しょうこ他た为“郭かく四よん”。至いたり正ただし十じゅう四よん年ねん（1354年ねん），郭かく英えい跟从朱しゅ元もと璋あきら进攻定てい远。此后攻おさむ克かつ滁州、和かず州しゅう、采さい石せき、太平たいへい，征せい讨陈友谅，参加さんか鄱阳湖みずうみ之の战，均ひとし立たて下した战功。至いたり正せい二に十じゅう四よん年ねん（1364年ねん），郭かく英えい随ずい大だい军进攻おさむ武たけ昌あきら，陈汉将はた领陈同佥拿着长矛杀入，朱しゅ元もと璋あきら要よう郭かく英えい杀了他た，并穿上じょう他た的てき战袍。攻おさむ岳たけ州しゅう，击败援兵えんぺい，还攻克かつ庐州、襄じょう阳等地とうち。郭かく英すぐる被ひ任命にんめい为骁骑卫千せん户。随ずい后きさき参加さんか进攻张士诚，攻おさむ克かつ淮安、濠ほり州しゅう、安やす丰，郭かく英すぐる又また被ひ晋すすむ升ます为指挥佥事ごと。

洪ひろし武たけ年みのる间

至いたり正せい二に十じゅう七なな年ねん（1367年ねん），郭かく英すぐる又また跟从徐じょ达北きた伐き中原なかはら，随ずい常つね遇ぐう春はる进攻太ふと原はら，扩廓帖じょう木き儿败逃，挥师下か兴州、大同だいどう。从沙すな净州渡わたり黄河こうが，占うらない领西安しーあん、凤翔、巩昌、庆阳，乘じょう胜追击，在ざい乱らん山やま击败贺宗哲あきら。郭かく英すぐる被ひ晋すすむ升ます为本卫指挥副使ふくし。攻おさむ克かつ定てい西にし，讨伐察罕脑儿，攻おさむ克かつ登とう宁州，杀元军两千せん，被ひ晋すすむ升ます为河南都なんと指ゆび挥使。当とう时郭英えい的てき妹いもうと妹いもうと入にゅう宫做了りょう宁妃，郭かく英正ひでまさ准じゅん备上任にん，朱しゅ元もと璋あきら命いのち宁妃在ざい宫里举行宴会えんかい为他饯行，并赏赐白金きん二に十じゅう罂，马匹二に十じゅう匹ひき。郭かく英えい在任ざいにん时，安やす抚流亡ほろび，出で安やす民みん告示こくじ，对民众加以约束たばね，因いん而境内ない社会しゃかい秩序ちつじょ良好りょうこう。洪ひろし武たけ九きゅう年ねん（1376年ねん），郭かく英えい调往北平きたひら镇守，洪ひろし武ぶ十じゅう三さん年ねん被ひ召回，晋すすむ升ます为前ぜん军都督とく府ふ佥事。

洪ひろし武ぶ十じゅう四よん年ねん（1381年ねん），郭かく英えい跟从颍川侯こう傅でん友とも德とく进攻云うん南みなみ，与あずか陈桓、胡えびす海かい分ぶん道みち进攻赤水あかみず河かわ路ろ。当とう时连日び暴雨ぼうう，河水こうすい猛もう涨，郭かく英えい伐木ばつぼく做舟，趁黑夜よる渡河とか，拂はらい晓抵达元军营地ち，元もと军大惊，溃不成なり军，乌撒和わ阿おもね容よう等とう人ひと被ひ擒とりこ。攻おさむ克かつ曲きょく靖やすし、陆凉、越こし州しゅう、关索岭、椅子いす寨，大だい理り、金きむ齿、广南等地とうち降服こうふく，平定へいてい诸山寨。洪ひろし武ぶ十じゅう六ろく年ねん，郭かく英すぐる再さい次つぎ随ずい友とも德とく平定へいてい蒙こうむ化か、邓川，渡わたり过金沙江きむしゃこう，攻おさむ取と北きた胜、丽江。前ぜん后きさき杀一万まん三さん千せん余人よにん，俘二に千せん余人よにん，缴获精良せいりょう的てき战甲数すう万まん，战船一いち千せん多た艘そう。

洪ひろし武ぶ十じゅう七なな年ねん（1384年ねん），郭かく英すぐる被ひ封ふう为武定じょう侯こう，食しょく禄ろく二に千せん五ご百ひゃく石せき，给予世よ券けん。洪ひろし武ぶ十じゅう八はち年ねん，被ひ加か封ふう为靖海うみ将はた军，镇守辽东。洪ひろし武ぶ二に十じゅう年ねん，郭かく英えい跟从大将たいしょう军冯胜出で金山かなやま，纳哈出で投降とうこう，郭かく英すぐる被ひ晋すすむ升ます为征虏右副将ふくしょう军。又また随ずい蓝玉到いた捕と鱼儿海うみ。大だい军班师回朝あさ后きさき，赏赐非常ひじょう丰厚。郭かく英すぐる回かい到いた故こ乡休息きゅうそく。第だい二に年ねん，郭かく英すぐる被ひ召入京にゅうきょう城じょう，受命じゅめい操みさお练皇室しつ禁きん军。洪ひろし武ぶ三さん十じゅう年ねん（1397年ねん），副ふく征せい西にし将はた军耿炳文ぶん征せい战陕西にし，平定へいてい了りょう沔县叛军高福たかふく兴。等ひとし到いた部ぶ队回朝あさ，御ご史し裴承祖そ就以郭かく英えい私わたし养家奴やつ一百五十余人的罪名弹劾他，同どう时还告つげ郭かく英えい擅自杀官家か奴やつ男女だんじょ五ご人にん。然しか而朱元もと璋あきら不ふ予よ追究ついきゅう。佥都御ご史し张春等とう人ひと抓つめ住じゅう不ふ放ひ，朱しゅ元もと璋あきら只ただ好こう命いのち诸戚里さと大臣だいじん商しょう议郭英えい的てき罪状ざいじょう。议定上じょう报后，朱しゅ元もと璋あきら最さい终又宽容了りょう郭かく英すぐる。

建けん文ぶん年ねん间

建たて文あや时期，郭かく英えい参加さんか靖やすし难之役やく，随ずい耿炳文ぶん、李り景けい隆たかし讨伐燕つばめ王おう朱しゅ棣。白しろ沟河之の战中なか，朝あさ廷军战败，李り景けい隆たかし向こう南みなみ撤退てったい，郭かく英えい等とう向こう西にし撤退てったい。靖やすし难之役やく后きさき，郭かく英えい罢官回かい归故里さと。永えい乐元年がんねん（1403年ねん），郭かく英すぐる去さ世よ，终年六ろく十じゅう九きゅう岁。追つい封ふう营国公こう，谥号威い襄じょう。郭かく英えい对朋友ほうゆう很忠义，精通せいつう史し书，统率军队纪律严明，对朱元もと璋あきら十分じゅうぶん忠ちゅう诚。又また因いん为宁妃ひ的てき缘故，他た得え到いた的てき恩おん宠尤多た，这是诸功臣こうしん望もち尘莫及的。嘉よしみ靖やすし十じゅう六ろく年ねん（1537年ねん），配はい享とおる太ふとし庙。

子こ孙争斗と

郭かく英すぐる元もと配はい马氏无子，有ゆう庶子しょし十じゅう二に人にん。妾わらわ何なん氏し庶长子こ郭かく镇，尚なお明太めんたい祖そ之これ女おんな永えい嘉よしみ公主こうしゅ。妾わらわ严氏生せい庶次子じし郭かく铭，郭かく铭早逝，郭かく铭之妻つま徐じょ氏し将しょう二女献给皇家做妾，长女为明仁あきひと宗むね贵妃，永えい乐二に十じゅう二に年ねん（1424年ねん）八はち月がつ，仁ひとし宗そう登のぼり基はじめ，郭かく贵妃恃宠而骄，身み为郭贵妃之の妹いもうと的てき汉王朱しゅ高だか煦之これ妾わらわ郭かく氏し同どう样有不敬ふけい汉王妃ひ的てき记录， 因いん为两位い给皇室しつ做妾的てき女おんな儿，次子じし郭かく铭一房越过长子郭镇一房袭爵。郭かく贵妃授意对亲祖母そぼ严氏优待，使つかい仅为郭かく英えい妾わらわ室しつ的てき严氏以“营国公こう夫人ふじん”自じ居い，甚至对郭镇之妻つま永えい嘉よしみ公主こうしゅ不敬ふけい。十一月じゅういちがつ追つい封ふう郭かく铭为武定じょう侯こう，并令郭かく铭次子じし郭かく玹袭武定じょう侯こう，引发郭かく镇与郭かく銘めい两房此后百年多围绕着爵位的争斗。最さい终爵位い回かい到いた长子郭かく镇一房ぼう。

家庭かてい

参まいり见：武たけ定じょう侯こう

妻妾さいしょう

郭かく英すぐる元もと配はい马氏无子。有ゆう记录的てき妾わらわ室しつ有ゆう何なん氏し、严氏、高こう氏し、刘妙祥さち四よん人にん，共生きょうせい有ゆう五ご子し。其余儿子和かず女おんな儿的生母せいぼ均ひとし不可ふか考こう。

妾わらわ何なん氏し生せい庶长子こ郭かく镇，尚なお明太めんたい祖そ之これ女おんな永えい嘉よしみ公主こうしゅ，有ゆう一いち子し郭かく珍ちん。郭かく镇在郭かく英之ひでゆき前ぜん逝世。永えい乐年间，到いた郭かく珍ちん可か以承继武定てい侯爵こうしゃく位い的てき年とし龄时，这一爵位しゃくい已やめ“以事停とま袭”。

妾わらわ严氏生せい庶次子じし郭かく铭。建けん文ぶん帝みかど被ひ明成めいせい祖そ推翻后きさき，泗州向こう明成めいせい祖そ投降とうこう，郭かく铭自杀殉主ぬし。郭かく铭长女おんな郭かく氏し为明仁あきひと宗むね贵妃，次女じじょ郭かく氏し为汉王おう朱しゅ高だか煦妾わらわ。明仁あきひと宗そう登のぼる基もと当年とうねん，张皇后こうごう父兄ふけい和わ郭かく贵妃父兄ふけい同どう因いん“戚恩”受封。永えい乐二に十じゅう二に年ねん十じゅう一いち月がつ，明仁あきひと宗そう追つい封ふう郭かく铭为武たけ定じょう侯こう，并令郭かく铭次子じし郭かく玹袭武定じょう侯こう，郭かく英えい妾わらわ、郭かく玹母严氏受封“营国公こう夫人ふじん”。日にち后きさき，永えい嘉よしみ公主こうしゅ以“勋旧”之の义，要求ようきゅう其子郭かく珍ちん承うけたまわ袭武定てい侯爵こうしゃく位い，引发郭かく镇与郭かく銘めい两房此后百年多围绕着爵位的争斗。最さい终爵位い回かい到いた长子郭かく镇一房ぼう。

子女しじょ

子こ十じゅう二に人にん，女おんな九きゅう人にん。

• 长子，郭かく镇，母はは何なん氏し，尚なお永えい嘉よしみ公主こうしゅ。
  • 郭かく珍ちん，郭かく镇和永えい嘉よしみ公主こうしゅ之子ゆきこ。
• 次子じし，郭かく铭，母はは严氏，辽王府ふ典てん宝たから，追つい封ふう武たけ定じょう侯こう。妻子さいし徐じょ氏し为徐じょ達いたる堂どう姐あね妹いもうと。
  • 郭かく氏し，郭かく铭之女おんな，明仁あきひと宗そう贵妃。
  • 郭かく氏し，郭かく铭之女おんな，汉王朱しゅ高だか煦妾わらわ室しつ。
  • 郭かく琮，母はは徐じょ氏し，郭かく铭长子こ
  • 郭かく玹，母はは徐じょ氏し，郭かく铭次子こ，袭武たけ定じょう侯こう。
• 某ぼう子こ，郭かく镛，母はは严氏，中ちゅう军都督とく府ふ右みぎ都と督とく。
• 某ぼう子こ，郭かく鑑あきら，中ちゅう都と副ふく留守るす；
• 某ぼう子こ，郭かく钥，散ち骑舍人じん；
• 某ぼう子こ，郭かく铨
• 某ぼう子こ，郭かく锜（郭かく杞）
  • 郭かく武たけし
  • 郭かく愛あい
  • 郭かく理さとし
  • 郭かく登のぼる
• 某ぼう子こ，郭かく钰，母はは高だか氏し，赠尚宝たから司つかさ丞すすむ；
• 某ぼう子こ，郭かく钫，母はは刘妙祥さち，旗はた守もり卫指挥使。
• 某ぼう子こ，郭かく镔
• 某ぼう子こ，郭かく钢
• 长女，郭かく氏し，府ふ軍ぐん衛まもる指揮しき僉事藺い瑜妻
• 某ぼう女おんな，郭かく氏し，濟すみ寧やすし衛まもる指揮しき使し戈ほこ某ぼう妻つま
• 某ぼう女おんな，郭かく氏し，辽王朱しゅ植しょく妃ひ
• 某ぼう女おんな，郭かく氏し，府ふ軍ぐん衛まもる指揮しき僉事趙ちょう斌あきら妻つま
• 某ぼう女おんな，郭かく氏し，郢王朱しゅ栋妃ひ
• 某ぼう女おんな，郭かく氏し，金吾きんご右みぎ衛まもる指揮しき同どう知ち范聚妻つま

参まいり见

• 明太めんたい祖そ第だい五ご次じ北きた伐き
• 明太めんたい祖そ第だい六ろく次じ北きた伐き

貴族きぞく爵位しゃくい和わ頭あたま銜（中国ちゅうごく明朝みんちょう）
前任ぜんにん者しゃ： —	武たけ定じょう侯こう 1384–1403	繼つぎ任にん者しゃ： 郭かく玹