莫友芝しば

《清きよし代だい学者がくしゃ像ぞう传》第だい二に集しゅう，莫友芝しば像ぞう

莫友芝しば（1811年ねん6月がつ24日にち—1871年ねん10月がつ27日にち），字じ子こ偲しのべ，自じ號ごう郘亭，又また號ごう紫むらさき泉いずみ。獨どく山さん翁おう奇き兔うさぎ場じょう上じょう街がい布ぬの依よ族ぞく人ひと。與あずか鄭てい珍ちん並稱へいしょう為ため「西南せいなん巨儒きょじゅ」。精せい於文字訓じくん詁之學がく。

生平おいだいら

清せい嘉よしみ慶けい十じゅう六ろく年ねん（1811年ねん），五月初三時生於貴州獨山州（現げん獨どく山縣やまがた）城北しろきた三さん十じゅう里さと的てき兔うさぎ場じょう（現げん名めい為ため影山かげやま鎮）上うえ街がい。嘉よしみ慶けい四よん年ねん舉進士し莫與儔第だい五ご子し，三さん歲さい識字しきじ，七なな歲さい讀《毛もう詩し》、《尚書しょうしょ》。

道みち光こう八はち年ねん（1828年ねん），考かんがえ取ど秀才しゅうさい。道みち光こう十じゅう一いち年ねん（1831年ねん）舉人，后きさき屢試不ふ第だい，客きゃく居きょ曾國藩はん幕府ばくふ。與あずか遵義鄭てい珍ちん齊ひとし名めい，並称へいしょう“西南せいなん巨儒きょじゅ”。張ちょう裕ひろし釗說せつ：“子こ偲しのべ之の學まなべ，於蒼雅みやび、故こ訓くん、六經りくけい、名物めいぶつ、制度せいど，靡所不ふ探さがせ討。旁つくり及金石せき目錄もくろく家か言げん之の說せつ，尤ゆう究極きゅうきょく其奧頤，疏導源流げんりゅう，辨べん析正僞にせ，無む銖寸差さ失しつ。所爲しょい詩し及雜文ざつぶん，皆みな出で於人人じん，而天詩し治之はるゆき益えき淇深。又また工こう真しん行ぎょう隸篆書しょ，求もとめ者しゃ肩かた相しょう於門。”

道みち光こう二に十じゅう一いち年ねん（1841年ねん）撰せん成なり《遵义府ふ志こころざし》48卷かん，“精せい炼而无秕，周密しゅうみつ而罔遗”，梁りょう启超誉ほまれ为“天下あもり府ふ志こころざし中ちゅう第だい一いち”。主しゅ讲遵义湘川书院。

同どう治ち四よん年ねん（1865年ねん），定てい居きょ金きむ陵りょう。八はち年ねん冬ふゆ，湖北こほく巡じゅん撫なで何なん璟及學がく使し張はり之の洞ほら在ざい武たけ昌あきら創建そうけん文ぶん昌あきら書院しょいん。

同どう治ち九きゅう年ねん（1870年ねん），任にん扬州书局主ぬし校こう刊かん。春はる到いた武たけ昌あきら，謝絕しゃぜつ了りょう擔任たんにん文ぶん昌あきら書しょ院主いんじゅ講こう的てき相しょう邀。返かえし回かい金きん陵りょう後ご，得知とくち長子ちょうし彝つね孫まご已やめ于半月がつ前まえ病びょう故こ，年ねん僅28。致使精神せいしん上じょう受到極大きょくだい的てき打擊だげき。

同どう治ち十じゅう年ねん（1871年ねん），至いたり揚あげ州しゅう、興きょう化か尋ひろ找文ぶん宗むね、文ぶん匯兩閣かく被ひ焚後散ち失しつ的てき圖書としょ，秋あき突感風ふう寒かん，高こう燒やき不ふ退すさ，九月十四日末時卒於舟中，年ねん六ろく十じゅう一いち岁。逝後靈れい樞くるる暫停金きん陵りょう莫愁湖畔こはん，曾國藩はん等とう友人ゆうじん親おや到いた靈前れいぜん祭さい奠。次つぎ年春としはる，弟おとうと祥さち芝しば辭去じきょ江こう寧やすし縣令けんれい，偕侄兒じ繩なわ孫まご扶樞親おや送おく到いた遵義青山あおやま歸き葬そう。

著述ちょじゅつ

著しる有ゆう《声こえ韵考略りゃく》4卷かん、《过庭碎录》12卷かん、《宋そう元もと旧きゅう本ほん书经眼め录》3卷かん、《附ふ录》1卷かん、《樗ぶな萌もえ谱注》1卷かん、《亭ちん书画经眼录 》4卷かん、《古こ刻こく钞》、《唐から写本しゃほん说文木部きべ笺异》、《亭ちん诗钞》、《亭ちん遗诗》、《亭ちん遗文》、《影山かげやま词》、《资治通どおり鉴索引さくいん》等とう。

其次子じし莫繩孫まご編へん有ゆう《郘亭知見ちけん傳でん本書ほんしょ目め》，可か說せつ是ぜ補ほ邵懿辰たつ《四よん庫こ簡明かんめい目錄もくろく標注ひょうちゅう》之の不足ふそく。

參考さんこう書目しょもく

• 張ちょう裕ひろし釗：《莫子偲しのべ墓はか志こころざし铭》
• 《清史きよし稿こう》卷まき四よん八はち六ろく《文苑ぶんえん傳でん三さん》莫與儔傳附ふ友とも芝しば傳つたえ
• 《清きよし代だい樸しらき學がく大師だいし列傳れつでん·校勘こうかん目錄もくろく學がく家か列傳れつでん第だい十じゅう九きゅう》